長文失礼しました・長々と失礼しましたの意味は?言い換えや使い方6選
メールの締めに使う言葉、「長文失礼しました」とはどんな時に使うべきでしょうか?間違った使い方で失礼をしないよう、ルールを知っておきましょう。その他にも、「長々と失礼しました」「長々となりましたが」「乱筆乱文失礼いたしました」などの言い換えやビジネスメールのマナーなども紹介していきます。
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長文失礼しましたを付ける意味とは?
読んだ後の印象が良くなる
長文のメールを送った時に「長文失礼しました」と付けてあると、相手に与える印象が良くなります。長文を送るということは、相手がメールを読む時間もそれだけかかるということです。もしかしたら、忙しい合間に、時間を取って読んでくれたかもしれませんよね。
ですから、「貴重な時間を割かせてしまってすみません」というお詫びの気持ちを伝えましょう。相手を気遣う言葉を添えるのは、大人としての大切なマナーです。「長文失礼しました」の一言があるだけで、「礼儀がきちんとしている人」だと思われる可能性が高まります。
何も思われなかったとしても、気遣いの言葉を付けることで、相手を嫌な気持ちにさせることはありません。長文になってしまったら、「長文失礼しました」を付けるほうが、付けないよりも良いと言えるでしょう。ただし、間違った使い方は、相手をうんざりさせてしまうので注意してください。
ビジネスのマナーとして付ける
ビジネスのメールで長文を送った時は、マナーとして「長文失礼しました」と付けましょう。仕事中の相手なら、時間をとらせてしまうことへの配慮は特に大切です。長文の要件だけを伝えて、そのまま終わってしまっては、マナーのなっていない人だと思われてしまいます。
マナー違反で信頼を損ねてしまうと、仕事でも悪い影響が出てしまうかもしれません。そもそも、ビジネスでのメールは、要件は簡潔にわかりやすく伝えるのが一番のマナーです。長文のメールは読むのも大変ですし、要件が上手く伝わらないこともあります。
それでも、伝えるべき内容が多かったり、重要な要件が多かったりすると長文になってしまうことがあるでしょう。そんなときに「長文失礼しました」という言葉を使うことで、相手に対してのお詫びと配慮を表すことができます。相手に信頼してもらうためにも、きちんとお詫びの気持ちを伝えるようにしましょう。
長文失礼しましたの言い換え3選
長文失礼しましたの言い換え①長々と失礼しました
長文失礼しましたの言い換え1つ目は、「長々と失礼しました」です。「長々と」は、時間的、空間的に長く続いていることです。「長々と失礼しました」は、長い文になってしまったこと、読むために長い時間をとらせてしまったことをお詫びする言葉となります。
「長々と」という言葉自体には、特に悪い意味はありません。しかし、「あの人は長々と話をする」という文に、「良い行い」という印象はあまり受けませんね。つまり、「長々と失礼しました」には、相手に申し訳ないことをしてしまった、というニュアンスが含まれているわけです。
長文失礼しましたの言い換え②長々となりましたが
長文失礼しましたの言い換え2つ目は、「長々となりましたが」です。「長文失礼しました」は締めの言葉になりますが、さらに言葉をつなげたい場合は「長々となりましたが」を使います。使い方としては、「長々となりましたが、ご検討お願いいたします」などとなります。
長文になってしまったとき、文頭に「長文失礼します」と書くことは、ビジネスメールのマナーの1つです。しかし、締めの言葉にまで「長文失礼しました」を使ってしまうと、くどい表現になってしまいます。
文頭に「長文失礼します」を書いた上で、どうしてもお詫びの言葉を締めに使いたいときは、「長々となりましたが」を使ってみるとよいでしょう。しかし、基本的に文頭と締めの両方に使うことは避けたほうが無難です。
長文失礼しましたの言い換え③乱筆乱文失礼いたしました
長文失礼しましたの言い換え3つ目は、「乱筆乱文失礼いたしました」です。「乱筆乱文失礼いたしました」は、昔から手紙に使われてきた言葉です。「乱筆乱文」という言葉をメールで使うのは、厳密に言えば間違っています。
これは、長文でまとまりがないこと、字が雑で読みにくいことをお詫びする言葉なのです。直筆の手紙でなければ、「乱筆」ではないわけですね。しかし、最近はメールでも普通に使われるようになってきたようです。
「乱筆乱文失礼いたしました」は、「感情がこもりすぎて長文になってしまい申し訳ありません」という意味にも受け取れます。相手によっては、一生懸命書いた気持ちが伝わって、印象が良くなる可能性もあります。
長文失礼しましたの使い方と注意点4選
長文失礼しましたの使い方と注意点①行数が10行を超えるときに使う
長文失礼しましたの使い方と注意点1つ目は、行数が10行を超えるときに使うことです。メールを送るときに最適な行数は、10~20行といわれます。それ以上になると、画面をスクロールさせなければならなくなり、相手の手間になってしまいます。
また、相手がスマホや携帯電話を使っている場合は、10行でも随分と長文に感じるはずです。相手がパソコンでメールを受け取るとは限りませんから、10行を超えるメールになる場合は、「長文失礼しました」、または「長々と失礼しました」「長々となりましたが」を使いお詫びするようにしましょう。
