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手作り猫用ケージの作り方は?100均ダイソーで揃う材料やDIYの例も

更新:2019.06.21

猫のケージを100均ダイソーの材料でDIYで自作出来るのことをご存知ですか?時に、愛猫の命を守ることもあるキャットゲージの作り方を紹介します。100均ダイソーの材料を使い、愛情をたっぷり込めた手作りゲージで、猫にも人間にも安心できる毎日を過ごしませんか。

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猫をケージに入れるメリットやデメリットは?

メリットは事故の予防・猫の居場所作り・子猫のしつけに使えるところ

猫をケージに入れるメリット1つ目は、飼い主の留守中の事故を防げることです。飼い主の留守中のペットの事故は少なくなく、感電や高いところから飛び降りるのに失敗しての骨折など様々あります。また、ペット自身に被害はなくても水道の水が出っ放しというトラブルもあり、それも防げます。

2つ目のメリットは猫の居場所作りができることです。猫は自分の居場所があると精神的に落ち着くことができますし、病気などで具合が悪くなってしまった時もそこで休めます。また、来客が来た時も人間が入ってこれないケージの中に逃げ込むことができます。ケージは猫にとってシェルターの役割を果たすことができるのです。

3つ目のメリットは子猫のしつけに使えることです。1日の大半を寝て過ごす子猫の場合、ケージの中にトイレを入れておくと、トイレをトイレと認識しやすいというメリットがあります。ただし、成長すると自分の居場所にトイレがあるのを嫌うため、トイレの場所をケージの外に移す必要があります。

デメリットはストレスの原因になる可能性があること

デメリットはケージが猫のストレスの現認になる可能性があることです。多くの飼い主が勘違いするのですが、ケージの中だけで飼えると思い、入れっぱなしにしてしまうことがあります。本来、猫は動き回る動物で、長時間閉じこめると病気やトラブルの原因になってしまいます。ケージは5時間が限度と心得ましょう。

猫と一緒に暮らしているけれど、猫は今どんな気持ちなのだろうと気になったことはありませんか?猫の気持ちは仕草や行動から知ることができるので、猫の気持ちを知りたいという方には以下の記事がおすすめです。ご機嫌の時、リラックスしている時などの仕草や行動について解説しています。

理想の猫のケージのサイズや形は?

狭すぎる大きさはNG

猫のケージを手作りする時に気をつけたいのは狭すぎる大きさで作らないことです。子猫用だから多少小さくても良いと思うかもしれませんが、子猫は10か月までには成猫と同じ大きさになります。すぐに大きなサイズに自作し直さなければいけないので、最初から成猫が使うのを前提に作りましょう。

猫の手作りケージの理想の大きさは水飲み場、ベッド、爪とぎと猫が一緒に入っても余裕があるくらいの大きさです。猫のケージは自作しやすいとはいえ、小さいものではないので、DIY初心者の方などは大変かもしれません。

形は高さがあるものが理想


猫のケージを手作りする場合、2階や3階のように高さのあるものを作るのが理想です。猫はジャンプなど上下に行動する生き物のため、高い場所と低い場所を行き来できる必要があります。そのため、猫がジャンプしても壊れないくらいの強度が必要になります。

ケージ以外にも猫ちゃんの遊び場も作ってあげたいと思う方には、キャットタワーも自作することをおススメします。市販のものはなかなか使ってくれない猫ちゃんでも、猫ちゃんを知り尽くした飼い主ならば、猫ちゃん好みのキャットタワーを作れるのではないでしょうか?興味がある方は以下の記事をご覧ください。

猫の手作りケージの材料は?

ダイソーなどの100均で材料は入手可能

猫の手作りケージの材料はダイソーなどの100均やホームセンターなどで購入することができます。大抵の材料は100均で入手できます。ネットで買うよりも実際に店頭で材料を確認したほうが、材料となるワイヤーネットやジョイントマットなどの大きさをしっかりと確認できるのでおすすめです。

100均が一番、材料費が安く済みそうな気もしますが、100均のワイヤーネットは大きさが小さい傾向があります。そのため、大きさによってはホームセンターでワイヤーネットを買ったり、市販のケージを買うのとさほど値段が変わらないことがあります。値段を気にされる方は事前に店舗を比較して確認するといいでしょう。

猫の手作りゲージの主な材料

猫の手作りケージの主な材料をご紹介します。全てダイソーで購入することが可能です。1つ目はワイヤーネット、2つ目は結束バンド、3つ目はジョイントマットです。結束バンドを切るのに使うので、ハサミが家にないという方はハサミもご用意してください。

ワイヤーネットは猫のケージを作るのにも便利ですが、用途はそれだけではありません。ワイヤーネットのおしゃれな活用法について知りたい方は以下の記事をご覧ください。猫のケージを作った時に、余ってしまったワイヤーネットの有効活用もできますよ。

猫の手作りケージの作り方は?

