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トリュフ探しに豚が使われる理由は?きのこの見つけ方/探し方/採取

更新:2019.06.21

高級品で知られるトリュフですが、食べた事はありますか?独特の香りが人気の食材のトリュフを、なぜ豚が探すのか?豚以外の動物は?探し方や見つけ方、採取の秘密をご紹介致します。トリュフの日本名や、トリュフの種類も詳しく見てみましょう!

トリュフとは?

トリュフはきのこの一種・日本名は「セイヨウショウロ」

トリュフとは、きのこの一種です。一般的なきのことは全く異なる見た目をしていますので、きのこだとは知らなかった人が多いでしょう。トリュフは、日本名で「西洋松露セイヨウショウロ」と言います。キャビア、フォアグラと共に、世界三大珍味と言われています。

トリュフが、世界三大珍味の1つとなる理由は、希少で手に入りにくいからです。トリュフは、まだ栽培の技術が安定しておらず、新鮮な状態で手に入れる事が困難なのです。日本でも、高級店で食べる事が出来ますが、フランス料理の香り付けなどに用いられる、高級品のイメージですね。

トリュフの別名は「黒いダイヤ」・トリュフの生息場所

トリュフの歴史は古く、3500年以上前と言われています。紀元前16世紀の文献に始めて登場します。その時代では、「媚薬」として食されていました。トリュフの形は球形で、表面は黒褐色で多角形のイボがあります。中は白色や茶色です。この見た目と、希少価値の高さから、「黒いダイヤ」と呼ばれています。

きのこと言っても、地上にある木になるものでは無く、楢(ナラ)の木や樫(カシ)の木の林の地中に生息しています。地下5cm~40cmの土の中に発生し、成長の度合いによって、独特の香りが増しますが、老熟すると、香りが少なくなってしまいます。地中に埋まっている為、独特の香りを頼りに、豚が探し当てます。

トリュフの種類・黒トリュフ(トリュフ・ノワール)

黒トリュフは、外側が黒く中は茶色。主にフランスが原産地です。代表種の「チュベル・メラノスポルム」は、フランスのペリゴール地方で特に多く採取され、「ペリゴールトリュフ」の名で、特に珍重されています。黒トリュフは、主に12月頃から出回りますが、5月の初夏に出回る黒トリュフは、夏トリュフと呼ばれています。

黒トリュフは、加熱して食べる事が多く、サクッとした歯ごたえがします。まだまだ数は少ないですが、人工的に生産も行われています。日本でも、非常に数は少ないですが、栽培が行われています。中国でも黒トリュフが存在しますが、フランスの黒トリュフに比べて香りが少なく、価格も安いです。

また、フランスのブルゴーニュ地方で採取される「ブルゴーニュのトリュフ」は、9月頃から出回りますが、フランスのトリュフの中では、知名度が低く、香りも少なめな事から、価格も黒トリュフの半額程度です。

トリュフの種類・白トリュフ

白トリュフは、イタリアで採れる貴重なトリュフです。イタリアの「アルバ」という町で採取される物が特に有名です。旬の時期は10月~12月の秋冬です。白トリュフは、現在の技術では、人口的に生産する事が出来ません。よって、自然の物を採取するしかないのです。

採れる量も、黒トリュフよりも少なく、希少価値が高い為、黒トリュフの3倍もの価格で取引されることもあるほどです。白トリュフの価格は、こぶし大で10万円程度です。生で食べられる事が多く、食感は黒トリュフ」よりも少し柔らかいです。日本でも、高級食材として扱われています。

トリュフの本場フランスで、新鮮なトリュフを食べてみたいと思いませんか?トリュフの魅力にはまった人が、トリュフを食べる為にたびたびフランスを訪れる事もあるほどですので、やはり本場は違うのでしょうね。もし、トリュフの本場フランスへ行く予定がある方は、フランス旅行についてのこちらの記事も参考にどうぞ。

トリュフ探しに豚が使われている理由は?

トリュフ探しに豚が使われている理由①香りが似ているから

トリュフ探しに豚が使われる理由1つ目は香りが似ているから。主にメス豚が使われています。トリュフに含まれる匂い物質である「アンドステロール」の成分は、オスの豚が発情期に分泌する性フェロモンに、非常に良く似ているのです。メスのトリュフ豚は、発情したオス豚の匂いに誘われて、見事にトリュフを見つけ出します。

トリュフの探し方は、トリュフが生息している森にトリュフ豚を放し、トリュフ豚が土の匂いを嗅ぎ分けながら探します。この探し方は、ずいぶん昔から変わっていない、昔ながらの探し方です。

トリュフ採取に活躍している豚ですが、日本では、ペットとして人気が高まっています。豚は豚でも、イベリコ豚では無く、ミニブタです。ミニブタをペットとして飼う人が増えています。可愛いミニブタの飼い方についての記事がこちらです。興味がある方は、是非見てみて下さい。

トリュフ探しに豚が使われている理由②トリュフの探し方

トリュフ探しに豚が使われる理由2つ目は、トリュフの探し方です。トリュフ豚は、トリュフの匂いを発情期のオス豚だと勘違いして、土の匂いを懸命に嗅ぎながら、森の中を1日中探し回ります。やっとの思いで見つけたトリュフを、鼻で土を掘り、食べようとします。

