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100均のジュエルポリマーを使った植物の育て方は?園芸用ゼリーの種類も

更新:2019.06.21

「ジュエルポリマー」というものを知っていますか?100均などで売られている植物を育てる不思議なゼリー(ジェリー)のことです。ジェル状のボールで観葉植物などを育てるときにも使うことができます。ここでは、そのジュエルポリマーを使った植物の育て方、使い方などについてご紹介します。

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100均のジュエルポリマーとは?

植物を育てる不思議なゼリー

100均で売っているジュエルポリマーとは、主に観葉植物を育てるときに使用するといった用途で販売されている、高吸水性樹脂と言われるジェル状のボールのことです。約95%が水分でできていて、植物がこの水分を吸い取ることで成長していきます。土の代わりに水分を保持する植物用の保水剤とも言えます。

種類によっては「水と養分」が初めから含まれていたりと、水やり肥料を施す手間を省くことができます。水につけると何度でも膨らむので、繰り返し使用できるということもジュエルポリマーの特徴です。また、土を使わないので手が汚れるのが好きではないという方や虫が苦手だという方でも、植物を育てることができます。

また、見た目もプルプルとしたジェリーのボールのような見た目で可愛らしく、カラーバリエーションも豊富なため、インテリアとして飾って楽しむこともできると人気を集めています。植物などを入れずに、ジュエルポリマーだけを容器に入れて飾り、インテリアにするというような使い方もあるようです。

ジュエルポリマーの呼び方はたくさんある!

ジュエルポリマーは「ジュエルポリマー」という呼び方以外にも、呼び方がいくつか存在しています。100均で売っているものの中でも「植物用ジェル」「プラントビーズ」「水耕用栽培ジェル」「ジェリーボール」「ジェルボール」「クリスタルゼリー」などといった名前で呼ばれることもあります。

お祭りの屋台などでは「ぷよぷよボール」という名前で書かれていることも多くあります。もしかしたらこの名前が一番聞き覚えがあるかもしれませんね。名前は少しずつ違うものの、すべて同じジュエルポリマー、ジェリーボールのことを指しています。

100均のジュエルポリマーの種類は?

ジュエルポリマーにも種類がいろいろある!

一口にジュエルポリマーと言っても、100均にも種類は様々あります。イエロー、ピンク、ブルー、グリーン、クリア、パープルなどカラーバリエーションも豊富です。栄養素入りのものや水分のみのもの、ゼリー状のボールの大きさが揃っているものやサイズがばらばらなものなど、種類は様々です。

100均で一般的に売っているジュエルポリマーは、ジェル状のボールのような形ですが元々は画像のように小さい粒です。この状態で売っているものも100均にもあります。この粒を一晩水につけておくと、見慣れた丸いビー玉のような形になります。


100均・DAISOのジュエルポリマー

100均・DAISOに売っているジュエルポリマーは「植物が育つ不思議なゼリー・ジュエルポリマーパール」というものです。カラーバリエーションが豊富で、クリア、グリーン、ピンク&クリア&オレンジ、濃いブルー&薄いブルーなどがあります。店舗によってはほかのカラーバリエーションもあるようです。

内容量は230gで、6か月ほど持つ栄養素が含まれています。6か月が過ぎた後は水やりの時に薄めた液体肥料を加えると良いでしょう。サイズにばらつきがありますが、それにより通気性が良くなります。

100均・DAISOの植物の育つ不思議なゼリーのもと

同じくDAISOで売っているジュエルポリマーのもと「植物の育つ不思議なゼリーのもと」は、乾燥した状態で売っているジュエルポリマーです。水につけて一晩おくことでゼリーボールのような見慣れたぷよぷよの状態になります。

ジェルボールの状態で売っているものは内容量が350mlですが、こちらのもとを膨らませると1500mlにもなるので、ジュエルポリマーを多く使いたいという場合には同じ100均なので、こちらのほうがとてもお得ですね。

使い方も簡単で、つぶつぶを水につけて6時間ほど置くだけです。寝る前に水につけて起きればビー玉のような丸いゼリー状のボールになります。難点としてあげると、DAISOの中でも不思議なゼリーのもとは、取り扱っている店舗が少ないということがあげられます。

100均・Seriaのジュエルポリマー

100均・Seriaで売っているジュエルポリマーは「植物の保水剤・プラントビーズ」という名前で売られています。大粒のゼリーボールで、ボールのサイズは均一です。ブルー&グリーン&クリアのものやブルー&パープル&クリアのものなどがあります。

内容量は175gとなっていて、開封後も閉められるようにチャックがついています。少量しか使う予定がないときなどはそのままとっておけるので便利ですね。栄養素は入っておらず水分のみとなっています。

100均のジュエルポリマーの使い方は?


ジュエルポリマーの簡単な基本の使い方!

ジュエルポリマーは、とても簡単に使うことができます。透明なグラスに植物とジュエルポリマーを入れるだけで立派なインテリア兼鉢植えになります。透明なグラスは植物が安定するように、ある程度の深さがあるものを使うようにしましょう。家に無い場合は、100均で一緒にそろえるのもいいかもしれませんね。

植物の苗をジュエルポリマーの入ったグラスに入れるときは、根を傷つけないようにしながら水洗いして、土を落としてから植えるようにしましょう。土を落とし切っていないとジュエルポリマーにカビが生える原因になることもあるので、注意しましょう。

ジュエルポリマーが乾かないように時々水やりするのを忘れないようにしましょう。目安としては週に1回ほどで、ジュエルポリマーが縮んだら水分が足りてないサインです。栄養素の含まれているものなら必要ありませんが、水やりの時に液体肥料を数滴追加すると植物が元気に育ちます。

ジェル状のボールは観葉植物を育てるハイドロカルチャーにも!

