
内省的の意味とは?読み方・使い方・例文・反対語・例文までご紹介!
更新:2019.07.10
内省的の意味とは自分のことをよく省みて反省する性格や性質を表す言い回しです。ここでは内省的の意味や定義、そして読み方や使い方まで例文をまじえて紹介していきます。また、反対語や類語、英語表現についても合わせて見ていきます。
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INDEX
内省的の意味と読み方とは
内省的とは自分のことをよく省みて反省する性格や性質を意味する

内省的とは、自分のことをよく省みて反省する性格や性質を意味しています。つまり、内省的とは思慮深く冷静であることを表しているのです。似たような言葉に「内向的」という言葉があり、こちらは慎重で自己主張が控え目であることを表しています。内省的であることは、必ずしも内向的ではありません。
内省的という言葉からは暗いイメージやネガティブなイメージを感じることもあるかもしれませんが、本来であれば物事に責任を持ち、満足のいく成果を出すための性質に対して「内向的」という表現で説明されているのです。つまり内省的という言葉はポジティブな要素が強い言葉であると言えます。
「ないせいてき」という読み方をし「ないしょうてき」という読み方はしない

「ないせいてき」という読み方をします。そして「ないしょうてき」という読み方はしないので注意が必要です。「省」の言う言葉は「運輸省(うんゆしょう)」といった形で部門を表す意味で使う場合には「しょう」と読みますが、それ以外では「反省(はんせい)」や「内省」など、「せい」と読ませることが多くなっています。
内省的であることの定義
内省的であることの定義①よく省みる様子を示す

内省的であることの定義の1つ目はよく省みる様子が挙げられます。内省的という言葉がよく省みることを意味しているため「内省的」という言葉を使って、人の性格や組織の性質を表す場合にはその人や組織がよく省みることを示していると言えます。特にビジネスでは内省的な姿勢で物事に取り組むことは基本であると言えます。
内省的でない場合には、物事を省みることがないため、その言葉が人を表す場合でも組織を表す場合でも同じ失敗を繰り返し、それが原因で取り返しのつかない事態を引き起こしてしまう可能性が高いと言えます。そのためビジネスに必要な性質として、自身や物事をよく省みる様子が「内省的」と定義づけられています。
内省的であることの定義②情報を内部に留め内々での解決に向かう様を示す

内省的であることの定義の2つ目は、情報を内部に留め内々での解決に向かうことが挙げられます。人にしても組織にしても、内省的という言葉は反省を外部に求めるのではなく、まずは自分起因を前提として考え、解決に向かう性質を表しています。
そしてもしも外部に対して働きかける必要があれば、その場合には個人として組織として必要な働きかけをしていくことになります。
内省的であることの定義③責任の所在を内部に求める傾向を表す

内省的であることの定義の3つ目は、責任の所在を内部に求める傾向を表すことが挙げられます。内省的であることは個人としても組織としても責任感のある動きを示しています。そのため、相手に対して責任を押し付けるような行為や考え方が見られるようであれば、それは内省的であることとはかけ離れていると言えます。
内省的の使い方と例文5選
内省的の使い方と例文①内省的な人物

内省的の使い方と例文の1つ目は「内省的な人物」という表現を紹介します。「内省的な人物」という表現は「彼女は内省的な人物だが活発なところもあり、仕事に対して一生懸命な人物でもあるので非常に好感が持てる。うちの担当を是非続けてもらいたいものだ」といった形で使います。
ちなみに内省的という言葉は個人だけでなく組織の性質を表す場合に使うこともできますが、個人の性質を言い表す場合には「思慮深い」という言葉もよく使われます。下記の関連記事は「思慮深い」の意味やそういった人の特徴をまとめたおすすめの内容です。こちらの記事もチェックしてみましょう!
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内省的の使い方と例文②内省的な性格

内省的の使い方と例文の2つ目は「内省的な性格」という言い回しを紹介します。「内省的な性格」という言い回しは「内省的な性格だとビジネスにおいては好感を持たれることがあるが、度が過ぎると考え方が固すぎると評価されることもあるので注意が必要だ」といった形で使います。
内省的という言葉は人に使われることもありますし、組織やその行為の性質を示す場合にも使われますが、例文のように人に対して使われることが最も多くなっています。
内省的の使い方と例文③内省的な傾向

内省的の使い方と例文の3つ目は「内省的な傾向」という表現を紹介します。「内省的な傾向」という表現は「この組織のは内省的な傾向があるが、もう少し行動に移るスピード感を重視した方がいいかもしれない」といった形で使います。
内省的の使い方と例文④彼は内省的だ

