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悶えるの意味・読み方・類語とは?悶えて/悶えてる/悶えた

更新:2021.04.19

「悶える」という言葉の読み方を知っていますか。 「もだえる」と読むこの言葉は、ネットではよく目にするので知っている人は多いと思います。ここでは、ちょっと性的な意味合いが多い「悶える」、「悶えて」、「悶えてる」、「悶えた」という言葉の、意味・読み方や、類語の「もがく」などについて検証します。

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悶えるとは?意味や読み方は?

「悶える」・「悶えた」・「悶えてる」の読み方

「悶える」の読み方

「悶える」の読み方は「もだえる」と読みます。同様に、「悶えた」は「もだえた」、「悶えてる」は「もだえてる」と読みます。「悶」という漢字は、音読みで「モン」と読み、訓読みで「もだえる」になります。「悶える」のように日本語の難しい言葉についての関連記事がありますので、合わせてごらんください。

「もだえる」の過去形「悶えた」

「もだえる」の過去形「悶えた」

「もだえる」「悶える」の「悶え」は名詞です。そこに「-る」がつくことで形容詞になっているのです。「悶えた」は「-た」がつくことで過去形、過去分詞形になるのです。

「もだえる」の形容動詞「悶えている」「悶えてる」

「もだえる」の形容動詞「悶えている」「悶えてる」

前述のように「もだえる」「悶える」の「悶え」は名詞です。「-ている」がつくことで形容動詞「悶えている」になります。「悶えてる」は「悶えている」を簡略化した表現です。

「もだえる」の意味

「悶える」の意味

「もだえる」には意味が2つあります。1つ目の意味は、「身体や心の苦痛のために身をよじって動かす」ことです。2つ目の意味は、「嘆き惑う」「嘆き苦しむ」という意味です。「悶える」のようにネガティブな感情に関連した「嫌いな人の夢」の記事がありますので、合わせてお読みください。

「悶える」・「悶えた」・「悶えてる」は大袈裟な表現に使われる!

「悶える」は大袈裟な表現に使われる!

例えば、ソーシャルネットワーク等で「悶え死にしそうだ」という言葉を見つけても、誰も実際には瀕死の状態にはなっていませんし、誰かが死にかけていると心配する人もいません。このように現代では、「悶える」・「悶えた」・「悶えてる」という言い回しは、かなり大げさな表現に用いられることが多いのです。


「悶える」・「悶えた」・「悶えてる」は性的な意味合いを含んで使われる!

ちょっとエッチな「悶える」という表現

必ずとは言えませんが、「悶える」・「悶えた」・「悶えてる」という表現が使われる時、恋愛や性的なニュアンスが含まれていることが多いです。これらの言葉が教科書ではまずお目にかからないのに、ネットではよく見かけるのはそのためです。文字通り、SM的な表現に頻繁に使われるのが「悶える」という言い回しです。

悶えるの使い方・例文は?

「悶える」の使い方①恋愛

「悶える」の使い方のひとつ「恋愛」

「悶える」の使い方の1つ目は、「恋愛についての場面」です。「悶える」という言い回しは、前述のように大げさな感情表現でよく使われますが、どちらかというと恋愛では幸福な感情表現よりは、苦痛を伴う感情表現によく使われがちです。

恋愛で使われる「悶える」という言葉の例文とは

恋愛で使われる「悶える」という言葉

恋愛の場面で使われる「悶える」という言葉の例文は、「道ならぬ不倫の恋の苦しみに、彼女は嘆き惑って悶えていた」とか、「親友の彼女への片思いに、彼は人知れず悶え苦しんでいた」といったような使い方をします。「悶える」という言葉は、不倫などを扱った小説などでよく見られます。

「悶える」の使い方②可愛い

「悶える」の使い方2つ目「可愛い」

「悶える」の使い方の2つ目は、「可愛いと思う感情の表現」です。この場合、可愛いと感じている対象は恋愛感情のある相手だけではなく、恋愛感情とは別の対象に対しても多く使われます。