ハイドロカルチャーという、土を使わずに植物を育てる水耕栽培もおこなうことができます。まずジュエルポリマーを洗って水を切ります。一緒に使う園芸用ゼオライト(沸石・水中のごみを吸引する働きをもつ)も洗っておきましょう。ゼオライトも100均で手に入れることができます。

容器を洗い、植物の根から土を洗い落とします。根を傷つけないようにやさしく洗い落としましょう。容器にゼオライトを敷き詰めます。ゼオライトをケチってしまうと根腐れを起こすこともあるので気を付けましょう。ゼオライトを敷き詰めたらジュエルポリマーを1cmほど入れて植物を入れジュエルポリマーで隙間を埋めます。

これで、ジェルボールを使ったハイドロカルチャーの完成です。ハイドロカルチャー(水耕栽培)の簡単なやり方について、こちらの記事でも紹介していますので、気になるという方はぜひこちらも読んでみてください。

100均でそろえてアロマ芳香剤としても使える!

ジュエルポリマーは、アロマ芳香剤やルームフレグランスとして使うこともできます。使い方もとても簡単で、膨らんでいる状態のジュエルポリマーを容器に入れて、お好みの精油を数滴たらすだけです。


ジェリーボールが乾燥してきたら水を足して膨らませ、アロマの香りが薄くなってきたと感じたら、精油を数滴たらすだけで何回でも使うことができます。何回でも使えるのが不思議なゼリーのいいところですね。

子供と縁日風に楽しむことも!

膨らませたジェリーボールをお風呂や洗面器ビニールプールなどに水と一緒に入れて、縁日気分を味わうこともできます。100均で売っているポイなどですくうと大人も子供も楽しむことができますね。

遊び終わった後は詰まってしまうので、そのまま流さないように気を付けましょう。処分する際は各自治体の分別方法によって違いますが、保冷剤と同じ扱いで大丈夫です。ガラスの瓶などに不思議なゼリーを入れてそのまま飾るのも可愛いですね。

ジュエルポリマーの管理方法は?

ジュエルポリマーは、水やりの手間が少なくなる不思議なゼリーですが、水やりがいらないというわけではありません。ジュエルポリマーが縮んできたら、水が足りなくなっているということなので、水を加えて元通りにし、膨らませて水を切り再び使いましょう。

水気をきちんと切らないと、根腐れの原因になりますので気を付けましょう。また、ジュエルポリマーが汚れてしまったときは、水洗いをしましょう。汚れがひどい時には食器用洗剤を1~2滴たらして水洗いしましょう。

使い終わったジュエルポリマーは、土に混ぜ込むと保水剤としても使うこともできます。使い終わったときは、ぜひ試してみてください。

100均のジュエルポリマーを使うときの注意点は?

ジェリーをカビにくくするためには水やりに気を付ける!

100均のジュエルポリマーはカビやすいという話を聞いたこともあるかもしれませんが、カビは水やりの方法によって防ぐことができます。カビにくい水やりの方法は、洗面台やキッチンで勢いよく水を入れて水を循環させる方法です。10秒ほど水を入れたら、たまった水をしっかりと切り、液体肥料を少量与えれば終わりです。

カビというのは、植物の老廃物を養分に増えていくものです。ですから、老廃物を水やりの時にすべてなくしてしまえば、ジェルボールはカビにくくなります。1~2週間ほどに1度を目安におこなうようにしましょう。

園芸用ビーズは植え替えをした後の管理方法に気を付けよう!

植物をジュエルポリマーに植え替えるときには、植物の根を傷つけないようにやさしく土を落とすようにしましょう。また、ジュエルポリマーを洗った後は水切りをしっかりとおこなうようにすることでカビにくくなります。

植え替え後しばらくは、植物が弱っている状態なので直射日光の当たらない場所で管理するようにしましょう。ハイドロカルチャーとして利用する際は、ゼオライトも一緒に入れますが、このゼオライトの量をケチってしまうと根腐れを起こしやすくなるのでたっぷりと使うようにしましょう。

お口に入れないように注意しましょう!

小さなお子様がいる家庭でジュエルポリマーを使うときには、お子様がジュエルポリマーをお口に入れてしまわないように注意しましょう。特に給水させる前のジュエルポリマーを口に入れてしまうと、体の中で膨張してしまい命にかかわることもあり得ます。

小さいお子様がいる前ではジュエルポリマーを使わない、またお子様の手に届くところにジェリーボールはおかないように気を付けるようにしましょう。お子様と一緒に遊ぶときには、しっかりとふたを閉めたものを渡すようにするといいかもしれませんね。

100均のジュエルポリマーで簡単に植物を育てよう!

土だと手が汚れたり虫が寄ってくるのが嫌で、植物を育ててみたいのになかなか手が出ない、という方には植物が育つ不思議なゼリーはとてもおすすめです。土と比べてみると、虫もよりにくく水やりの手間も少ないと人気を集めています。カラーも好みで選ぶことができ、インテリアにもなります。

1つの植物を育てるのに必要なジュエルポリマーは100均で売っているジュエルポリマー1袋で十分な場合がほとんどです。簡単に手に入りますのでぜひ、ジェリーボールを使って植物を育ててみるのはいかがでしょうか。

ジュエルポリマー買うときに、育てる観葉植物などを100均でそのまま買うこともできます。ダイソーとセリアの人気の観葉植物についてはこちらにまとめてあるので、こちらもぜひご覧ください。

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