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代表的なフランス料理の名前6選|名前が長い&難しい前菜やデザートは?

更新:2019.06.21

皆さんはフランス料理の名前と言えば何が思い浮かびますか?前菜から始まって最後のデザートまでコース料理としては芸術の域まで達しているフランス料理ですよね。今回は代表されるメニューの中から定番のフランス料理の名前を紹介したいと思います。

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代表的&定番なフランス料理の名前6選

フランス料理の名前は難しい

仕上げのソース

フランス料理の名前はなぜ長く、難しいのでしょうか?じつはフランス料理の名前はその料理の中身を示しているから難しく長いのです。例えば、「フォワグラ・ドゥ・カナール・オ・トリュフ」は鴨のフォワグラトリュフ添えという料理になります。

このように料理の名前の冒頭には素材が出てきて、料理方法、ソースの名前等、情報が色々入っているわけです。フランス語ができるのであれば、メニューを見ただけでどんな料理なのか大体の想像はつきますが、フランス語がわからなければ店員さんに聞いてもチンプンカンプンですよね。

そこでフランス料理の代表的で定番中の定番の料理の名前を紹介したいと思います。おそらく皆さんも良く知っている名前がでてくると思います。コース料理はもとより、単品でオーダーする時にも役立つよう考えてみました。メニューを選ぶときの参考にしてください。

誰もが知っている代表のフランス料理6選

フレンチの肉料理

メインディッシュはまず、鴨のコンフィ(コンフィ・ドゥ・カナール)ですね。コンフィとは低温の油で煮る料理で、鴨以外に豚肉等のコンフィもあります。次は牛肉の赤ワイン煮込み(ブフ・ブルギニヨン)です。牛肉を赤ワインで柔らかくなるまで煮込んだ料理です。日本のレストランでもよく見る代表的なメニューです。

次に鶏のロースト(プレ・ロティ)ですが、フランスでは鳩やホロホロ鳥等も使用します。シンプルに塩コショウで味付けをし、オーブンで焼いた料理です。続いて舌平目のムニエル(ソール・ア・ラ・ムニエール)です。舌平目のムニエルもシンプルな料理で、舌平目の他に、スズキ等の白身魚や鮭等の魚を使います。

ムニエルとは魚に塩コショウをし、小麦粉をつけバターや油で両面を焼く料理法で、クリームやバルサミコ酢等のソースをかけて食べる事もあります。最後にブイヤベース(ブイヤベース)とポトフ(ポトフ)ですが、両方ともフランスの家庭料理になります。ブイヤベースは魚介類、ポトフは肉類やソーセージ等の煮込み料理です。

フランス料理定番の名前

日本語名 フランス名 フランス語表記
鴨のコンフィ コンフィ・ドゥ・カナール Le confit de canard
牛肉の赤ワイン煮込み ブフ・ブルギニヨン Bœuf bourguignon
鶏のロースト プレ・ロティ Poulet rôti
舌平目のムニエル ソール・ア・ラ・ムニエール Sole meunière
ブイヤベース ブイヤベース Bouillabaisse
ポトフ ポトフ Pot-au-feu

NGマナーの「犬食い」とは何か、説明できますか?食事中に気を付けたいマナーや直し方について下記の記事でまとめてありますのでご参考ください。


フランス料理の手軽な前菜の名前6選

前菜

フランス料理の前菜料理はまず、テリーヌです。テリーヌはフォアグラやサーモンをミキサーにかけて型に流し込み、オーブンで焼いたものになります。そしてフランスのビストロで定番なのが、ポワローヴィネグレットです。ネギの白い部分を蒸してフレンチソースをかけた前菜料理です。

生ガキもフランスでは定番の前菜料理で、レモンやビネガーをかけて食べます。日本では生ガキを調味料無しで食べますよね。そして、よく耳にするエスカルゴは食用カタツムリにバターをかけてオーブンで焼いた料理です。エスカルゴとはカタツムリを表す言葉ではなく、カタツムリを使ったフランス料理を指す言葉です。