可愛いと思う感情の表現で使われる「悶える」という言葉の例文とは

可愛い子猫

例えば恋愛の対象に関しての例文は、「眠れない長い夜には、幼馴染のあどけない仕草を思い出しては、ひとり身悶えたものだ」といったように使います。恋愛の対象ではないものに対してでは、例えば「「生まれた仔犬があんまりかわいすぎて、悶え死にしそう!」というように使います

「悶える」の使い方③身体的苦痛


身体的苦痛に使える「悶える」

「悶える」の使い方と例文の3つ目は「怪我などによる身体的苦痛」です。前述のように「悶える」という言葉は苦痛に対する感情表現に使われますので、怪我や手術跡などの身体的苦痛に対する感情を表すときに用いられるのです。

身体的苦痛で使われる「悶える」という言葉の例文とは

「悶える」は身体的苦痛に使える

例えば、「大怪我をした右腕を抑えながら、身をよじって身悶えてる人を見た」とか、「左足の骨折のあまりの激痛に、彼は耐え切れず声を上げて身悶えた」という使い方をします。「悶える」という言葉は、多くの場合軽い怪我ではなく、かなり大きな怪我や手術跡の苦痛に対して使われます。

「悶える」の使い方④「精神的苦痛」

「精神的苦痛」に使える「悶える」

「悶える」の使い方の4つ目は「病気などによる身体的あるいは精神的苦痛」です。「悶える」という言葉は、怪我の場合と同じように身をよじるような苦痛の対して使いますが、体の痛みに対してだけではなく、心の痛みに対しても使われるのです。

精神的苦痛で使われる「悶える」という言葉の例文とは

精神的苦痛で使われる「悶える」

精神的苦痛で使われる「悶える」という言葉は、例えば「明日に控えた妻の癌の大手術に直面して、不安のあまり悶えてる妻に賭ける言葉もなかった」とか、「消息を絶ってしまって、生死もわからぬ息子のために、両親は何年ものあいだ悶え苦しみ続けた」といった使い方をします。

悶えるの類語は?

悶えるの類語⑤「もがく」

悶えるの類語「もがく」

悶えるの類語の5つ目は「もがく」です。例えば、「水中に突き落とされたので、息もできずにもがきあばれた」といった使い方をします。「もがく」のように苦痛や恐怖に関する記事がありますので、合わせてご覧ください。

「もがく」と「悶える」の違いとは


「もがく」と「悶える」は読み方も似ていて同じ派生語のようですが、実は全く違う言葉です。まず「もがく」は漢字表記では「藻掻く」となります。「藻掻く」は「もだえ苦しんで手足をやたらに動かす」という意味なので、類語ではありますが、全く違う言葉なのです。

悶えるの類語②「もがくように煩悶する」

「煩悶する」

悶えるの類語の2つ目は「もがくように煩悶(はんもん)する」です。「煩悶する」だけなら精神的苦痛だけですが、「もがくように」という言葉と合わせることで、「もだえる」のように身を動かして苦しむことを表現します。「ひと目見た彼女の姿が忘れられずに、何日ももがくように煩悶を繰り返した」というように使います。

悶えるの類語③「もがくように思い悩む」

「思い悩む」

悶えるの類語の3つ目は「もがくように思い悩む」です。「もがくように煩悶する」のように、「もがくように」が先にくることで、体を動かして苦痛に耐えることを表現します。例えば、「定期的に訪れるひざの痛みの、選手生命に支障があると考え、彼は人知れずもがくように思い悩んだ」というように使います。

悶えるの類語④「身を捩る」

「身を捩る」

悶えるの類語の4つ目は「身を捩る(みをよじる)」です。「ちぎれかかった指の痛みに、身を捩って泣き叫んだ」とか、「彼への断ちがたい思いの痛みのゆえに、彼女は身を捩っていつまでも泣き続けた」というように、「身を捩る」という言葉は。身体的苦痛と精神的苦痛の両方を表現するのに使えます。

彼氏が悶える彼女の可愛い仕草は?

