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韓国味噌・サムジャンとは?コチュジャンとの違いや調味料の作り方も

更新:2021.05.12

最近は日本でも日常的に韓国料理を口にすることが多くなってきましたね。そこで韓国料理に良く使われる2つの味噌、サムジャンとコチュジャンについてそれぞれの違いと、作り方や、これらを使ったおいしいアレンジレシピなどを紹介していきます。

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韓国味噌・サムジャンとは?作り方は?

コクがありまろやかな辛みのサムジャン

サムジャンは韓国で古くから作られている調味料の一つで、「包む」ということを意味している「サム」、発酵大豆を使った調味料を意味する「ジャン」が合わさったのが名前の由来です。甘辛い味付けで、特にお肉や野菜料理と一緒に食べると相性の良い調味味噌です。

韓国では味噌(テンジャンと呼ばれる韓国味噌)、砂糖やはちみつなどの甘味、ゴマ油、にんにく、ゴマ、少量のコチュジャンから作られるのが一般的です。

絶品!サムジャンの本格的な作り方

基本的に韓国では各家庭で一般的に作られています。日本で手に入る材料でも簡単に作ることができるので是非お試しください!材料の韓国味噌テンジャンは日本の普通の味噌で代用することができます。

サムジャン

  1. 材料:長ネギ、にんにく、コチュジャン、テンジャン、酒、ゴマ油、白ゴマ
  2. にんにくをすりおろし、長ネギをみじん切りにします。
  3. ボウルにその他の材料をすべて入れて、②とよく混ぜ合わせればできあがりです。余った味噌は冷蔵庫で1週間ほど日持ちします。

作った味噌の保存法や、適した保存容器などのアイデアが掲載されている記事がありますので、こちらも是非合わせてご覧ください。

サムジャンとコチュジャンの違いとは?

辛みの強いパンチの効いた調味料!コチュジャン


コチュジャンは穀物(餅粉など)を大量の粉唐辛子と混ぜたものに、発酵・乾燥させた大豆と麦芽飴や水あめを混ぜてさらに発酵熟成させた調味料です。刺激のある辛さで韓国調理には欠かせない味噌のひとつです。

鍋物から炒め物、和え物または薬味のひとつとしても使われていて、韓国では幅広い料理と一緒に食べる習慣があります。こちらもサムジャン同様に各家庭それぞれのレシピがあり、家庭の味として親しまれています。

サムジャンとコチュジャンの大きな違い

こうしてみてみると、サムジャンとコチュジャンの違いが見えてきますね。やはり大きな違いは”辛みの強さ”ではないでしょうか。もうひとつの違いは発酵させているということですね。サムジャンは熟成された味噌同士とその他薬味を混ぜて作るので、すぐに食べることができます。

一方で、コチュジャンは作り方の工程も時間がかかる上、出来上がっても美味しく食べられるのは1年熟成させてからという人もいます。他にもコチュジャンに関連する記事がありますので合わせてご覧ください。

韓国味噌サムジャンを使ったレシピ5選

①サムジャンといえば!サムギョプサル

韓国味噌サムジャンを使ったレシピの1つ目は、なんといっても定番のサムギョプサルです。豚肉と同時にたくさんの野菜を食べることができるのでヘルシーで今外国人の間でも話題になっているんだそう。なかなかこれだけの野菜を食べるのは難しいですよね。今回はお家でも手に入りやすい材料で作れるレシピをご紹介します。

サムギョプサルの作り方

  1. 材料:豚バラ肉ブロック、キムチ、レタス、キュウリ、大葉、長ネギ、にら、その他野菜なんでもOK。サムジャン、麺つゆ、酢。
  2. まず、にらは麺つゆと酢と唐辛子、白ゴマと和えてにらキムチにしておきます。
  3. 他の野菜も食べやすい大きさにカットします。火が通りにくい野菜は下ゆでをしておきましょう。
  4. 豚肉をこんがりするまで両面焼き、レタスにキムチ、サムジャン、その他野菜と豚肉を包んで出来上がりです。

②すぐできる!サムジャンタコライス


韓国味噌サムジャンを使ったレシピの2つ目は、サムジャンタコライスです!忙しい日のランチにササっと作れておススメの一品です。こちらもお家にある材料でできるのでおすすめのレシピです。

