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来るもの拒まず去るもの追わずの心理は?ことわざの意味や恋愛の特徴は?

更新:2021.06.03

「来るもの拒まず去るもの追わず」ということわざのような行動をとる人は、どのような心理を抱えているのでしょうか?恋愛でもこのスタンスを貫いている人にはどんなアプローチすればよいのかもご紹介します。ことわざの意味を知りより理解を深めましょう。

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来るもの拒まず去るもの追わずのことわざの意味や類語は?

「来るもの拒まず去るもの追わず」は心の広さを表す意味のことわざ

寛大

「来るもの拒まず去るもの追わず」ということわざに対し、「八方美人」のような印象を持つ方も多いのではないでしょうか?「八方美人」とはどんな相手にも愛想を振り、いい顔ばかりしている人のことをさす言葉です。そのような振る舞いをする八方美人の周りにいると振り回されることもあります。

また、自分の意見を言わず周囲の人に合わせてばかりなので、本心を疑われてしまうというデメリットもあります。「八方美人」には非の打ち所がない美人という意味もあるのですが、良い意味でつかわれることは少なく皮肉として使われることが多い言葉です。

しかし、そうではなく自分のもとへ助けを求めてくる人を受け入れ、去っていくものは無理に引き留めないという意味を持っていることわざなのです。人間関係で自分から遠ざかっていく人よりも、自分を信じ慕ってくれる人を大切にしようという考えの広い心を表しているのです。

POINT

「来るもの拒まず去るもの追わず」の由来とは?

このことわざは、迎賓館にとまった孟子が言った言葉だそうです。役人のわらじが無くなり、犯人は孟子の弟子だろうと疑ってかかったのです。それに対して孟子は、弟子が盗みをしたことなど大した問題ではなく、学ぶ意思がある人ならどんな人でも弟子にするのだ。去っていくものも追うことはないがそれが私の主義であるという内容の発言をしたそうです。このエピソードから、相手がどのような人でも自分を慕い頼っているのなら受け入れ、去っていくものの意思を尊重するという意味のことわざになったのです。

「来るもの拒まず去るもの追わず」の類語は「送往迎来」

迎え入れる

「来るもの拒まず去るもの追わず」ということわざは多くの方が耳にした経験のある言葉でしょう。しかし、本来は「去るものは追わず来るものは拒まず」ということわざなのです。意味は同じなのですが、文字の配置に若干の違いが見て取れます。

類語としては「送往迎来」が挙げられます。帰路につく人を見送り、訪ねてくる人を出迎えるという意味の四字熟語です。また、生や死という意味でも死者を送り出し、新たな命を迎えると解釈できます。

来るもの拒まず去るもの追わずの心理は?

【来るもの拒まず去るもの追わずの心理】嫌われるのが怖い

傷つく

「来るもの拒まず去るもの追わず」の人は、傍から見ると自信があるように見えたり悩みが無いように見えたりします。しかし、心の中では人に嫌われることを恐れているのです。近づいてくる人は拒まないけれど、嫌われるくらいなら離れて行ってくれた方が良いという考えをもっています。

離れていく人を引き留めず、距離を置くことで関係が改善することもあります。恋愛であれば一度分かれたカップルが復縁するというパターンです。怒りや苛立ちを抱えたまま話してもかえって状況が悪化してしまいます。一度距離を置くことでお互いに冷静な気持ちを取り戻せたのでしょう。

ただし、「去るもの追わず」の心理が強すぎると、大切な人まで失う可能性があります。自分に非がある場合は素直に謝る勇気も必要なのです。また、別れ方から復縁できるか否かを調べることもできます。詳しくは下の関連記事をチェックしてください。

【来るもの拒まず去るもの追わずの心理】適度な距離感を保ちたい

距離感

「来るもの拒まず去るもの追わず」の人は、対人関係において適度な距離を保ちたいという心理を持っています。べたべたとした付き合いではなく、それぞれが自立した付き合いを望んでいるのです。

その心理は、深く付き合うことへの不安や恐れの表れでもあります。サバサバしている人付き合いをするので、サッパリとした付き合いが好きな人からは好感を持たれることが多いようです。

【来るもの拒まず去るもの追わずの心理】広く浅くの人付き合いが気楽

コミュニケーション

「来るもの拒まず去るもの追わず」の人は、コミュニケーション能力に長けています。多くの人とコミュニケーションをとるので、初対面の人と仲良くなることもできるでしょう。しかし、どんどん受け入れるだけではなく、離れていく友人も放っておくので浅い付き合いが多くなります。

腹を割って話せるような友人を作るのは難しいかもしれません。心理的にも深い付き合いより浅い付き合いを望んでいるので、ドライな人間関係で満足しいるのです。

また、友人とは縋りつくようなことをするとパワーバランスが対等ではなくなってしまいます。対等な関係を築くためにも「来るもの拒まず去るもの追わず」の心理は働いているのです。ただし、度が過ぎると冷たい印象を与えてしまうので注意が必要です。

