非婚化の原因と対策4選|非婚ブームや晩婚化問題は恋愛至上主義の影響?
更新:2020.07.19
近年結婚をしないひと、すなわち非婚化が増えている日本ですが、非婚ブームには様々な原因があるようです。それは何故なのかみていきましょう。また非婚化の対策や晩婚化につながる可能性がある恋愛至上主義についても考えていきたいとおもいます。
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非婚化とは?
結婚しない人が増加すること
非婚化とは「結婚しない人が増加する」ことです。「非婚」という言葉は1980年頃に現れた新しいライフスタイルを指す言葉の一つとして生まれたようです。また、非婚は個人の意志として結婚しないことを選ぶこと、またその状態であることを言います。
恋愛至上主義と晩婚化そして非婚ブーム
恋愛至上主義と晩婚化について考えていきましょう。「恋愛至上主義」とは、「恋愛を人間における最高の価値と考える思想・思考形態を指す」ことです。「晩婚化」とは、「世間一般の平均初婚年齢が以前と比べて高くなる傾向を指す言葉」だそうです。そしてこの2つには関係性があるようです。
恋愛至上主義の人は、恋愛が人生の全てと考えている人が多いので、常に恋愛していたり、恋愛をしていないと充実していなように感じるようです。そのため、必然的に結婚を後回しにしてしまい、晩婚化に繋がるんですね。
結婚をすると恋愛ができなくなるので、刺激的な日々を感じられる独身でいたいようです。最近はこの恋愛至上主義タイプの人が増えているので、非婚ブームも恋愛至上主義が少なからず影響しているのではないでしょうか。
非婚化の原因と理由5選
非婚化の原因と理由|①独身生活が楽しい非婚主義者
非婚化の原因と理由、1つ目は「独身生活が楽しい非婚主義者」です。結婚することを選ばない理由として、独身生活が楽しいからということが挙げられます。友人と遊んだり、恋人とデートをしたり、自分のためにお金や時間をかける独身女性は結婚をしなくても日々幸せで、楽しいと感じているようです。
そうなると、わざわざ結婚をしなくてもこのままの生活でいいと思いますよね。友人がいて恋人もいる、そしてなにより自分ひとりの時間も楽しめる。十分に満ち足りた生活のように感じるのが非婚ブーム、晩婚化の原因のひとつになっています。これは後ほど説明する「恋愛至上主義」の考えにも似ています。
こちらの記事では婚活を辞めた年齢や、諦めた理由などについてご紹介しています。結婚を諦めるとどうなるか気になる方は是非ご覧ください。
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非婚化の原因と理由|②仕事がなによりも優先
非婚化の原因と理由、2つ目は「仕事がなによりも優先」です。女性の結婚適齢期といわれる時期は、仕事も順調で波に乗っている時期と重なります。そんなときに結婚をしてしまったら、せっかくここまで築き上げた仕事の実績が台無しになってしまうと考えるひとも少なくありません。これも非婚ブームの一因ですよね。
今は仕事を優先してもう少し仕事が落ち着いてから結婚しても遅くないと考え、結婚を先延ばしにして晩婚化に繋がるケースもあるのです。現在は仕事も家庭も両立が可能と謳っている企業もあるので、できるならそういう会社に就職したいものですね。
非婚化の原因と理由|③こどもが苦手
非婚化の原因と理由、3つ目は「こどもが苦手」です。結婚しない理由として、こどもが苦手だからというひとがいます。結婚相手の男性がこどもを欲しがっている場合は、それについて揉めてしまうので未婚のままでいるということです。
自分自身はこどもを望んでいないのに、相手の男性や家族にこどもを作ることを強く望まれるのは辛いものです。そういうことから非婚という形を選択するひともいます。
非婚化の原因と理由|④理想の相手がいない
非婚化の原因と理由、4つ目は「理想の相手がいない」です。理想の相手がいないというのは、非婚の原因として多いのではないでしょうか。結婚したいけれども、そもそも理想の相手がいない、見つからないということです。
合コンや仕事先、友人の紹介など日常的に出会いはあるけれど、結婚したいと思えるような素敵な男性に出会うのは簡単なことではないですよね。非婚ブームの背景には理想の出会いがないということも原因になっているんですね。
非婚化の原因と理由|⑤金銭的な問題
非婚化の原因と理由、5つ目は「金銭的な問題」です。結婚をしたいと思っているけれど、金銭的に不安を抱えているひとは非婚に繋がるといわれています。結婚するためには、結婚指輪も必要だし、結婚式も挙げないといけない。
それに住むところも確保しないといけない等、結婚するために必要なお金を捻出できないことを考えているうちに、結婚は無理だという結果に至ってしまい、非婚を選択するというのが金銭的な問題で非婚になるということです。非婚ブームの原因は金銭的な悩みもあるんですね。
非婚化の及ぼす影響4選
非婚化の及ぼす影響4選|①少子化につながる
非婚化の及ぼす影響、1つ目は「少子化につながる」です。これは代表的な影響で、社会的にも問題になっていますよね。非婚を選択することは、こどもを作らないことにもなるので、もちろんこどもの数は増えることなく確実に減っていきます。
なかには、結婚をせずにこどもだけ出産し育てていくひともいますが、多くはありません。少子化が進む一方で高齢者の数は年々増え続けているのも問題です。非婚ブームが更に大きくなると、このような社会問題に繋がる可能性もあるようです。
非婚化の及ぼす影響4選|②高齢化が深刻になる
非婚化の及ぼす影響、2つ目は「高齢化社会が深刻になる」です。非婚化により、こどもを出産しないひとが増え、新たな命が誕生しないということは、高齢化社会に繋がります。「高齢化社会」とは、総人口に占めるおおむね65歳以上の高齢者が増大した社会のことをいいます。
