
ロイヤルブルーとはどんな色?色味の違いを見本でご紹介!
更新:2019.06.28
ロイヤルブルーにサファイアブルーにコバルト、ジャパンブルー。青を表す色の名前は色々ありますが、今回はロイヤルブルーについて解説します。ロイヤルブルーとはどんな色味なのか、実際の色見本と共に他の青とはどんな違いがあるのか、色の名前の意味も踏まえて紹介します。
※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。
INDEX
ロイヤルブルーとはどんな色味?意味は?
ロイヤルブルーとは紫みのある濃い青
View this post on Instagram#royalblue#gelnailsinfills#longnails#foilnailart#nailsoftheday#donebyme
A post shared by Lina Nails Studio (@lina_nails_studio) on
ロイヤルブルーとは、写真の見本のようにやや紫みのある濃い青をさして言います。パソコン上のカラーコードが対応する色見本では、実際のロイヤルブルーよりややくすみを含んだ青みが薄い色味に表示されますが、実際のロイヤルブルーは濃い青です。
日本の色彩規格の一つであるJIS規格には、ロイヤルブルーという色名はありません。そのため、日本語において正しくロイヤルブルーの色味を定義する言葉はないのです。このため、人によっては水色に近い鮮やかな青もロイヤルブルーと呼んだりしますが、基本的には紫みのある濃い青だけがロイヤルブルーです。
ロイヤルブルーの色味の特徴
- JISの色彩規格に定義なし
- やや紫みのある濃い青色
- イギリス王室の公式カラー
ロイヤルブルーはイギリス王室の公式カラーという意味

ロイヤルブルーという言葉は、イギリス王室の公式カラーという意味です。このため、イギリス王室では公の場で紫みのある濃い青色のドレスや、深い青色のいわゆるロイヤルブルーサファイアを身に着けることが多いのです。
ロイヤルブルーはイギリスではキングズブルーとも呼ばれています。日本においては、キングズブルーという名称は一般的ではありませんが、キングズブルーもロイヤルブルーと同じ紫みのある濃い青の色味を指します。
ロイヤルブルーの色味の見本
ロイヤルブルーの色味見本①ロイヤルブルーの車
View this post on InstagramA post shared by ???CiscoEnterprises (@sandovalcustomgarage) on
ロイヤルブルーの色見本の1つ目は、ロイヤルブルーの車です。車体の滑らかなのと鮮やかな青なので、光を浴びると白っぽく光る中に青色を反射しています。影を帯びると、わずかな紫みが増して濃い青の印象になります。
このようにロイヤルブルーは光を浴びるとやや水色に近い白っぽさを帯びたり、影を含むと紫みを帯びた濃い青色が、より濃く深い青色に見えます。
ロイヤルブルーの色味見本②ロイヤルブルーのドレス
View this post on InstagramA post shared by MERIEME CAFTAN (@merieme_location_caftan) on
ロイヤルブルーの色見本の2つ目は、ロイヤルブルーのドレスです。鮮やかな青が印象的ですが、布が折り重なって陰になった部分は、紫みが増して青がより濃く目に映る色味です。
全体的には紫みのある濃い青ですが、ドレスのスカートの生地がベルベットのため、光沢があり鮮やかで明るい印象を受ける色味になっています。
コバルトブルーとロイヤルブルーの色味の違いは?
コバルトブルーとはわずかに緑がかった鮮やかな青色

コバルトブルーとは、陶磁器に青色の着色をつける際に用いられる顔料の色で、わずかに緑かかった鮮やかな青色をしています。JISの色彩規格では「あざやかな青」と定義される色です。
海の青さを例えるのに使われる色で、コバルトブルーは鮮やかな青色のなかにやや緑がかった色ですが、人によっては青緑の方が近い印象を受ける色です。主に鉱物のコバルトを原料として作られた絵の具や、陶磁器の釉の色をコバルトブルーと呼びます。
コバルトブルーの色味の特徴
- JISの色彩規格「あざやかな青」
- 陶磁器の青色
- わずかに緑かかった鮮やかな青色
コバルトブルーとロイヤルブルーの違いは紫みのなさ

コバルトブルーとロイヤルブルーの決定的な違いは、コバルトブルーが緑みがかっているのに対し、ロイヤルブルーが紫みがかった色であることです。絵の具で言うと、ロイヤルブルーは濃い青にほんの少しだけ赤を足して紫みがかりますが、コバルトブルーは明るい青に少し黄色を足して緑みかかった色になります。
ロイヤルブルーは単純に濃い青に見えてしまうこともありますが、コバルトブルーは並べると青緑に近い色合いのため、違いを区別するのは青系の色の中では比較的容易でしょう。
コバルトブルーの色味見本・陶磁器の青

