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平社員の役職の書き方とは?一般社員/役職なしの平社員/職務経歴書

更新:2019.06.21

平社員や一般社員の場合、役職はどのような書き方をするべきなのかご存じでしょうか。今回は会社において役職なしの社員の名刺や職務経歴書の書き方についてや、平社員と役職、職位の違いについてや、英語での表記の仕方について紹介します。

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平社員と役職の違いとは?

役職と職位の定義に大きな違いはなし

沢山の社員

平社員と役職の違いを紹介する前提として、まずは役職と職位の違いについて紹介します。まず役職というものは企業などの組織の中でのポジションのことを表しており、代表的なものとして社長や部長、課長などのそれぞれ所定のグループ内の社員を統括する役割をもっているものが挙げられます。

また職位というものは企業によって使用の仕方が異なっており曖昧な部分もありますが、ほとんどの場合役職と同様な意味として使用されているため類語としての認識で問題ありません。しかしながら企業によっては、資格取得によって主事、主幹、主査などの職位が当てられることがあり、役職と区別されていることもあります。

一般社員の呼称として平社員が使用されている

スーツを着た男性

平社員と役職の働き方の違いについて触れてきましたが、この平社員という言葉は役職という項目としては当てはまらず、役職のついていない一般社員の呼称として平社員という言葉が使用されています。またこの平社員という言葉は正式な言葉ではなく、あくまでも会社の中などの会話での呼び方として認識しておきましょう。

取引先であったり正式な書類・名刺などの記載には平社員という言葉は使用せず、他の言葉に言い換えるよう注意しましょう。特に普段から平社員という言葉を使用していると、つい言ってしまうことがあるため気をつけましょう。

平社員と役職の違いとは会社での働き方が異なる

いろんな役職の人

平社員と役職者の違いとしては、業種によっても異なりますが働き方が大きく違っているといえます。役職がついている役職者はその役職にみあった責任と職権をもっており、その役職での範囲内にある社員をまとめ指揮をはかることを仕事内容としています。

また平社員と呼ばれている役職のついていない一般社員は、直属の役職者の指示によって自分に与えられたノルマや作業を責任をもってこなしていくことが仕事内容としています。役職者が指揮する範囲は役職によって大きく異なり、社長という役職であれば社員全体の指揮を図り、係長であればその係の中の社員の指揮を図ります。


平社員と役職の違いとは評価の対象が異なる

給料

平社員と役職者との違いとは、働き方の違いの他に評価の対象が異なるという点があげられます。役職者は別名として管理者と呼ばれその名前の通り管理をすることを仕事としています。そのため評価の対象となるのは、自分自身ではなく管理しているものが評価の対象となります。

例えば残業をたくさんしたり、土日祝などの休みの日に一般社員と同じ仕事を行ったとしても、部下を管理する仕事をしていなければ良い評価はされません。また平社員は個人の仕事のこなし方や働き方が直接評価につながるため、いかに上司の指示に沿った作業を効率よくこなせるかが評価の対象となります。

下の記事では「統括」という言葉の意味について紹介しています。会社によっては「統括部長」などと役職に使用する場合もある、この言葉の役職との違いや使い方について詳しく解説しています。ぜひこちらの記事と合わせて参考にしてみてください。

平社員の役職の書き方・記入方法は?

平社員の役職の書き方①名刺の場合には役職はなし

名刺をもつ女性

平社員の役職の書き方として1つ目に紹介するのは、名刺においての平社員の役職の書き方についてです。基本的に名刺に役職を記入する際には、氏名の近くに小さな文字で書き込まれています。しかしながら平社員の場合は役職の記入は「なし」の状態、つまり書き込む必要がありません。

平社員とはすなわち役職のついていない一般社員ということなので、役職の記載がない場合には役職がない社員であり平社員という風に判断できるためです。ただし現代においては資格所有などの肩書きがある場合には、役職と同様に名刺に「○専門」などと記載する場合もあります。

平社員の役職の書き方③職務経歴書には所属部署を記入


面接

平社員の役職の書き方として3つ目に紹介するのは、職務経歴書に記入する場合においての平社員の役職の書き方についてです。職務経歴書とは今までの仕事ではどんなことを行い、どんなことができるのかということをアピールするための書類です。

そのため本来の職務経歴書のもつ意味としては役職というのは記入する必要がありませんが、明記することで管理職の立場の仕事を任せられていたということをアピールすることが可能です。しかしながら業務内容は会社によって様々なので、役職の記載がないからといって評価が下がるというようなことはないので心配いりません。

平社員の役職の書き方④ビジネスメールにも役職はなしで大丈夫

パソコン

平社員の役職の書き方として4つ目に紹介するのは、社内や取引先相手などの社外とのやりとりの際に使用するビジネスメールでの平社員の役職の書き方についてです。ビジネスメールではメールの最後に誰が送ったのかが分かるように会社名や名前などの情報を記入した、署名をつけるのがマナーです。

