子供の絵から分かる心理状態15選|不安な心理状態の時の絵の特徴は?
更新:2022.04.01
子供は絵を描くことが好きです。子供の絵を見ていると和む大人も多いでしょう。しかし、自由に描いている絵の中におもわぬ心理を表している絵も多くあります。一体、子供の絵に隠された心理とはどういったものでしょうか。色使い、描いたモノから子供の根底にある心理をみていきましょう。
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INDEX
子供の描いた絵の色使いからわかる心理9選
1.幸せな子供が使うピンク
ピンク色は大人の女性でも好きな人が多いでしょう。可愛い色ですし、ピンクが入っているだけで華やかな雰囲気になります。差し色としても人気の色です。当然子供にも人気のある色です。女の子は特に、子供の頃はピンク色の服ばかりきたり、小物を集めたりとしてしまいます。
子供が絵を描くときも例外ではありません。ピンク色を多用する子供は非常に幸せな気分にあります。子供自身がいろいろなことに幸せを感じていて、心が充たされている状態です。初恋をしたり、彼氏ができたりなど、異性に興味がある場合もピンク色の絵を描く傾向が強くなります。
2.紫
紫は赤と青が混ざり合ってできる色です。相反する色同士でできることから、紫のイメージは二面性を持つものと考えられています。また、ヒーリング効果が強い色としても知られています。
そんな紫を子供が多く使って絵を描く場合、その子供には自分の感情を出したいけれど我慢をしている心理が表れています。その感情は非常に衝動的なものでありがちです。また、病気の回復期にある子供も、紫を多用する傾向が強くなると考えられています。これは紫が癒しされる色と感じていることを表しています。
3.青
青色でも濃いい青色を好んで使う子供は、非常に集中力が高く自立に向かって動いている傾向が強くあります。それに対して薄めの青色を使用する場合、気分が晴れやかであったり、ちょっと眠かったりといった柔らかい気分のときです。また、青色は気分が参っていたり、気持ちが滅入っているときにも多用されがちです。
しかし、それほどネガティブな色ではありません。いろいろな経験をしたりチャレンジをする子供が、するにあたってプレッシャーを感じたりしても自分で頑張ろうとする気持ちも表しています。
4.白
白色と聴いて一番に考えつくカラーは、清潔感です。何かの作業や仕事をする際、清潔感が求められる仕事では白色のユニフォームが使用されることが多く見られます。他のイメージとしては、意志が固いとか正直、素直などが挙げられます。白を嫌う人はあまり多くいないのではないでしょうか。
そんな白色を好んで使う子供は、何かに失敗して自信を無くしていたり、上手くいかずに自信喪失気味になっている傾向が考えられます。また、白は完璧を表す色と言われていて、白を好む子供は完璧主義であったり、正義感が強かったり、神経質なところがみられたりする傾向が強いです。
5.水色
水色は空や海を連想させる素敵な色です。水色を見ればすがすがしい気持ちになる人も多くいるでしょう。そんな水色は、素直な子供がやはり好んで使います。従順で優しい子供が使用するイメージが強いです。
しかし、水色には儚さも同時に感じます。空が夕焼けを経て真っ暗になるよう、消えてしまう物悲しさを感じる色でもあります。それと同じように、子供が多用する場合は、子供の心理として寂しさを少し感じていたりするときも使いがちになってしまいます。
6.緑ばかりを使う心理
緑色は木や森や草などを思い起こさせます。実際に緑色は安定や調和を表す色です。自然の色はリラックス効果を持っています。その効果を表すように、ゆったりとしたいとき、マイペースでいたいときに子供が好んで使用します。子供がこの色を多めに使うときは疲れていることを表しているので、注意が必要になります。
7.黄色
黄色は毎日人間が浴びている太陽の光、日光をイメージさせる色です。この色があると、明るかったり陽気になる感覚があります。場を和ませたり、活性化させる色とも言われています。
また、黄色は小さな子供がよく使う色です。特に子供が楽しい気分であったりすれば、黄色を多く使用します。また、自己アピールの色とも考えられています。多用するときは、親に甘えたい気持ちが強かったり、自分を見て欲しいという気持ちが強かったりします。
8.赤
赤色は、太陽や火などの熱いもの、または情熱の赤と言われるように感情面でも活発であったりとポジティブなイメージです。静と動で言えば動を表す赤は、視覚にも最も働きかける色と考えられています。
大人の視覚と同じで、子供の視覚にも強烈に訴えかける色が赤色です。子供の目にもはっきりと映ることから、子供が好む色です。元気でアクティブ、または好奇心が旺盛であったり物事に意欲的な子供が使う傾向にあります。子供の持つエネルギーを表すとも言われています。
しかし、色が濃く塗られたりする荒い使い方をする場合は、愛情が枯渇していたり、親に対する不満を持っている可能性があります。
9.子供の黒い絵は要注意
黒色のイメージは、静と動で言えば静であり、負のイメージです。全ての色を上書きしてしまうのが黒色であり、遮断や吸収を意味すると言われています。高級感を出したり、神秘的なイメージもありますが、真っ暗になる夜を連想させたりと暗い気分にもなってしまいます。