コバルトブルーの色見本としては、青色の陶磁器を見て色を確認するのが一番わかりやすいでしょう。布などでは、コバルトブルーと定義される青色は緑みが強く、青緑を指して言う場合もありますが、正しいコバルトブルーは、このような鮮やかでわずかに緑がかっています。
サファイアブルーとロイヤルブルーの色味の違いは?
サファイアブルーとは白みがかった濃い青色
サファイアブルーとは、宝石のサファイアの青と同じ色という意味で、特にコーンフラワーブルーという白みがかった濃い青色を指していいます。宝石のサファイアは、薄い青から濃い青まで5段階に分けられた等級がありますが、その中でも最上ランクがコーンフラワーブルーといい、これがサファイアブルーの色なのです。
このコーンフラワーブルーというのは、矢車草の英名であるコーンフラワーの花の青という意味で、白みがかった色合いはこのコーンフラワーの色味なのです。ただし、サファイアブルーはJISの色彩規格で規定された色名ではないため、厳密にはサファイアと同じ色味であれば水色も青も全て「サファイアブルー」です。
サファイアブルーの色味の特徴
- 宝石のサファイアのコーンフラワーブルーのような色を指すことが多い
- JISの色彩規格での定義なし
- 白みがかった濃い青色
サファイアブルーの色見本・サファイアの宝石
サファイアブルーの色見本は、コーンフラワーブルーの等級のサファイアの宝石です。ややのっぺりとした印象も受ける、白みがかった青色です。光をあてると輝きますが、折り重なった奥は光を通さない白色が浮かんでいます。
この白みが強調された水色に近い色を指してサファイアブルーという場合もありますが、サファイアブルーはサファイアのような色という意味なので、厳密には水色でも間違いではありません。
サファイアブルーとロイヤルブルーの違いは白みと紫みの有無
サファイアブルーとロイヤルブルーの違いは、ロイヤルブルーが紫みがかっているのに対し、サファイアブルーが白みがかっていることです。2色を並べた時には、サファイアブルーは色が濃い中に鮮やかさがある印象を受けますが、サファイアブルーは深い色の中に絵の具のようなのっぺりとした印象を持ちます。
ロイヤルサファイアブルーはロイヤルブルーと同じ意味
ロイヤルサファイアブルーと、ロイヤルブルーは同じ色を指していいます。実はロイヤルブルーサファイアという色味は、イギリス王室のロイヤルブルーと全く同じ色味の定義であり、紫みのある濃い青です。
イギリス王室が用いるサファイアは、このロイヤルブルーサファイアです。単純なサファイアブルーという場合には、白みがかった濃い青を指しますが、ロイアルサファイアブルーの場合にはロイヤルブルーと同じ色なのを注意しましょう。サファイアが気になった方は、ピンクサファイアについての記事もおすすめです。
RELATED ARTICLE

ピンクサファイアの意味と効果は?浄化方法から見分け方まで解説!
ジャパンブルーとロイヤルブルーの色味と意味の違いは?
ジャパンブルーは藍染の緑みがかった青
ジャパンブルーとは、一般的には藍染に用いられる藍色を指し、画像の色見本のような濃い青にやや緑みがかった青緑に近い色味です。藍色は英名ではインディゴブルーと同じ意味ですが、インディゴブルーを指す場合は、夕焼けのような青紫を指します。ジャパンブルーは藍染の藍色のためインディゴブルーとは異なります。
やや緑みがかった藍色はコバルトブルーに比べると緑みが強く、より青緑に近い印象を受ける色合いです。JIS規格等で定義される藍色では、青紫が正しいですが、ジャパンブルーについては日本の藍染である緑みがかった青であることを覚えておきましょう。
ジャパンブルーの色味の特徴
- JISの色彩規格の色の名称ではない
- 藍染の藍色
- 緑みがかった青
ジャパンブルーは公式カラーではない

ジャパンブルーはロイヤルブルーのように、日本で公式に設定された公式カラーではありません。ジャパンブルーの定義は、明治時代に来日したイギリス人科学者のアトキンソンが、町中に溢れる藍染を見て「ジャパンブルー」と示したことが起源です。
このため、ジャパンブルーという正式な色名はありませんが、ジャパンブルーとは藍色を指し示すのです。ジャパンブルーでイメージされるサムライブルーの色合いは鮮やかな青紫であり、ジャパンブルーとは色味が異なります。ジャパンブルーも、サムライブルーもいずれも、JIS規格で規定された色名ではありません。
ジャパンブルーの色見本・藍染
View this post on InstagramA post shared by Anna (@xxanna256) on
ジャパンブルーの色見本は、藍染の服です。落ち着いた印象の濃い青ですが、紺色というイメージが近い色味です。ジャパンブルーは、藍染の色を指して言うもののため、必ずしも全てが「緑みがかった濃い青」とは言い切れない場合がありますが、こちらはお手本のようなジャパンブルーです。
ロイヤルブルーとジャパンブルーの違いは紫みと緑み

ロイヤルブルーとジャパンブルーの違いは、ロイヤルブルーがわずかに紫みがかっているのに対して、ジャパンブルーは緑みがかっていることです。古来より日本人は紫みがかった青色を単純に青と認識する場合が多いため、二色を並べた時にはロイヤルブルーがより濃い青に見えるでしょう。
ジャパンブルーの藍色は緑みがかった青のため、鮮やかなロイヤルブルーと比べると純粋な青よりもややくすんだ色味の印象を持ちますが、これは前述の通り、紫みが勝っている方が日本人の目は青だと認識しやすいからです。
さまざまな青色を見てきましたが、青色を取り入れたコーデをチェックしたい方は次の記事がおすすめです。何色を合わせればよいか、わかりやすいトップスのコーデをたくさんピックアップしていますよ。
RELATED ARTICLE

青に合う色7色!ブルーと相性のいい女性の服装・トップスコーデ35選!
ロイヤルブルーと他の青色の色味を区別して理解しよう
ロイヤルブルーの色味は鮮やかな濃い青という印象を持ちがちですが、正確にはわずかに紫みがかっています。区別のしやすいジャパンブルーやコバルトブルーに比べ、サファイアブルーはロイヤルブルーと区別し辛いうえ、一般的にも近いけれど全く違う印象の色味がロイヤルブルーとして紹介されていたりもします。
ぜひ色味の微妙な違いを覚えて、色を区別し、理解しましょう。微妙な色の違いが分かれば好みの印象の色味をすぐに選ぶことができ、コーデなどの色選びの際に悩まなくて済みますよ。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。