美しい大和言葉一覧|日本古来の綺麗な言葉とは?名詞/名前/単語/例文
更新:2019.06.21
大和言葉が見直されています。大和言葉は元々日本にある美しい綺麗な言葉です。そんな美しい大和言葉を名前や名詞、季節など一覧にして紹介したいと思います。大和言葉は古いものですが現在でも十分通用します。大和言葉が持つ柔らかな雰囲気を味わってみてください。
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INDEX
大和言葉とは?
大和言葉の特徴
大和言葉とは、日本に昔からある言葉のことです。日本には大和言葉以外にも、外来語や漢語などの海外から伝わった言葉もあります。大和言葉には柔らかで情緒豊かな響きや意味が含まれています。しかし現在は外来語や、短縮した言葉などが多く使われています。
見直される大和言葉
外来語や短縮形の言葉が多く使われる中、大和言葉が見直されています。それは、使う言葉に情緒を感じたいとか、洗練された言葉を使いたい、言葉でいろんな表現をしたいと言う人が増えているためと言われます。気持ちを表すにもいろんな引き出しがあると言葉選びが豊かですし、知的な雰囲気もします。
日本語は習得するのが難しいと言われます。しかし言葉一つに深い意味があったり言葉の持つ力がとても強いのも特徴です。そんな日本語のかっこいい言い回し一覧が下記関連記事に載っていますので参考にしてみてください。
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美しい大和言葉一覧5選|単語
美しい大和言葉・心遣い
心遣いは、例えば、「お心遣い、ありがとうございます」「お心遣いに感謝いたします」などと使います。相手に何かの行動をしてもらったとき、相手の立場や気持ちなどを思い、発する言葉です。ありがとうの言葉ももちろん素敵ですが、相手を思う気持ちも込められるので積極的に使いたい大和言葉です。
美しい大和言葉・胸を打つ
胸を打つと言うのは、感動したと言う意味です。感動した、素晴らしかったと言うよりも、もう少し踏み込んで、どんな風に感動したのかを伝えられる大和言葉です。胸を打つのは、胸にドンと感動がやって来た、胸の奥まで感動でいっぱいになったイメージがあります。
美しい大和言葉・力添え
何か助けてもらったり、援助してもらったときなどに、「ご協力をありがとうございます」と言う代わりに、「お力添えに感謝します」と言うと、より力強く助けてもらって本当に助かりましたと言う意味が深く印象に残ります。いろんな場面で使えますので試してみたい大和言葉です。
美しい大和言葉・心を寄せる人
「好きな人がいます」と言うと直接的に聞こえますが、「心を寄せる人がいます」と言うと、想像力がかきたてられ、穏やかな言い方です。心の中に深い思いはあるけれど、それを大々的に出さない奥ゆかしさも感じられます。
美しい大和言葉・心を同じくする
心を同じくするとは、気心が合うとか、皆と思いや志が同じなどと言った意味です。「〇〇さんとは心を同じくしています」とか「みんなで心を同じくしてがんばりましょう」などと言った使い方をします。同じ目的に向かって切磋琢磨したり、誰かと共通の出来事を分かち合ったりする場合によく使われます。
大和言葉も素敵ですが、ことわざや座右の銘なども知っているとより日本語が楽しくなります。かっこいいことわざ一覧や座右の銘一覧、四文字熟語一覧が下記の記事に載っています。
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美しい大和言葉一覧5選|名前
大和言葉・日本の名前一覧|雅(みやび)
雅は、上品で優雅な様子を意味します。たおやかで平安時代をイメージする音です。この名前は男性にも女性にも使われます。古い印象もありますが、庶民とかけ離れている雰囲気もあり、いつの時代にも通用する名前です。