簡単!サムジャンのタコライス

  1. 材料:白ご飯、レタス、チーズ、ひき肉、トマト、【サムジャン、ケチャップ、醤油、砂糖、ゴマ油】、マヨネーズ
  2. レタスは細切りに、トマトはさいの目切りにします。
  3. ひき肉と、【】の調味料を混ぜ合わせ、中火で炒めます。
  4. 皿に、ご飯→レタス→サムジャンひき肉→チーズ→トマトの順に盛り付けて、マヨネーズ(お好みで)をかけて出来上がりです。

③タコときゅうりのサムジャン和え

韓国味噌サムジャンを使ったレシピの3つ目は、タコときゅうりのサムジャン和えです。ビールにピッタリの一品です。ほんのりピリ辛でお箸が進みます!

タコときゅうりのサムジャン和え

  1. 材料:ゆでタコ、きゅうり、サムジャン、塩、酢
  2. タコは食べやすい大きさにカットしておきます。
  3. きゅうりは蛇腹に切り、塩をして数分置いておき、水分が出てきたらしっかりと水気を切ります。
  4. サムジャンと2、3を和えてできあがりです。水分が出やすいので、食べる直前に和えた方が美味しくいただけます。

④サバのサムジャン煮

韓国味噌サムジャンを使ったレシピの4つ目は、韓国風サバの味噌煮です!見た目は日本のサバの味噌煮と変わりありませんが、サムジャンの風味でコクのある仕上がりになります。サムジャンはにんにくと唐辛子が入っているので魚の臭みも気になりません。

サバのサムジャン煮

  1. 材料:サバ切り身、生姜、酒、砂糖、サムジャン、醤油
  2. サバはサッと洗い、軽く塩を振り水気が出てきたらふきとります。生姜は千切りにしておきます。
  3. サムジャン、酒、砂糖、水、生姜を入れ混ぜて火にかけます。味が薄い場合は醤油を少し入れて下さい。
  4. サバを入れ、中火で10分煮ます。途中、煮汁をサバにかけながらとろみがつくまで煮つめてできあがりです。

⑤サムジャンのトマト麻婆豆腐


韓国味噌サムジャンを使ったレシピの5つ目は、韓国風トマト麻婆豆腐です。豆板醤の変わりにサムジャンを使っているので、マイルドで辛い物が苦手でも食べることができます。トマトを入れることで見た目も綺麗で食欲をそそる一品です。こちらに他の麻婆豆腐の記事がありますのでこちらも是非合わせてご覧ください。

韓国風トマト麻婆豆腐

  1. 材料:トマト、豆腐●干し椎茸●長ネギ●ニンニク●生姜●ゴマ油、〇サムジャン〇醤油〇酒、水溶き片栗粉
  2. フライパンに、●の材料を入れ炒めてから水を入れ少しに立たせます。
  3. トマト、豆腐を適当な大きさにカットし、火が通るまで煮ます。
  4. 最後に〇の材料を混ぜ入れ、水溶き片栗粉を入れ一煮立ちすれば出来上がりです。

【番外編】コチュジャンを使った韓国料理のレシピは?

①コチュジャンを使ったレシピといえば!ピビンバ

コチュジャンを使った韓国料理のレシピの1つ目は、ピビンバです!定番の人気メニューですね。石鍋が無くてもお家で簡単にでき、野菜も沢山食べられるのでおすすめです。トッピングでコチュジャンを好きなだけかけていただきます。

野菜たっぷりピビンバ

  1. 材料:小松菜ナムル、もやしナムル、人参ナムル、ぜんまいナムル、キムチ、温泉卵、〇コチュジャン〇牛肉〇ニンニク〇醤油〇生姜〇みりん
  2. 〇の材料をフライパンで火が通るまで炒めます。
  3. 熱いご飯を皿に盛り付け、その上に炒めた牛肉とナムル、キムチをバランスよく乗せます。真ん中に温泉卵をトッピングします。最後にお好みでコチュジャンをかけて出来上がりです。
  4. ※ナムルの味付けは、麺つゆにゴマ油とゴマだけでも美味しいです。

②コチュジャンで!韓国おつまみサキイカキムチ

コチュジャンを使った韓国料理のレシピの2つ目は、お酒のあてにちょうど良い簡単サキイカキムチです!すぐに作れるので何かもう一品欲しい時にもおすすめの韓国レシピです。

