役職の主任とは?係長との違いや主任の仕事の役割についても紹介!
更新:2019.06.21
企業の大小にかかわらず主任という役職をになう人は少なからずいると思います。そんな主任の役割をあなたはご存知でしょうか。また、主任になるにはどうすればよいかや主任になれる年齢、係長との違いはどうでしょう。そこで今回は、そんな主任という役職についてご紹介します。
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主任とは?係長とどう違う?
主任になるには勤続年数5年以上が目安
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主任という役職になるには、各企業によって様々な取り決めがありますが、一般的には勤続年数5年以上が条件の目安となります。勤続年数が5年以上あり、技術者として熟練されているうえに、ある程度責任のある仕事を任されている人が主任候補となります。企業によっては、主任になるには試験があるというところもあります。
また、実は主任とは役職名ではあるものの管理職ではありません。したがって、主任という役職はついているものの、企業の中で一般社員を管理する立場ではありません。主任という役職はついていても、あくまでも係長を始めとする企業の管理職者に管理される一般社員と同じ立場にあります。
主任とは係長とさほど違いがない役職
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主任の上には、係長という役職が存在しますが実は主任と係長の役割や意味にさほど違いはありません。どちらの役職に昇進しても、今までしてきた仕事や担ってきた役割に特に変化はありません。今までと同じ作業や事務仕事などをしながら、主任や係長といった役職をつけているだけという場合が多いでしょう。
主任と係長にある違いといえば、主任は役職を持ちながらも一般社員と同じく企業側に管理される立場であるのに対して、係長は管理職ですので一般社員を管理する立場になります。このため、係長になると今までなかった重要なプレゼンを任せられたり、部下の評価といった今までより責任の思い仕事を任せられることもあります。
主任の仕事の役割は?
主任の仕事の役割①部下を教育していく役割
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主任は、現場での実務に長けた人が任命される役職です。その現場での経験や熟練度を活かして、後輩である部下を教育していくというのも1つの大切な役割です。したがって、特に新入社員の教育係というものを任されがちです。新入社員の教育では、現場での仕事だけではなく企業のあり方など教えることがたくさんあります。
もちろん、新入社員ではない社員についても、その熟練度に合わせて教育をしていかなければなりません。必要だと考えれば外部に研修に行かせるという事も、主任が検討しなければいけない教育の1つです。また、必要になれば社内においての教育マニュアルを作成するという仕事も発生してくるでしょう。
主任の仕事の役割②技術者などの現場の人間のリーダー的存在でまとめ役
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主任の仕事の役割として、技術者を始めとした現場で活躍している社員の先頭に立ち先導するという役割があります。現場と言うのは、管理職者には立ち入りにくいうえに、目にすることが難しいので把握し肉部分でもあります。そんな現場を、管理職者に代わってまとめるリーダー的な存在が主任という役職です。
管理職者である係長や課長などは、現場から離れたところから指導や評価を行うのに対して、主任は最前線である現場で一般社員と一緒に働きながらその部署でリーダーシップを発揮してまとめて行きます。部活動で例えるならば、顧問の先生ではなく部長に例えられるのが主任という役職と言えるでしょう。
主任はまとめ役だと聞いて、リーダーシップのない自分には無理だと感じた方もいるのではないでしょうか。そこでおすすめなのが、下記の「リーダーシップのある人の特徴・気質27選」の記事です。こちらの記事では、主任になるには必要とされるリーダー性を身につける方法まで紹介していますので、ぜひ参考にして下さいね。
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主任の仕事の役割③部下をまとめながら部下と上司を繋ぐ橋のような役割も
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主任の仕事の役割には、毎日現場で部下たちと一緒に実務をこなしながら部下と上司を繋ぐ架け橋のような役割も担います。したがって、毎日一緒に仕事をしている部下の働きぶりに注意を払い、気になることがあれば係長を始めとした直属の上司である管理職者に報告しなければなりません。
また、上層部で決定した方針や目標を管理職者である直属の上司から知らされれば、部下にわかりやすいように要点をつかみやすいように伝えなければいけません。部下に上手に伝えるためには自分が決定した方針や目標を理解する必要があるので、一般社員とはいえ管理職者と同様に企業についての知識を深める必要があります。
その決定に対して部下から意見やや改善案があれば、それを直属の上司へ伝えることも主任ならではの役割です。このように、たくさんあるであろう上司と部下のやり取りを円滑に行うのが架け橋である主任の非常に重要な役割なのです。
主任の仕事の役割④関わるのは部下だけではなく上司のサポート的な役割も
その部署で熟練した上司であればさほどサポートする必要はありませんが、他の部署から上司が移動してきた際には主任はその上司のサポート的な役割を担うことも必要とされます。自分の部署が担うべき仕事を始め、部下のとく直や特徴などを上司に教えられるのは主任以外にはいないでしょう。
また、実際の業務においても慣れない上司をサポートできるのは、前の上司の近くで業務を見てきた主任以外に適任者はいません。慣れない上司がわからないことや疑問に思うことがあれば、説明することも主任の大切な役割です。
主任の平均年収と平均年齢は?
主任の平均年収は600万前後
主任がどのような役職であるか、どのような役割を持っているかなどをご紹介してきましたが、一難気になるのはやはりお金の話ではないでしょうか。そうなると、主任の役職を持つ人の平均年収というものが気になるでしょう。大企業をはじめ中小企業を含めた平均年収は、600万円程度です。
主任の平均年収が600万と聞いて、多いと思いましたか。少ないと思いましたか。よく収入の話となると年収が出てきますが、年収を聞いても具体的にどんなレベルか想像しにくいですよね。そこで下記の「年収600万円の生活って?手取り・職業・税金・貯金のリアルに迫る」という記事を読むと、主任の生活がわかりますよ。
主任の平均年齢は40歳前後は年齢層が広いことを意味する
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主任の平均年収を聞いたときに、年収が多いと感じた方も多いのではないでしょうか。その謎は、主任の平均年齢に隠されています。主任の平均年齢は、実は40歳前後と高めです。主任になるには勤続年数5年以上の条件を満たせば基本的にはなれますので、大学を卒業して順調に行けば27歳前後で主任になることは可能です。
しかし、主任の役割を見ていただけると解りますが、部下をまとめたり係長と同じような役割をしなければいけない主任の仕事は、勤続年数が浅かったり、年齢が若いとできなかったりやりにくいことが多いでしょう。そんな背景が、主任の平均年齢をグッと40歳前後に上げているのでしょう。
主任とは管理職ではないもののリーダーシップを必要とする重要な役職です!
今回は、主任について係長との違いや役割、平均年収や平均年齢などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか。企業の中で人数が多いので接することが多い主任という役職ですが、その役割などを紐解くとその本質が見えてきます。
企業を動かしているのは、社長を始めとする管理職の立場の人間です。しかし、主任は企業の原動力となる現場を取り仕切る大切な役職です。また、役割が多いことからリーダーシップを必要としたり起用である必要があります。このことからも、主任という役職は管理職ではないものの原動力を担う大切な役職と言えるでしょう。
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