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愛情不足で育った子供・大人の特徴や改善方法15選|心理/性格/症状

更新:2019.06.21

愛情不足で育った子供や大人は、不安定で反社会的な行動を取りやすく、大人の場合はギャンブルなどに依存しやすい傾向があります。今回は愛情不足の子供のサインや、親と子供に必要なスキンシップのほか、愛情不足の大人と子供の特徴や心理状態、性格、症状などをお伝えします。

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愛情不足で育った子供の特徴5選

愛情不足だと不安定な心理状態になりやすい

失敗

愛情不足で育った子供は、自分に対する評価に絶対的なものがないので、常に心が不安でいっぱいの状態です。何か自分をおびやかすものが近くに来た場合、過剰な攻撃をしかけてしまったり、過剰に避けてしまったり、かと思えば奇妙なほどの親しみを見せたりと行動や態度が不安的な傾向にあります。

性格は自己肯定感が低く臆病

失敗

愛情不足の子供は、一番自分を肯定してくれる存在から肯定されていないため、自分はダメな人間だという意識が無意識にすりこまれている状態です。性格は何をするにも自信がなく、「どうせやってもダメだろう」と最初から諦めてしまう傾向があります。かと思えば重要な決断を深く考えずにしてしまう傾向もあります。

常に体調が悪いなどの症状がある

病気

愛情不足の子供は、精神的な不安や不調が常におしよせてくるため、頭痛や腹痛、慢性的な疲れなどの症状を感じやすくなっています。疲れやすくて病気をしやすいので、体が弱いと思われていることもあるでしょう。病院へ行くほどじゃないけど常に覇気がない感じがします。

愛情不足だと学校の成績が悪い傾向がある

学校

愛情不足の子供は、親に期待をされていないと感じています。親に期待をされていないし、特に自分が目指したい目標もない場合が多く、勉強に対してモチベーションを保てません。集中力も低い傾向があるので、学校の授業にもついていけなくなり、成績も低迷しやすいという特徴があります。

愛情不足だと人間関係にトラブルを抱えやすい

集団

愛情不足の子供は、親子間で信頼関係を築くことに失敗しています。親子間で信頼関係を築くことに失敗した子供は、親以外の人間とも信頼関係を築くのにも苦労するでしょう。また、表面的には問題はなくても、常に強い孤独感を抱えていることもあります。

また、下記の記事は赤ちゃんや子供の手相の見方を説明している記事です。子供の手相の見方に興味がある方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。


愛情不足で育った大人の特徴5選

愛情不足だと不安定で依存的な心理状態になりやすい

不安

愛情不足で育った大人は、自分は大丈夫だという感覚を持つことができません。常に他人の評価を気にしており、その評価が悪いと過剰に適応しようとして不安定になります。頼りになる誰かに依存する傾向も強く、関係が深くなった相手に、不健全に依存することもしばしばです。

愛情不足だと回避的な性格になる傾向がある

逃げる

愛情不足で育った大人は、困難に対峙する力が弱い傾向があります。困難にぶつかったとき、安定している大人は困難を克服しようと彼らなりの努力をしますが、愛情不足があった大人の場合問題自体をなかったことにしたり、問題から逃げたりします。

またはすぐに不安になることもあります。困難が起こるやいなや、他の人から見るとおおげさなほど不安がり、問題から遠ざかろうとします。いずれにせよ問題や困難に対して、正面から取り組もうという気力が起こりにくいでしょう。

愛情不足だと依存症になりやすい傾向がある

アルコール

愛情不足で育った大人は、土台が育っていないのでいつまでもぐらぐらしています。頼れるものがあれば、簡単にそちらに寄りかかってしまいます。愛情が足りなかった大人は、アルコールやギャンブルなどに依存しやすく、またセックスにも依存しやすい傾向があります。

アルコールやギャンブルなどにはのめりこまなくても、仕事にのめりこむこともあります。家庭よりも人間関係よりも、仕事を優先し、人生の余暇や趣味などに一切興味を持たない仕事人間になるのも依存の一種の可能性があります。

安定した人間関係を築けない傾向がある

別れ

愛情不足で育った人は、真の意味で人を信頼することができません。また一度猜疑心を抱くと、なかなか止めることができないので、ささいなことで疎遠になることもしばしばです。また恋愛関係においても、すぐに不安になりやすく相手のささいなミスを責めたり浮気を疑ったりすることがあり関係が持続しにくい傾向があります。


結婚しても離婚や結婚を繰り返すなど、パートナーが安定しにくく周囲を巻き込んで関係を複雑にしていきます。また不安定な環境は、その子供たちにも影響するため、親の愛情不足の傾向が子供にも引き継がれることもあるでしょう。

愛情不足だと極端な行動に走りやすい

旅行

愛情不足で育った人はゼロサム思考の傾向があります。世界を白か黒かで分けたがり、中途半端な領域のあいまいさを排除したがります。0から100へと極端な行動に走りやすく、唐突に会社を辞めてしまったり、突然長期の海外旅行に出かけたり、とにかく突然行動をすることがあります。

こういった極端な行動は、常に人とは違う型にはまらない思考を生み出す一方で、安定した行動パターンを作りにくく、不安定な心理傾向をいっそう加速させてしまいます。

愛情不足の子供が見せるサインは?