このようなビジネスメールにつける署名には、平社員・役職者限らず役職をつける必要はありません。取引先相手に社内の名前を呼ぶ場合に上司であっても敬称をつけないのと同じように、メールの場合にも敬称はつけないことが正しいです。署名については正式な会社名、部署名、名前の順に省略せずに記入するようにしましょう。

平社員の役職の書き方⑤申し込み書などの役職

書類の記入

平社員の役職の書き方として5つ目に紹介するのは、クレジットカードの登録や申し込み書などの書類に勤務先会社情報を記入する場合の書き方についてです。勤務先会社情報を記入する場合に役職記入欄がもうけられている場合があります。平社員の場合にはこの役職欄は書かずに空欄野間まで問題ないです。

名刺の場合のように肩書きを書く必要はなく、あくまでも会社においてのポジションとしても意味のある役職がある場合のみ記入するようにしましょう。

平社員の役職の書き方⑥役職なしがダメな場合


パソコン入力中

平社員の役職の書き方として6つ目に紹介するのは、ウェブ申し込みなどの場合に登録情報入力画面に役職欄があり、かつ空欄のままではエラーが出てしまい先に進むことができない場合の書き方についてです。先述したとおり平社員というのは話し言葉に分類されるため、きちんとした正式の場では使用は避けた方が無難です。

そのためどうしても役職なしがダメな場合の一般的な書き方としては、「会社員」が1番ベターな書き方といえます。またその他の平社員の言い換えとしては一般社員、職員、従業員、社員などでも問題ありません。勤務先の業務内容に沿った言葉を選ぶようにしましょう。

ビジネスマンの必需品である名刺ですが、名刺の書き方と同じくらい大切なこととして名刺交換する際のマナーや仕草についてです。下の記事では名刺入れの正しい使い方についてや、名刺交換の時のマナーやポケットへのしまい方について紹介しています。スマートなビジネスマナーを習得するための参考にしてみてください。

平社員の英語表記は?

平社員の英語表記は仕事内容で決まる

ビジネスマン

平社員の英語の表記の仕方についてですが、欧米では役職がつかない平社員であっても役職なしでなんらかの役職を記入するのが一般的となっています。近年はグローバル化が進み、名刺やメールのやり取りや外資系企業の就職時の履歴書の役職欄を英語表記したい場面は増えています。

役職や肩書きがない場合には、所属している部署の仕事内容にあった役職名を記入するようにしましょう。例えば所属部署が営業部(Sales Departmen)であれば、「Sales Specialist」や「Sales Coordinator」というように表記します。

平社員の一般的な英語表記一覧

社内ルールのイメージ

先述したとおり、平社員であっても役職なしではなくなんらかの記入が必要となりますが、ここでは一般的に使用される役職欄の英語表記についてまとめてみました。名刺に日本語と英語の両方を記載する場合や、署名欄でも活用できるためぜひ参考にしてみてください。

ただし会社によっては社内規定で、会社名や役職名の英語表記を取り決めている場合があります。その場合は会社のルールに従った英語表記にする必要があるため、事前に確認しておきましょう。

平社員の英語表記例

  • Member・・・役職のない一般社員を指す
  • Specialist・・・担当者、米国でよく使用される表現
  • Coordinator・・・担当者
  • Planner・・・顧客に提案するような仕事の場合に使用
  • Operator・・・実務担当者
  • Assistant・・・補佐や助手(担当者までいかない位)
  • Trainee・・・実習生、訓練生

グローバル化が進んでいる現代において、名刺以外にも英語表記されている場面が数多くあります。下の記事ではメールやSNSでよく使用されている「ex.」の意味について紹介しています。またメールなどのやり取りでよく使用する英語の略語についてもあわせてまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

平社員・一般社員の役職の正しい書き方をマスターしよう!

1人のビジネスマン

役職なしの社員である平社員の名刺や職務経歴書においての役職の書き方や、英語表記の仕方について紹介しましたがいかがでしたでしょうか。平社員と一言でいってもその職種や仕事内容は様々です。基本的には平社員は役職の記入をする必要はありませんが、記入しなくてはならない場面も意外とあります。

その際は、自分の仕事内容や肩書きなどをしっかりと見つめて、役職の書き方をどのようなものにしたらいいか考えるようにしましょう。

下の記事では役職の中の1つである「主任」とは、どういう仕事内容なのかについて紹介しています。また混同しがちな係長との違いについてや、仕事上の役割についてもまとめているので、会社の役職についてもっと詳しく知りたいという方は、ぜひこちらもチェックしてみてください。

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