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【DIY】自作カホンの作り方とは?設計図やスナッピーのつけ方は?

更新:2020.10.23

カホンが自作DIYできるのをご存知ですか?カホンとは木製で箱型の打楽器のことです。カホンの簡単な作り方やスナッピーのつけ方、分かりやすい設計図などをご紹介します。ラテン系パーカッションで叩くのが楽しい手作り楽器なので、ぜひ作ってみてください!

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【DIY】自作カホンの材料と道具10選

自作カホンの材料と道具①枠の材料とチョイスの仕方

自作カホンの材料と道具の1つ目は「枠の材料とチョイスの仕方」です。手作りカホンの木材には合板が適しています。合板とは、薄く切ったベニヤを奇数層重ね熱圧接着した木質です。枠に使用する木材の厚みによって、カホンの音に違いが出ます。

あまり薄い合板を使用すると、音が響かずに安っぽい印象になってしまいます。低温が響くいい音のために、15㎜~18㎜程度の厚みのある合板をチョイスするといいでしょう。おすすめはラワンベニヤの合板です。詳しくは、上記Amazonを参考にしてください。

自作カホンの材料と道具②背面の材料とチョイスの仕方

自作カホンの材料と道具の2つ目は「背面の材料とチョイスの仕方」です。自作カホンの背面は、写真の様に穴(サウンドホール)を開けます。この穴を開けることでカホンの音がキレイに響くのです。穴を開ける位置は背面の中央が多いですが、写真の様に低い位置でもOKです。

背面はサウンドホールを開けるので、あまり厚みのある合板を使用すると穴が開けにくくなってしまいます。かといって、あまり薄い合板ですと自作カホンを叩いたときに板が割れてしまうことがあります。おすすめの厚みは5㎜前後です。

自作カホンの材料と道具③ドラム・打面の材料とチョイスの仕方

自作カホンの材料と道具の3つ目は「ドラム・打面の材料とチョイスの仕方」です。打面はカホンの正面にきます。叩く部分の木材選びは一番音に影響があるので慎重に選びましょう。厚みは3㎜~5㎜のベニヤや合板がいいでしょう。また木の素材によっても音に違いが出ます。

杉やヒノキの板は柔らかめなので、軽めの音が響きます。タモやけやきのような広葉樹は木が固いので重くなります。最初は中間のシナや樺(バーチ)がおすすめです。また木の厚さが厚すぎると叩きにくく手が痛くなるので、3㎜くらいがおすすめです。

自作カホンの材料と道具④ゴム足

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monofive monofive ゴム足(12個) 粘着式 13mm×4.5mm 電子機器ケース・キャビネット用 (滑り止め・減振・傷防止)

自作カホンの材料と道具の4つ目は「ゴム足」です。カホンはボックス型のドラム楽器なので、そのまま床に置くと箱の1面が全部地面についてしまう形になります。そのままでも大丈夫なのですが、音が地面に吸い込まれてしまっていい音が出せません。底面が傷つきやすいという難点もあります。

またゴム足がついてると、自作カホンにまたがった時の体重も分散されるのでカホンへの負担も軽減されます。付けなくてもいいものだからと端折らずに、メリットがたくさんなのでぜひ自作カホンにはゴム足を付けてくださいね。


自作カホンの材料と道具⑤木ネジ

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Comdox Comdox 木ねじ 十字穴付皿 木ネジ スクリューネイル ネジ釘

自作カホンの材料と道具の5つ目は「木ネジ」です。自作カホンの背面と打面を取り付けるときに必要な部品になります。手作りのカホンの背面と打面の板は枠の板よりの薄い板で作ります。カホンを使用していて板が割れてしまった時でも、木ネジで留めた板であれば交換が可能です。

また、先程ご紹介したように、木の素材や厚みによってカホンの音や響きに違いが出るので、思った音が出せなかった時にも板の交換が可能です。また木ネジは付けすぎてもカホンの音に影響します。自作カホンの上部には、ネジを余りつけない方がキレイに響くのでお試しください。

自作カホンの材料と道具⑥箱の補強に!角材

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joyMerit joyMerit バルサ 角材 角棒 ウッドスティック

自作カホンの材料と道具の6つ目は「箱の補強に!角材」です。自作カホンの枠を作るときに、あると便利な材料になります。四角い箱であるカホンの炭は90度ですから、四角や三角の角材を角にあてがうことで、箱の補強になります。

こちらも、カホンのDIYになくてもOKな材料ですがカホンは上に方がって叩くドラムですから、乗っているときに壊れると怪我にもつながります。カホンの枠部分は出来るだけ丈夫に作ることをおすすめします。角材は100均でも購入できます。興味のある方は以下の記事も併せてご覧ください。