爪をかむ・髪を引き抜くなどの自傷行為のサイン

不安

愛情不足の子供の見せるサインとして、爪をかむ、自分の髪を引き抜くなどの行為が見られることがあります。爪を長時間かんでいたり、髪の毛を抜くクセがあるときは、愛情が不足しているサインの可能性がありますので、愛情が足りていないかどうか注意する必要があるでしょう。

低年齢での性交渉を経験しやすいというサイン

セックス

愛情不足の子供は、思春期ごろ低年齢での性交渉を経験しやすい傾向があります。心の不安を性交渉という安易な行動で埋めようとするためですが、性的な知識や発達が未熟な段階での性交渉はさまざまなリスクがあります。思春期ごろに性交渉を行っているようなら愛情不足のサインであることも疑いましょう。

嘘をつくことが多いというサイン

嘘

愛情不足の子供は、事実と明らかに異なる嘘を平然とつく傾向があります。また自分に都合の良い作り話を延々とし続けることもあり、周囲の人間は違和感を覚えることが増えるでしょう。明らかにおかしな嘘が増えてきたら、愛情不足など何らかの要因で不安定になっているというサインかもしれません。

人の物を盗む・万引きをするなどのサイン


持ち物

愛情不足の子供は、必要もないのに人の物を盗んだり、万引きをしたりすることがあります。部屋に同じメーカーの同じものが何個もあったり、買ったおぼえのないものを着ていたり持っていたりした場合はサインとして注意が必要です。また友達のおもちゃを隠したり、だまって持ってきてしまったりすることもあります。

黒い絵が多いというサイン

黒

愛情不足の子供は、絵を描くときに黒を多く使う傾向があります。黒を使っていても、たくさんの色彩があればそれほど問題にはなりませんが、黒一色で何かを塗りつぶしているような絵を描く場合は愛情不足のサインとして注意が必要です。子供、特に幼児が真っ黒の絵を描くときは心理面に問題を抱えている場合があります。

愛情不足の改善方法は?

幼年期は親子のスキンシップを大切に

子供

子供、特に幼児はスキンシップをすることで親からの愛情を確認しようとします。スキンシップは幼児に心の安定をもたらします。また、愛情が言葉で伝えるのが得意でない人でも愛情を伝えやすい方法です。スキンシップが苦手な場合は最初抵抗があるでしょうが、何度かスキンシップしているうちに抵抗がなくなるでしょう。

スキンシップのほか抱きしめることで愛情表現を

子供

スキンシップにもつながることですが、ギューっと抱きしめることでも愛情を伝えることができます。特に幼児の場合は、親から抱きしめられるだけでも心が満たされることが多いです。疲れてしまってあまり構えないことが多くても、1日1回はギューっとできるように努力してみてください。

15分だけでも親子で会話する時間を作る

子供

幼年期を過ぎて思春期になってくると、会話をほとんどしなくなることも多いでしょう。親も忙しくて子供の成績にしか興味がないこともあるかもしれません。子供がどんなことに興味があって、今何に夢中か、どんな本を読んでいるのかといったことをうまく聞きだせるように15分でいいので、トレーニングしてみてください。

大人が学校の成績などで評価しない

学校

子供がある程度大きくなってくると、学校や塾、習い事などで評価されることも多くなります。親が学校の評価などに重きを置いていると、子供に過度なプレッシャーをかけてしまうこともあるでしょう。子供を外側の評価だけで判断しないように、子供自身のありのままを見てあげてはどうでしょうか。

大人が子供の意思を大切にし過干渉をひかえる

束縛

愛情不足は、自分にかまってもらえないことだけで起こるのではありません。子供の意思を抑圧して、親の思うとおりにコントロールすることでも起こります。子供自身の行動力をおさえつけないように、手取り足取り進む方向をコントロールするのをやめてみましょう。

【注意】愛情不足にさせてしまう親の特徴は?

子供に興味がなくネグレクトに近い行為をするという特徴

無視

親が子供に興味が持てない、かわいいと思えないといった場合、ネグレクトに近い状態になることがあります。こういった場合、子供は親に興味を持ってもらえない事実やコミュニケーションが成り立たないこと、またスキンシップが圧倒的に不足することで愛情不足の状態に陥ります。

忙しすぎて子供と向き合う時間が取れないという特徴

ビジネス

仕事や家庭の事情などで、子供に時間が割けない場合も愛情不足になることがあります。子供に向き合う時間が圧倒的に少ないため、親子でのコミュニケーションや情報の共有、スキンシップが取れない状態が長く続きます。次第に子供は親に対して期待することを諦めてしまうでしょう。

子供と向き合う時間やスキンシップを大切にしよう

子供を育てるのは大変なことです。愛情を与えるのも簡単なことではありません。愛情表現が苦手で、トレーニングが必要な人もいます。それでも親は子供に愛情を何とかして与える努力を続けるべきでしょう。子供を愛情不足にするということは、この世界で生きていくスタートラインを大きく後退させてしまいます。

また、下記の記事は子供の絵からわかる心理状態について書かれた記事です。子供の絵から心理状態を把握したい方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。

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