【DIY】踏み台の自作方法を解説!簡単に手作りできる設計図の書き方も
更新:2019.10.31
家にあると便利な踏み台は、自分でも簡単にDIYにが可能なんです。今回は、簡単に作れる踏み台の自作方法や、手作りのための設計図の書き方をご紹介します。DIYなら、買うよりも安く済ませられます。ぜひみなさんも、踏み台を一緒に作ってみましょう!
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
INDEX
踏み台をDIYするために必要な材料は?
①木材
DIYでは、〇×〇材という寸法の決まった木材を使用するのがおすすめです。なかでも、踏み台をDIYで手作りするなら、厚さの丁度良いツーバイ材を使った作り方がよいでしょう。ツーバイ材は、2インチ(38mm)×2インチの倍数の寸法になっているので、作り方に応じたサイズに合わせて選びましょう。
ちなみに、もっと身近な材料で手作りしたい人は、すのこを利用した作り方もおすすめです。すのこは、やや木材の厚みが足りないため、脚部ではなく天板として使うと良いでしょう。踏み台の作り方には、決まったルールがあるわけではないので、自分のメリットにあった木材を選んでみましょう。
②ビス・ねじ
木材を固定する材料は色々ありますが、簡単に使えるものだとビスやねじがおすすめです。ツーバイ材を使って踏み台を自作するのであれば、65mm~75mm程度の長さがおすすめです。ビスやねじは、固定する木材の厚さ以上の長さがないと固定されないので、使う木材の厚さによって長さを変えましょう。
ちなみに、ビスにも色々な種類があります。踏み台の手作り用に木材に使うなら、細身のビスを使うのがおすすめです。板割れがしづらいので、初心者でも簡単に自作することができます。また、細身のビスよりも太めで先端が鋭い硬木用ビスも板割れがしづらいです。
③ボンド
ボンドがあると、作り方がより簡単になります。ボンドは、仮止めとして使います。電動ドリルで固定する際、ズレやすい場所に打ち付ける際にとても重宝します。ボンドは、使用する材料によって種類が異なります。木材を使って踏み台を作る際は、木工用ボンドを選ぶのが最適です。
さらに、木工用ボンドの中にも特徴の異なるボンドがいくつもあります。速乾性や瞬間接着、ヘラ付きやのりタイプなど、本当にいろいろあるものです。踏み台を自作する際は、速乾性と瞬間接着のタイプを選ぶと工程も早く進みます。作り方や用途に合わせたボンドを選んでみましょう。
踏み台をDIYするために必要な道具は?
①のこぎり
のこぎりは、踏み台の材料となる木材をカットするのに使います。踏み台を自作するうえでは、電動でも手動でも構いません。のこぎりを使うのが怖い人は、あらかじめホームセンターなどでサイズを指定してカットしてもらうと作り方もより簡単になります。
②電動ドリル
電動ドリルは、ビスやねじを打ち付けるのに使う道具です。釘打ちと異なり、力がいらないので女性でも簡単に木工品を手作りすることができます。電動ドリルは、木材を使った自作では頻繁に使うアイテムです。そのため、持っていない人はレンタルするのもいいですが、購入するのもおすすめです。
③やすり
やすりは、出来上がってから木のエッジを滑らかにするのに使います。目の粗さはとくに指定しませんが、目の粗いやすりと目の細かいやすりを使い分けると綺麗な仕上がりが簡単にできます。木の角は当たるととても痛いので、やすりを使って丸くしておくとお子さんのいる家庭でも安心です。
ちなみに、やすりはホームセンターでももちろん手に入るアイテムですが、100均でも簡単に手に入ります。しかも、目の粗さもそろぞれ揃っているのでとてもおすすめです。次の記事では、100均の紙やすりを20選紹介しています。ぜひ参考にしてみて下さい。
踏み台のDIYの仕方や手順は?
