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雀のことわざ9選!雀のつく言葉・格言は?海外・英語の慣用句も!

更新:2019.06.21

雀のことわざについてご紹介しています。雀がつく言葉や格言、慣用句にはどんな種類があるのでしょうか。また、海外の慣用句についてもあわせてご紹介しています。世界では、雀はさまざまな意味で用いられています。ぜひ参考になさってください。

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雀のことわざについて!どんな時に使えるの?

雀のことわざ・言葉を使うシーン①つまらないものとして用いられる動物

雀のことわざを使うシーンの1つ目は、役に立たないものを揶揄するという場面です。雀はことわざの中では、役に立たないものや取るに足らないものを象徴する動物として用いられることが多い生き物です。そのことから、「雀の糠よろこび」ということわざや、「雀網で雁」という言葉が生まれています。

雀のことわざ・言葉を使うシーン②雀は小さいものとして用いられる動物

雀のことわざを使うシーンの2つ目は、小さいものを揶揄するとい場面です。雀はとても小さいものの象徴として用いられる動物です。

しかし、結局のところ小さいものをつまらないものや、取るに足らないものとして用いているという意味が強いと言えるでしょう。「雀の涙」という慣用句などは、この意味として用いられています。

このようなことわざや慣用句は、昔の人々の日常や生活から生まれてきた貴重な言葉です。そのような美しい日本の言葉を、次の記事でご紹介しています。どんな美しい言葉が挙げられるのでしょうか。ぜひ参考になさってください。

雀のことわざ・慣用句9選!有名ランキング9位〜7位

雀のことわざ・慣用句|9位:雀の小躍り

雀のことわざ・慣用句第9位は、「雀の小躍り」です。雀は、ぴょんぴょんとはねるように移動します。それが躍っているように見えることから、言われるようになった慣用句です。

また、「欣喜雀躍(きんきじゃくやく)」という言葉がありますが、これはこの「雀の小躍り」と同じ意味を持っている言葉で、踊りたくなるほど喜ぶことの例えとして用いられます。


雀のことわざ・慣用句|8位:雀の糠よろこび

雀のことわざ・慣用句第8位は、「雀の糠よろこび」です。米が好きな雀が糠を見つけて、米があるだろうと喜んだが、結局米はなく無駄に喜んでしまったということを意味しています。

昔は、今のように稲作の技術が発達しておらず、雀による米の被害がとても深刻でした。そのため、雀が米好きであるという事実今よりも広く知られていました。

雀のことわざ・慣用句|7位:雀おどして鶴失う

雀のことわざ・慣用句第7位は、「雀おどして鶴失う」です。雀を捕まえようとして鶴を逃がしてしまうことを意味しています。つまり、小さいことに時間を割いてかかりきりになってしまったことで、全体が失敗に終わってしまうことを例えて用いられています。

雀のことわざ・慣用句9選!有名ランキング6位〜4位

雀のことわざ・慣用句|6位:雀網で雁

雀のことわざ・慣用句第6位は「雀網で雁」です。雀を捕まえる網で、雁を捕まえてしまうという例えです。つまり、考えてもみない幸運や、起こり得ないことの例えとして用いられます。ここでも、雀はつまらないものや取るに足らないものの象徴として用いられていることが分かります。

雀のことわざ・慣用句|5位:門前雀羅を張る

雀のことわざ・慣用句第5位は、「門前雀羅(もんぜんじゃくら)を張る」です。「雀羅」とは、雀を捕まえる網のことです。家の前に雀を捕まえる網を張って捕まえられるくらいの数の雀がいることをあらわしています。


つまり、雀ばかりが大勢いて、人が訪れる気配がまったくないという、家が閑散としているという状況をあらわす例えとして用いられています。

雀のことわざ・慣用句|4位:雀海中に入って蛤となる

雀のことわざ・慣用句第4位は、「雀海中に入って蛤(はまぐり)となる」です。これは古代の中国で信じられていた逸話から来ている言葉です。

秋になると雀が海のそばで戯れることから、冬は雀が海の中で蛤になると信じられていました。そのことから、ものごとがうつろい変化していく様子を例えて、用いられる言葉です。

雀のことわざ・慣用句9選!有名ランキング3位〜1位

雀のことわざ・慣用句|3位:雀百まで踊り忘れず

雀のことわざ・慣用句第3位は、「雀百まで踊り忘れず」です。雀は生まれてから死ぬまで、小躍りするように飛び跳ねることをやめません。そのことから、人もギャンブル癖や浮気癖などの悪い癖は、死ぬまで抜けることがないということを揶揄しています。ネガティブな意味合いとして用いられることわざです。

