送辞の書き出し方は?挨拶の例文12選!出だしの言葉や感動する卒業式も
更新:2019.06.21
送辞とは主に卒業式で在校生が読む送る言葉です。今回は送辞の書き出し方の注意点や時候の挨拶を取り入れた例文、感動する送辞を完成させるためのポイントや出だしの言葉でふさわしいものだけでなく答辞との関係性についてまでまとめてみました!
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INDEX
送辞の書き出し方とは?
送辞の書き出し方①卒業式特有の書き出しで
送辞の書き出し方で重要となるポイントとして、卒業式特有のものにするという注意点があります。送辞とは在校生が卒業生の門出を祝して読む言葉です。何も学校生活だけに限ったものではありませんが、卒業式で触れる機会が身近なのも事実です。
そんな送辞ですが、書き出し方として卒業式に関連したものをチョイスするようにしましょう。卒業式が執り行われるのは3月半ばであることがほとんどです。冬が終わり春に近付く独特の季節ですから、そこを織り交ぜた書き出しを意識すると良いですよ。
送辞の書き出し方②学生にふさわしいものを
送辞の書き出し方の注意として挙げられるもう一つのポイントは学生にふさわしいものを選ぶと言う点です。送辞が読まれるのは学生生活に限ったものではないと言いましたがほとんどは卒業式になります。もちろん読みあげる人も聞く人も学生になります。
そうなりますと、年相応な送辞の書き出し方なるものが重要となってきます。あまり背伸びし過ぎても学生に相応しい送辞だと言えなくなってしまいますから、自分達の年齢でも不自然でない送辞の書き出し方を意識するようにしましょう。
送辞の感動する例文12選
送辞の感動する挨拶例文①春らしい出だし
送辞の感動する挨拶例文、1つ目にご紹介するのは春らしい出だしです。卒業式が行われる3月中旬と言えば桜のつぼみが膨らみだし、寒さも和らぐことから春の訪れを感じだす季節ですよね。そんな季節の移り目を出だしに組み込みましょう。
「校庭の桜のつぼみも膨らみ始め、暖かな春の訪れを告げています」という書き出し方にすると春の訪れを感じさせる非常い美しく感動的な出だしを演出することができますよ。
送辞の感動する例文②越冬を告げる言葉
送辞の感動する例文、2つ目にご紹介するのも出だしにおすすめな例文となっています。たいてい送辞や答辞といった挨拶では出だしを季節感のあるものにするのがお約束となっています。卒業式の行われる季節は冬の厳しい寒さを乗り越えた時期にあたります。
「肌を震わす冷たい風もいつしか和らぎ、暖かな春が近づいて参りました。」冬の間は身震いするような寒さが続きますが、3月に入ると気温が上昇し、日中は暖かな風が吹く事も増えてくる事でしょう。そんな春の到来を表す出だしがおすすめです。
送辞の感動する例文③時候の挨拶を組み込む
送辞の感動する例文、3つ目にご紹介するのは時候の挨拶を組み込むという点についてです。時候の挨拶ときくとあまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、手紙やスピーチなどの冒頭に組み込まれる決まり文句のようなものです。
「朝晩はまだ冷え込みますが、昼間の太陽に春のうららかな陽気を感じる季節となりました。」という出だしにすると冬と春の境目」であるこの季節の時候の挨拶を盛り込むことができます。時候の挨拶には様々なものがありますが、この例文中では「うららか」が時候の挨拶に当たります。
送辞の感動する例文④美しい書き出し
送辞の感動する例文、4つ目にご紹介するのは美しい書き出しです。送辞や答辞などの挨拶において書き出しや出だしはファーストインパクトとして重要です。ですからなるべく聴衆の耳に残るような美しい書き出しがおすすめです。
「寒さも和らぎ、うららかな春の香りを感じるようになりました」この例文中にある「うららかな」という言葉は春らしさを象徴する言葉でもありますし、響きが美しく耳に残りますよね。また「春の香り」というワードも美しい表現で印象的です。
送辞の感動する例文⑤先輩の卒業の早さを強調
