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挨拶しない・できない人の心理は?上司が挨拶の返事をしないのは意地悪?

更新:2019.06.21

挨拶しない人、あなたの周りにもいませんか?子供の頃には誰もが出来ていた挨拶なのに、大人になるとできない人が現れる不思議。あの人が挨拶しない心理は何?なぜあの上司は無視するの?彼らの心理を覗きながら、挨拶の必要性をもう一度振り返ってみましょう。

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挨拶しない・できない人の心理5選

1.自分から声をかけられなくて挨拶しない

緊張

挨拶しない人の心理1つ目は、会話が苦手で自分から声をかけられないということです。会話を好まない人は、挨拶をしない人の代表例です。挨拶をしない人の中で多くみられるのは、コミュニケーションが苦手なタイプの人です。そしてコミュニケーションが苦手な人は、自分から声をかけることをためらってしまいます。

挨拶して無視されたらどうしよう、うまく声がでなかったらどうしよう、失敗したら恥ずかしい!そんな不安が先走ってしまい、結局挨拶しないという選択に陥るのです。このタイプの人は、ただ単に人と話すことが苦手で挨拶できないだけです。

そのため仲良くなると自然と挨拶できるようになります。このタイプの人が周りにいる場合は、相手が慣れるまであなたから挨拶してあげてください。自分がこのタイプだ!と思う場合は、「挨拶してくる人を嫌いになる人はいない」ということをよく覚えていてくださいね。

2.タイミングをはかれない

タイミング

2つ目の挨拶しない人の心理は、タイミングをはかれないということです。こちらもコミュニケーションが苦手な人が陥りやすい心理です。相手が遠くに目線を向けていたり、何かをしている様子だったりすると、「声をかけたら悪いかな」「自分に気づいてないかな」と思い挨拶しないのです。

この心理を持っている人は相手の心境を読もうとして挨拶をしないので、意地悪で挨拶をしないわけではありません。これは自分だなと思う人は、一度思い切って相手の状況など無視して「おはようございまーす」と明るく言ってみると、案外すんなり返事が返ってきたりすることもあります。

コミュニケーションは意識すれば確実に上手になれるものです。苦手だと感じている人は、少しの意識で各段に印象良く挨拶できるようになりますよ。

3.相手が怖くて挨拶できない

怖い人

3つ目の挨拶しない人の心理は、相手を「怖い」と思っていることです。特定の苦手な人に積極的に声をかけていける人はなかなかいないですよね。表情もむすっとしていていつも怒っているみたいだし、もしかしたら自分は嫌われているのでは?なんて感じるとなおさら、挨拶しない方がいいと思ってしまいます。

上司や先輩に対して挨拶しない、という人が周りにいれば、この心理のせいかもしれません。これは挨拶しない本人だけではなく、相手にも問題があることが多いでしょう。

4.必要性を感じないから挨拶しない

一人で

4つ目の挨拶しない人の心理は、挨拶の必要性を感じていないことです。仕事さえちゃんとやっていれば挨拶する必要性はないと思っています。こちらの心理を職場で見る時は、新人や若い人に多いのではないでしょうか。というのも、先輩になり後輩を指導する立場になると、おのずと挨拶の必要性も理解してくるものです。

組織で働くうえで、挨拶は仕事を円滑に進めるためのキーになり得ます。どんな仕事にも人との信頼関係は不可欠。それを実感するようになったら、挨拶の必要性もわかってくるのではないのでしょうか。できない後輩への挨拶の必要性や仕方を含むマナー指導も、先輩の大変な仕事ですね。


5.相手から挨拶してくるだろうと思っている

上司

5つ目の挨拶しない人の心理は、相手から挨拶してくると思っていることです。こちらは上司や先輩と呼ばれる立場になるとこの心理が出てきてしまう人がいます。自分から挨拶すべきではないと考え、相手から挨拶してくるのを待っているのです。そうすることで自分が優位であることを確かめたい、という心理が働いています。

意識的にも無意識にも、そう思っている人に対して相手は良い感情を抱くことはありません。プラスになることは何もないので、立場関係なしに挨拶していける大人になりたいものですね。

あの上司が挨拶しない・無視する理由5選

1.上司からは挨拶しない!部下からすべきだと思っている

先輩たち

上司が挨拶しない理由1つ目は、部下から挨拶すべきと思っていることです。このようなタイプの人は自分の上司や先輩には自分から挨拶をしにいきますが、部下に対しては相手からの挨拶を待っているのです。ここで部下から挨拶しないと「挨拶もできないのね」なんてお小言が出てくることもあります。

目上の人に対しては目下の人から挨拶するのが礼儀ではあります。けれどそれを考え実行するのは目下の人である部下自身で、上司が強制するものではありません。挨拶できない部下に意地を張って挨拶しない上司より、自分から挨拶しにいける上司はコミュニケーションがとりやすく、自然と部下からの信頼も厚いものです。