雀のことわざ・慣用句|2位:雀の千声鶴の一声

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雀のことわざ・慣用句第2位は、「雀の千声(せんこえ)鶴の一声」です。これは、雀のようなつまらない人が小言をたくさん口にするよりも、鶴のようなしっかりした人がたった一言言うだけで、ものごとは大きく動くということの例えです。

「鶴の一声」はよく使われる慣用句です。しかし「雀の千声鶴の一声」として使うことができたら、より具体的な現実描写ができるでしょう。

雀のことわざ・慣用句|1位:雀の涙


雀のことわざ・慣用句第1位は、「雀の涙」です。これはだれでも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。雀はとても小さな鳥です。その雀の目から流れる涙は、本当に取るに足らないくらいのわずかな量です。そのことから、ほんのわずかなことを示す言葉として用いられるようになりました。

ほんのわずかなお金や、ほんのつかの間の幸せなど、少なくて取るに足らない質や量という、ネガティブな意味合いとして用いられることが多い例えです。

番外編|海外の雀がつくことわざ・慣用句・格言4選!

海外の雀がつくことわざ・格言①手の中の雀は森の中の鹿より良い

海外の雀がつくことわざ・格言の1つ目は、「手の中の雀は森の中の鹿より良い」というリトアニアのことわざです。劣った取るに足らない小さなものであっても、いくら優れているからと言え不確実なものよりはまだましであるということを例えて用いられています。

ほかにも「手の中のスズメの方が屋根の上のハトよりまし」というエストニアのことわざや、「枝の上のハトより手の中の雀」というセルビアのことわざも同じような意味を持っています。このように東欧諸国や中央アジア付近で、雀を用いたことわざが多く残っています。

海外の雀がつくことわざ・格言②古雀は籾がらにはだまされない

海外の雀がつくことわざ・格言の2つ目は、「古雀は籾がらにはだまされない」というロシアの言葉です。これは、長く経験を積んでいる人は、偽物を手に取ることはないという意味です。

日本では雀は小さいものや、つまらないものとしてネガティブに用いられることが多いですが、このロシアの言葉は雀のことをもっと人に親しみがある存在として用いていることが分かります。世界のほとんどの国で雀はネガティブな意味合いで用いられることが多く、この例は非常に珍しいパターンであると言えるでしょう。

次の記事では、「古雀は籾がらにはだまされない」に代表されるようなロシアのことわざについてご紹介しています。ロシアではどんな言葉が日常的に使われているのでしょうか。ぜひ次の記事を参考になさってください。

海外の雀がつくことわざ・格言③一週間雀でいるより一日鷹でいる方がいい

海外の雀がつくことわざ・格言の3つ目は、「一週間雀でいるより一日鷹でいる方がいい」というルーマニアの言葉です。雀よりも鷹が強くて、えらいものとしていることの例えで、より強く、よりえらい立場のほうがいいということを例えて用いられています。

海外の雀がつくことわざ・格言④燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや

海外の雀がつくことわざ・格言の4つ目は、「燕雀安んぞ鴻鵠の志を知らんや(えんじゃくいずくんぞこうこくのこころざしをしらんや)」という史記の言葉です。「燕雀」は小さな鳥、「鴻鵠」は大きな鳥の意味として用いられています。

その意味から、低い立場にいる人には、高い立場にいる人の気持ちは理解できない、ということを意味している言葉として用いられます。ここでも、雀は立場が低い者や、下の立場の者という意味合いで用いられていることが分かります。

最後に、次の記事ではかっこいいことわざや格言についてご紹介しています。中には、英語の名言や格言も含んでいます。ぜひ次の記事を参考になさってください。

雀のことわざを使ってみよう!

雀を使ったことわざや慣用句の意味や、それをどういったシーンで使うのかについてご紹介しました。いかがでしたでしょうか。雀は、日本では取るに足らないものや、小さいものの象徴として用いられていますが、世界の一部ではまた異なる解釈がなされていることが分かりました。

日常でことわざを使う機会は少ないのではないでしょうか。生活や日常に即して使われてきたのが、伝統的な日本のことわざや慣用句です。少しずつ、ことわざや慣用句を学び、日常に取り入れてみてはいかがでしょうか。

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