猫用手作りケージの基本の作り方


ここでは基本の猫の手作りケージの作り方をご紹介します。ワイヤーネットを結束バンドで結び、床、壁、天井を作り、箱型にします。そして、ジョイントマットを天井と床に貼るというものです。ワイヤーネットは大きさなどによっても違いますが、100均で材料を揃える場合はかなりの枚数必要です。

ワイヤーネットの結束に使った結束バンドは猫が誤って食べないように、しっかりと先を切断します。ジョイントマットがずれないように両面テープや接着剤を使ってくっつけましょう。猫がテープや接着剤の臭いを気に入らない可能性があるので、事前に大丈夫かどうか確認することも大切です。

また、床に貼るジョイントマットについてはすのこでも代用可能です。しかし、スノコの場合、ケージのサイズに合わせてカットする必要があるため、手間がかかりますし、木くずで汚れてしまいます。のこぎりを持っていなかったり、楽に作りたいという方はジョイントマットを使ったほうが無難です。

猫用ケージを自作する時のコツ

猫用ケージを自作する時のコツですが、必ず屋根をつけて、覆うことです。猫は上下に移動する動物で、最大で2メートルほどの高さを飛び越えることが可能です。屋根をつけないと、簡単に脱走されてしまいます。天井は乗せるだけでいいと思わずに、天井もしっかりと結束してください。

猫が運動できるくらいの広さが欲しいという場合も、必ず高く作ってください。猫は横に移動しないため、運動になりません。猫は横移動をしないからと、極端に横幅を狭くするのもいけません。猫にケージにいてもらうためには猫がケージにいた時に快適だと感じてもらわなければいけません。

また、猫によってはワイヤーネットの結束に使った結束バンドを食べてしまうことがあります。歯が生える時期の子猫も歯が痒いと噛み癖が出やすいです。そのため、噛まないかどうかしっかりと注意して確認してください。心配なら違う材質で作るか市販のケージを購入したほうがいいです。

猫の手作りケージのDIY例5つ

猫の手作りケージのDIY例①木製

猫の手作りケージのDIY例1つ目は木製です。100均やホームセンターからすのこを購入して作るのがポピュラーです。なお、木製のものは金づち、タッカー、のこぎりといった本格的な道具が必要になるので、DIY初心者の方が作るには難易度が高いです。猫用ケージ以外でDIYはしないのなら、やめたほうがいいです。

猫用ケージを作ることもできるすのこですが、昨今はこのすのこを使って様々なものをDIYすることが流行っています。すのこは100均で簡単に買えますし、猫用ケージを作った時に余ってしまってもDIYで有効活用することができます。どのようなものをDIYできるのか知りたい方は以下の記事をご覧ください。

猫の手作りケージのDIY例②キャットタワー型


猫の手作りケージのDIY例2つ目はキャットタワー型です。市販のキャットタワーのように高さのあるケージで、2階から3階建てのものです。上下に移動することが猫にとっては運動になるので、ケージの中を動くことで猫は運動することができます。市販のキャットタワーを使ってくれない猫にも最適なケージです。

キャットタワー型は猫にとっては快適になりやすいですが、どうしても大きくなりがちなので、強度に注意して作らなければいけません。たくさん結束する必要があるワイヤーネットでは強度が弱くなる可能性があります。強度を確保したい場合はスチールラックや木製のすのこなどを使って作ることをおすすめします。

猫の手作りケージのDIY例③スチールラック型

猫の手作りケージのDIY例3つ目はスチールラック型です。ワイヤーネットで高さのあるものを作るのではなく、市販のスチールラックを使えば、組み立てる手間を省きながら、高さのあるケージを作ることができます。ワイヤーネットと違い、結束しないので、強度が弱くなる心配もありません。キャットタワー風にも作れます。

スチールラックは収納にとても便利なものですが、きちんと活用できていますか?イマイチ、活用できていないという方には以下の記事がおすすめです。100均のスチールランクを使っての簡単な収納の活用術をご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