自作カホンの材料と道具⑦音が決まる!スナッピー

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Pearl Pearl スナッピー S-031

自作カホンの材料と道具の7つ目は「音が決まる!スナッピー」です。スナッピーとはスネアドラムの裏皮にあてて使用する部品になります。叩いたときの独特の響きは、このスナッピーのおかげです。別名で、スネアワイヤーや響き線、蛇腹とも呼ばれています。

叩いたときの響きを楽しむ打楽器であるカホンの命ともいえる部品です。スナッピーの線の本数で響きに違いが出ます。本数が多いほど強調されます。スナッピーには明るく弾むような響きのハイカーボンスチール製と、倍音が豊かなブロンズ製のものがあります。お好みでチョイスしてください。

自作カホンの材料と道具⑧ゴムホース・圧縮バネ

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uxcell uxcell 圧縮ばね 圧縮スプリング 304ステンレス鋼

自作カホンの材料と道具8つ目は「ゴムホース・圧縮バネ」です。こちらもなくても大丈夫な材料ですが、先程ご紹介したスナッピーの響きをさらに良くするためにおすすめになります。圧縮バネを用意するのは難しいかもしれませんが、自作カホンのDIYに使用するゴムホースは2㎝~3㎝程度なので、手に入りやすいですね。

ゴムホースや圧縮バネは、スナッピーの種類や付け方によっては必要のないものになります。用意したスナッピーに合わせて判断してください。


自作カホンの材料と道具⑨木工用ボンド

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コニシ コニシ ボンド 木工用 180g 3本入り #10132

自作カホンの材料と道具の9つ目は「木工用ボンド」です。自作カホンの枠を作るときに必要になります。上にまたがって叩くドラム楽器なのに、木工用ボンドで大丈夫かと思う方もいるかもしれませんが、木工用ボンドはしっかり乾燥させれば接着力の強いボンドです。

手作りカホンの枠は、先程ご紹介した角材を角の取り付けることでさらに補強できます。この角材も木工用ボンドを使用して接着してください。木工用ボンドが乾く前に動かすと接着が甘くなることがあります。安定した場所でしっかり乾燥させましょう。

自作カホンの材料と道具⑩オイルステイン

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ニッペ ニッペ WOOD LOVE オイルステイン Sウォルナット 250ML

自作カホンの材料と道具の10個目は「オイルステイン」で木の面に膜を作らないで含浸し着色する塗料になります。木目を活かしながら艶も与えてくれる、木材を使用したDIYにピッタリの塗料です。オイルステインで塗った木材は、高級感のある質感も出ます。

ペンキやニスを使用して自作カホンの着色を考えている方は、ぜひこのオイルステインを使用してみてください。オイルステインについてもっと詳しく知りたいという方は、以下の記事を併せて読んでください。

【DIY】自作カホンの作り方の手順は?

DIY自作カホンの作り方の手順①好みに手作り!自作カホン

DIY自作カホンの作り方の手順の1つ目は「好みに手作り!自作カホン」です。木材やスナッピーは自分の好みにものを用意していちから作る自作カホンの作り方になります。サイズや組み立て方などは参考にして、木材などの材料は、お好みでチョイスしてください。

自作カホンの詳しい作り方は、以下の手順と動画を参考にしてください。動画は、スナッピーを手作りしています。市販のスナッピーも取り付けるだけで簡単なのでおすすめですが、動画のスナッピーの作り方を参考にして手作りしても面白いですね。

自作カホンの材料

  • ①木材…600×300×15
  • ②木材…910×300×15
  • ベニヤ板(厚さ5㎜くらい)…背面用
  • ベニヤ板(厚さ3㎜くらい)…打面用
  • ゴム足…4個
  • 木ネジ
  • スナッピー
  • 木工用ボンド

自作カホンの作り方

  1. 木材はホームセンターなどでカットしてもらい、300×300×15を2枚、455×300×15を2枚にしてもらう。
  2. ①の木材でカホンの枠を作ります。木工用ボンドで接着してください。
  3. ②のサイズに合わせて、背面用と打面用のベニヤを枠に合わせてカットします。
  4. 背面にCDを型にして円を描き、サウンドホールを開けます。
  5. 木工用ボンドが乾いたら、下穴を開けて打面の板を枠に取り付けます。木ネジは上部は少なめにします。動画を参考にしてください。
  6. 打面に接するようにスナッピーを取り付けます。
  7. サウンドホールを開けた背面も、木ネジで枠に取り付けます。
  8. やすりなどで整えます。
  9. ゴム足を付けたら出来上がり!
  10. ※木材に塗装をしたい場合は、組み立て終わってから塗りましょう。