送辞の感動する例文、5つ目にご紹介するのは先輩が卒業してしまう寂しさを強調した例文です。送辞の中盤になってくると先輩方との思い出などを語ることがほとんどです。あっという間に卒業してしまう時間の流れる早さを強調してみましょう。
「皆様が私達後輩を行事でリードしてくださった事が昨日のことのように思われます。」学生生活と言うのはあっという間に過ぎ去ってしまうものです。昨日まで先輩が自分達を導いてくれていたのにあっという間に卒業してしまう寂しさをこの挨拶で演出しましょう。
送辞の感動する例文⑥先輩方への尊敬の念
送辞の感動する例文、6つ目にご紹介するのは先輩方に対する尊敬の念を盛り込んだ例文です。年上の人は尊敬し敬うという文化が日本では根付いていますが、それだけでなく先輩方には実際に尊敬する部分が多い事でしょう。
「部活動、学校行事、委員会と何事にも熱心に取り組む先輩方は私達後輩の憧れでもありました。」先輩方とは様々なシーンで触れ合う機会が多いでしょう。その関係性を指摘しながら、自分達にとってどれほど偉大な存在であったかを書いてみましょう。
送辞の感動する例文⑦先輩方が卒業する寂しさ
送辞の感動する例文、7つ目にご紹介するのは先輩方が卒業する寂しさを盛り込んだ例文です。卒業と言うのはおめでたいですがそれと同時に寂しい別れでもありますよね。先輩方が卒業してしまう寂しさを送辞に盛り込むことで感動する文章になります。
「卒業式に際し、先輩方との思い出を振り返ると様々な出来事がよみがえり、胸にこみあげるものがあります。」実際に先輩との思い出を振り返り、涙が出るような人もいらっしゃるかもしれませんよね。
送辞の感動する例文⑧学校を引っ張った先輩をたたえる
送辞の感動する例文、8つ目にご紹介するのは学校を引っ張ってくれた先輩達を讃える例文です。卒業する先輩達は何事においても学校の先頭をきって下さったかと思います。その勇姿を讃えましょう。
「学校のリーダーとして学生全体を引っ張り、盛り上げて下さった先輩方の後ろ姿は決して忘れることができません。」先輩の努力を讃え、その後ろ姿が印象的だったことを述べれば感動する送辞になるはずですよ。
送辞の感動する例文⑨決意表明
送辞の感動する例文、9つ目にご紹介するのは決意表明を含んだ送辞です。送辞を読み上げるのは次に最高学年となる人がほとんどだと思われます。先輩方から伝統を引き継ぎ、立派に後に続けるように決意表明を詠った送辞も感動的です。
「私達後輩も先輩方からしっかりとバトンを受け取り、学校を盛り上げていけるように頑張ります。」このように自分たち自身の決意表明を組み込むのも送辞ではいいかもしれませんね。
送辞の感動する例文⑩目標設定
送辞の感動する例文、10個目にご紹介するのは目標設定を明確にした送辞です。先ほども送辞は在校生の代表が卒業生に対して読むものであるとご紹介しました。
「私達在校生も先輩方を見習い、勉学や部活動に精力的に取り組もうと思っております。」のように明確に自分自身の目標設定をすることによて、際高学年となる自覚をアピールすることができますよ。
送辞の感動する例文⑪先輩を送り出す言葉
送辞の感動する例文、11個目にご紹介するのは先輩を送り出す言葉です。送辞も佳境にさしかかり、まとめの言葉を述べる段階で卒業生を送り出すための言葉をいれると良いかと思われます。
「先輩方にはこれから無限の可能性と輝かしい未来が待っている事でしょう。学校生活で得た物を胸に大きく羽ばたいていってください。」卒業と言うのはおめでたいものですから、「輝かしい未来」「無限の可能性」など未来に希望を持たせる例文にすると良いでしょう。
送辞の感動する例文⑫先輩を見習う意志の表れ
送辞の感動する例文、12個目にご紹介するのは先輩を見習う意志の表れを述べた例文です。先輩方というのは大きく、偉大な存在であったかと思われます。そんな先輩を見習いたいという意志を示すと良いでしょう。
「私達後輩も先輩方を見習い、杭の内容に学校生活を送るようより一層の努力をしていく所存です。」卒業していく先輩方に敬意を払い、同時に自分の意志を表すと素敵な送辞になりますね。
送辞で時候の取り入れ方は?
