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多角的な視点の意味は?言い換えや対義語と多面的な視野を養う方法も

更新:2021.04.16

多角的な視点という言葉の意味は、多くの方面を見る視野広さを表わす言葉です。多面的な視点と言い換えることもできます。対義語や多角的な視点があることのメリット、デメリットを紹介します。また多角的な視点を養う方法も合わせて紹介しますので参考にしてください。

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多角的な視点の意味は?

多角的の意味は「多くの方面にあるようす」

多角的は「たかくてき」という読み方をします。多角的は「多くの方面にあるようす」「いくつかの方面にわたっているようす」という意味があります。ひとつの限った物やある一か所を表わすのではなく広い範囲のことを示す言葉です。

多角的な視点の意味は「多くの方面から物事を見ること」

多角的な視点は「たかくてきなしてん」と読みます。多角的な視点の意味は「多くの方面から物事をみること」「広い視野をもって物事を観たり判断すること」です。

「多くの方面、いくつかの方面にわたってあるようす」という意味がある多角的に、「物事を考えたり見たりする立ち位置」「視線の注ぐ場所」という意味がある視点という言葉がついた言葉です。ひとつの物事にとらわれず、広い範囲で物事を考えることを表わすときなどに使われる言葉になります。

多角的な視点は自分が今いる場所だけではなく多くの方向を見る必要があります。似たような言葉に決められた立場にとらわれずに、自分から離れた場所から物を考えたり見るという意味がある客観的という言葉があります。下の記事で客観的な人の視点を紹介しています。参考にしてください。

多角的な視点の言い換えは?

多角的な視点の言い換え①「多面的な視点」

多角的な視点の言い換え1つ目は「多面的な視点」という言葉が使えます。多面的な視点は「ものの見方や考え方をいろいろな方面から見ること」という意味がある言葉です。様々な角度から物事を見る多角的な視点と、様々な側面から物事を見る多面的な視点という意味に微妙な違いがある言葉です。


ひとつの限られた物や自分が立っている一か所だけに目を向けるのではなく、自分が立っている場所から見える広い範囲のことを示す言葉として同じような意味があると考えられます。下で多面的な視点を使った例文を紹介しますので参考にしてください。

多角的な視点の言い換え「多面的な視点」を使った例文

  • この建造物は作者の多面的な視点からできたものだと考えられます。
  • 考えに行き詰った時ほど多面的な視点の必要性がわかります。

多角的な視点の言い換え②「広い視野」

多角的な視点の言い換え2つ目は「広い視野」という言葉が使えます。広い視野は「同じ方向からだけではなく見渡せる全ての方向から物を見ること」という意味がある言葉です。よく「広い視野で物事を考えなさい」という言葉などで使われます。

自分の近くやすぐ目の前に見えることだけで考えるのではなく、あらゆる角度方面から物を見る必要さを伝えるための言葉です。下で広い視野を使った例文を紹介しますので参考にしてください。

多角的な視点の言い換え「広い視野」を使った例文

  • この商品が売れないのはなぜなのかを広い視野に立って考えてください。
  • 数年前に今のように広い視野で物事を考えることができたら人生が変わっていたかもしれません。

多角的な視点の対義語は?

多角的な視点の対義語①「視野が狭い」

多角的な視点の対義語1つ目は「視野が狭い」という言葉です。視野が狭いは「ある決まった同じ方向からしか物を見たり考えたりしないこと」「見渡せる範囲が狭いこと」「見える範囲に限りがありその幅が狭いこと」という意味があるので多角的な視点の対義語になります。

実際に目に見えているものだけではなく、いつも決まった考え方や行動しかできない、しない人に対しても使うことができる言葉です。視野が狭い人にはどのような特徴があるのでしょうか?下の記事で視野が狭い人の特徴や改善法を紹介しています。自分は視野が狭い人なのかをチェックしてみましょう。


多角的な視点の対義語「視野が狭い」を使った例文

  • 偏った考え方しかできない特徴がある人は、視野が狭いのかもしれません。
  • 新しい考えが思いつかないのは視野が狭いからだと助言してくれました。

多角的な視点の対義語②「狭量」

多角的な視点の対義語2つ目は「狭量(きょうりょう)」という言葉です。狭量は「人を受け入れるための気持ちや心が狭いこと」「自分と異なる考えを受け入れられないこと」「ひとつの考え方にとらわれてしまうこと」という意味があるので多角的な視点の対義語になります。

人の助言や意見に耳を傾けることを拒否し、批判や忠告をされても反省することはなく機嫌が悪くなるだけの人を「狭量な人」と表わすことができます。

多角的な視点の対義語「狭量」を使った例文

  • 同僚の言動を目にすると、あまりもの狭量さにあきれてしまいます。
  • 上司が狭量でいる限りは、部下は誰1人心を開くことはしないでしょう。

多角的な視点のメリットは?

