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虚礼廃止の意味とは?現状や具体例と年賀状をやめたい時の文例も

更新:2021.04.19

虚礼廃止という言葉をご存じですか?この記事ではその意味や、「年賀状のやりとりをやめたい」と思った時の、相手に失礼にならない文例についてご紹介しています。具体例なども載せてありますので、どのように伝えたらいいか頭を悩ませている人は、ぜひご覧ください。

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虚礼廃止の意味は?

虚礼廃止とは「虚礼を廃す」という意味

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虚礼廃止とは「虚礼を廃す」ことを言います。虚礼とは「中身がないのに表面上見せかけている形だけでの儀礼」という意味なので、虚礼廃止はそれをやめる、という意味になるのです。虚礼廃止は、年賀状やお中元、お歳暮の時期によく使われる言葉です。

「無駄なことはしない」という風潮が強くなってきている表れ

虚礼廃止の一般的な意味は今お伝えした通りですが、これを別の視点から考えると、心のこもっていない、形骸化した習慣や慣習であれば、それは逆に相手に対して失礼なのではないか?心がこもっていないことをしても意味がないのではないか?と考える人が多くなってきているとも言えます。

こういったことから、虚礼廃止はある意味で、「無駄なことは省こう」「無駄なことはしないようにしよう」という風潮が強くなってきていることの表れなのです。

虚礼廃止の現状は?

虚礼廃止の現状①個人では「やめたい」と思っている人が多い

虚礼廃止の現状その1は、「個人では「やめたい」と思っている人が多い」です。年に一度会うかも分からないような相手のためにお中元やお歳暮を贈るのは、時間も手間もお金もかかります。これまで何年も贈ってきたから、という理由で毎年贈ってはいるけれど、やめたいと思ってはいてもなかなか言い出すことは難しいです。

また、年賀状についても同様です。特に最近の年賀状はパソコンとプリンターで簡単に印刷して作れてしまうものなので、とても機械的です。昔のように、一枚一枚手書きで相手のことを考えて言葉を連ねる、といったことも少ないでしょう。それではいっそのこと、年賀状を送らなくても同じようなものです。

そして、年配の人であれば付き合いも広いので、何百枚も年賀状を作ることもあるでしょう。丸一日かけて年賀状を作り、時にはインクが切れたりプリンターが詰まったり、手間以外の何物でもありません。そんな形式上だけのものなら、「いっそのことやめてしまいたい」と思ってる人は大勢いるのです。


虚礼廃止の現状②企業でも虚礼廃止の動きが活発

虚礼廃止の現状その2は、「企業でも虚礼廃止の動きが活発」です。企業の中での「虚礼廃止」というと、一番多いのは「年賀状」でしょう。年賀状は出した方がいいのか?出さなくてもいいのか?ということについて、一度は頭を悩ませたことのある人も多いはずです。出さないことによって何かあるのでは?と心配にもなります。

しかし最近は、この年賀状のやりとりを、会社自体が「やめるように」との通達を出しているところもあります。最近はプライバシーの問題もありますし、会社の年配者も、年賀状は必要ないと考えている人が多いのです。また、お中元やお歳暮なども同様です。それらは当然会社のお金で賄われますが、大きな費用がかかるのです。

会社であれば個人と違い、関係先がたくさんあります。それら一つ一つに律儀にお中元やお歳暮を贈っていては、会社の負担が増えてしまいます。また、それでは一部だけに贈ればいいのではないか?という声もありますが、そうすると今度は「それをどのような基準で選ぶか?」という頭の痛い問題につながります。

虚礼廃止の具体例は?

虚礼廃止の具体例①年賀状

虚礼廃止の具体例その1は、「年賀状」です。これまでの話の中でも何度か出てきましたが、年賀状は虚礼廃止の代表格とも言えるものです。ご紹介したように、最近の年賀状はとても簡単に作ることができます。滅多に会うこともない人に対して手間や時間、お金をかけてまで作る必要があるのか?と考える人がとても多いのです。

また若い人は特に、携帯電話のメールやラインを使って簡単にやりとりができます。新年の挨拶自体をやめたいと言うよりは、わざわざ年賀状を書いて送らなくても、メールやラインで簡単に新年の挨拶ができてしまうのです。こうしたことも、年賀状が虚礼廃止の筆頭だと言われている所以でしょう。