しかし、後少しの所で人間にトリュフを奪われ、代わりに別な好物のピーナッツなどを無理やり食べさせられるのです。これがトリュフ豚のお仕事なので、仕方が無いのですが、少し可愛そうな気もしますよね。その代わり、トリュフ豚はとても大切にされていますし、たまには見つけたトリュフも食べてしまいます。

トリュフ豚の起源

トリュフ豚は、スペイン原産の黒豚である、「イベリコ豚」です。ローマ時代の西ヨーロッパは、土地の大部分を森が占めていました。その森には、当時の農村生活に欠かせないナラの木や、カシの木が多く生い茂っていました。そして、豚のえさとなるドングリや、とちの実などが豊富にありました。

その為、豚の飼育は森で放し飼いにするのが一般的な飼育方法でした。その際に豚が本能的にトリュフを見つけ出すようになったのが、トリュフ豚の始まりです。その土地で豚が飼育されていて、その場所にはトリュフが生息するナラの木やカシの木が生えていて、その森で放し飼いにされた偶然の連続で今のトリュフがあるのです。

トリュフ豚のトリュフの探し方は、人間が教えた訳でも無く、豚が本能的にトリュフを採取してくれた事で始まった探し方だったのですね。

人間ではトリュフを見つけられない理由

トリュフは、木の根から水分を吸い上げて生きています。その為、良く見ると、トリュフの埋まっている木の周りは、水分が少なくなっていて、そこだけ草が生えません。そうなると、人間がトリュフを探す事も不可能では無いのですが、なぜトリュフ豚を使うのか?

それは、人間が目で探し当てる見つけ方では、トリュフは、まだ熟成されていないトリュフの場合があるのです。しかし、トリュフは一度地上に掘り起こされてしまうと、再び土へ戻されても、熟れる事はありません。そこでトリュフ豚の嗅覚が活躍します。

メスのトリュフ豚は、フェロモンの匂いを嗅ぎ分けるので、本能的に熟成したトリュフの香りを嗅ぎ分け、探し出すのです。トリュフを探すだけでは無く、熟成されたトリュフのみを選ぶなんて、本当に理にかなった方法ですね。

トリュフの味と香り

トリュフの香りが、発情期のオス豚のフェロモンに似ているという事でしたが、そんなトリュフはどんな香りなのか、食べた事が無い人は、気になる所でしょう。トリュフの独特な香りは、「土の中や森の中の匂い」だそうです。想像出来ましたか?ちなみに、高級食材であるトリュフの味は、ほとんどありません。

味がしないのに、なぜトリュフが愛されているのか?それは、トリュフは味では無く、香りを楽しむ食材だからなのです。高級品ならではの楽しみ方ですね。

トリュフといえば、フランス料理が思い浮かびます。フランス料理は好きですか?ある程度の年齢になると、そんなフランス料理の高級店に行く機会もあるかと思います。そんな時に備えて、代表的なフランス料理について、少しだけ予習をしておきませんか?こちらの記事がお役に立ちます。

豚以外にトリュフ探しに使われている動物は?

トリュフ採取の為のトリュフ犬

最近は、トリュフ豚以外に、トリュフ犬が活躍しています。トリュフを採る為に、特別な訓練を受けたトリュフ犬は、トリュフ豚と違って、トリュフを探すと、そのまま食べずに飼い主に渡します。トリュフ豚は特別な訓練をしなくても、本能でトリュフを探し出しますが、見つけるとすぐに食べてしまう欠点があります。

その点、トリュフ犬は飼い主に忠実に従います。しかし、トリュフを探す為のトリュフ犬の訓練にはかなりの日数と、費用がかかる為、まだまだ数は少ないのが現状です。

トリュフを探すトリュフ犬の犬種

トリュフを探すトリュフ犬は小型犬が多く活躍しています。人気の犬種は、「ボーダー・コリー」や「トイ・プードル」が挙げられます。中でも、「ロマーニュ・ウォーター・ドック」は、別名トリュフドックと呼ばれるほど、トリュフ探しに活躍している犬種です。

トリュフ犬として活躍しているボーダー・コリーやトイ・プードルは、日本でもペットとして人気の犬種です。訓練を受けてトリュフを探せるようになるほど頭が良く、賢い犬種なのですね。そんな人気のトイ・プードルの種類や、さらに小さいミニチュアプードルとの違いについての記事がこちらです。

ハエを使う見つけ方もある

トリュフ探しに、ハエを使う探し方もあります。匂いに敏感なハエが、トリュフが埋まっている土の周りに集まるので、それを目印にトリュフを見つける方法もあるのです。

トリュフとトリュフ豚について

日本でも高級店などで食べる事ができる、高級品のトリュフは、きのこの一種だったんですね。トリュフ豚は、たくさんの偶然が重なり、誕生した事も分かりました。私たちは、トリュフ豚とトリュフ犬のお陰で、希少なトリュフを頂く事が出来ています。

少し可愛そうなトリュフ豚でしたが、今後トリュフを頂く時は、頑張ってトリュフを探すトリュフ豚の事を思い出し、感謝しながら頂かなければいけませんね。

トリュフについての記事を読んで頂き、有り難う御座いました。合わせて読んで頂きたい記事がこちらです。トリュフとキャビアと共に、世界三大珍味の1つである「フォアグラ」が、リーズナブルな価格で食べられるおすすめランチについての記事です。

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