【保湿や掃除に】グリセリンの使い方15選!お風呂に入れても便利なんです♪
更新:2020.06.01
グリセリンは使い方がたくさんあるのをご存じですか?スキンケアだけでなく、掃除や洗濯まで幅広く利用されています。今回は、グリセリンの特徴や使い方を、肌・髪編、お風呂編、掃除・洗濯編、その他に分類してご紹介しますので、参考にしてください。
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INDEX
グリセリンの特徴とは?
①保湿力がある
1つ目は「保湿力がある」ということです。吸湿性が良いため、水分量がアップしてしっかりとキープするという特徴から、化粧品や医薬品などに使われています。ヒアルロン酸との相性がとても良いため、高保湿の化粧水ができます。
②安全性が高い
2つ目は「安全性が高い」ということです。皮膚に対する刺激がほとんどなく、毒性も低いとされています。肌に低刺激という特徴から、肌の弱い方やアレルギーのある方、赤ちゃんの肌にも安心して利用できる成分です。
③水に溶けやすい
3つ目は「水に溶けやすい」ということです。いろいろな使い道があるグリセリンは、水に溶けやすいという特徴から、他の材料と混ざりやすくなっています。手作り化粧水を作る時も混ぜやすく、肌馴染みの良い化粧水ができます。
④水と混ざることで発熱する
4つ目は「水と混ざることで発熱する」という特徴です。じんわりとした温かさで肌ケアできるため、その特徴を利用した温感クレンジングという使い道もあります。温感効果によって毛穴が開き、汚れが落としやすくなります。
グリセリンの種類別おすすめの使い方
①植物性グリセリン
植物性グリセリンは、ココナッツオイルやパーム油などから抽出されたグリセリンです。天然素材のグリセリンという特徴から、オーガニック商品に使われることが多くなっています。植物性グリセリンを使用する場合は、手作り化粧水や入浴剤、ヘアケアという使い道がおすすめです。
②合成グリセリン
石油が原料の合成グリセリンは純度が高いという特徴から、医薬品としての使い道が多くなります。植物性グリセリンよりも合成グリセリンの方が、品質は劣化しにくく、加工しやすいという特徴もあります。石油系でも安全性は高く、肌に使用しても低刺激と言われています。
③グリセリン原液
グリセリン原液は保湿力抜群のため、ハンドケアやかかとケアへの使い道がおすすめです。基本的には原液を直接肌に使うことはあまりありませんが、乾燥する時期の使い道として、少量を塗布すると手荒れやあかぎれを改善すると言われています。
肌・髪編|グリセリンの使い方6選
①手作り化粧水
1つ目は「手作り化粧水」という使い道です。グリセリンを化粧水の材料に使用すると、吸水性に優れているため、保湿力が高い化粧水が作れます。一般的な高保湿の化粧水よりも、安い値段で保湿力を実感できるようになります。
使い方
- 精製水に、5~10%の濃度になるようにグリセリンを加えて、よく混ぜる
- 1を肌に塗布する
精製水に5~10%のグリセリンを混ぜるだけで、基本の手作り化粧水が簡単に作れます。さらにアロマやヒアルロン酸などの美容効果の高い成分を加えて、自分に合ったオリジナル化粧水を作ることも可能です。下記の記事で、グリセリン化粧水の作り方が紹介されていますので、併せてご覧ください。
②ハンドケア
2つ目は「ハンドケア」です。肌荒れやひび割れなどには、手作り化粧水と同じように、5~10%のグリセリンを精製水に混ぜて使用します。症状がひどい時には、グリセリンをガーゼなどに含ませてそのまま患部にあてる使い方をします。さらにワセリンで保護して、水分の蒸発を防ぐとしっとりした手を保てます。
使い方
- 精製水に、5~10%の濃度になるようにグリセリンを加える
- 肌荒れやひび割れの手に塗る
- 症状がひどい時は、ガーゼや脱脂綿に含ませて、患部にあてる
- ワセリンを塗って保護する
③マッサージローション
3つ目は「マッサージローション」です。グリセリンは粘土が高いため、自宅でのセルフマッサージにも活用できます。10%の濃度にしたグリセリンを、鎖骨回り・腕・足などに塗布して、滑りが良くしっかりマッサージできます。アロマオイルを加えると、アロママッサージが手軽に楽しめます。
