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瑠璃色はどんな色?日本の伝統色の意味とは|藍青色/深い青/コバルトブルー

更新:2019.06.28

あなたは、日本の伝統色であもある「瑠璃色」がどんな色か知っていますか?この記事では、この色の意味や由来、この色がどんなものに使用されているかなどについて詳しくご紹介していきます。宝石に関する色の名前も出てきますよ。興味のある方はぜひ参考にしてみてください。

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瑠璃色とはどんな色?

瑠璃色とは鮮やかな美しい青色のことを指す

海

まず、瑠璃色とは、「鮮やかな美しい青色」のことを指すとされています。あなたも夏の晴れた日に海に出かけると、目の前に広がる海や空が鮮やかな青色をしていたという経験があるかと思います。瑠璃色とは、まさにそんな色を指すとされてます。

この瑠璃色を持つものには瑠璃の花などの植物、カメムシなどの動物なども存在します。その観点から言うと、この瑠璃色は私たちの日常生活にも身近な色だと言うことができるでしょう。

瑠璃色は瑠璃と呼ばれる宝石に因んだ色だとされる

宝石商

瑠璃色は、瑠璃と呼ばれる宝石に因んだ色だとされています。この瑠璃は、英語では「ラピスラズリ」と呼ばれ、これは青金石を素材の主とする鉱物です。日本にこのラピスラズリが入ってきた際に初めは「吠瑠璃(べいるり)」と呼んでいましたが、後で瑠璃と呼ばれるようになったとされています。

このラプスラズリは日本にどのような経路で入ってきたかは定かになっていないようですが、この宝石が瑠璃と呼ばれるようになり、そこから瑠璃色という色にもつながっていったとされています。ちなみに瑠璃は当時は大変貴重なものとして扱われていました。

瑠璃色の意味とは?

瑠璃色の意味①瑠璃色の日本の伝統色としての意味は紫みの冴えた青色

紫

瑠璃色の意味の1つ目は、瑠璃色の日本の伝統色としての意味です。瑠璃色は、日本の伝統色でもありますが、その場合はは紫みの冴えた青色を意味します。和風なデザインや色が施されている瑠璃色の製品は、青みの中に少し強めの紫が入っているイメージです。

この色は、藍青色や群青色と表現されることもあります。色の表記の仕方で一目両全ですが、これら日本の伝統色は日本に入ってきてから日本語・漢字に直されて長い間使用されてきた歴史ある色です。


瑠璃色の意味②瑠璃色の世界各地での意味はコバルトブルーや深い青

コバルトブルー

瑠璃色の意味の2つ目は、瑠璃色の世界各地での瑠璃色の意味です。日本以外で瑠璃色と言うと、それはコバルトブルーや深い青を意味する言葉となります。強く明るい青という印象の強い色で、海外のリゾート地の海の色を思い浮かべると良いかもしれません。

この強く明るい青色であるコバルトブルーという色は、見ているだけで元気な気持ちになる不思議な色でもあります。世界各地ではこの色が宝石や服などの染料として広く使用されています。日本の伝統色としての瑠璃色と少し色の表す違いが出てくるところもおもしろいですね。

ここまで、瑠璃色とはどんな色か?それは日本や世界ではどんな意味の違いがあるのか?について解説してきました。下記関連記事内では、青やブルー系に合う色を分かりやすくまとめています。特にブルー系の服装やコーデが好みの方には参考になる内容だと思いますので、興味のある方はぜひこちらも参考にしてみてください。

瑠璃色という言葉を使った例文5選!

瑠璃色という言葉を使った例文①遠くに瑠璃色の澄んだ空が見える

澄んだ空

瑠璃色という言葉を使った例文の1つ目は、「遠くに瑠璃色の澄んだ空が見える」です。これは、「遠くの方に鮮やかな美しい青色の空が見える」という意味を表しています。青色という色は、基本的にリラックス効果のある色として知られています。

仕事や日常生活のあれこれで忙しい日々の合間でも、この例文のような空が見える場所に出かけて行ってちょっと一息、という休み方も良いですよね。ぜひこれから夏に向けての計画にあなたも加えてみてください。

瑠璃色という言葉を使った例文②昨日家の近くで美しい瑠璃の花を見かけた

花

瑠璃色という言葉を使った例文の2つ目は、「昨日家の近くで美しい瑠璃の花を見かけた。」です。あなたは、瑠璃の花という花を知っているでしょうか?これは、イソマツ科の別名、ルリマツリと呼ばれる花の種を指します。

例文のように、この瑠璃の花は南アフリカ原産の花ではありますが、日本でも時々目にすることができます。薄い紫色が印象的なこの瑠璃の花は、例文のように見かけるだけで心がほっとするような気持になります。ぜひあなたも近くの瑠璃の花を見つけてみてくださいね。

瑠璃色という言葉を使った例文③日本の伝統色である瑠璃色の和風ガラス

和風

瑠璃色という言葉を使った例文の3つ目は、「日本の伝統色である瑠璃色の和風ガラスをお土産で頂いた。」です。日本の伝統色を用いた和風のデザインのガラス細工というのは、特に外国人観光客から特に人気があります。しかし、例文のように日本人としてもお土産で頂くと嬉しい気持ちになりますよね。