虚礼廃止の具体例②お中元やお歳暮

虚礼廃止の具体例その1は、「お中元やお歳暮」です。これも年賀状と同様に、必要ないと考える人がとても多くなってきています。お中元やお歳暮は、年賀状と比べてもその一つが金額の大きなものになります。年賀状ほどたくさん贈ることはないにせよ、その金額の大きさを考えると、家計にとって負担が大きいのです。

またお中元やお歳暮は、選ぶのにも時間や手間がかかります。一人ひとりに対して、「相手はどんなものなら喜んでくれるか?負担にならないか?」といったことを考えながら選ぶので、とても大変です。そんなイベントが年に2回もあると考えただけで、「やめたい」という気持ちになってしまいます。


虚礼廃止の具体例③葬儀の時の参列や香典

虚礼廃止の具体例その3は、「葬儀の時の参列や香典」です。あまり数は多くないかもしれませんが、最近、葬儀に参列した時に香典を渡そうとすると、それを断られるということが増えてきています。また企業によっては、葬儀の参列が虚礼廃止とされているところもあるのです。

参列する方として、亡くなった方と生前に関りがなかった場合「葬儀に参列すること自体が負担となってしまうのではないか?」と考えられるのです。社員の関係者の葬儀に参列しないというのは、少し寂しい気もしてしまいます。しかし、参列を無理強いすることはできないということで、虚礼廃止となっているのです。

虚礼廃止の具体例④バレンタインやホワイトデー

虚礼廃止の具体例その4は、「バレンタインやホワイトデー」です。男性陣には悲しいお知らせになってしまいますが、こうしたイベントも虚礼廃止の対象となっています。女性側としては「やめたい」と思っている人も多く、義理チョコを用意する手間やお金の負担がなくなるので、嬉しい話と言えるでしょう。

こうしたイベントは、特に昔から惰性で行われていると、やめたいと思ってもなかなかやめられません。「みんなでお金を出し合ってチョコを買う」などのルールがある場合は、なおさら言い出しにくいことでしょう。そうした負担を避けるためにも、会社側が公に通達を出すことで虚礼廃止にしようという風潮になっているのです。

虚礼廃止を伝える時の文例は?

虚礼廃止を伝える時の文例①個人でお中元やお歳暮の虚礼廃止を伝える

虚礼廃止を伝える時の文例その1は、「個人でお中元やお歳暮の虚礼廃止を伝える」です。そもそも、虚礼廃止を伝えることは決して失礼なことではないのです。相手との関係を終わりにしたいという訳ではなく、ただ単に「モノを受け取ることは遠慮します」と伝えることなのです。

お中元やお歳暮の虚礼廃止を伝える時は、最初に「ありがとうございました」と、しっかりお礼を言いましょう。次に、その気持ちに対する感謝と、お中元やお歳暮を断る理由を述べます。「お気持ちは有難くいただきます」「しかし、どうぞこれからは、こういったお気遣いをなさらないでください」等がいいでしょう。


あまり長々と書いても言い訳のようになってしまうので、端的に述べるようにします。ただ最初に「ありがとうございました」と伝えたあとに、クッションとなる繋ぎの言葉を入れるのも良いでしょう。例えば「こういった心配りを賜り、嬉しく存じます」等が自然です。

虚礼廃止を伝える時の文例②企業でお中元やお歳暮の虚礼廃止を伝える

虚礼廃止を伝える時の文例その2は、「企業でお中元やお歳暮の虚礼廃止を伝える」です。企業であっても、故人の場合と基本は大きく変わりません。最初に、「このような品をいただき、誠に恐縮です」と、お中元やお歳暮をもらったことに対してお礼を述べます。

次に、「実は、弊社では今後、お取引様からのご贈答は辞退させていただくことになりました」と、断る理由を述べます。そして「お伝えもしておりませんでしたので、この度はありがたく頂戴させていただきます」と、今回は受け取りますということを伝えます。

最後に「今後はお気遣いされませんよう、ご理解のほどお願いいたします」と、個人の場合と同じように次回からははっきりと断る旨を伝えます。また企業の場合であれば、最後に「貴社の益々のご繁栄と皆様のご活躍をお祈りし、お礼とお願い申し上げます」としてもいいでしょう。