次にオニオングラタンスープです。玉ねぎのスープにチーズとクルトンを加えオーブンで焼く、暖かい前菜料理です。最後にキッシュです。キッシュとはパイ生地に卵とクリームを入れて焼いた料理です。前菜として食べるキッシュは野菜のキッシュやチーズ入り等があります。両方とも日本ではお馴染みの料理ですよね。

フランス料理前菜の名前

日本名 フランス語名 フランス語表記
テリーヌ テリヌ Terrine
ネギのビネグレット ポワローヴィネグレット Poireaux vinaigrette
生ガキ ユイットル Huître
エスカルゴ エスカルゴ Escargots
オニオングラタンスープ スーパ・ロワニョン Soupe à l’oignon
キッシュ キッシュ Quiche

せっかくのデートでフレンチの名店に行っても、食事のマナーが良くなければ台無しです。相手を幻滅させないためのマナーを下記の記事で学んでみましょう。

フランス料理定番のデザートの名前5選

デザート

デザートですが、まずはミルフィーユ(ミルフィーユ)です。パイ生地の間にクリームや果物などをはさみ重ねたケーキです。日本のケーキ屋さんでも良く見かけますね。同じく良く見かけるデザートがマカロン(マキャロン)です。日本でよく見るマカロンは、パリ風マカロンと言って正式にはマカロン・ムーと言います。


それからクリーム・ブリュレ(クレーム・ブリュレ)です。カスタードプリンに似たデザートですが、クリーム・ブリュレのカスタードはねっとりとした柔らかさがあります。柔らかいカスタードの上に砂糖をまぶしバーナー等で炙ってカラメルをつくります。次のデザートはリング・シュー(パリ・ブレスト)です。

リングシューは自転車のタイヤを模して作られたデザートです。リングシューとはフランス語と英語を合わせて作った言葉になります。最後にタルト・タタン(タルト・タタン)です。19世紀のロワール地方にあったホテル「タタン」の名物お菓子として有名になりました。アップルパイを作ろうとして失敗してできたお菓子です。

フランス料理デザート名前

日本名 フランス語名 フランス語表記
ミルフィーユ ミルフィーユ Mille-feuilles
マカロン マキャロン Macarons
クリーム・ブリュレ クレーム・ブリュレ Crème brûlée
リング・シュー パリ・ブレスト Le Paris-Brest
タルト・タタン タルト・タタン Tarte Tatin

フランス料理でワインを頼もう

コース料理といえばワイン・ワインを頼むときにどうする?

ワインボトル

フランス料理を食べる時に欠かせないのがワインですよね。でも突然ワインメニューを見せられてもどのワインを頼めば良いのか迷ってしまう方もいらっしゃるでしょう。ワインは料理によって合う・合わないがあります。多少の基本を押さえておけば何も心配はいりません。それに、ソムリエもいるので相談するのも良いでしょ

赤ワインはどの料理に合わせればいい?

赤ワインで乾杯

まず、赤ワインは肉料理に合わせます。こってりした風味の強い肉料理にはコクのある赤ワインを、淡泊な肉料理には軽い赤ワインになります。コクのある代表的な赤ワインはブルゴーニュ産やボルドー産等です。同じブルゴーニュ産やボルドー産でも軽い赤ワインもありますので、ソムリエ等に相談してみましょう。

白ワインやロゼワインはどの料理に合わせればいい?