DIY自作カホンの作り方の手順②100均の材料で手作りカホン

DIY自作カホンの作り方の手順の2つ目は「100均の材料で手作りカホン」です。木材は100均で購入できるMDF材を使用します。木ネジや木工用ボンドはもちろん、自作カホンを塗装する水性ニスも100均で購入できます。こちらの自作カホンは、100均の鈴を取り付けます。

スナッピーは100均では購入できないので、ワイヤーを使用して手作りします。ワイヤーの貼り方つけ方など、100均の材料で作りカホンの詳しい作り方は、以下の動画を参考にしてください。動画の最後に自作カホンの演奏もしているので、サイズ感や音の具合などの参考にしてください。

DIY自作カホンの作り方の手順③設計図付き!キットを使用したカホン

DIY自作カホンの作り方の手順の3つ目は「設計図付き!キットを使用したカホン」です。カホンは材料を一つずつ用意しなくてもこのようにキットがあります。カホンを初めて作る方やDIYがあまり得意でない方は、木材のカットなどが済んでいるこのようなキットを使用するといいでしょう。

キットの他には、ドライバーを用意しましょう。また、木材を固定する時に乾燥まで大きな洗濯ばさみがあると便利ですので用意しておきましょう。カホンに色づけしたい場合は、別に塗料を用意してください。キットを使用したカホンの詳しい作り方は、以下の動画を参考にしてください。

【DIY】自作カホンのスナッピーのつけ方とは?

DIY自作カホンのスナッピーのつけ方①設計図あり!ドラムスネア

DIY自作カホンのスナッピーのつけ方の1つ目は「設計図あり!ドラムスネアのスナッピー」です。こちらは上下に固定するネジの付いたタイプのスナッピーになります。自作カホンに取り付ける時には縦の長さが短めなので、木材を追加して固定していきます。この時、ゴムホースや圧縮バネを使用すると音がキレイですよ。

スナッピーは、自作カホンの打面に接するように取り付けます。追加の木材の角度を調整して、少しスナッピーが前にせり出すように取り付けると、打面に付きます。ドラムスネアのスナッピーの詳しい取り付け方と設計図は、以下のリンクをご覧ください。

ステンドグラス工房達風|ステンドグラス と フュージング画

DIY自作カホンのスナッピーのつけ方②スナッピータイプ

DIY自作カホンのスナッピーのつけ方2つ目は「スナッピータイプ」です。先程ご紹介したドラムスネアのスナッピーほ半分にカットしたような形状のスナッピーになります。こちらは、まず、写真の様に木材に2つ取り付けてください。自作カホンの打面内側にカーブになるように取り付ければOKです。

このタイプのスナッピーは、自作カホンの上部付近にしか接触していないので、カホンの下の方を叩いたとき(低音)にはスナッピー音はほとんど混じらなくなります。音の好みでスナッピーを選んでください。

DIY自作カホンのスナッピーのつけ方③ワイヤータイプ

DIY自作カホンのスナッピーのつけ方の3つ目は「ワイヤータイプ」です。先程ご紹介した手作りのスナッピーは、このワイヤータイプになります。ビターの弦を貼るようにカホンの打ち側にワイヤーを2本~10本程度張ります。

打面の前面にスナッピーが接しているので、高音も低音も全体的に響きます。ワイヤータイプのスナッピーを自作で作る場合は、ワイヤーの張り具合も調整できますので、好みの響きを表現できます。

カホンのDIYキット3選

カホンのDIYキット①マイネルカホンDIYキット

カホンのDIYキットの1つ目は「マイネルカホンDIYキット」です。セットになっている設計図や説明書通りに組み立てていくだけの簡単カホンキットです。キット以外の必要な道具もリストになっており親切です。組み立てた後は塗装などでオリジナルに仕上げましょう。

カホンのDIYキット②カホン組み立てキットPANDAカホン

カホンのDIYキットの2つ目は「カホン組み立てキットPANDAカホン」です。キット以外の道具は、ドライバーだけでOKなのが嬉しいですね。スナッピーの取り付け位置で音の調整が出来ます。こちらのキットの詳細は、上記Amazonをご覧ください。

カホンのDIYキット③SELAカホン組み立てキット

カホンのDIYキットの3つ目は「SELAカホン組み立てキット」です。接着剤など必要なものがそろっており、ドライバーだけ用意すればOKです。着色をしなくても打面の色がおしゃれな仕上がりになっています。こちらのキットの詳細は、上記Amazonをご覧ください。

オリジナル自作カホンを作ろう!

いかがでしたでしょうか?カホンが自作出来ることが分かり、作ってみたくなったのではありませんか?音も、木材やスナッピーで好みに仕上げられることも分かりました。仕上がった後にデザインにアレンジも加えて、ぜひオリジナルの自作カホンを作ってくださいね!

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