そんな黒色で描いた絵は、大人でも不気味に感じます。子供が描いたとなると、なおさらです。黒を使用する場合の心理状態は、不安や恐怖が強く感じられている状態です。また、外に吐き出せない感情を内に溜めこんでいることも考えられます。非常にネガティブな意味合いを含んでいると言えます。
今まで述べたように、子供の絵と色使いにはさまざまな関係があります。「変な色使いをしている」とか「最近使う色が変わったな」と感じる人は、子供の絵の色の意味を調べてみてください。
色彩心理子供が絵で描いたモノからわかる心理9選
1.乗り物
子供の絵の中でバスや電車、車などの乗り物を描く場合、乗り物は母親を表しています。乗り物を書いてそれにつけた色によって、母親をどのように考えているのかが推測されます。
黄色で書いたり塗るときは、母親にもっと甘えたいとか自分を見て欲しいと感じています。ピンク色で描くときは、母親との関係が安定している証拠でしょう。しかし黒で描いた上に塗りつぶしているような場合は、母親に対して不安や恐怖感を抱いていることになります。躾が厳しい母親の子供に見られることがあります。
2.雲や雨
自然を絵に描いている場合、子供の気分を表していることがあります。例えば太陽を描いていれば、暖かく降り注ぐお日様のように愛情に囲まれていると考えられます。それと反対に、分厚い雲を描いていたり、激しい雨や雪を描いている場合は子供自身になにか辛いことや悲しいことがあった可能性があります。
3.丸みのない絵
曲線が描かれているような丸みのある絵は、子供の気持ちが安定していて落ち着いていることを表しています。反対に直線だけであったり、四角などの角ばったもの、三角やとがった物しか絵に表現されていないことがあります。このように直線的もしくは鋭角な表現は、子供が真剣に描いていることを現しています。
4.対照的な色使い
白と黒、赤と青、黄色と緑など色使いが対照的な場合、子供の心理状態も対照的なことを考えて揺れていると考えられます。例に挙げると、弟や妹ができてお兄ちゃんお姉ちゃんになり「頑張ろう」と考える気持ちと、対照的に弟や妹に親を取られて「辛い」「自分も甘えたい」と感じる気持ちです。
5.背景がない絵
背景に景色を描かなかったり、真っ白な紙の真ん中や端っこにポツンと自分を描いたりもしくは別の何かを描く場合、それは孤独を感じていることを意味します。ひとりぼっちの気分になっている可能性もあります。
6.色使いが少なくなる
子供が絵を描くことが好きで、いつもカラフルな絵を描いている。にもかかわらず、いきなりカラフルでなくなったり、色味の使い方が少なくなったらビックリしてしまいます。色使いが少なくなるとき、子供の心の中では気分が沈んでいたり、気分の沈む何か問題が起きている可能性があります。
原因は友達同士でいじめがあったり、怒られた後だったりが考えられます。しかしながら、子供の趣味趣向が変化して色を少なく使っているだけのときもあります。しばらく様子を見るようにしてみましょう。
7.子供が描く親の似顔絵
親の似顔絵を子供が描いたとき、描かれた絵が子供が一番見ている親の姿になります。笑っている顔を描けば、子供が一番見ている親の顔は「笑顔」になります。しかし、他の方を見ている絵や仕事をしている絵、家事をしている絵を描いたとすれば、それが子供の見ている親の姿です。
すなわち子供の方を親が見ていないという姿になります。親にそのつもりがなくても、子供からすれば目を合わせることが少ないと捉えられている可能性があります。こういった似顔絵ばかり子供が描く場合は、子供の目線に合わせる努力が必要になります。
8.絵の大きさ
子供の子供の描く絵が、描く紙を目一杯使って大きく描いてある場合、子供は自分に自信を持っているといえます。その反対に、紙に対して小さな絵を描いている場合は、あまり自分に自信を持っていない可能性があります。
9.子供の筆の線が細い
子供が筆を使って描く絵は、非常に個性に満ちています。大人と違い感性が豊かなので、その絵みる大人も楽しい気分になるような作品がたくさんあります。その中でも線が力強く太く描いてる絵もあれば、線が細くなっている絵もあるでしょう。
力強く、太く線を描いている子供は、自分に自信を持てていると考えられます。反対に細い線でしか絵を描けていない場合は、自分に自信を持てていない、もしくは自信を喪失気味な子供といえます。そういった場合は、子供が自信をなくす問題が起きている可能性があります。
子供の心理を絵から読む方法
バウムテスト
バウムテストは、木を自由に描かせて、その絵から現在の心理状態を調べるテストです。カウンセリングを受けにいったりした場合に適用されます。幹の太さや線の太さ、枝の数などさまざまな要素が読み解けるものです。気になる方は一度調べてみてください。
絵から読み解く心理と情緒不安定さがわかる絵は?本で子供の心理を勉強してみる
子供の心理はわからないことだらけです。しかしわからないからといって、放置せずに専門書などを読んで勉強してみるのも良いことです。子供の絵については本が出版されていることがよくあります。試しに読んでみてはいかがでしょうか。
子供の心理的負担になるできごととは?