白ワインで乾杯

白ワインに合う料理は鶏肉や魚介類の料理に良く合います。風味の強い魚や、鶏肉の場合にはコクのある辛口の白ワインが良いでしょう。淡泊な白身魚や貝類などには軽い辛口の白ワインが良く合います。オードブルやチーズなどにはロゼワインが良いでしょう。

但し、何種類もワインを頼む事が出来ない場合はメインディッシュに合わせて頼んでも良いでしょう。グラスワインを置いているレストランも沢山あるので、前菜の時にはロゼのグラスワイン、メインの時には赤ワインや白ワインと、食事に合わせて頼むのもよいかも知れませんね。

ワインを買うお店の候補に、コストコがあります。高級ワイン、コスパの良いワインを21選ご紹介していますので、関連記事も少し覗いてみませんか。

名前が長い&難しい名前のフランス料理は?

メニューを見てもわからない料理の名前

盛り付けをするコックさん

料理の名前はなかなか覚える事が出来ませんよね。特にフランス料理の場合は伝統がありますし、店によって料理をアレンジしてある為統一しておらず、わかりにくい名前になっている場合があります。しかし、料理方法の単語や食材の単語がわかればなんとなく判断つくかもしれませんが、一朝一夕にはいきません。

もともとフランス料理の名前は調理方法・食材・ソースの名前・地方の名前などからできています。日本語にすると肉じゃがの事を、「ジャガイモとニンジンと豚肉の醤油煮○○地方風」、こんな風に名前を構成してあります。フランス料理の名前が長いという事はそれだけ複雑な料理という事でしょう。

フランス料理の長い名前

ワンプレート

基本的にフランス料理でとても長い名前は二つの料理が合わさってできた名前になる物もあります。例えば、「Verrw de legumes et tomate farcie a la mousse de saumon fume」これは「スモークサーモンのムースとスティック野菜のサラダ」になります。

「Canaed a L'orange avec gratin de pommes a la dauphinoiseha」は「鴨のオレンジソース、グラタン・ドフィノワ添え」になります。メニューにある長い名前の料理はそれだけ食材を多く使っていたり、こだわりのソースを使っている料理という事になるでしょう。

フランス料理の難しい名前

野菜

フランス料理の難しい名前と感じるのは、日本人の私たちが、フランス語をアルファベット読みをしても全く想像がつかない名前ではないでしょうか。例えば「Carottes Glacees」は「ニンジンのグラッセ」ですし、「Omelette」は「オムレツ」です。アルファベット読みで何となくわかりますよね。

でも、ニンジンのグラッセと同じ人参でも、「Potage Crecy (ポタージュ クレシイ)」となると、解かりにくくなります。食材の名前なども調理方法によってかわる場合があるので、基本的な調理方法のフランス語を覚えておくと便利かもしれませんね。

それから難しいのは食材に馴染みが無い名前ですよね。「Rognons es Casserole(腎臓のバター焼き)」や「Saute de Lapin au Vin Blanc(うさぎの白ワイン煮)」等、日本では一般的では無い料理になると、フランス語で覚えていくのも大変です。

あとは、日本ではお馴染みなのに呼び方が違う料理も手ごわいですよね。代表的なデザートで「カスタードプリン」これはフランスでは「クレームカラメル(Creme Caramel)」となりますし、「シュークリーム」が「プロフィトロール(Profiteroles)」となります。

関連記事として、下記に100均で手に入るケーキ型を紹介します。シフォンケーキやパウンドケーキのレシピもありますので、デザートを楽しみたくなった方は覗いてみてくださいね。

【100均ケーキ型】ダイソー・セリアの15個!シフォン・パウンドのレシピも

フランス料理を日本で食べよう

フランス料理といえば本場のフランスで堪能するのも良いですが、日本にあるフランス料理店で舌鼓を打つのも良いのではないでしょうか。日本語が書いてあるメニューがあれば心置きなく料理に集中できますし、不安があれば店の人に聞くことも簡単です。

代表的なフランス料理を覚えておけば、日本とフランス両方で楽しむ事もできます。コース料理ではなくフランスの家庭料理を食べれるレストランであればかしこまった感じでは無く、料理も単品でオーダーできます。定番の料理は味やマナーもあまり難しくないので是非試して見て下さい。

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