猫の手作りケージのDIY例④鍵付き型

猫の手作りケージのDIY例4つ目は鍵付き型です。鍵をつけずに、猫が自由に出入りできるものもいいですが、緊急時や来客時、飼い主の留守などは鍵をつけて、ケージの中に入れておいたほうがいい場合もあります。鍵はホームセンターなどで購入することができる上に、簡単に取り付けることができます。

猫によっては鍵を外してしまう器用な子もいるので、簡単に開けられてしまったという場合は、複数種類の鍵を試しましょう。ケージに鍵をつけるのはかわいそうという人も多いのですが、災害時の脱走、飼い主不在時の事故など少なくないので、それらの予防のためにも鍵は必要です。面倒くさがらずに用意しましょう。

今は鍵はアンティークのように見えるといったデザイン性の高いものが販売されています。そのため、ケージに合うデザインの鍵も見つかりやすいです。デザイン性と実用性を兼ね備えた素敵な鍵をケージに取り付け、猫ちゃんをしっかりと守ってあげましょう。

猫の手作りケージのDIY例⑤ハンモック付き型

猫の手作りケージのDIY例5つ目はハンモック付き型です。市販のキャットタワーにもハンモック付きのものも多いのは、多くの猫がハンモックが大好きだからです。休憩場所以外にも最適な遊び場所になります。作るのが難しそうというイメージがありますが、簡単に作ることができます。

作り方ですが、ハンモックとなる布の4隅に、ハンモックを支える紐などをしっかりと縫い付けます。紐部分にひっかけるための金具を通して完成です。これをケージの中にひっかけてあげるだけで猫用ハンモックのできあがりです。縫い付け部分が甘いと猫の重さに耐えきれずに猫が落ちてしまうため、しっかりと縫いましょう。

ケージの強度がしっかりとある場合、突っ張り棒でも作ることができます。2本のつっぱり棒に布を縫いつけ、ハンモックを張りたい部分に設置。見た目は担架のような感じに仕上がります。木の棒に布を2ケ所結びつけるだけでも簡易的なハンモックが完成します。どのハンモックでも強度に気をつけて作りましょう。

猫の手作りケージの注意点

最適な置き場所について

手作りした猫用ケージの最適な置き場所についてですが、暑過ぎる場所や寒過ぎる場所、エアコンの風が直接当たるような場所は避けましょう。また、人の往来が多く、足音や話し声の多い場所も猫にとっては落ち着くことができません。ケージは猫が落ち着くための場所なので、できるだけ静かな場所に設置しましょう。

また、多くの猫が窓の外を見るのが好きで、外を眺めているだけで退屈せずに済むため、窓際に置くことも猫にとっては最適な置き場所になります。しかし、季節によっては直射日光が当たるため、熱中症の原因になる可能性もあり、注意が必要です。窓辺に置く場合は暑さ対策をしっかりしてあげる必要があります。

飼い主や飼い主の家族をいつも見ることができる場所に置いてあげると、さらに猫は安心することができます。猫はいつも家族をよく見ています。猫が疎外や孤独を感じてしまうと、様々な問題行動に発展してしまいます。そのため、いつでも家族とコミュニケーションできる場所にケージを設置してあげることがとても大切です。

自作する時はしっかりと強度に気をつけて!

自作する時は強度に気をつける必要があります。100均のワイヤーネットだけで大きなケージを作る場合、結束部分が多くなるため、どうしても強度が落ちてしまいます。大きなケージを作りたいという場合は100均ではなくホームセンターから大きなサイズのワイヤーネットを購入することをおすすめします。

ホームセンターを利用すると100均のものより材料費が多く必要になりますが、やんちゃな猫がケージの中ではしゃぎすぎてしまい、ケージが壊れてしまうというトラブルが起きた場合、猫が怪我をするリスクもあります。また、再度組み立てなければいけないため、時間の無駄になってしまいます。

猫のケージを自作する時は、どのような大きさのものを、どのような用途で作るのか、そのために必要な材料は何か、強度は大丈夫かなのかをしっかりと作る前に検討したり、大まかでもいいので設計図を書くのがおすすめです。いきなりお店に行って、材料を買うではなく、事前にお店でどのような材料があるか確認しましょう。

猫のケージを手作りしよう

大がかりなものでない場合、猫のケージを自作することはとても簡単に作ることができます。市販のものに丁度いいものがないや値段が高すぎるなど自作する理由は様々だと思いますが、愛する猫ちゃんのために、ぜひ、猫のケージを手作りしてみませんか?きっと猫ちゃんも飼い主さんが作ったケージを使ってくれます!

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