ピリッと!サキイカキムチ

  1. 材料:サキイカ、白ゴマ、水、オリーブオイル、ゴマ油、ニンニク、粉唐辛子(なければ一味唐辛子でも可)、〇はちみつ〇コチュジャン〇みりん〇醤油〇マヨネーズ
  2. サキイカを5センチほどにカットし、オリーブオイル、水をかけよく混ぜます。
  3. フライパンに油を敷きニンニクと唐辛子を入れて炒めて一度火を止めます。
  4. 〇をよく混ぜ、先ほどのフライパンに入れもう一度火を付けます。ひと煮立ちしたらゴマ油を加え②と混ぜ合わせてできあがりです。

③魚の辛味噌鍋!メウンタン

コチュジャンを使った韓国料理のレシピの3つ目は、魚を丸々一尾使う辛い鍋メウンタンです。今回は作りやすいように魚の切り身を使ったレシピをご紹介します。体がぽかぽかあたたまり、これからの季節にぴったりの風邪予防にもなるレシピです。

メウンタンのレシピ

  1. 材料:白身切り身、大根、長ネギ、水、ゴマ油、三つ葉やせり(トッピング用)〇酒〇ガラスープ〇醤油〇コチュジャン〇みりん〇ニンニク
  2. 魚は食べやすい大きさにカットします。大根をイチョウ切に、長ネギも食べやすい大きさにします。
  3. 鍋に水と〇と、先ほどの大根を入れ沸騰させます。
  4. 大根がやわらかくなってきたら、魚とネギを入れ火が通ればできあがりです。トッピング用の野菜とゴマ油をかけてどうぞ!

④食欲そそる!ヤンニョムチキン

コチュジャンを使った韓国料理のレシピの4つ目は、子供から大人まで大人気のヤンニョムチキンです!今日は鶏を揚げずにバリっと仕上がるレシピをご紹介しますね。おかずにも、お酒のあてにもなるメニューです。また、さめても美味しくいただけるのでお弁当のおかずにもおすすめの一品です。

お箸が止まらない!ヤンニョムチキン

  1. 材料:鶏もも、片栗粉、コチュジャン、ケチャップ、砂糖、みりん、ゴマ油
  2. 鶏ももを食べやすい大きさにカットし、塩こしょうをし、片栗粉を多めにまぶします。
  3. 鶏をじっくりと焼いていきます。
  4. 火が通ったら、残りの調味料を混ぜたたれをからめてできあがりです。最後に色味でネギ、ゴマをかけると綺麗です。

⑤簡単にできる!ピビンメン

コチュジャンを使った韓国料理のレシピの5つ目は、旨辛のピビン麺です!見るからに辛そうですが、コチュジャンベースのたれはみりんで辛さを調整することができます。また、本場のピビン麺は細めの韓国冷麺を使用していますが手に入らない場合は素麺やうどんで作ってもおいしいです。

ピビン麺の作り方

  1. 材料:韓国冷麺、ゆで卵、キムチ、きゅうり、トマト、コチュジャン、醤油、ゴマ油、砂糖、酢、ニンニクすりおろし
  2. 麺は指定の時間ゆでます。麺と野菜以外の調味料をすべて混ぜ合わせます。
  3. ゆであがった麺は氷水でしめてからしっかりと水分を取り除きましょう。
  4. 麺とたれをよく混ぜます。この時ビニール手袋をして手で混ぜると綺麗に混ざります。
  5. たれをからませた麺を器に盛り付け、野菜とキムチ、卵をトッピングしてできあがりです。

サムジャンとコチュジャンを使いこなして韓国のレシピをマスターしよう!

サムジャンとコチュジャン、それぞれ辛さの違いはありますがどちらも韓国料理にはなくてはならない調味料ということがわかりましたね。サムジャンは日本の家庭でも簡単に作ることができるので常備調味料として作り置きしておくと色々な料理に使うことができます。

サムジャンがあると、野菜をたくさん食べれるようになるのでダイエットにもおすすめです。上記のレシピを見てみても、韓国料理は思った以上に野菜が多く使われているのも女性には嬉しいところです。コチュジャンは手作りは少し難易度が高そうですが、手に入りやすい外国食材なので冷蔵庫には常備しておくと便利です。

今までサムジャンやコチュジャンを料理に使った事が無い方でも簡単にできるレシピがたくさんあるので、是非この2つの韓国味噌を上手にアレンジしてお料理のレパートリーを増やしてみてくださいね。

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