大和言葉・日本の名前一覧|葵(あおい)
葵は植物の名前で、これが家紋になっている家もあります。葵も、男性にも女性にもみられる名前です。葵には、落ち着き、素直さ、たくましさ、信頼などの意味も込められています。
大和言葉・日本の名前一覧|譲(ゆずる)
譲は、自分のものを誰かに渡すと言う意味です。自分より誰かを先にするとか、誰かの希望を聞いてその通りにさせてあげる、控えめな意味合いもあります。
大和言葉・日本の名前一覧|紫(ゆかり)
紫は、神秘的、高貴、品がある、優雅、繋がりや縁などの意味が込められています。紫の文字をゆかりと読ませるのは少し特殊ですが、最近はこの名前が好まれているようです。
大和言葉・日本の名前一覧|紬(つむぎ)
紬は絹織物の一種です。美しさ、丈夫、根気強い、自分らしさを忘れないなどの意味が込められた名前です。現在では紬は高級な着物ですが、以前は庶民が袖を通す普段着でした。紬は丈夫なので親から子へと世代を超えて着ることも可能だったからです。紬は着物の名前ですが、名前としても人気があります。
上記以外にも大和言葉の名前一覧として、さくら、ちとせ、ほまれ、ときわ、あさか、つづる、みなも、やまと、そうた、いちる、かなとなど他にもたくさんあります。インターネット上にも名前一覧があるので参考にするのもよいでしょう。
子供の名前を決めるのは大きな仕事です。いろんな名前からこれと言うものを決定したいもの。下記関連記事には子供の名前の決め方や名前一覧が書かれているので興味がある方は読んでみてください。
美しい大和言葉一覧5選|季節や時間
大和言葉・綺麗で古い名詞|玉響(たまゆら)
玉響はほんの少しの間のことを指します。元々の意味は勾玉が触れてかすかに音がすることで、その状態がほんのわずかの時間であったことから、転じてはかないと言う意味になったようです。今では普段使うことはほとんどありませんが、作品に名前を付けるときなどに「玉響の時間」、「玉響の恋」などと名付けても素敵ですね。
大和言葉・綺麗で古い言葉|暮れなずむ
暮れなずむは、日没や日が暮れ始めてからあたりが暗くなるまでの時間を指します。日が暮れそう、だけどまだ日が暮れない状態を言います。「暮れなずむ空」とか「暮れなずむ町」などと使えます。
大和言葉・綺麗で古い言葉|しののめ
しののめは、明け方、または東の空が少しずつ明るくなるころを指します。漢字で書くと東雲です。東から登る太陽が現れて町や景色がだんだん朝の様子を帯び始めている様子が目に浮かぶようです。
大和言葉・綺麗で古い言葉|花明かり
花明かりは、桜の花が満開で見ごろになると、夜でも桜の木周辺が明るく感じる様子を指した言葉です。闇夜にたくさんの桜の花は確かにほんのりと明かりがついているように見えるかもしれません。何とも風情がありますね。
大和言葉・綺麗で古い名詞|時雨(しぐれ)
秋の終わりごろから冬にかけてパラパラと降る雨を指します。時雨は名詞としてたくさん使い道があります。時雨てきた、時雨に濡れる、時雨の降る、時雨の音など、普段使いにもですが、詩や俳句などに使っても表現が豊かになります。
日本には謙譲語や尊敬語、丁寧語などもあります。それらの言葉の違いや、言葉の返還一覧表が出ている下記の関連記事も読んでみませんか。一覧表は特に役に立ちますよ。
美しい大和言葉一覧5選|自然
大和言葉・綺麗な名詞一覧|汀(みぎわ)
汀は、水際や波打ち際のことを指します。汀を走る、汀に立つ、汀に咲くなどいろんな使い方があります。水際や波打ち際と言うよりも、想像力が働いていろんな風景を思い浮かべますね。
大和言葉・綺麗な言葉一覧|風光る
春の日が差している中を拭き渡る風のことを指します。長い冬が終わってようやく春が来た喜びに、風もキラキラ輝くように感じられる風景が目に浮かびます。春は新しいことの始まりで、芽吹きや成長をも意味します。
大和言葉・綺麗な名詞一覧|遣らずの雨(やらずのあめ)