送辞で時候の挨拶の取り入れ方①学校に関連させる
送辞で時候の挨拶を取り入れる場合、どのようにしたらいいのでしょうか。まず重要なポイントは学校に連想させることです。卒業式などで読まれる送辞では学生に馴染みの深いものです。よって時候の挨拶も学校に関連付けたものが良いでしょう。
例えば校庭に咲いている桜や植物であったり、校舎を吹き抜ける風であったりなど、自分の学校に関連付けた時候の挨拶をすることで個性が出ますし、感動的な送辞の挨拶となるはずですよ。
送辞で時候の挨拶の取り入れ方②めでたいものを
送辞での時候の挨拶の取り入れ方として重要なもう一つのポイントがめでたいものをチョイスするという点です。卒業式というのは人生の門出とされています。もちろんおめでたいものなのです。ですからそれに相応しい時候の挨拶を取り入れるべきだとされています。
時候の挨拶には様々なものがありますが、なるべく華やかではなむけの言葉に沿うようなものを厳選するようにしましょう。以下の記事では3月の時候の挨拶をまとめてありますから、送辞を書く際には以下の記事も参考にすると良い者ができるかと思われます。
送辞を書いた後にチェックする部分は?
送辞を書いた後にチェックする部分①誤字脱字
送辞を書いた後にチェックする部分として大切なのが誤字脱字です。よく推敲し、声に出して読む事でおかしな部分がないかチェックするとともに、誤字脱字をしていないか確認するようにしましょう。
誤字脱字をそのままにしておくと本番で自分も間違えてしまう可能性が高くなります。また、送辞の文章と言うのは読み終わった後に校長へ渡します。つまり学校に納めるものなのです。ですから誤字脱字があるのはご法度なのです。正しい形式にのっとり、しっかり書くようにしましょう。
送辞を書いた後にチェックする部分②同じ単語を使っていないか
送辞を書いた後にチェックする部分として重要なポイント、続いてご紹介するのは同じ単語を使っていないかどうかです。例えば「本当に」などを連続して使用するのは美しい日本語とは言う事が出来ません。
言い回しなどが本当に適切であるかどうかのチェックをしっかり行うようにしましょう。以下の記事では日本語のかっこいい言い回しについてまとめてあります。勉強になるものも多いですから是非チェックするようにしてみてくださいね。
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送辞を感動する文章にするコツは?
送辞を感動する文章にするコツ①卒業式の答辞の引き立て役という意識を
送辞を感動する文章にするコツ、1つ目は答辞の引き立て役であることを忘れないというポイントです。送辞というのは在校生が卒業生に向けておくる言葉です。そしてそれを受けて卒業生が答辞という挨拶を行います。
あくまでも卒業式の主役は卒業生ですからもちろん送辞よりも答辞が目立たなければなりません。送辞は答辞を引き立たせるものであるとの認識をしっかりもつようにしましょう。
送辞を感動する文章にするコツ②学校生活の思い出を連想させる
送辞を感動する文章にするコツ、2つ目にご紹介するのは学校生活の思い出を連想させることです。送辞の中で卒業生達に学校生活の思い出を連想させることによってより感動的な文章になることでしょう。
送辞を感動的で立派なものにしよう
いかがでしたか?送辞は卒業式で在校生の代表が読み上げる挨拶です。仰せつかった人は大役ですがポイントをしっかり押さえることによって立派な送辞になるはずですよ。
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