使い方
- 精製水に10%の濃度になるようにグリセリンを入れて混ぜる
- 鎖骨・腕・足などに塗布して、マッサージする
④スクラブ
4つ目は「スクラブ」です。グリセリンは重曹と混ぜて、肘やかかとの角質ケアとしても使えます。重曹の他に保湿性が高くなるはちみつを加えたり、汚れ落ちが良くなるようにクレイを加えたりする使い方もおすすめです。
使い方
- 3:1の割合で、重曹とグリセリンを混ぜる
- 肘やかかとにこすりつけて、角質を取る
⑤頭皮ローション
5つ目は「頭皮ローション」です。頭皮の乾燥が気になるという場合は、グリセリン化粧水と同じように作ったローションを使いましょう。髪を洗った後の清潔な頭皮に馴染ませて、軽くマッサージすると、血行が良くなり頭皮の環境も良い状態に改善する効果が期待できます。
使い方
- 精製水に、5~10%の濃度になるようにグリセリンを加え、よく混ぜ合わせる
- シャンプー後の頭皮に、1を塗布して、軽くマッサージする
⑥寝ぐせ直しウォーター
6つ目は「寝ぐせ直しウォーター」です。グリセリンの手作り化粧水が肌に合わないという場合は、寝ぐせ直し用として髪に付ける使い方をしましょう。髪に付いた寝ぐせを水で直すよりも、しっとり保湿された髪に導きます。
使い方
- 精製水に、5~10%の濃度になるようにグリセリンを加え、よく混ぜ合わせる
- 髪に塗布して、寝ぐせを直す
お風呂編|グリセリンの使い方3選
①お風呂で使用するリンス
1つ目は「お風呂で使用するリンス」という使い道です。保湿効果が高いグリセリンを、髪をシャンプーした後のリンスと同じ要領で使用すると、乾燥を防いで健康的な髪の毛を作り出せます。さらに市販のシャンプーやリンスにグリセリンを入れ、髪の保湿力を高くするという使い方もできます。
使い方①
- 精製水500mlに、グリセリン小さじ1・クエン酸大さじ3を混ぜ合わせる
- シャンプー後に、1をお湯で伸ばした液を塗布する
- 丁寧に洗い流す
使い方②
- 500mlのシャンプー・リンスに、グリセリン大さじ1を加える
- 普段のようにシャンプー・リンスをする
②お風呂の入浴剤
2つ目は「お風呂の入浴剤」という使い道です。好みのアロマオイル・クエン酸・重曹などと組み合わせて、保湿や血行促進効果の高い炭酸のお風呂を作れます。その日の気分でアロマオイルを替えて、お風呂のリラックスタイムを楽しみながら、乾燥しにくい肌になりましょう。
使い方
- グリセリン小さじ1・クエン酸大さじ1・重曹大さじ2・アロマオイル2~3滴を混ぜ合わせる
- 1を湯船に入れる
③バスボム
3つ目は「バスボム」です。グリセリンを使用すると、お風呂に入れる手作りバスボムも作れます。保湿効果の高いグリセリンで作ったバスボムは、乾燥肌の方にもおすすめのお風呂になります。さらに好みのアロマオイルを加えると、リラックスしたバスタイムを楽しめます。
使い方
- クエン酸30gに好みのアロマオイルを5~10滴入れて、よく混ぜ合わせる
- 1にグリセリン小さじ1を入れ、よく混ぜ合わせる
- 2に重曹60gを加えて、手早く混ぜ合わせる
- ラップにバスソルトを数粒入れ、3の粉をのせ、おにぎりを握るようにして固める(自宅にあればクッキー型やガチャポンのフタにラップをして、固めても良い)
- 半日~1日乾燥させ、ラップを外す
- 湯船に入れる(1~2週間程度で使い切る)
掃除・洗濯編|グリセリンの使い方3選
①窓掃除の仕上げ
1つ目は「窓掃除の仕上げ」としての使い方ができます。窓掃除が終わった後のガラスにグリセリンを使うことで、撥水効果が得られます。窓ガラスに汚れが付きにくくなるため、窓掃除の回数を減らせます。
使い方
- 柔らかい布に、グリセリンを数滴垂らす
- 1で窓ガラスを拭く
②シミ抜き
2つ目は「シミ抜き」としての使い方ができます。グリセリンで作った洗剤は、食べこぼしや口紅などの汚れを落とす効果が期待できます。グリセリン洗剤は洗濯だけでなく、掃除にも使えます。掃除しにくいソファやカーペットなどに付いたシミも、グリセリン洗剤で落とせます。
使い方
- グリセリンと重曹を、1:1で混ぜ合わせて、ペースト状にする