もしあなたの職場にこんな上司がいる場合は、「コミュニケーションが下手なんだな」と思いながらあなたから挨拶していきましょう。反面教師にしてしまえば、あなたはもっと素敵な上司・先輩になれるのですから。

2.必要性は分かってる!聞こえないだけ

悩み

挨拶しない人の次の理由は、単純に聞こえなかったという時です。「そんなことってある?」と思うかもしれませんが、意外とあるのです。特にシャイな人が挨拶をしたとき、頑張ったにも関わらず声が小さかったり、全く別方向を向いているときに挨拶したりすると、その音を「挨拶」と認識できない場合があります。

決して意地悪で無視しているわけではないのですが、返事がないと悲しくなりますよね。そんな頑張りを無駄にしないために、声質に注意してみるのも有効です。

3.無視ではない!何かに夢中

仕事中

上司が挨拶しない3つ目の理由は、仕事や考え事に夢中になっているということです。何かに夢中になっていると、まわりの音が耳に届かないことってありますよね。挨拶をしたけど返事がなかった時に、ぼーっとしているようだったり思案顔をしているようだったら、この可能性が大きいです。


そんな時はもう一度挨拶をするのもいいですし、真剣そうな場合はそっとしておくのもいいでしょう。「そんなに真剣に、何を考えているんですか?」なんて声をかけるのも、挨拶代わりになることもあります。意地悪で無視しているわけではないので、苦手意識を持たずにまた挨拶しにいってみましょう。

4.上司に何か言い忘れている

失敗

上司が挨拶しない4つ目の理由は、部下が他に言うべきことを忘れているという時です。これは意図的に無視しているパターンで、上司が怒っていることもしばしば。怒っている原因があなた自身であれば、挨拶すら無視されてしまうかもしれません。といっても、無視するというのは何とも大人げない方法ではありますが。

上司に何か報告し忘れていることはありませんか?もしかしたらあなたのミスを知らないうちに上司がカバーしてくれていたのかもしれません。明らかに無視されているな、でも理由が思い当たらない…と思ったときは、周りの人に理由を聞いてみるのもひとつの手です。もし自分に落ち度があれば、素直に謝りに行きましょう。

5.あの人が気に入らない!厄介な嫉妬の心理

なぜ

次の挨拶しない理由は、嫉妬です。人は何となく自分より若い人に嫌な感情を抱くことがあります。それは必ずしも若さへの執着ばかりではなく、若いが故に至らない所や危なっかしい所が目に付いたりするからかもしれません。若い人をいじめるのは「お局様」のようなイメージがありますが、そこまで露骨でないこともあります。

嫉妬というほどはっきりした感情を自覚しているわけではないかもしれません。これは仕方のないことで、最初から「私は自分より年下に嫉妬なんかしたことない!」と言える人は稀です。人はそうした経験を得て大人になっていくものです。そのためもし上司がこれに当てはまる場合、お互いに少し時間が必要です。

挨拶しない上司に返事をしてもらうようになるにはどうしたらいいかは、次の項で説明しますね。なお、この嫉妬の心理は決して女性上司だけでなく、男性上司でも当てはまることはあります。

挨拶しない・無視するあの人への対処法5選

1.周りの人に無視される理由を聞いてみる

退屈な会議

挨拶しない人への対処法1つ目は、周りの人に理由を聞くことです。意地悪されようが無視されようが全く気にならないわ!と言えるほど心が強い人なら別ですが、大抵の人は無視されると「自分は嫌われている?何かしてしまった?」と不安に思うこともあるはずです。そんな時は客観的な視点がとても有効です。

明確な理由があるなら対処の仕方もわかりますし、明確な理由などなく「みんなに対してあんな感じだよ」と言われるのなら自分に落ち度がないこともわかって一安心できます。次の対策に移りましょう。

2.挨拶しない人にも有効!名前を呼んで挨拶する

笑顔

2つ目の対処法は、名前を呼ぶことです。こちらから挨拶しても返事をしない人に対しては、「〇〇さん、おはようございます」と名前をつけて挨拶するのが有効です。名前を呼ぶことで、私はあなたに向かって挨拶していますという意思表示ができます。すると相手も返事をする必要性を感じ、反射的に挨拶を返してくるのです。

また人は自分の名前には敏感に反応するので、「何かに夢中で声をかけられたことに気づかなかった」「違う方向を見ていて分からなかった」というパターンも回避することができます。名前を呼ばれるとなかなか無視できないのが人間の心理ですので、どんどん活用してくださいね。


3.心理戦!無視できないくらい積極的に行く

積極的

挨拶しない人への対処法3つ目は、思いっきり積極的になることです。手の視界に思いっきり割り込んで、笑顔で声をかけにいきましょう。多少勇気は必要ですが、大げさなくらいが良いです。こちらはできる人・できない人の意見が分かれるかと思いますが、自分に嫉妬など嫌な心理を持っている人に対して有効に働く手段です。

