
エネループとエボルタの違いを徹底比較!充電器が点滅した時の対処法も
更新:2019.06.21
パナソニックから販売されている充電池にエネループとエボルタがありますが、同じメーカーでなぜ2つの充電池があるのか不思議ですよね。エネループとエボルタの充電池が2つある理由やその違いを徹底比較していきます。また充電器が点滅した時の対処法についてもご紹介します。
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INDEX
エネループとエボルタの違いを比較
エネループとエボルタの違いを比較①もともと充電池と乾電池の名前
エネループとエボルタの違いを比較1つ目はもともと充電池と乾電池の名前です。エネループは旧三洋電機で作られていた充電池で、エボルタはパナソニックで作られていた乾電池の名前です。パナソニックに三洋電機が買収されて経営統合したため、現在は両方の販売をパナソニックが行っています。
エネループとエボルタの違いを比較②エボルタは充電式とアルカリ電池がある
エネループとエボルタの違いを比較2つ目としてエボルタは充電式とアルカリ電池があります。エネループは旧三洋電機の充電池ですが、抜群の知名度を誇る製品で、国内シェアは7割で海外シェアは11%もあるために経営統合後にもパナソニックから販売が継続されています。
エネループとエボルタの違いはエネループが充電池のみを販売しているのに対して、エボルタはパナソニックの乾電池のブランド名のため、もともとある充電できないアルカリ電池エボルタに加えて充電式エボルタの両方が販売されています。
エネループとエボルタの違いを比較③両方とも3つのモデルがある
エネループとエボルタの違いを比較3つ目は両方とも3つのモデルがあることです。エネループとエボルタのどちらも容量の違う「お手軽モデル」と「スタンダードモデル」と「ハイエンドモデル」の3つのモデルがでています。
エネループとエボルタの違いを比較④繰り返し充電回数が多いeneloop
エネループとエボルタの違いを比較4つ目は繰り返し充電回数が多いのはeneloopです。単3形充電池のスタンダードモデルで比較するとEVOLTAが1800回に対してeneloopは2100回と300回も多く繰り返し充電ができます。
お手軽モデルで比較するとEVOLTAが4000回に対してeneloopは5000回と1000回の差があり、単4形充電池ではEVOLTAが3000回に対してeneloopは3000回と2000回もの差があり、eneloopの方が繰り返し充電回数は多くなっています。
エネループとエボルタの繰り返し充電回数比較表(単位:回)
充電池の種類 | 単3形充電池エネループ | 単3形充電池エボルタ | 単4形充電池エネループ | 単4形エボルタ |
お手軽モデルの充電回数 | 5000 | 4000 | 5000 | 3000 |
スタンダードモデルの充電回数 | 2100 | 1800 | 2100 | 1800 |
ハイエンドモデルの充電回数 | 500 | 300 | 500 | 300 |
エネループとエボルタの違いを比較⑤容量が多いのはEVOLTA
エネループとエボルタの違いを比較5つ目は容量が多いのはEVOLTAです。単3形充電池のスタンダードモデルではeneloopが1900mAhに対してEVOLTAは1950mAh、お手軽モデルではeneloopが950mAhに対してEVOLTAは1000mAhの容量でEVOLTAが長い時間使用できます。
エネループとエボルタの容量比較表(単位:mAh)
充電池の種類 | 単3形充電池エネループ | 単3形充電池エボルタ | 単4形充電池エネループ | 単4形充電池エボルタ |
お手軽モデルの容量 | 950 | 1000 | 550 | 650 |
スタンダードモデルの容量 | 1900 | 1950 | 750 | 780 |
ハイエンドモデルの容量 | 2450 | 2500 | 900 | 930 |
エネループとエボルタの違いを比較⑥販売している店舗によって異なる

エネループとエボルタの違いを比較6つ目は店舗によって異なることです。エネループとエボルタは販売している店舗やネットショップなどによって価格に異なるためにどちらが安いという比較は難しくなります。下記のAmazonの価格表を参考にしてください(ただしお手軽モデルのエボルタは合わせ買い商品です)。
価格の違いだけで選ぶのは難しいですが、エネループとエボルタの繰り返し充電の回数には大きな差があることに対して、容量の差は大きくないことを考えると、繰り返し使えるエネループの方が比較すると安くなります。
エネループとエボルタの価格比較表(単位:円)
充電池の種類 | 単3形充電池エネループ | 単3形充電池エボルタ | 単4形充電池エネループ | 単4形充電池エボルタ |
お手軽モデルの価格 | 752 | 381 | 752 | 390 |
スタンダードモデルの価格 | 734 | 1080 | 734 | 626 |
ハイエンドモデルの価格 | 1500 | 1392 | 1278 | 1400 |
エネループやエボルタのような充電池も安く購入できるAmazonは、あるととても便利なグッズがたくさん揃っています。子育てアイテムやお掃除編・ヘルスケア編などに分けてご紹介していますので、おすすめの便利グッズをチェックしてみましょう。
エネループとエボルタの違いを比較⑦充電池のサイズは同じ

エネループとエボルタの違いを比較7つ目は充電池のサイズは同じものが販売されています。エネループとエボルタの両方とも単3形充電池と単4形充電池があります。サイズ変換スペーサーを使えば、単3形充電池で単1形や単2形の電池として使用できます。
エネループとエボルタの違いを比較⑧電圧に違いはない