- 歯ブラシなどに少量取って、シミの部分にトントンと付ける
- 10分放置して泡立たせてから、普段通りに洗濯する
③柔軟剤
3つ目は「柔軟剤」です。洗濯時の柔軟剤代わりに使用すると、グリセリンが服の繊維に入り込み、洗濯後はしっとりとして、乾燥後はふんわりした仕上がりになります。洗濯機に少量のグリセリンを入れるだけという、とても簡単な使い方です。
使い方
- 洗濯機の柔軟剤ポケットに、グリセリンを大さじ1入れる
- 普段のように洗濯をする
その他|グリセリンの使い方3選
①除菌スプレー
1つ目は「除菌スプレー」です。無水エタノール・精製水で作った消毒液に、グリセリンを入れることで、アルコールの脱脂作用で手が荒れるのを防げます。グリセリンの量は少し多めに調節しても大丈夫です。100均などで買えるスプレーボトルに入れて使用しましょう。
使い方
- 無水エタノール70ml・精製水30ml・グリセリン5mlを混ぜる
- スプレーボトルに入れて使用する
②静電気防止
2つ目は「静電気防止」です。一般的な静電気防止スプレーは、界面活性剤によって静電気の発生を防いでいますが、肌に合わない方もいます。グリセリンなら界面活性剤と同じように、静電気を防ぐ働きがあり、敏感肌の方でも安心して使用できます。
使い方
- 精製水に、5~10%の濃度になるようにグリセリンを加えて、よく混ぜる
- スプレーボトルに入れて、衣類にスプレーする
③シャボン玉
3つ目は「シャボン玉」です。自宅で作ったシャボン玉液は、うまく膨らまなかったり、割れやすかったりすることもあります。グリセリンを使った手作りシャボン玉液を使用すれば、割れにくい大きなシャボン玉が作れます。
使い方
- グリセリン大さじ1・水240cc・洗濯のり60cc・食器用洗剤30ccをよく混ぜ合わせる
- ストローなどで、優しく息を吹き込みシャボン玉を作る
グリセリンの使い方の注意点は?
①濃度を10%以内にする
グリセリンを使用する時は、濃度を10%以内にしましょう。高い濃度のグリセリンを、直接肌に塗布すると、肌が乾燥する可能性もあるため注意が必要です。濃度は10%を超えないように作ることや、高い濃度のグリセリンを使用する場合は、1滴程度の微量に抑えた使い方をするように注意しましょう。
②火の近くで扱わない
グリセリンは、火の近くで扱わないようにしましょう。可燃性の液体であるため、火の近くで使用すると引火の危険性もあります。灯油などに比べると引火の可能性は低いのですが、万が一火災に発展すると消化が困難になることもあります。グリセリンの保管や使用は、火の近くで行わないように注意しましょう。
③パッチテストをする
グリセリンを肌に使用する前には、パッチテストを行いましょう。安全性の高いグリセリンですが、肌に合わない方もいるため注意が必要です。腕などの目立たない部分に少量塗布して、1日様子を見て何もなければ、肌に使用しても大丈夫でしょう。
④肌に直接塗らない
グリセリンを、肌に直接塗るのは避けましょう。吸湿効果があるため、間違った使い方をすると、肌を乾燥させてしまいます。肌に使用する場合は精製水で何倍にも希釈して、肌トラブルが起こらないように注意しましょう。
⑤フタを閉め忘れない
グリセリンが入った容器は、フタを閉め忘れないように注意しましょう。グリセリンの高い吸湿効果によって、空気中の水蒸気に吸着し、グリセリンの濃度が低下する可能性があります。使用した後は、容器のフタをきちんと閉めるようにしましょう。
豊富な使い方のグリセリンを活用しよう
グリセリンは、肌や髪に使用できるのはもちろん、掃除や洗濯にも使用できる万能アイテムです。保湿性はとても高いのですが、使いすぎると逆に乾燥させてしまうこともあるため、容量をきちんと守るように注意しましょう。今回ご紹介した使い方を参考に、グリセリンを生活に取り入れてみましょう。
グリセリンの肌や掃除への使い方や注意点などについてご紹介してきましたが、下記の記事でも、保湿効果の高いグリセリンで美肌を保つ方法が紹介されています。またおすすめのグリセリンをランキング形式で紹介されていますので、購入の際の参考にしてください。
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