内省的の使い方と例文の4つ目は「彼は内省的だ」という表現を紹介します。内省的という言葉は「内省的だ」という使い方も、先に紹介した「内省的な人物」という使い方もできます。「内省的だ」と表現した方が、その人物が内省的であることをより断定的に言い表すことができます。
「彼は内省的だ」という表現を使った例文としては「普段の行動を見ていると君と比べて彼は内省的だ。彼の方が考えてから慎重に行動する場合が多いが、君はいつも考える前に行動しているよね。どちらがいいかは状況にもよるが、少しは彼の良いところを見習おうとした方がいいだろう」といった形で使います。
内省的の使い方と例文⑤内省的な考え方

内省的の使い方と例文の5つ目は「内省的な考え方」という表現を紹介します。「内省的な考え方」という表現は「内省的な考え方は組織に必要だが、それに捉われ過ぎない自由なやり方も今の組織には必要だ。今の組織はお役所的で考え方に柔軟性がないように見える」といった形で使います。
内省的という言葉はここで紹介したような、考え方ややり方についてもその性質を説明する際に使うことができます。人物や組織が中心にはなりますが、この例文で紹介した使い方もしっかり覚えておくようにしましょう。
内省的の類語と反対語・対義語
内省的の類語は「内向的」

内省的の類語は「内向的」です。類語である「内向的」という言葉は心が内側に向かうことを意味しています。内省的という言葉にもネガティブではないものの同じ性質があるため「内向的」という言葉が類語表現であると言えます。「内向的」は内省的と比較されることの多い類語表現になります。
「内向的」という類語表現は「どんなに明るく活発に見える人でも内向的な部分はあるものだ。普段明るい人の方が一人になってから考えを巡らすことが多いものなのだ」といった形で使います。内省的は人にも組織にも使える言葉ですが、内向的は主に人の性質を表す場合に使う類語表現です。
内省的の反対語・対義語①無自覚

内省的の反対語・対義語の1つ目は「無自覚」です。「無自覚」は自分自身で気付いていないことを表す言葉であり「彼はあのミスに関して無自覚であるようだ。話をしていても振り返りどころか謝罪すらない」といった形で使います。内省的が振り返ることを表しているので「無自覚」はその逆を現る対義語であると言えるのです。
内省的の反対語・対義語②無責任

内省的の反対語・対義語の2つ目は「無責任」です。「無責任」とは自分自身に責任がないものと考えることや、ミスに対して責任を持たないことを表しています。内省的は責任の在処が自分自身にあると考えるのが基本であるため「無責任」は内省的の対義語であると言えます。
内省的の反対語・対義語③社交的

内省的の反対語・対義語の3つ目は「社交的」です。「社交的」とは人付き合いが上手で、積極的に社交の場に出ていく様を表しています。内省的が内々で考えることを意味しているため、外に積極的に出ていくことを意味する「社交的」は内省的という言葉の対義語であると言えます。
ちなみに下記の関連記事はいつも元気な人や明るい人の特徴を紹介したおすすめの内容です。上手な人付き合いを意識して生活するための参考にしてもらえたらうれしいです。
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内省的の英語表現
内省的の英語表現はintrospectiveを使う

内省的の英語表現はintrospectiveを使います。内省的の英語表現を使う場合には状況に合わせた翻訳が必要になりますが、基本的には例文のようにintrospectiveという英単語を使うことでその内容を表すことができますので、参考にしてみてください。
POINT
introspectiveを使う内省的を表す英語表現
The team have an introspective nature.(その部署は内省的な性質を持っている)
内省的を表す英語表現はintrospectiveを使わない場合もある

内省的を表す英語表現はintrospectiveを使わない場合もあります。例えば内省的という言葉を「何度も反省する」「何度も見直し改善する」という言い回しに変えることで、その表現もまた内省的であることを意味することとなります。そのため、状況に応じてintrospectiveを使わない表現も可能です。
英語で内省的を日本語と同じ意味合いで表す場合にはthinkも使える

英語で内省的を日本語と同じ意味合いで表す場合にはthinkも使えます。例文ではthinkingという活用で使われていますが、このようにthinkという英語を使うことで、内省的であることをより具体的に描写することもできますので、是非参考にしてみてください!
POINT
thinkを使った内省的を表す表現
In his department, they keep thinking carefully about why they failed and why they happened until remedies come out.
内省的という言葉の意味や読み方を理解し表現力向上に役立てよう!
内省的という言葉を使う場合には、その類義語や対義語を理解することをはじめとして、関連のある言葉との使い分けを意識し、かつ内省的である状況を具体的に描写する必要があります。ここで紹介した内省的という言葉の知識を、早速生活のどこかで活かしてもらえたらうれしいです!
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