冷蔵庫・冷凍庫の簡単な霜取りの方法と予防法7つ|簡単な掃除方法は?
更新:2019.06.21
冷蔵庫や冷蔵庫内にいつの間にかできている霜。気付いた時には分厚く成長しているそれは見た目も悪く、冷蔵庫の機能を低下させる厄介な存在です。食材を扱う冷蔵庫や冷凍庫を常にきれいに清潔にキープできるように、簡単にできる霜取りの方法と霜をつけないために気をつけたい予防法をチェックしておきましょう。
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INDEX
冷蔵庫・冷凍庫の霜取りが必要な理由は?
冷凍庫・冷蔵庫が冷えにくくなるから
霜が冷風口に付着したままでは、庫内が十分に冷やされず本来の機能を発揮できません。さらに、冷えにくくなった庫内を設定温度まで冷やすために、冷蔵庫が通常よりも電気を使って稼働することになるので、故障の原因になったり電気代が通常よりも高くなったりする恐れがあります。
冷凍庫・冷蔵庫内のスペースが狭くなるから
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霜は放置すればするほど蓄積されて大きくなっていきます。霜取りをせずに放っておくと、成長した霜で冷蔵庫内のスペースが圧迫され食材や飲料をしまう場所が狭くなってしまうのです。
結露が凍ることで生まれる霜は不衛生だから
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冷蔵庫や冷凍庫に発生する霜は、庫内の温度が急激に上下することで空気中に含まれた水分が結露となり、凍ることでできます。雪のように白く綺麗に見えるかもしれませんが、霜や氷の中には食材の成分や庫内のほこりやゴミがたっぷりと含まれているのです。
そんな霜が崩れて、作り置きした料理の中に入ってしまったら、なんて考えるとぞっとしますよね。いつでもフレッシュで美味しい料理が食べられるように、冷蔵庫の霜を取り除いて衛生状態をキープしましょう。
冷蔵庫・冷凍庫の簡単な霜取りの方法は?
ドライヤーの熱風で簡単に霜や氷が取れる
霜取りをする前には冷蔵庫の電源を切って、冷蔵庫・冷凍庫内の温度を上げなければなりません。それによって霜が溶けて掃除しやすくなるのですが、溶けるまで待っている時間はもったいないですよね。
そんな時に役立つアイテムが、髪の毛を乾かすドライヤーです。ドライヤーの熱風を使えば、霜が溶けるスピードが速まり霜取りの時短に繋がるのです。この時、ポイントは霜に直接熱風を当てるのではなく霜と庫内の壁がくっついた隙間に当てること。そうすることで、接着面が溶けて霜が取れるようなります。
POINT
溶けた霜で濡れないようにバスタオルを引いておこう!
霜が溶けると水分に戻るので、冷蔵庫を伝って床を濡らしてしまうことがあります。冷蔵庫の周りにバスタオルを敷きつめて、床が汚れないように対策しておきましょう。
金属ボウル+熱湯でも霜取り効果大
冷蔵庫の近くにコンセントが無い!という場合は、金属ボウルの中に熱湯を入れたものでも霜を溶かす効果があります。ボウルに熱湯を入れて、冷蔵庫内に置いたらしっかりと扉を閉めて5分~10分放置します。すると熱湯の湯気や温度で霜が丁度良く溶けるので、あとは剥がし取っていくだけ!簡単に霜取りができますよ。
霜が厚い場合には、放置時間を長くしたり、熱湯を入れ替えたりして調節しましょう。ボウルやお湯を触る時には、くれぐれも火傷に注意してくださいね。
霜取りにアイスピックやドライバーはNG
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ドライヤーや熱湯で霜を十分に溶かしたら、あとは庫内の壁や天井から霜を剥がし取っていくだけなのですがここで注意点が一つ。霜を取る時にアイスピックやドライバーなど先の鋭利なものを利用するのは避けるようにしましょう。
固まって取れにくい霜を取り除いている時、鋭利な道具を使っていると勢い余って庫内の壁に穴をあけてしまう場合があります。すると、冷蔵庫や冷凍庫を冷やす要である冷却用パイプに傷がついて冷蔵庫が使いものにならなくなってしまうのです。
霜を取り除く時には、プラスチックの霜取り用ヘラや、先端が丸く傷つけにくい構造の道具を使用するようにしましょう。使わなくなった歯ブラシの柄の部分などが適度に硬く丸みを帯びているので、安全で簡単に霜が剥がせておすすめです。