彼氏がもがくように悶えてしまう彼女の仕草「笑顔」

笑顔

当たり前すぎることですが、女性の美しい笑顔は、自分の彼氏だけではなくありとあらゆる人種・階層の男性を思いっきり引き付け、悶えさせます。愛らしい女性の笑顔は、倦怠期にあるカップルさえ新鮮な関係に変えます。日本でも昔から、「男は度胸、女は愛嬌」といわれてきました。女性の魅力的な笑顔は世界中で無敵です。

彼氏が悶える彼女の可愛い仕草「上目遣いの視線とまばたき」

古文の世界でも、「見る」という行為には性的な関係を表現します。耳で恋をする女性と違って、目で恋をするイキモノである男性は、気になる女性をつい見つめてしまいます。逆に気に入った女性に上目遣いじっと見つめられたり、まばたきされたりすると、男性は恋心をほだされて、つい悶えてしまうのです。

彼氏がもがくように悶える彼女の仕草「喜んでいる姿」

喜んでいる姿

性別に限らず見ていて楽しいのが「喜んでいる姿」です。ウキウキした感じで、幼い女の子のように喜んではしゃぐ彼女の様子や、飾り気のない笑顔を満面に浮かべて喜んでいる彼女の姿を見ると、男性はついつい「かわいいなぁ!」と悶えてしまうのです。

彼氏がけっこう悶える彼女の仕草「拗ねる」

拗ねる

男性は、女性の感情的ですさまじい攻撃的な態度や言葉には閉口するものです。下手すれば彼女から逃げようとさえします。だからといって怒りの表現をしないのは良くありません。頭の良い女性は、彼氏に対する怒りや不満を「拗ねる」という表現を使って、彼氏の心を悶えさせ、自分の気持ちを上手に伝えようとするものです。

彼氏がそこそこ悶える彼女の仕草「ヤキモチをやく」

ヤキモチ

「拗ねる」仕草と同じで、「ヤキモチをやく」のは、ネガティブな感情を表現するのに有効で、また彼氏を悶えさせる行動の1つです。彼氏に関心があるからこそ「ヤキモチをやく」からです。ですがヤキモチはスパイス程度にしておきましょう。ほんのちょっとだけにしておかないと、非生産的な事態を引き起こしかねません。

意外に彼氏が悶えてる彼女の仕草「転びそうになる」

意外にも「転びそうになる」仕草は男性を引き付けます。しょっちゅう「転びそうになる」人はちょっと危なげで、つい「守ってあげたい!」と思わせてしまうものです。好きな人の前でわざと「転びそうになる」のは、少しあざとすぎるかもしれませんが、子供っぽいこの仕草が男性の保護本能を刺激するのは確かです。

意外に彼氏が悶えてる彼女の仕草「あくびをする」

これも意外かもしれませんが、「あくびをする」仕草も男性を悶えさせます。あくびをしている女性は少女のように無邪気で、やはり男性に「守ってあげたい!」と思わせてしまいます。ただし、大口を開けての下品なあくびはNGです。きちんと手を当ててあくびをしましょう。掌を表に向けてするあくびはポイント高いですよ。

保護本能を刺激!可愛い女性の仕草に悶えている男性の心理

人間の中にはいろんな感情がありますが、男性が刺激されて最も喜びを感じるのが「保護本能」や「支配欲」です。女性に頼りにされると男性の機嫌がとてもよくなるのは、この「保護本能」や「支配欲」をビビットに刺激されるためで、「愛らしく儚げな女性」が勝気な女性よりも圧倒的に男性にモテるのはこのためなのです。

藤原道長に「浮かれ女」と評された和泉式部は、才女の時代にあって抜群に「素直な可愛い女」を演じた女性でした。和泉式部は冷泉天皇の第3皇子・為尊親王と、その同母弟・敦道親王との情熱的な恋愛で不滅の歌を残しましたが、式部は「愛らしく儚げな女性」であり続けました。「源氏物語」の夕顔もそんな女性のひとりです。

男性の保護本能や支配欲が強いのは、古今東西を通じて変わりません。それは生物学的本能なのです。男心を惑わせ、「男性を悶えさせる」永遠の女性像も、やはり今も昔も変わりません。時の帝の息子2人をも虜にした和泉式部や、「源氏物語」の夕顔のような女性こそ、男性を悶えさせてしまう永遠の女性像の1つなのです。

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