長文のメールを送る前に、まず伝える要件が10行以内に収まらないかどうか、考えることが必要です。どうしても10行以上になってしまうなら、きちんと挨拶やお詫びの言葉を付け、配慮するように心がけましょう。
長文失礼しましたの使い方と注意点②お詫びとして文面の最後に付ける
長文失礼しましたの使い方と注意点2つ目は、「お詫びとして文面の最後に付ける」です。急ぎの連絡で長文になってしまったり、要望が短くまとまらず長文になってしまった場合、「長文失礼しました」「長々と失礼しました」を締めの言葉として、文面の最後に付けます。
お詫びの言葉を付けることで、読むのに時間のかかる長文になってしまってすみません、という気持ちを伝えられます。また、「長文失礼しました」「長々と失礼しました」の後に、文を続けてはいけません。締めの言葉の後に文が続いてしまっては、さらに文面が長くなる上に、相手も困惑してしまいます。
一言付け加えたいときは「長々となりましたが」を使いましょう。このとき、返信を催促するような言葉は失礼になります。早く返信が欲しい場合は、長文は控えるようにしてくださいね。
長文失礼しましたの使い方と注意点③短文には付けない
長文失礼しましたの使い方と注意点3つ目は、「短文には付けない」です。長文ではないのに「長文失礼しました」と書くのは、相手の気分を害してしまうことがあります。「この程度の短い文でも、読むのに苦労するだろう」という意味で、相手が受け取ってしまう可能性があるからです。
メールを書いているときに、なかなか要件がまとまらず時間がかかってしまうことがありますね。すると、何となく長文になってしまった気がするものです。しかし、実際に読んでみたらすぐに読み終わってしまった、ということもあるでしょう。長文になったと思ったら、自分で読んでみて、本当に長文なのか確認しましょう。
長文失礼しましたの使い方と注意点④毎回書くのは失礼
長文失礼しましたの使い方と注意点4つ目は、「毎回書くのは失礼」です。初回のメールに「長文失礼しました」の言葉が入るのはマナーとして良いことです。しかし、まるで挨拶のように毎回使うのは、相手に失礼な行為です。頻繁に使っていると、短いメールにする努力を怠っていると思われても仕方ありません。
また、毎回のように締めの言葉に使っていると、「言葉の意味を理解していないんじゃないか?」と思われてしまう心配もあります。そうなると、自分の印象を悪くしてしまいかねません。「長文失礼しました」とはどんな時に使う言葉なのか、しっかりと理解して使うようにしましょう。
長文のビジネスメールのマナー4選
長文のビジネスメールのマナー①長いメールはできるだけ控える
長文のビジネスメールのマナー1つ目は、長いメールはできるだけ控えることです。一番良いビジネスメールは、スクロールせずに全文が読めるものです。必要な要件だけを、簡潔にまとめるよう心がけましょう。長文だとスクロールする手間もかかり、相手への迷惑になりかねません。
要件を簡潔にまとめるには、文章力も必要です。長文にならず、相手にわかりやすいメールを書くために、文章力を鍛えるトレーニングをすることもおすすめです。トレーニングが気になる方は、こちらの記事をご覧ください。
長文のビジネスメールのマナー②長文であることを先に伝える
長文のビジネスメールのマナー2つ目は、長文であることを先に伝えることです。長文のメールの場合、件名に「長文失礼します」を入れておくことが、相手への配慮となります。そうすることで、相手も長文を読む心構えができます。すぐに返信が必要なのか、返信が不要なのかも文頭に入れておくと、なお良いでしょう。
長文のビジネスメールのマナー③読みやすいように工夫する
長文のビジネスメールのマナー3つ目は、読みやすいように工夫することです。長文になるときは、わかりやすく結論を最初に書いておきましょう。そうすることで、長文を読む前にある程度の内容を把握できるようになります。
また、適度に改行を入れて読みやすくする努力をしましょう。ただし、改行が多すぎるとスクロールをする必要も出てくるので、注意が必要です。「●」や「■」、見出しなどを付けることでも、メールを読みやすくすることができます。
長文のビジネスメールのマナー④締めは簡潔にする
長文のビジネスメールのマナー4つ目は、締めは簡潔にすることです。長文になったお詫びを付けるのは良いですが、あまりにも長々とお詫びを付け加えるのはやめましょう。「長文失礼しました」と付けた後に、「重ねてお詫び申し上げます」などの文面を付けると、くどくなってしまいます。
長文メールは、普通に読むだけでも時間がかかってしまうものです。何度も同じような言葉を繰り返す文は、相手も読む気が無くなってしまいますから、注意しましょう。
「長文失礼しました」の正しい使い方を身につけよう!
メールが長文になってしまったら、「長文失礼しました」を付けるのがマナーです。お詫びすることで、相手に対する気遣いを表現できます。正しいビジネスメールのマナーと「長文失礼しました」の使い方を身につけて、仕事を円滑に進めましょう。
目上の人に対するメールの書き方も、知っておくべきマナーです。仕事でお世話になる上司には、特に失礼のないようにしたいですよね。こちらの記事に、くわしい例文なども載っていますので、ぜひ参考にしてみてください。
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