定期的な霜取りに保冷バッグを用意しておこう
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霜取りをする時には、一度冷蔵庫本体の電源を切って、庫内に入っている食材を全て取りださなくてはなりません。特に冷凍庫の霜取りを行う時には、時間をかけていると取りだした食材が溶けてしまう可能性も。しかし、溶けないうちにと焦るあまり霜がうまく取れなかったという事態も避けたいですよね。
定期的に霜取りが必要な冷蔵庫を使用している場合は、100均やスーパーで売っている保冷バッグを購入しておきましょう。保冷剤と一緒に食材を入れておけば、溶けきってしまう心配無くゆっくりと霜取りに専念できるでしょう。
冷蔵庫・冷凍庫の霜を簡単に予防・防止する方法7つ
1.熱を持った食材をそのまましまわない
熱を持った料理をそのまま冷蔵庫や冷凍庫にしまうと、湯気の水分が庫内に多く溜まることになり、温度変化による霜の量も増えてしまいます。また、暑いものをしまうと温まった温度を冷やすために冷蔵庫が過剰に働き電気代もかさんでしまいます。調理したての料理や食材は十分に冷ましてから冷蔵庫にしまいましょう。
2.食材は密閉度の高い容器にしまう
冷ましてある料理でも、ふたを開けたまま置いておくと徐々に料理の水分が蒸発して空気中の湿気が高くなってしまいます。冷蔵庫の中に料理をしまう時には、しっかりとラップをしたり、密閉度の高いタッパーにしまったりして水分が外に逃げない工夫をしてください。
3.冷蔵庫・冷蔵庫は頻繁に開閉しない
冷蔵庫の冷気が逃げる一番の原因は、やはり物を出すときに扉を開け閉めすることです。料理中に1つずつ材料を取り出したり、開けてから出すものを選んだりしていると庫内の温度が上がり霜ができやすくなってしまいます。
冷蔵庫を開けるときには、事前に何を出すか頭の中でリストアップしてなるべく素早く食材を取り出し、開ける回数と開けている時間を減らせるように心がけましょう。
4.冷蔵庫・冷凍庫内にものを詰めすぎない
庫内がいっぱいになるまで食材を詰め込んでしまうと、冷たい風が出てくる冷風口が塞がれて、庫内が均等に冷えなくなってしまいます。すると、温度が上がった庫内で結露が発生しやすくなります。
塞がれた冷風口の近くは空気が冷えているので、その辺りに多く霜が発生することになり、さらに冷やす効率が下がるという悪循環に陥ってしまうのです。
冷蔵庫や冷凍庫内には適度なゆとりを持たせ、8割程度の収納量に抑えるようにしましょう。内壁に食材を密着させずに隙間を空けておくのも冷気が行き渡りやすくなるポイントです。
5.パッキンの不具合などを定期的にチェックする
冷蔵庫の扉の付いているパッキンは扉の密着度を上げて冷気を逃さないようにする重要な部分です。パッキンが変形していたり破損していたりすると、隙間ができて中の冷気が外に漏れてしまう可能性があります。
パッキンに不具合が発生していないか定期的にチェックして、破損や変形を見つけたら新しいものに交換しましょう。パッキン交換は冷蔵庫にあったタイプのものをメーカーから取り寄せて行いましょう。
6.保冷カーテンを使って冷気を逃がさない工夫をする
冷蔵庫の扉を開け閉めしないと言っても、毎日使うものですから限界がありますよね。家族が多ければその分冷蔵庫を開ける回数も増えてしまうでしょう。
そんなときに役立つアイテムが保冷カーテンです。ビニールにカーテンを冷蔵庫内に吊るすことで、冷気が外に逃げにくく霜防止と節電に効果が発揮されるのです。
専用の商品も売っていますが、ビニール製のテーブルクロスと細い突っ張り棒があれば簡単に好きなサイズ・好きな模様のカーテンをDIYできるので、挑戦してみましょう。
7.自動霜取り機能がついた冷蔵庫を選ぶ
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もし冷蔵庫の買い替えを検討しているなら、自動霜取り機能が付いている冷蔵庫を選べば霜取りの面倒さから解放されて、快適に冷蔵庫を使用できるでしょう。
ただし、140L以下の冷蔵庫には自動霜取り機能が付いていないことがほとんどで、付いているものは割高な価格なことが多いようです。自分の家に合う容量か、予算の範囲内かをよく計算して選んでくださいね。
冷蔵庫・冷凍庫の簡単な掃除方法と清潔に保つコツは?
