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ファンデーションの粉吹きの原因と対策は?メイク時の肌荒れ・乾燥肌の対処も

更新:2021.05.17

エアコンを使用する季節になると、ファンデーションの粉吹きに悩む女性が増えます。その原因は肌の乾燥で、きちんと対策しておかないと肌荒れの要因にもなってしまいます。ここでは化粧品の使い方やメイクの直し方まで、ファンデーションの粉吹き対策に有効な方法を紹介します。

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化粧した後で粉吹きになるとはどういう状態なの?

化粧した肌が乾き白っぽくなる

悩む

パウダーに限らず、ファンデーションをぬった後に粉吹きになるというのは、肌の表皮がカサカサしたり、白っぽく粉をふいたり、皮が薄くめくれている状態を指します。また、ファンデーションが粉っぽく感じる時も、粉吹きしていると考えて問題ありません。

皮膚のメカニズム

水分

人間の皮膚は「表皮」「真皮」「皮下組織」とい3層から成り立っています。外気に触れる表皮の厚さは約0.2mmしかないので、刺激に弱いです。そしてこの表皮は外側から「角質」「顆粒層」「有棘層」に分かれており、正常にターンオーバーしていれば、28~40日で角質が自然に剥がれ落ちます。

健康な肌は表皮は皮脂で覆われ、角質には十分な細胞間脂質が含まれているものです。しかし肌が乾燥するとそれらが減ってしまうため、角質が剥がれやすくなり、それが表皮にも影響を与えてしまいます。

ファンデーションの粉吹きが起こる原因とは?

ファンデーションの粉吹きが起こる原因①肌が乾燥している

乾燥肌

ファンデーションの粉吹きが起こる原因の1つ目は、肌が乾燥することです。肌のバリア機能は、角質の隙間を細胞間脂質で満たすことでつくられます。肌が乾燥すると、バリア機能を保てないため、指で肌をひっかいたり衣類とこすれあうことで、簡単に角質がはがれるようになってしまいます。

乾燥による肌荒れは暖房器具を使う冬に限ったことではなく、冷房が入っている夏も同じように起こりやすいのです。また建物の気密性が高まっていることを考えるとオールシーズン、乾燥による肌荒れ対策を考えることをおすすめします。

ファンデーションの粉吹きが起こる原因②肌のターンオーバーが乱れている

カレンダー

ファンデーションの粉吹きが起こる原因の2つ目は、ターンオーバーが乱れていることです。肌が健康であれば、周期的に新陳代謝をくり返し、およそ28日周期で角質が入れ替わっていきます。しかし、加齢やライフスタイルによって、このターンオーバーのサイクルが乱れている女性も少なくないのです。

ファンデーションの粉吹きが起こる原因③肌の角質が厚くなっている

角質肥厚

ファンデーションの粉吹きが起こる原因の3つ目は、肌の角質が厚くなることです。ターンオーバーの周期が長期化すると、肌に古い角質が残ることになります。そして蓄積された角質は、自然にははがれにくくなり、粉吹きや肌荒れを引き起こしてしまいます。

ファンデーションの粉吹きが起こる原因④洗顔方法が間違っている

タオル

ファンデーションの粉吹きが起こる原因の4つ目は、洗顔方法が間違っていることです。洗顔料を十分に泡立てずに肌にのせたり、ゴシゴシと表皮をこすったり、熱いお湯ですすぎをしてしまうと、角質が傷ついてしまいます。その結果、肌の水分を蒸散させてしまい、粉吹きや肌荒れにつながるのです。

スキンケア編|ファンデーションの粉吹き対策とは?

スキンケア編|ファンデーションの粉吹き対策①乾燥肌を保湿する

保湿

ファンデーションの粉吹き対策の1つ目は、乾燥している肌をしっかり保湿することです。保湿効果の高いスキンケア化粧品を使って、肌に十分に水分を与えましょう。洗顔や入浴の後は、できるだけ早く保湿効果の高い化粧水をつけることをおすすめします。

その際、肌をこすったりたたいたりせず、手のひらで押さえることで、成分を肌の内部にしっかり浸透させることがポイントです。おすすめの化粧水については、以下の記事を参考にしてみてください。

スキンケア編|ファンデーションの粉吹き対策②洗顔方法を見直す

洗顔

ファンデーションの粉吹き対策の2つ目は、自分の洗顔方法を見直すことです。洗顔料の泡立て方や肌へののせ方、すすぎ方をセルフチェックしてみましょう。正しい洗顔方法については、以下の記事を参考にしてみてください。

スキンケア編|ファンデーションの粉吹き対策③ピーリングを行う

ピーリング

ファンデーションの粉吹き対策の3つ目は、ピーリングを行うことです。これは、ターンオーバーが乱れて古い角質が肌に残っている人に特におすすめです。ピーリング用のジェルや石、化粧水が市販されていますので、自分の肌に合うものを探してみましょう。


スキンケア編|ファンデーションの粉吹き対策④スキンケアを見直す

ラインナップ

ファンデーションの粉吹き対策の4つ目は、スキンケアを見直すことです。これは、スキンケアの手順を正しくすることだけでなく、化粧品の選び方も関わります。乾燥による肌荒れを防ぐ意味でも、化粧水だけでなく乳液や美容液、クリームなど、スキンケア化粧品が自分の肌に合っているかどうかを確かめましょう。

スキンケア編|ファンデーションの粉吹き対策⑤ライフスタイルを改善する

食生活

ファンデーションの粉吹き対策の5つ目は、ライフスタイルを見直すことです。特に食生活と睡眠時間は、肌の状態に大きな影響を与えます。脂肪分や糖分が多い、あるいは辛いものといった刺激物、冷たいものなどを摂取しすぎると、皮脂の過剰分泌や血行不良、代謝の悪化などを招きます。

また、睡眠不足は肌のターンオーバーの乱れを助長してしまいます。こうした肌に悪いライフスタイルを改善し、乾燥肌にならないよう配慮しましょう。

スキンケア編|ファンデーションの粉吹き対策⑥医薬品で治す

薬

ファンデーションの粉吹き対策の6つ目は、医薬品を使って治すことです。肌荒れの原因が乾燥の進みすぎだった場合、粉吹きにとどまらず、かゆみや赤み、湿疹を伴うことがあります。この場合は皮膚科を受診したり、薬局で薬剤師に相談のうえ、薬を使った方がよいでしょう。

メイク編|ファンデーションの粉吹き対策とは?