最初は気に入らない人だと思っていたけど、めげずに向かってくる姿を見て心を許すようになった…こんな話は漫画の世界にだけ起きるものではありません。自分に笑顔を向けてくる人に対して、いやな感情はそう続かないものです。反対の立場に立って考えてみると、頑張って挨拶してくる後輩にはつい返事をしそうですよね。

4.あの人が挨拶しないのは仕方ない!割り切ってしまう

気にしない

4つ目の挨拶しない人への対処法は、割り切ることです。どんな方法を試しても挨拶しない人には、もう仕方ないと割り切りましょう。それ以上あなたの精神をすり減らす方が危険な場合もあります。挨拶の必要性は重々わかっているけれど、あの人は挨拶しないし返事もできないらしい、と割り切ってしまうことです。

そして挨拶の必要性をよく分かっているあなたはそうなることのないよう、他の人との挨拶を大切にしてください。また挨拶しないあの人とは、挨拶以外のところでコミュニケーションを図れるといいですね。

こちらの記事は挨拶に限らず無視してくる人の心理を説明しているので、参考にしてみてください。あなたに合う対策も見つかるかもしれません。

5.毎日挨拶すれば返事してくれるようになる

挨拶

最後の対処法は、挨拶しない人に対して毎日挨拶をし続けることです。これはコミュニケーションが苦手な人に対して有効です。ここのタイプの人は意地悪で無視しているわけではなく、ただ単にコミュニケーションを苦手としているだけなので、こちらから挨拶しつづけるといずれ相手からも挨拶してくれるようになります。

なぜかというと、こちらから挨拶するということは相手を認めている・受け入れているという意思表示になるからです。そのため相手も「この人は挨拶してもきちんと返してくれるだろうな」と安心感を覚え、声をかけやすくなります。最初のうちは頷くだけだったりするかもしれませんが、気にせず毎日挨拶を続けてみましょう。

挨拶しない人は周りからどう見られている?

態度が悪い人

いやな人

挨拶しない人は態度が悪い人と見られています。なんといっても挨拶は人間関係の基本です。挨拶しない人はコミュニケーションをとることを拒んでいるように見え、特に偉そうにしているわけでなくても態度が悪いという印象を周囲に与えてしまいます。

コミュニケーションはキャッチボールに例えられますよね。こちらが投げたボールを意図的に無視する人・拒む人は、ボールを投げた側からするととても態度が悪い人に見えます。いくら仕事ができる人だったとしても、人としての信頼を得ることは難しいでしょう。

意地悪な人

意地悪

特定の人には挨拶しない・明らかに無視している人は、周りからも意地悪な人に見えるでしょう。態度が悪いという表現は後輩や部下に対してよく使われるのに対し、意地悪な人という表現は上司・先輩によく当てはまるかと思います。

もしあなたの周りに意地悪な先輩・上司だなと感じる人がいたら、その人の挨拶を思い浮かべて見てください。「自分から挨拶しない人だな」「挨拶の返事もそっけないな」という印象はありませんか?

挨拶は人の印象を左右する大事な要素です。笑顔で明るい印象を持たれたいものですね。そしてそんな意地悪な人に対しては、ぜひ大人の対応をしましょう。

そもそも挨拶の必要性とは?

仲間であることの意思表示

仕事仲間

生活の中で、特に仕事の上で挨拶は、仲間であること・仲間になろうとすることの意思表示として無意識に使われています。研修などで挨拶の必要性について教えられた人はいるかもしれませんね。人間は集団で生活する生き物です。そのため相手が敵か味方かを見分ける能力を自然と身に着けてきました。

挨拶をすることで相手と人間関係を築こうという意思があること、そして相手を受け入れる準備ができていることを伝えているのです。そして社会で働く上では、挨拶できることが基本的なコミュニケーション能力を持っていることを示していることにもなります。

会話緩衝材としての役割も

握手

仕事相手との取引の時、仲間同士での相談の時、会っていきなり本題から入るのは唐突すぎます。そこでまずは挨拶することにより、会話をするための準備をお互いにしているのです。

人間は機械ではないため、心理的なやり取りが不可欠です。それに大きな役割を果たしているのが挨拶です。私たちは仕事の内容以前に、挨拶を通して心理的なやりとりをして人間関係を築いていっています。いくら仕事ができても挨拶の必要性を理解していない人は、大きな損をしているといえるでしょう。

また私たちは挨拶や会話などの言葉を用いたコミュニケーションの他に、言葉に頼らないコミュニケーションも無意識に重視しています。意識してみるとさらに良い人間関係が作れるのではないでしょうか。

挨拶は信頼への第一歩

人柄の誠実さは、挨拶にも表れます。きちんと挨拶ができる人は、人からの信頼も得られやすいものです。挨拶しないことで得られるメリットはありません。

なお人間関係において挨拶と同じくらい大事なのが感謝の言葉です。以下の記事では感謝伝える方法について詳しく説明されていますので、参考にしてください!挨拶を上手に使いこなして、良好な人間関係の中で仕事ができたらいいですね。

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