訪ねてきた人が帰らないように引き留めるかのように降る雨のことを指します。久しぶりに友達と会って楽しい時間を過ごしたのに、友達の帰宅時間が迫ります。すると突然雨が降って、結局友達は1泊していくことになったときに、「遣らずの雨だね」と使える言葉です。
大和言葉・綺麗な名詞一覧|せせらぎ
せせらぎは、浅瀬を流れる水の音を指す名詞です。小川のせせらぎとか、せせらぎに映るなど時々見かけることがある言葉かもしれません。さわやかで涼しげな印象がありますね。
大和言葉・綺麗な名詞一覧|淡雪
淡雪は、柔らかくて今すぐにも消えてしまいそうな春の雪を指します。お菓子に淡雪寒がありますが、これは口に入れるとすぐに溶けてしまうような寒天やゼリーのことを言います。はかないもの、とても柔らかなものなどにも使います。
四文字熟語が適所でさらっと口から出たら素敵ですよね。大和言葉と四文字熟語を織り交ぜて使うのもよいものですよ。下記の記事には四文字熟語の一覧もありますし、一覧は勉強にも役立ちますよ。
美しい大和言葉一覧5選|例文
住んでいる所を尋ねるとき
住所を聞きたい時、「住所はどこですか?」「どこに住んでいますか?」もいいですが、「お住まいはどちらですか?」「どちらにお住まいですか?」と尋ねる方が直接的な言葉の強さがない分柔らかく聞こえます。住所を尋ねるときにおすすめの美しい言葉です。
恋愛でも使える1文
例えばデートでドライブに行くことになった場合、「ドライブを楽しみにしています」と言うところ、「ドライブを心待ちにしています」と言ってみるのはどうでしょう。ドライブに行く日を指折り数えて楽しみに待っている様子が浮かんできますよね。そう言われた相手もうれしく感じられるはずです。
ビジネスでも大和言葉を
段取りなどが理解できたときなどに、「了解しました」と返すよりも、「承りました」または「確かに承りました」と返事した方が、相手が示したことを心から理解できましたと言う意味合いも入って、相手にも安心感を与えます。
その他にも、「いつもお世話になっております」は「いつもお引き立てありがとうございます」に、「時間のある時にお電話していただけますか」を「お手すきのときにご連絡いただけましたら幸いです」に変えてみると雰囲気や言葉の意味が柔らかくなります。
贈り物を渡すときに一言添えて
贈り物やお土産を「つまらないものですが」と言って渡すこともあると思います。そんな時は「ほんのしるしですが」とか「心ばかりのものですが」と言い換えられます。つまらないものと言っても、本当にそういうものを選ぶ人はいませんが、大和言葉に言い換えると、相手に負担にならない程度の気持ちを伝えられます。
締めの一言も大和言葉で
別れの言葉には、「さようなら」や、「じゃあまた」、「元気で」などいくつかありますよね。親しい友達などにはそれでもよいですが、知り合ったばかりの人や目上の人などの場合にはカジュアルすぎる感じがします。そんなときは、「ご自愛ください」と添えてみてはいかがでしょう。相手を思う気持ちが入った綺麗な言葉です。
言葉に興味が出たら、お嬢様言葉についても知りたくないですか?お嬢様言葉の一覧など下記の記事で紹介していますので、一覧を参考にお嬢様言葉を練習してみませんか。
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さっそく美しい日本の大和言葉を使ってみよう!
日本語は難しいと言われますが一つひとつの言葉に意味があり奥深い言葉です。上記で紹介してきた以外にも綺麗で美しい大和言葉はたくさんあります。まずは日常でもよく聞く言葉から使ってみませんか。言葉のストックを多く持っていると言葉選びが楽しくなります。この記事が大和言葉に興味を持つきっかけとなれば幸いです。
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