エネループとエボルタの違いを比較8つ目は電圧には違いはありません。エネループとエボルタの両方ともニッケル水素電池で電圧は1.2Vとなっています。アルカリ乾電池は1.5Vですが電圧に差があっても同じものに使用できるのは出力電圧の特性に違いがあるためです。
乾電池は使い始めは高い電圧ですが使用していくうちに電圧が低下していくという特性があります。それに対してエネループやエボルタのようなニッケル水素電池は長時間使用しても電圧の変化が少なく、使用途中から乾電池の電圧よりも高い電圧で推移するという特性があるため電圧が違っていても使用できます。
エネループとエボルタに互換性はある?
エネループとエボルタに互換性はある

エネループとエボルタに互換性はあります。それぞれの特徴はありますが、互換性についての違いはありません。エネループでなければならないものやエボルタでなければならないものなどの製品はなくどちらを使用しても問題はありません。
エネループとエボルタの充電器にも互換性はある

エネループとエボルタの充電器にも互換性はあります。エネループとエボルタは充電式の電池であるため、電池を充電するための充電器が必要になります。現在販売されているどちらの充電器にも大きな違いはなく互換性があります。
エネループとエボルタの互換性のない古い充電器もある

エネループとエボルタの互換性のない古い充電器もあります。エネループとエボルタはもともと違う会社の製品であったため、古い充電器は互換性が備わっていない可能性があります。正常に充電できなかったり破損したりする恐れもあるため、古い充電器の使用はおすすめしません。
エネループとエボルタの選び方は?
エネループとエボルタの選び方①使用頻度で選ぶ

エネループとエボルタの選び方1つ目は使用頻度で選ぶことです。テレビのリモコンなどは使用頻度が多いため繰り返し充電する回数が多くなります。回数が多くなれば劣化もするため繰り返し充電回数を多くできるエネループの方が向いています。
エネループとエボルタの選び方②連続使用時間で選ぶ

エネループとエボルタの選び方2つ目は連続使用時間で選ぶことです。ノートパソコンと一緒にマウスも持ち歩いている場合など、出先で使用しているときに充電切れになると困りますよね。そんなときに容量が大きいものの方が連続して使用できる時間も長くなります。長時間使用には容量が大きいエボルタの方が向いています。
エネループとエボルタの選び方③おすすめ用途で選ぶ

エネループとエボルタの選び方3つ目はおすすめ用途で選ぶことです。パナソニックのサイトでは商品の特長を紹介されていて、おすすめの用途として対象としている製品があげられていますので、この項目を参考に選ぶという方法もあります。
エネループの特長 エボルタの特長エネループやエボルタのような充電池は電池を使用するすべてのものに使えるわけではありません。充電池が使えないものには乾電池を使用しますが、マンガン電池とアルカリ電池には違いがあります。それぞれのメリットやデメリット、向いている製品を紹介している記事もあわせてご覧ください。
エネループとエボルタの選び方④価格で選ぶ

エネループとエボルタの選び方4つ目は価格で選ぶことです。エネループとエボルタの特長の違いは繰り返し充電回数と容量以外はほとんど同じ性能になります。販売されている店舗の価格によって安い方を選ぶという方法もあります。
エネループとエボルタの充電器が点滅した時の対処法は?
エネループとエボルタの充電器が点滅した時の対処法①汚れを拭く

エネループとエボルタの充電器が点滅した時の対処法1つ目は汚れが付着している可能性があります。充電していても表示ランプが異常点灯や異常点滅する場合は、充電池と充電器の端子間の接触が悪くなっていることが考えられ、目に見えない汚れが付着していることもあります。
充電池と充電器の端子の部分をティッシュなどで拭いたり、充電池を充電器にセットした状態で充電池を転がしたりすることで汚れが取り除かれて、改善され正常に充電ができることがあります。それでも改善されない場合は充電池が劣化していることが考えられます。
エネループとエボルタの充電器が点滅した時の対処法②2秒おきは温度調節

エネループとエボルタの充電器が点滅した時の対処法2つ目は2秒おきは温度調節することです。2秒おきに点滅をしているときには充電できていない状況です。充電器は0~40℃の温度の範囲内になるように温度を調節しましょう。
エネループとエボルタの充電器が点滅した時の対処法③5秒おきは電池に異常

エネループとエボルタの充電器が点滅した時の対処法3つ目は5秒おきは電池に異常があることが考えられます。電池の劣化によって充電ができなくなっていたり、電池の寿命になっていたりする可能性があります。また充電器が故障していることも考えられます。
充電器が点滅していて充電できない電池は一度使いきって放電しましょう。その後で再度充電してみて、充電器が同じように5秒おきの点滅をするようであれば、寿命であると考えられますので買い替えを検討しましょう。
ダイソーやセリアで手に入る乾電池を紹介した記事ではダイソーで販売している充電池も紹介されています。繰り返し使える充電池はとても便利ですが、充電器が故障してしまったりニッケル水素電池の使えない製品も中にはあります。そんなときにはコスパの良い100均の乾電池をストックしておきましょう。
エネループとエボルタは環境に優しい製品です

エネループとエボルタを利用すると繰り返し充電できることを考えれば、乾電池をよく利用する場合には安価な乾電池を使用するよりもコストパフォーマンスが良く、有害ゴミもでないエコな製品です。しかも不要になった充電池はリサイクルできます。
ニッケル水素充電池は有名なメーカーのものだけでなく、ダイソーやセリアなどの100均でも購入できます。繰り返し使える充電池はとてもコスパの良い製品ですが、それが100均で手に入るならさらに節約になります。100均の充電池を紹介している記事も参考にしてください。
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