冷蔵庫を掃除する時には電源オフで!
冷蔵庫を掃除する際には、中にある食材を全て取り出して電源をオフにしておきましょう。食材は保冷バッグや保冷ケースにしまって、電源を切ってから少し待って掃除を始めると、霜の原因となる水気もきれいに取り除くことが可能となります。
パーツはすべて取り外して掃除しよう
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冷蔵庫の中には、ドリンクホルダーや棚板、チルドの引き出しなど沢山の部品があります。これらの部品は取り外しできることがほとんどなので、取り外せる物は全て取り外して別に掃除しましょう。
取り外した部品は食器洗い用の洗剤を使用してきれいに水洗いしておきましょう。また、部品を洗った後はすぐに庫内に戻さず、水分が完全に乾くまでよく乾かしてください。乾いていない状態で庫内に戻すと、その水分が霜の原因となってしまいます。
掃除の始めに取り外した部品を洗って、干している間に庫内の掃除をすれば効率よく乾かすことができますよ。洗った後に乾いた布巾で水分を取り除いておけばより早く乾くはず!
「重曹水」で簡単に汚れが取れる
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食品を入れるところだから、直接洗剤をスプレーするのは何となく嫌…という方もいるでしょう。そこで、冷蔵庫や冷凍庫内の汚れを取り除けるアイテムとして重曹を溶かした「重曹水」をおすすめします。体に害が無い成分なのに汚れが簡単に落ちるので、ストレスなく掃除できますよ。
重曹水は水100mlに対して重曹を小さじ1程度溶かしたもので、庫内の汚れがきれいに落ちるだけでは無く重曹による脱臭効果も期待できます。重曹水を作ったら、清潔な布巾を水で湿らせて庫内の隅々まできれいに拭きあげましょう。
POINT
重曹はその後の消臭にも使える
重曹は1kgなどの大容量で売っていることが多く、余らせてしまう場合もありますよね。冷蔵庫を掃除した時は、口の広い小瓶などに重曹を移し、食材と一緒に入れておきましょう。重曹が庫内に溜まる嫌なにおいを吸収してくれます。
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パッキンは綿棒や布を巻いた割りばしで掃除しよう
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扉についているパッキンは案外汚れが溜まっているものです。パッキンの隙間は重曹水に浸した綿棒やいらない布を巻き付けた割りばしなどでかきだすように掃除すると、簡単にきれいになります。
汚れを放置しているとパッキンの摩耗に繋がり、霜がつきやすい環境が出来てしまいます。掃除しづらい場所なので、こまめにきれいにして汚れを溜めこまないようにしましょう。
仕上げのアルコール除菌も忘れずに
全ての拭き掃除が終わったら、キッチン用のアルコール消毒スプレーで除菌しておきましょう。全体的にスプレーを吹き付けたら、水分がしっかり乾くまで冷蔵庫・冷凍庫を乾燥させてお掃除終了です。取り外しておいた部品を入れたら、電源を入れてよく冷やし、食材をしまいなおしましょう。
こまめな拭き掃除が綺麗をキープするコツ
定期的な冷蔵庫のお掃除はとても大切ですが、日頃からまめに拭き掃除しておくことで定期的な掃除が簡単にできるようになり、きれいな冷蔵庫をキープできます。
料理の最後にさっと例倉庫内を拭いておく、食材がこぼれたらすぐに重曹水で掃除するなどのひと手間で冷蔵庫をきれいに保ちましょう。
冷蔵庫の霜取りで快適なキッチンライフを!
冷蔵庫の霜をこまめに掃除しておくと、冷蔵庫が長持ちするだけではなく節電にも繋がります。また、食材の鮮度もキープしやすくなるので、霜がたまってきたな…と思ったら早めの処理を心がけましょう。
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