瑠璃色という言葉を使った例文④彼は彼女に瑠璃色の宝石をプレゼントした

プレゼント

瑠璃色という言葉を使った例文の4つ目は、「彼は彼女に瑠璃色の宝石をプレゼントした。」です。これは、「彼は彼女に鮮やかな美しい青色の宝石を贈った」という意味になります。宝石の種類についてはもちろん好みが分かれるところですが、特に青系のアクセサリーが好きな女性は嬉しいプレゼントですよね。

また瑠璃色は、12月の誕生石の色としても知られています。したがって、12月生まれのパートナーに贈ると特に喜ばれそうですね。またこの瑠璃の宝石は、霊感を強めたり直観力を高めるという意味も持っているそうです。

瑠璃色という言葉を使った例文⑤その少女の瞳の色は宝石のような瑠璃色

少女

瑠璃色という言葉を使った例文の5つ目は、「その少女の瞳の色は宝石のような瑠璃色していた。」です。これは、例えば生まれつき青い瞳を持って生まれた女の子を上手く描写するための例文として使用することが可能です。

日本人として生まれた場合、普通は黒または茶色の瞳をしていますが、特に西欧生まれの人には瑠璃色のような鮮やかな青色の瞳を持った人が多くいます。青い瞳は、ビー玉やガラス玉のようにこちらが引き込まれそうになるような不思議な魅了がありますよね。どこかエキゾチックな雰囲気も持っています。


瑠璃色はどんなものに使われているの?

瑠璃色が使われているもの①高松塚古墳の壁画

古い家

瑠璃色が使われているものの1つ目は、高松塚古墳の壁画です。古墳とは、昔の権力者が作った大きなお墓のことです。日本にはそのうちの一つとして高松塚古墳があります。日本史の授業でこの言葉を聞いたことがある方もいるでしょう。

この古墳の中には、壁画が描かれているものが多くあります。中でも、高松塚古墳の壁画にはこの瑠璃色が使用されているのが見つかっています。当時は瑠璃自体が非常に貴重でしたので、葬られている権力者の力のあり様をここから見てとることもできますね。

瑠璃色が使われているもの②平安期の染料やガラス器

染める

瑠璃色が使われているものの2つ目は、「平安期の染料やガラス器」です。平安期になると、様々な色の染料が作られるようになりました。そのうちの一つが瑠璃色だったと言われており、この頃から瑠璃色が染料として使用されるようになります。

また、当時の権力者の指示で職人によって多くのガラス器が作られ、そのガラス器にもこの瑠璃色が使用されていたそうです。この事から分かるように、瑠璃色というのは古くから力のある人物からも重宝される色だったということが分かります。

瑠璃色が使われているもの③コバルトブルーなどの顔料

ペンキ

瑠璃色が使われているものの3つ目は、「コバルトブルーなどの顔料」です。これは、ペンキなどの顔料を指しており、壁や家具を塗るための色として一般にも広く使用されています。あなたもお店などに行った際にこの瑠璃色が顔料として使用されているのを見たことがあるかもしれません。

瑠璃色が使われているもの④宝石や石

石

瑠璃色が使われているものの4つ目は、「宝石や石」です。先述しましたが、瑠璃色の宝石や石は12月の誕生石としても知られており、多くのアクセサリーとして使用されています。日本でも和風のデザインを施したものなども豊富にあり、女性にも人気があります。古代エジプトでは霊的な意味を持つ石として重宝されました。

瑠璃色の花には何がある?

瑠璃色の花①菖蒲

美人

瑠璃色の花の1つ目は、「菖蒲」です。これは、「しょうぶ」という花で、紫色の強い瑠璃色が印象的な和風の雰囲気を称えた花のことを指します。菖蒲は、6~7月頃に咲く花として知られ、日本でも人気の高い花のうちの一つです。近所に咲いているのを見たことがある、という方も多いのではないかと思います。

瑠璃色の花②アザミ

笑顔

瑠璃色の花の2つ目は、「アザミ」です。この花は、「刺草(しそう)」とも呼ばれ、春または秋に開花する花として知られています。菖蒲のように和風の雰囲気はなく、大きな丸い花と瑠璃色が印象的な花です。また、トゲを持つ花としても知られており、可憐な花の見た目とよく対比して語られます。

日本の伝統色でもある瑠璃色に詳しくなって自分の感性をもっと磨いていこう

感性の良い女性

当記事では、瑠璃色とはどんな色か?また、日本の伝統色としての瑠璃色とは?などについて詳しく解説してきました。また瑠璃色という色は、瑠璃の花の色、宝石の色、顔料・染料や和風デザインをあしらったアクセサリーの色として様々な場面で使用されている色だということが分かりましたよね。

また、当記事の例文5選で見てきた通り、この瑠璃色という言葉を使用して表現できるものも沢山あることが分かりました。色んな色のバリエーションを知り、それを表現したり言語化したりすることは自分の感性を磨いていくことにもつながります。あなたも日本の伝統色でもある瑠璃色にもっと詳しくなって感性を磨きましょう!

下記関連記事内では、好きな色11色から分かる心理や性格診断をご紹介しています。今回取り上げた瑠璃色が属する青系、緑、黒などそれぞれの色で診断を行うことが可能です。自分の好きな色、または友達やパートナーの好きな色で楽しい診断をしてみたい!という人はぜひこちらの内容も参考にしてみてくださいね。

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