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日本の結婚の平均年齢は?
直近での結婚の平均年齢は女性で29.4歳
日本での結婚の平均年齢は、女性で29.4歳と言われています。1960年~1980年代には、25歳を過ぎると売れ残りのような扱いを受けていた、という人も多いと思いますが、今ではその年齢で結婚するというのは周囲からも早いと感じられる事が多いと思います。
これも、女性の社会進出が理由の一つというのは周知の事です。キャリアアップを目指す女性が多い中、結婚、出産という人生の中でも一大イベントは、そのような女性にとってはキャリアアップを阻む一因となってしまうのは仕方ありません。まだまだ男性優位な世の中ですので、それも婚期を伸ばす理由と言えます。
男性の初婚平均年齢は31歳と過去最高
男性の日本での結婚の平均年齢は、31歳と女性よりも2歳上であり、過去最高を記録し続けています。やはり、男性は結婚すれば心のどこかで女性や子供などの家族を養っていかなければならない大黒柱になる必要があるという事を考えています。それも今の不景気も相まって負担に感じている人も多いと思います。
その事が、結果として自分に養っていく自信が無いという事に繋がっていくのでしょう。20代のうちは、まだまだ自分自身の事でいっぱいいっぱいになっている男性も多いので、仕事もプライベートも落ち着いてきた30代に入ってから落ち着くというのも納得できますよね。
ここに、婚期を逃したと言われる年齢についてまとめた記事があるので、この記事を参考に結婚できない女性の末路を考える機会としてみて下さい。
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都道府県別に見る結婚の平均年齢は?
都道府県別に見る結婚の平均年齢は男性で2.5歳もの差が見られる
都道府県別に見る男性の結婚の平均年齢は、一番遅い東京で32.4歳、一番早い宮崎で29.9歳というおよそ2.5歳もの差が生まれているというのも驚きのデータです。やはり、仕事だけでなく、プライベートにおいても様々な楽しみが多い場所でもある東京では、結婚よりも自分に時間を割きたい人が多いのでしょう。
また、東京は仕事においても忙しくしている男性が多いというのも事実です。仕事で遅くなる日が続けば、彼女を作っている暇もないと思います。それが結果として、晩婚に繋がっていると言っても過言ではありません。様々な誘惑や仕事の忙しさが重なって、このような地域格差を起こしているとも言えます。
都道府県別に見る女性の結婚の平均年齢は1.9歳もの差が見られる
次に、都道府県別に見る女性の結婚の平均年齢について見ていきましょう。女性の場合も、男性同様、東京が一番遅い30.5歳、そして一番早いのが山口県で28.6歳となっています。男性程の開きはありませんが、それでも1.9歳もの地域差が見られるというのも事実です。やはり、都会と言われる地域程、結婚は遅いです。
それも、女性が社会進出している事により、仕事が忙しくて恋愛どころではないというのが原因だと思います。結婚適齢期と言われる年齢は、遥かに超えていたとしても周囲にも同じような立場にいる女性が多いというのも婚期が遅れてしまう一因でしょう。この結果を見ても分かるように、その推移は遥かに伸びています。
都道府県別に見る出産する年齢はさらに伸びている傾向
先ほどは、都道府県別に見る結婚する年齢の推移について紹介してきましたが、ここでは初産の年齢の推移について紹介していきます。先ほど、結婚する年齢は男性で2.5歳、女性で1.9歳もの地域差があると紹介しましたが、初産の年齢は男性で3.2歳、女性で2.9歳とさらに伸びる傾向にあるのも事実です。
これも女性の社会進出が結婚や出産によって仕事に支障が出てしまう事を避けた結果とも言えます。出産すれば、必然的に産休や育休を取る必要があり、それと同時に保育園探しというのも同時進行しなければなりません。それが上手くいったとしても、仕事と家事の両立というのも出産を敬遠する一因と言えます。
ここに、一生独身の人や生涯未婚の女性の原因について紹介している記事があるので、この記事を参考にして結婚できない理由を探るヒントとしてみて下さい。
都道府県別に見ると生涯未婚率に関しても東京がダントツの1位
都道府県別に見る結婚の平均年齢や初産の年齢を見てきましたが、生涯未婚率と言うのも問題視されています。生涯未婚率というのは、50歳の時点で一度も結婚をした事がない人の事を指します。これも、結婚の年齢や初産の年齢と同様、東京がダントツの1位となっています。男性の実に、4人に1人が独身なのです。
日本において、都道府県の中でも一番の中心でもある東京は、それだけ一人でもやっていけるだけの経済力さえあれば天国だと答える人も多いです。しかし、大卒や高卒という立場においても給料というのはかなりの差が出てしまうという現実を突きつけられる場所でもあります。
東京に住んでいても、適齢期になれば結婚したいと考える人も多いと思いますが、理想通りにいかないというのも東京なのでしょう。日本の中心地であるが故に、仕事が忙しく、毎日帰宅は深夜という人も多いと思います。東京は、そんな理想と現実が入り混じる場所というのがこのような事実を反映しているとも言えます。
世界的に見る結婚の平均年齢とは?