メイク編|ファンデーションの粉吹き対策①メイク前の化粧下地の見直し

リキッドファンデ

ファンデーションの粉吹き対策の1つ目は、化粧下地を見直すことです。粉をふいて肌荒れした状態であれば、化粧水や乳液を保湿タイプに変えるだけでなく、化粧下地もしっとりしたものに切り替えるのがおすすめです。しっとりした化粧下地のうえにパウダーを使うという対処で、粉吹きが目立たなくなるはずです。

メイク編|ファンデーションの粉吹き対策②メイク時に工夫する

メイク中

ファンデーションの粉吹き対策の2つ目は、メイクする際に工夫を凝らすことです。具体的には、化粧下地を塗る前に保湿効果の高い化粧水と乳液を使って、肌にしっかりと潤いを与えておきましょう。

また、乾燥による肌荒れがひどいところには、化粧下地をぬる前に植物性のオイルを薄くぬっておくという対処もおすすめです。さらに化粧下地をぬり終わった後、ティッシュオフする習慣をつけると、パウダーファンデものせやすくなります。

メイク編|ファンデーションの粉吹き対策③リキッドを使う

ミスト

ファンデーションの粉吹き対策の3つ目は、リキッドなど保湿力の高いファンデーションを使うことです。保湿力のある化粧下地とリキッドファンデーションを使うことで、パウダーより粉吹きしにくくなります。

メイク編|ファンデーションの粉吹き対策④メイク直しを工夫する

メイク直し

ファンデーションの粉吹き対策の4つ目は、メイク直しを工夫することです。朝はしっとりしていても、エアコンがきいたオフィスで仕事をしていて、肌が粉吹きになる女性も少なくありません。その場合は、メイク直しの際に粉をふいた部分に乳液をなじませてから、化粧下地をぬってパウダーをのせるという対処が有効です。

乾燥肌の対策とは?

乾燥肌には高保湿製品がおすすめ

化粧品

肌の粉吹きに対処したいなら、まず乾燥肌を改善するのがセオリーです。そのため、高保湿タイプのスキンケア化粧品を使うことをおすすめします。近年はパウダーファンデーションをはじめとするメイクアップ製品にも、保湿タイプのものが増えています。意識してそうした製品を使うことで、肌荒れに対処しましょう。

また、正しい順番でスキンケアを行うことも大切です。パウダーを含めたファンデーションを使っている場合は、クレンジング・洗顔・化粧水・美容液(あるいはフェイスオイル)・乳液・クリームという順番をしっかり守ってください。

乾燥肌の対策①クレンジングはミルクタイプにする

クレンジングミルク

乾燥肌の対策の1つ目は、クレンジングはミルクタイプのものを選ぶことです。オイルクレンジング愛好家の方も多いですが、乾燥肌の場合は刺激が強く、皮脂を落とし過ぎてしまうのでおすすめできません。

クレンジングミルクはTゾーンからのせ、力を入れ過ぎないようにしながら、丁寧にのばしていきます。肌をこすらないように気をつけながらクレンジングし、ぬるま湯で丁寧に落としましょう。パウダーを含めたファンデーションだけでなく、角質を落とすという対処にも有効です。

乾燥肌の対策②洗顔はとにかく優しく

洗顔

乾燥肌の対策の2つ目は、優しく洗顔することです。洗顔料をたっぷりと泡立て、Tゾーンから洗うのがセオリーです。洗顔料の泡で顔をなでるイメージで、洗っていきましょう。すすぐ際にはシャワーなどを直接肌にはあてず、ぬるま湯を手ですくって丁寧に泡を落としてください。

乾燥肌の対策③洗顔後すぐに化粧水でしっかり保湿

保湿

乾燥肌の対策の3つ目は、洗顔後はできるだけ早く、たっぷりと化粧水をつけて保湿することです。全体にたっぷりつけるより、一度化粧水をなじませた後で、乾燥が気になる部分に重ねていくという対処がおすすめです。

乾燥肌の対策④美容液をしっかり浸透させる

美容液

乾燥肌の対策の4つ目は、美容液や植物性オイルを化粧水の後に浸透させることです。このプロセスをとばすもいますが、美容液や植物性オイルを使う場合は、この順番で用いるようにしましょう。

乾燥肌の対策⑤乳液やクリームで水分を閉じ込める

クリーム

乾燥肌の対策の5つ目は、乳液やクリームを使って、水分をしっかりと肌に閉じ込めることです。その際、乳液やクリームが浸透しやすいように、手のひらにのせて温めてから使うのがおすすめです。その際も、乾燥が気になるところには重ねづけするとよいでしょう。

ファンデーションの粉吹き対策をしっかりしよう!

メイク仕上がり

今回は化粧品の使い方やメイクの直し方まで、ファンデーションの粉吹き対策に有効な方法を紹介しました。パウダーを含めたファンデーションの粉吹き対策には、スキンケアの見直しが欠かせません。使っている化粧品や使い方を見直すことで、十分に対処できます。ぜひ取り組んでみてください。

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