高齢化社会が進むと、増税をせざるおえなくなったり、老々介護が深刻になったり、企業ではたらく若者が減少してしまう等という問題が発生する可能性があります。一言に非婚化と言っても、社会的に重大な問題に繋がる場合もあります。
非婚化の及ぼす影響4選|③価値観の違いが大きくなる
非婚化の及ぼす影響、3つ目は「価値観の違いが大きくなる」です。価値観の違いは、もちろん誰にでもあることですし、悪いことではありません。それを前提にご説明していきます。
まず非婚を選択したひとは、結婚生活やこどもを持つということもせずに生きていくことを選ぶことになります。そして結婚することを選択したひとは、結婚生活や育児を経験することになります。ここでまず価値観の違いが生まれます。お互いに理解のし合えない事柄が増えてしまうのです。
この問題は、勤務先の同僚や上司の間でも発生しますし、友人の間柄でも同じことが言えます。価値観の違いというのは、人間の関係性にとても影響を与えることなのです。非婚者も既婚者もお互いに理解しようとする努力が必要になってきます。
非婚化の及ぼす影響4選|④出会いが減少する
非婚化の及ぼす影響、4つ目は「出会いが減少する」です。非婚化によってなぜ出会いが少なくなってしまうのか不思議ですよね。実は非婚化には男女ともに出会いが減少してしまう理由があるのです。例えば職場の例を挙げてみましょう。いつの時代においても職場恋愛、そして職場結婚というのは多いものだと思います。
そして、大半の女性は寿退職、出産を機に退職というパターンが多いのではないでしょうか。そうすると会社は人員が減るので、また新たな働き手を確保しなければなりません。つまり、だれかが結婚が理由で退職をすると、新入社員として新たに男性社員もしくは女性社員が入社し、それが出会いに繋がっているということです。
こちらの記事は結婚相手との出会いについてご紹介しています。いったいみんなはどこで出会っているのか気になりますよね。是非ご覧ください。
非婚化の対策4選
非婚化の対策4選|①結婚に対するイメージを変える
非婚化の対策、1つ目は「結婚に対するイメージを変える」です。イメージを変えるというのはなかなか難しく、簡単にできることではないと思いますが、まず、結婚に対するイメージを変えなければ、非婚者は増え続けるでしょう。
結婚するとデメリットが多いと感じている人は、結婚のメリットとはいったい何なのかを真剣に考えてイメージしてみることが大切です。愛する人と過ごす未来を想像すると、楽しいし幸せな気持ちになりますよね。
結婚して幸せな家庭を築き、充実した日々送ることは悪いことではありません。刺激は少なくなりますが、その分安心感や安らぎを得られます。落ち着きのある生活も良いものですよ。
非婚化の対策4選|②形にとらわれない結婚
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非婚化の対策、2つ目は「形にとらわれない結婚」です。結婚しない理由としてあげられるのは、「自分の時間がなくなるから」や「こどもはいらないから」等ですよね。結婚の形はひとそれぞれで、相手が理解してくれるのであれば、ある程度自由でいいし、もちろん望まなければこどもも作らなくていいと思います。
例え他人に反対されたとしてもそれは本人同士の問題であり、他人が決めることではありません。お互いが全てを納得した上での形にとらわれない結婚なら、「結婚してもいいかな」と思いませんか。理解のある相手との結婚生活なら、充実した毎日を送れることでしょう。
非婚化の対策4選|③非婚化を企業が支援する
非婚化の対策、3つ目は「非婚化を企業が支援する」です。非婚化はかなりナイーブな問題なので、企業がどこまで支援するかが課題となりますが、例えば企業内の独身者を集めた婚活パーティーや、企業内に男女がコミュニケーションを取れる場所を設置することも非婚化解消の対策となるのではないでしょうか。
節目節目に勤務先の企業からご祝儀が貰える制度があるのも良いですよね。例としては、社内結婚が成立した場合、マイホームを建てた場合や、出産時等にご祝儀を貰えるというもものです。
これは職場結婚が多い日本の特徴を生かした対策だと思います。同じ職場同士での結婚なら、生活リズムも似ているし、仕事への理解も高いと思われます。そういった相手との結婚なら、トラブルも少なくなりそうですね。
非婚化の対策4選|④政府が非婚化対策の制度を作る
非婚化の対策、4つ目は「政府が非婚化対策の制度を作る」です。色々な社会問題に繋がる可能性のある非婚化問題ですが、なかなかそれに対する対策や制度ができていないのが現状です。
少子化問題だけが多くとりあげられているように感じますが、それ以前の問題の「非婚化」「晩婚化」の対策にも政府で力を入れてほしいものです。ただ、この非婚問題は政府が介入する問題ではなく、当事者が個人的に解決すべき問題なのかが悩ましいところですね。
恋愛や結婚は個人の責任であり、自分の意思でするものですが、結婚という形を選択したときになにか何か具体的なメリットを感じられるような制度があれば、「結婚したい」と思えるのではないでしょうか。
非婚化の原因を知り前向きに考えよう
非婚化、晩婚化、恋愛至上主義についてみてきましたが、非婚化の背景には様々な要因がありましたね。非婚化ブームと言われている世の中ですが、結婚をすることによって得られるメリットを非婚主義のひとにも伝わるようになっていけば、今後結婚するひとが増えていくのではないでしょうか。
結婚することによって得られる幸福感や、楽しい時間もたくさんあります。非婚ブームといわれていますが、非婚派のかたも是非一度、前向きに結婚について考えてみてくださいね。
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