虚礼廃止を伝える時の文例③長年会ってない人に年賀状の虚礼廃止を伝える

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虚礼廃止を伝える時の文例その3は、「長年会ってない人に年賀状の虚礼廃止を伝える」です。年賀状の虚礼廃止を伝える時にまず注意してほしいポイントは、「年賀状としてではなく寒中見舞いとして出す」ということです。そもそも出すタイミングが違うので、誤って年賀状として出さないように気を付けましょう。

新しい年を迎えたばかりのタイミングで年賀状のやりとりを断るというのは、受け取った方も良い気持ちはしないためです。そして肝心の、実際に虚礼廃止を伝える文例ですが、「誠に勝手ではございますが、本年をもってどなた様にも年始のご挨拶を控えさせていただくことに致しました」というシンプルな内容で大丈夫です。

ここでももう一点ポイントがあります。文の中に、必ず「どなた様へも」「皆様へも」という言葉を入れるようにしましょう。そうすることで、誰に対しても年賀状を送らないことにしたんだな、ということが伝わるので角が立ちにくくなるのです。

虚礼廃止を伝える時の文例④企業が取引先に年賀状の虚礼廃止を伝える

虚礼廃止を伝える時の文例その4は、「企業が取引先に年賀状の虚礼廃止を伝える」です。企業間では、お中元やお歳暮を虚礼廃止にするところは多くあっても、年賀状のやりとりをしないという場合は少ないかもしれません。しかし、少ないだけであって虚礼廃止にしているところもあるので、こちらも文例をご紹介します。

まず、連絡はメールなどでするといいでしょう。件名を「年賀状の廃止についてのご連絡」とすれば、相手にも分かりやすいです。文例ですが、時候の挨拶などを述べたあとで「経費節減等のため、本年度より、どのお取引先様に対しても年賀状を控えさせて頂くこととしました」とすればいいでしょう。

この場合のポイントも、「経費削減のため」という角の立たない理由をしっかり述べることと、「どのお取引様にも」という「誰に対しても断っていますよ」とアピールすることが大切です。

虚礼廃止を伝える時の文例⑤高齢を理由に年賀状の虚礼廃止を伝える

虚礼廃止を伝える時の文例その5は、「高齢を理由に年賀状の虚礼廃止を伝える」です。年齢を重ねてくると、目が悪くなるため字も書きづらく、年賀状を送るのも大変になります。そのため、高齢であることを理由に年賀状の虚礼廃止を伝えたいと思っている人もたくさんいるのです。

基本的には、その3の「長年会ってない人に年賀状の虚礼廃止を伝える」でご紹介した文例と同じでいいでしょう。ただ、高齢であることをアピールしたいので、最初に「寄る年波を感じるに至り」や「私も高齢となってきたので」など一言添えると、相手にも事情を分かってもらいやすくなります。

また、より具体的に「視力が低下してきており」や「字の読み書きするのが大変になってまいりました」などの理由を述べるのもいいでしょう。そうすることで、より相手の理解を得られることになります。また相手が同世代であれば、そういった理由を書くことで共感してもらえることでしょう。

「虚礼廃止」をしたい人はたくさんいる

このように、虚礼廃止をしたいと思っている人はとてもたくさんいます。特に身近なのは、この記事でもご紹介した年賀状でしょう。ただ、実際には「やめたい」と思ってはいても、「どうやって伝えたらいいのか?」「伝えづらくて言えない」と感じている人もとても多いのです。

今回、特に多くの人が悩んでいるであろう年賀状の文例をたくさんご紹介しました。どの例も角が立たないような文になっています。どのように伝えたらいいか悩んでいる人は、ぜひ今回の記事を参考にして、虚礼廃止を伝えてみてください。気持ちをこめて伝えれば、相手にもきっと分かってもらえることでしょう。

またこちらの記事では、同じように「なかなか伝えづらい」ことの一つである「感謝の気持ち」を上手に伝える方法についてご紹介しています。感謝の気持ち、せっかくならきちんと相手に伝わって欲しいものです。これらの記事を参考に、ぜひあなたの感謝の気持ちも伝えてみてください。

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