多角的な視点のメリット①「危機管理能力が高い」

多角的な視点のメリット1つ目は「危機管理能力が高い」ということです。多角的な視点で物事をとらえることができると、あらゆる場面でのシチュエーションや先に起こるかもしれないトラブルを頭に入れて物事を考えることができます。

うまくいった場合や失敗した場合など両方の対応を前もって考えているので、予期せぬことが起こっても慌てふためいてパニックになることがありません。常に想定外のことが起こった場合の対処方法も考えて行動できる人です。

危機管理能力が高い人とない人にはどのような違いがあるのでしょう。自分は危機管理能力が高いと思っていても実際はそうではないかもしれません。下の記事で危機管理能力があるのかを知ることができます。ぜひ参考にしてみてください。


多角的な視点のメリット②「冷静な判断ができる」

多角的な視点のメリット2つ目は「冷静な判断ができる」ということです。広い視野をもって物事を観たり判断することができると、ひとつの決まった考えに頭が支配されることがありません。自分の考えがひとつにまとまって決まっていたとしても、他の意見も素直に聞くことができます。

他者の意見を聞いたうえでどちらが良いのか冷静に判断する心の余裕があります。常にあらゆる視点から物事を見て考えているのでどの方法が適しているのかを判断できます。気持ちに余裕があるので冷静に判断できるのです。

多角的な視点のデメリットは?

多角的な視点のデメリット①「行動が遅い」

多角的な視点のデメリット1つ目は「行動が遅い」ということです。ひとつのことを考えるにしてもあらゆる角度や方向からまずはリサーチして、それから行動にうつすので思い立ったら即行動ということはありません。

例えば、黒い靴を買いたいと思うとします。だいたい頭の中でイメージした靴を見つけ買うと思いますが、その靴の履き心地やヒールの高さ素材、使えるシーン、ブランドなど全ての角度から考えてこれだという靴を買うので手に入るまで期間が長くなります。

それだけこだわって手に入れた靴なので後から後悔することがないのはよいことなのですが、周りの人から見ると全ての行動が遅いなという印象を持たれてしまいます。

多角的な視点のデメリット②「消極的になりがち」

多角的な視点のデメリット2つ目は「消極的になりがち」ということです。あらゆる角度の広い視点から物事を観たり判断するので、考えがなかなかまとまらないことがあります。また、これがいいと直感で感じても本当にいいのかを他の角度からも考えてみようと思います。

すぐには物事を判断して決められないので積極的に行動を起こしたり、積極的に自分の意見をすぐに言うということがありません。慎重な考えが消極的な行動へとつながってしまいます。

多角的な視点を養う方法は?

多角的な視点を養う方法①「知識をつける」

多角的な視点を養う方法1つ目は「知識をつける」ということです。あらゆる角度や多くの方向を見るためには、たくさんの考えと知識が必要になってきます。ただ広い範囲を見ればいいのではなく、広い範囲の中にある疑問や重要性に気が付かなければなりません。

たくさんの知識があると、何かが隠されている場面にもすぐに気が付くことができてどうすればいいのかの対処方法もすぐに考え付きます。

多角的な視点を養う方法②「経験を積み重ねる」

多角的な視点を養う方法2つ目は「経験を積み重ねる」ということです。多くの経験をすることでたくさんの学びと気づきがあります。経験がなければ気が付かないこともたくさんあります。反対に経験していたからこそ他の人にはわからなかったのに、自分はすぐにわかったということもあります。

経験を積み重ねることで、あらゆる方向から物事をみることの大切さもわかってくるでしょう。人生経験が豊富な人というのは年齢には関係ありません。若くても人生経験が豊富な人もいます。その人にはどのような特徴があるのでしょうか。下の記事で詳しく紹介していますので参考にしてみてください。

多角的な視点養い楽しく過ごしましょう

多角的な視点の意味と使い方はおわかりいただけましたか。物事には決まりがありますがその決まりの中であらゆる方向から考え判断することが大切です。ひとつの考え方に縛られずに多角的な視点を養うことで毎日をもっと楽しんでください。

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