世界的に見ても先進国と言われる諸国の世界の平均年齢は上昇傾向
日本の都道府県別に見る結婚の平均年齢を見てきましたが、次に世界的に見る結婚の平均年齢について見ていきましょう。まずは、アメリカです。アメリカの結婚の平均年齢は27歳と日本よりも2歳下ですが、ノルウェーやスウェーデンでは31歳と日本よりも上の年齢である国も多いのも事実です。
また、その推移を見ても先進国のどの国も年々上昇傾向にあるというのも事実です。しかし、逆にアフリカなどの発展途上国と言われる国では19歳と若い傾向にあります。世界の平均年齢を見ると25歳ですので、日本はやはり、それだけ年齢が高い傾向にあるというのも事実です。
世界的に見てもOECDに加盟している世界の国36位中23位
世界の中でもOECDと呼ばれる経済開発機構に属している国のうち、日本は36か国中23位という結果となっています。こう見ると、比較的そんなに年齢が高いように感じませんが、それでもどの国も年々上昇傾向にあるというのは紛れもない事実です。特に、ヨーロッパの平均年齢は高い傾向にあります。
ここに、婚期の理想についての記事があるので、この記事を参考にして婚期の理想を探る参考にしてみて下さい。付き合ってからどのくらいの年月が必要かを見出すヒントとして下さい。
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結婚が遅い事によるメリットは?
結婚が遅い事によるメリット①出産後に社会復帰しやすい
結婚が遅い事によるメリット1つ目は、出産後に社会復帰しやすいというものです。晩婚である場合、男女ともにある程度のキャリアを積んでいるケースがほとんどです。その為、結婚適齢期と言われる年齢には、バリバリ仕事をしていたという人も多いでしょう。それが結果として、結婚や出産後にも働きやすくしているのです。
結婚が遅い事によるメリット②若いうちに独身生活を満喫できる
結婚が遅い事によるメリット2つ目は、若いうちに独身生活を満喫できるというものです。当たり前ですが、独身であれば自由にお金を使う事もできます。その為、適齢期となっても周囲の友達も独身の人が多ければ、より楽しみが増えるという事になります。旅行に行くのも良いですし、趣味に費やす事もできます。
適齢期の人が好きな事をして楽しんでいる姿を羨ましく思っているという既婚者も多いと思います。自由というのは、やはり晩婚の特権ですよね。しかし、その事が結果として、晩婚化を引き起こしてしまっているというのも紛れもない事実なのです。
結婚が遅い事によるメリット③経済的な余裕がある
結婚が遅い事によるメリット3つ目は、経済的な余裕があるというものです。適齢期を超えて、お互いバリバリ仕事をしていたとなればそれだけ経済的な余裕が生まれるというのも納得ですよね。お互い正社員のまま結婚したとなれば両立は大変かもしれませんが、それだけ経済的な余裕が生まれるのはかなりのメリットです。
特に、子供が生まれた時にはお金を子供に存分に掛けてあげる事も可能です。経済的な余裕があるというのは、それだけ夫婦の関係も上手くいく傾向にあるというのも事実です。ここに、非婚化の原因や晩婚化が増えている理由について紹介している記事があるので、読んでみて下さい。
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結婚が遅い事によるデメリットとは?