【来るもの拒まず去るもの追わずの心理】仕事関係においてもドライ


ビジネス

「来るもの拒まず去るもの追わず」の人は、ビジネスシーンにおいてもドライな姿勢を崩しません。仕事関係なのだから、仕事だけの付き合いでいいだろうという心理なのです。周囲の人との人間関係や出世にはあまり興味がなく、自分のペースで淡々と仕事をこなします。

【来るもの拒まず去るもの追わずの心理】自分を守りたい

守る

「来るもの拒まず去るもの追わず」の人は、自分を守るためにそのスタンスを取っていることがあります。寄ってくる人とは仲良くするけれど、離れていく人には縋ったりしない。そう思っておくことで、誰かが離れていったときにも傷つかないようにしているのです。

ただし、「自分は来るもの拒まず去るもの追わずの性格なんだ。」と豪語するのはおすすめできません。「来るもの拒まず去るもの追わず」にはポジティブにとらえれば物事の流れや今を大切にするという意味で解釈できます。しかし、ネガティブな解釈になると自分勝手な印象を与えてしまうのです。

「来るもの拒まず去るもの追わず」のスタンスをいい意味で貫けば、人間関係に振り回されることはないかもしれません。また、人間関係の悩みから人間関係リセット症候群になってしまうこともあるのだとか。SNSが発達した現代だからこそ身近になってきた問題なので、下の関連記事から詳しくチェックしておきましょう。

来るもの拒まず去るもの追わずの男性と恋愛関係になるには?

しつこすぎないアプローチを

アピール

男性は恋愛では逃げるものを追いたくなる本能を持っているという話を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?「来るもの拒まず」の人はよっぽどの事が無い限り好意を持っていれば拒絶されることはありません。

しかし、男性と恋愛関係になりたいのならガンガンアピールするのは控えましょう。相手へのさりげないアピールは忘れずに、でも適度な距離は作っておくのです。また、彼氏と上手に付き合っていくためにも距離感が大切です。末永く一緒に居たいのなら、下の関連記事をチェックしてください。


女性に追いかけられる恋愛を望む男性もいる

追いかけられたい

自分から「来るもの拒まず去るもの追わず」の性格なのだと言ったり、そういったアピールをする男性は追いかけられたい願望があるのかもしれません。

「来るもの拒まず去るもの追わず」の男性に対し、脈なしかもしれないと落ち込んでいる方もいるでしょう。そんな脈なしの男性をも落とすコツは、下の関連記事からチェックしてください。

来るもの拒まず去るもの追わずの女性と恋愛関係になるには?

意中の女性にどんどんアプローチをかけて

アプローチ

「来るもの拒まず去るもの追わず」の女性と恋愛関係になりたいのなら、どんどんアプローチをかけて自分の存在に気付いてもらいましょう。「来るもの拒まず」なので、基本的に好意には前向きな姿勢で対応してくれます。自分の良いところをアピールしつつ、女性との距離を縮めていきましょう。

もちろん自分の事ばかりではなく、女性を気遣い愛する気持ちを大切にしてください。女性が彼氏に愛されていると実感するようなシチュエーションは、下の関連記事からチェックできます。

他の男性に先を越されないように注意

失恋

「来るもの拒まず」の女性は、好意には前向きな姿勢で対応してくれるので近づくのは難しい事ではありません。しかし、それはあなたに限ったことではないのです。基本的に自分を頼ったり好意を寄せたりしてくれる人には、ポジティブな姿勢で接するので他の男性に先を越される可能性もあります。

慎重に行動するあまり、想いを伝える前に彼氏ができていた。なんてことになる可能性もあります。時には大胆に想いを伝える勇気が必要なのかもしれません。告白をする際には場所やセリフに悩む方も多いのではないでしょうか?下の関連記事を参考に、自分の気持ちを伝える言葉を探してみてください。

恋愛に対して自由なスタンス

浮気

こちらの恋愛関係に関する特徴は男性にも女性にも言えることですが、「来るもの拒まず去るもの追わず」の人は恋愛に対して自由なスタンスを持っています。そのため、告白されればお付き合いを始めますし、別れを切り出されても素直に受け入れることが多いのです。

別れ話になった時、別れたくないと縋る人もいるでしょう。しかし、「来るもの拒まず去るもの追わず」の人は、嫌われたのなら離れて行っても仕方がないと考えられるのです。好きな相手に別れを告げられれば悲しさを感じますが、割とドライな対応をします。

お付き合いをしていたパートナーへの別れ話を、LINEやメールで済ませてしまう人も増えているようです。男性と女性の心理は下の関連記事からチェックしてください。

「来るもの拒まず去るもの追わず」の精神で

「来るもの拒まず去るもの追わず」ということわざが象徴する人は、自分を守りたいという心理や、適度な関係を築きたいという気持ちが強いようです。人間関係に囚われて身動きが取れなくなるよりは、自分や周囲の人の意思、物事の流れに身を任せるのも1つの方法といえるでしょう。

何事も行き過ぎれば周囲の人から反感を買ってしまいます。「来るもの拒まず去るもの追わず」の精神で過ごしていても、周囲の人への気遣いや思いやりを忘れないでください。

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