①木材のカット
木材は、設計図の図面を頼りにサイズに沿ってカットしていきます。木材に鉛筆と定規で適切な直線引き、それに合わせてカットしていきましょう。ちなみに今回は、ホームセンターでも多く取り扱われているツーバイ材を使った寸法での作り方を紹介します。
自分が使いたい場所に合わせて、色々カスタマイズしながらサイズをカットしてください。不安な人は、設計図の図面のサイズよりもやや余裕をもってカットしておいてもよいでしょう。数センチ程度大きめにカットしておけば、後から微調整ができるので初心者でも安心です。
木材のカットの手順(幅300mm×高さ188mm×奥行き189mmの踏み台の場合)
- (天板用)2×3材を長さ300mmで3枚カットする
- (脚部用)2×2材を長さ150mmで4本カットする
- (補強横)2×2材を長さ200mmで2本カットする
- (補強縦)2×2材を長さ90mmで2本カットする
②脚部の制作
カットした脚部用の木材を組み立てます。この工程では、簡単に言うと座面のない椅子のような形を作ります。長さ150mmにカットした脚部用木材4本で、補強用の木材を挟み込むようにして固定していきます。いきなりビスで止めるのが難しい人は、木工用ボンドで仮止めしてビス止めします。
この工程は、上面と底面が水平にならないと後々ガタツキがでやすくなります。必ず手作りする際は、水平器などを使ってすべてのカットした面が水平になるように気を付けましょう。また、万が一高さにバラつきが出てしまった場合は、やすり掛けで微調整をすると良いでしょう。
脚部の制作の手順
- 脚部用木材に、補強横木材をビス止めする(ビスは1か所に付き2個ずつ固定)
- ビス止めした補強横木材に、脚部用木材を同じようにビス止めする
- 1と2でできたコの字型を、もう1組制作する
- 2組のコの字型を、補強縦で連結させる
③天板の制作
出来上がった脚部に、天板となる木材を打ち付けていきます。天板用の2×3材のうち、長辺(63mm)が横になるように並べ、ビスで固定していきます。ビス止めが不安な人は、先に木工用ボンドで仮止めしておきましょう。
ちなみに、天板を作るうえでネジのヘッド部分の出っ張りが気になる人もいることでしょう。そんな時は、天板部分にヘッドの取れる隠し釘を使うと便利です。打ち付けた後でヘッド部分を横から叩くと、綺麗にヘッドが取れるため出っ張りが気になりません。
天板の制作
- 脚部の上面に、天板用板をバランスよく渡す
- 天板の上部からビスで2か所ずつ止める
- 同じ要領で天板用板を全てビス止めする
④やすり掛け
踏み台の形が自作できたら、最後にやすりを使って木のエッジや断面を滑らかにします。特に、角は当たると痛い場所ですので、入念にやすり掛けしていきます。やすりは、最初に目の粗いものを使用し、仕上げとともに目の細かいものを使っていきます。こうすることで、仕上がりが滑らかになります。
ちなみにやすり掛けの後は、ニスなどを塗るとさらに持ちがよくなります。手洗い場やキッチンなど、お子さん用の踏み台として使う際に最適です。撥水性のニスを使えば防腐防止やカビ予防につながるため、ひと手間かかる工程ではありますが、ぜひやってみてください。
やすり掛けの手順
- 木材の断面図にやすりを掛け、ざらつきを取る
- 木材のエッジ(角)が丸くなるようやすり掛けする
- 必要に応じてニスやペンキを塗る
踏み台のDIY用設計図の書き方は?
①サイズの決定
サイズは、設計図の図面起こしでも一番大切な作業です。ホームセンターでは、〇×〇材のように寸法が決まった木材が手に入るので、その寸法を元に、カットする長さを決めます。木材同士を止めると、木材の厚さも高さや長さにプラスされるので、その分も計算してサイズを決めましょう。
②角度を付けて製図
設計図に図面を起こす際は、定規を使って直線で書きます。この時、ただ正面から図面を書いたのでは、奥行きなどが不明瞭になりイメージが掴みづらくなります。設計図は、角度を付けて斜めに書くのが基本です。幅、高さ、奥行きがわかるように書きましょう。
③細かい情報の記入
図面のサイドには、具体的な情報を記入していきます。それぞれの具体的な長さをはじめ、どの位置にどうビス止めをしていくかなどを記入すれば、さらに明確な設計図が出来上がります。さらに具体性を求める人は、横から見た図面や、正面から図面、上から見た図面も足すとわかりやすくなります。
踏み台をDIYするときの注意点は?
①怪我
踏み台を手作り際は、とくに怪我に気を付けましょう。のこぎりや電動ドリルは、誤った使い方をすると怪我をする危険性が高まります。手元や足に気を付けて自作するようにしましょう。また、必要に応じて手袋などで防護しておくとよいでしょう。
②サイズ
頭の中の想像と、実際に作った時のサイズ感が異なることも実はよくあることです。これは、縮尺が正確な設計図を用意することで、回避することができます。書いているうちによくわからなくなってしまう人は、実際に手作りする踏み台と同じ大きさの設計図を用意しても構いません。サイズ感を大事にしましょう。
③安定
踏み台は乗って使うものなので、安定しないと危険です。適宜補強をしながら、乗っても安全な踏み台を作るよう心がけましょう。また、ビス止めする際も、1つの木材に対して1つのビスだけでなく、できるだけ複数のビスで止めていくのがよいでしょう。とくにお子さんが使うものを作る人は、安定性を重視して作りましょう。
④水平
踏み台を自作して乗ってみた時、どうも水平でないと感じることがあります。これは、脚部が水平にできていないことで起こることです。とくに、脚部の長さがバラバラだと水平を維持することはできません。カットする際は、必ず長さが均一になるように心がけましょう。また、適宜水平器を使って手作りしていきましょう。
ちなみに、水平器が身近にない人は、100均に出向いてみると良いでしょう。100均にも水平器は販売されており、ずれもあまりないのでとても便利です。次の記事では、ダイソーやセリアの水平器を3つ紹介しているので、ぜひ併せて読んでみて下さい。
RELATED ARTICLE
100SHOP > 100均アイテム 2019.06.21100均の水平器3選!ダイソー・セリア別!気になる精度は?
DIYで自分にぴったりな踏み台を作ろう!
DIYのメリットは、自分が使いたいポイントを詰め込みやすい点です。踏み台は特に、高さや大きさなどが手作りすることでカスタマイズできるので、ぴったりなアイテムを手に入れやすいです。今回紹介した作り方は、とても簡単なスタンダードなものです。ぜひみなさんも、踏み台の自作にチャレンジしてみて下さい!
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。