環境の変化
子供が心理的に不安定になる場合、それ相応のできごとがあります。その代表的なできごとが、環境の変化です。幼稚園や保育園に通い始めたり、引越しをして住む家が変わったり、下に弟や妹が生まれて家族が増えるなど、環境が変化すればそれに対する適応が求められます。しかし、すぐには適応できないのが当然です。
環境に慣れていくまでの時間、不安定な心理になり、絵を描いたりすればこと細かに心情が表れてくることがあります。しかし、環境に適応すれば、徐々に普段通りに戻っていく可能性も高いでしょう。
子供の成長
もう一つ、子供が心理的に不安定になる理由は、自分自身の成長にあります。成長することは親にとって嬉しいこどですが、年齢や器である体が大きくなっていくことに、子供の心理を含む内面がついていかないことがあります。その一緒にならない感覚が子供の心理を不安定にしてしまいます。
しかし時間の経過と共に、体に内面が伴っていくようになります。そうすれば子供自身が違和感を感じなくなり、落ち着いていくでしょう。とはいえ、成長に伴い描く絵も変化をしていきます。色の趣味も変わったりしていきます。絵が急激に変化しても、敏感になりすぎることは必要ない場合があることは理解しておきましょう。
心理状態が不安な絵を描いたときの対処法
子供のそばにいる
心理状態が不安な絵を子供が描いた時は、他のことを放っておいてでも子供を優先してください。時間の許す限り子供のそばにいるようにしましょう。子供が不安定になっているときは、親が一緒にいてあげることが一番の薬です。子供が話をすればしっかりと話をし、子供が甘えてきたらしっかり甘えさせてあげましょう。
子供は言葉に出して上手に自分の気持ちを伝えることができないため、我慢している気持ちを絵に表現してしまうとも言えます。仕事で忙しかったり、他の子供に手を取られたりとさまざまな理由があるはずですが、不安な子供を一番に考え安心させてあげましょう。
子供の心理を分析する
親は子供の気持ちを理解しているつもりですが、自分ではないので完全に理解できていないことが多くあります。わかっていると思い込まずに、話をたくさんしたりして、しっかり向き合い、子供の心理をしっかりと受け止めて分析する必要があります。自分はきちんと分析して対応しているといった思い込みはよくありません。
自分だけで分籍できない場合は、親や兄弟姉妹など家族の手を借りても構いません。自分が理解している子供の心理と、本当の子供の心理はかけ離れているものだと考え、決して自信過剰にならないようにすることが必要になります。
自分の行動を見直し修正する
子供の心理状態をきちんと考えた上で、自分の行動を見直して修正をかける必要があります。子供のSOSを無視したり、わかっていて対処しないのは親失格です。せっかくの子供の声をちゃんと聴いてあげましょう。仕事をしているのであれば、家に帰ったらきちんと相手をしてあげれる工夫をしましょう。
また、家事が忙しいのであれば子供と一緒にしたりするなど、不安定な子供の気持ちを少しでも安定させてあげれる努力をしましょう。子供は親が大好きです。親がどんなに子供を大切に感じていても、なかなか子どもには伝わりません。「親の心子知らず」だと言いますが、子供の心理状態に寄り添ってあげるのが優先です。
子供の心と絵や色の繋がりを分析できる母親になる
子供が描く絵は、多くの気持ちを親に教えてくれます。単なる落書きではありません。どういった絵が、どういった色が、どういった子供の気持ちを表しているのかをしっかりと読み取り、子供の気持ちを把握しましょう。そして問題があればすぐに行動に移しましょう。それは親としての責務です。
子供の絵と心の相関関係をもっと詳しく知っておきたい場合、自分で勉強をしておくのがいいでしょう。勉強をしておけば子供に何かあったとき、即座に対応できます。時間を作って子供の絵に関する本を読んで、身につけてみてください。
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