結婚が遅い事によるデメリット①出産のリスクが大きい
結婚が遅い事によるデメリット1つ目は、出産のリスクが大きいというものです。結婚が遅いというのは、それだけ出産の年齢も遅くなるという事です。35歳を過ぎてくると、徐々に妊娠しにくくなるというのは、周知の事だと思います。また、早産などのリスクが起こる可能性が高まるというのも事実です。
初産の年齢の推移を見てもわかるように、婚期と同じで初産の年齢の推移も高くなっている傾向にあります。結婚適齢期を遥かに超えて結婚する人も増えてきています。これも少子化に拍車を掛けている一因というのは、否めません。
結婚が遅い事によるデメリット②親の介護と育児が重なる懸念
結婚が遅い事によるデメリット2つ目は、育児と親の介護が重なってしまうという懸念です。結婚した年齢が遅ければ、それだけ両親も年を取っている可能性もあります。その為、育児をしながら親の介護が始まってしまうリスクもあるというのは、知っておくべき事でしょう。
自分自身、バリバリ仕事をしている中で親の介護と育児をしていかなければならないという事になれば、自分が壊れてしまう可能性だってあります。適齢期を過ぎての結婚には、様々なリスクが伴う懸念があるという事は覚えておきましょう。
ここに、男性と女性の結婚適齢期についての記事があるので、この記事を参考に適齢期になっても結婚していない人やしたくない理由についても知る機会としてみて下さい。
男女が結婚を意識するタイミングとは?
女性の場合には適齢期を過ぎると付き合う前から意識する人が多い
男女が結婚を意識するタイミング1つ目は、女性の場合には付き合う前から意識している事が多いというものです。結婚する平均年齢を過ぎた女性は、それだけ恋愛に臆病になっているケースも多いものです。その為、次に付き合う人とは結婚を前提として付き合いたい、と考えている事が多いのも事実です。
適齢期の推移を見てもわかるように、上昇傾向にある推移でもありますので、それだけ婚期が伸びてしまうのは避けたいと考えるのもわかります。女性は、特に子供が欲しいという場合には、なるべく早く結婚したいという人も多いと思いますので、時間を無駄にしたくないと考えるのは、ある意味当然の事でしょう。
相手の真の性格を知った時
男女が結婚を意識するタイミング2つ目は、相手の真の性格を知った時です。長く付き合っていたとしても、別れるカップルがいるように、付き合う平均期間よりも早く結婚したとしても上手くいくカップルも多いというのも事実です。これも相手の人となりを知っているからこそ上手く行っているとも言えますよね。
相手の真の性格を知る事により、これから先、何があっても一緒にいれる自信があるという確信が持てれば期間というのは、関係ないのかもしれませんね。ここに、日本人の結婚の平均年齢の推移や地域差の推移についても紹介している記事があるので、日本全体の適齢期の推移を確認する参考にして下さい。
日本人の結婚平均年齢とは?中央値や地域差も含めて解説!日本の結婚の平均年齢は上昇傾向にある
今回は、「日本人の結婚の平均年齢」をテーマに、都道府県別や世界別に見る結婚の平均年齢も併せて見てきましたが、いかがでしたか?日本だけでなく、世界的に見ても結婚の平均年齢は上昇傾向にあるというのがこの記事でお分かり頂けたと思います。また、今回は晩婚のメリット・デメリットも紹介してきました。
晩婚の場合、経済的な余裕というのは最大のメリットでしょう。しかし、それと引き換えに出産のリスクや親の介護などの問題が出てきてしまうというのは否めません。結婚適齢期というのは、あくまで一つの基準です。これを基準として、自分の人生におけるバロメーターと照らし合わせて結婚の時期を探るのもおすすめです。
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