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孫が読む弔辞とは?

孫が読む弔辞とは葬式の場での祖父母へのお別れの言葉

孫が読む弔辞とは葬式の場での祖父母へのお別れの言葉

孫が読む弔辞とは、孫から故人である祖父母へのお別れの言葉です。「弔辞」の意味は、「死者を弔うために述べる言葉や文章」です。孫からの弔辞には、決まりきった定型文はありません。これまでお世話になってきた祖父母に向けて、素直なメッセージを読むことで、故人をお見送りしましょう。

職場関係者などからの弔辞では、堅い表現も使われますが、孫からの弔辞では、本人に語り掛けるような口語調が自然です。とはいえ、葬儀という非日常の事態で落ち着かない中、一から文章を考えるのは大変ですね。構成のコツをおさえて例文も見てから書き始めてみましょう。

お別れの言葉を手紙にしている形式ですので、暗記は不要で読み上げる形で問題ありません。告別式や葬儀に出席する際のマナーとして確認しておきたい、女性の喪服コーディネイトについては、こちらの記事も読んでおくと安心です。

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孫が読む弔辞は告別式での孫から故人への挨拶|故人の人となりを偲ぶ機会

孫が読む弔辞は告別式での孫から故人への挨拶で故人の人となりを偲ぶ機会

参列する弔問客の立場から見ると、孫が読む弔辞とは遺族から故人に向けた最後の挨拶であり、それを聞きながら故人のプライベートでの人となりに思いを馳せる機会となります。

元職場の関係者や遠い親族、近所の方などは、孫と祖父母の関係ならではのエピソードに、心温まったり、意外な一面を感じたりします。堅い挨拶が続く中、温かなエピソードと素直な言葉に思わず涙した、ということも多いシーンです。

孫が読む弔辞の構成のコツや注意点は?

孫が読む弔辞の構成のコツ①冒頭は呼びかけや現在の寂しい心情から始める

孫が読む弔辞の構成のコツ①冒頭は呼びかけや現在の寂しい心情から

孫が読む弔辞の構成のコツ1つ目は、冒頭は呼びかけや現在の寂しい心情から始めることです。故人に呼びかけるような語り出しか、訃報を受けた時の動揺、今の寂しい気持ちなどを述べましょう。孫から故人へのお別れの言葉ですから、よほど厳格で大規模なお葬式でない限り、普段呼び慣れた呼び方を用いて問題ありません。

例えば「じっちゃん、正月に会った時には笑顔で出迎えてくれたじっちゃんの、突然の訃報を聞いた時は驚きました。」や、ご長寿であった場合には、「おばあちゃん、長い人生お疲れさま。」などのような文章です。

孫が読む弔辞の構成のコツ②メインの内容は思い出

孫が読む弔辞の構成のコツ②メインの内容は思い出

孫が読む弔辞の構成のコツ2つ目は、メインの内容は思い出にすることです。幼い頃の思い出、人生の節目でもらった言葉などのエピソードを述べましょう。入学、卒業や結婚、出産などで祝ってくれたことやアドバイスもいいですね。また、祖父母の功績や経歴、人格や人となりに触れる表現ができるとより好ましいでしょう。

取り上げるエピソードは、大きなイベントでなくてよいのです。あなたと亡くなった祖父母との何気ない日常のやりとりでも、温かい思い出として浮かんでくることを書きましょう。もし、弔辞を読む孫代表が1名でなく複数の場合は、内容が重なり過ぎていないか確認しましょう。

疎遠だった場合や気難しい方であった場合も、何かしら良いエピソードのひとつはあるものです。大勢の人が聞くものですから、故人が聞いていたら不快になるであろう言い方は避けましょう。「少し頑固だけど筋が通っていて」「厳格な中にも優しさがあり」など後半に良い点を加えると良いイメージでまとまります。

孫が読む弔辞の構成のコツ③結びは最後の挨拶やお別れの言葉

孫が読む弔辞の構成のコツ③結びは最後の挨拶やお別れの言葉

孫が読む弔辞の構成のコツ3つ目は、結びは最後の挨拶やお別れの言葉にすることです。メインの思い出のエピソードを受けて、今の気持ちや決意したことなどがある場合はそれを添えて、最後の挨拶へとつなぐとスムーズです。

よく使われる、締めくくりらしい挨拶を最後に持ってくると、綺麗に収まります。具体的には「どうか安らかにお眠りください。」「今まで本当にありがとう。」などです。この例も定型文というわけではないので、気持ちのこもった自身の言葉でよいでしょう。

孫が読む弔辞の注意点①忌み言葉は使わない

孫が読む弔辞の注意点①忌み言葉は使わない

孫が読む弔辞の構成の注意点1つ目は、忌み言葉は使わないことです。葬式での忌み言葉として、不幸が重なることを想起させる「重ね言葉」は避けます。「重ね重ね」「くれぐれも」「重々」「たびたび」「返す返す」などです。「重ねて」を「深く」に、「色々」を「多くの」のように言い換えましょう。

また、不幸が繰り返すことを想起させる言葉も避けましょう。「再び」「追って」「続く」「引き続き」「次に」「また」などです。「再び」を「いま一度」「また」を「改めて」などのように言い換えます。

孫が読む弔辞の注意点②生死の直接表現と不吉な言葉に気をつける

孫が読む弔辞の注意点②生死の直接表現と不吉な言葉に気をつける

孫が読む弔辞の注意点2つ目は、生死の直接表現と不吉な言葉に気をつけることです。お葬式の場では、「生きていた時」は「元気だった時」、「死亡」は「逝去」や「永眠」のように言い換えます。不吉なイメージの「四(し)」「九(く)」は用いないようにしましょう。

孫が読む弔辞の注意点③葬儀の宗教に合わせた用語を使う

孫が読む弔辞の注意点③葬儀の宗教に合わせた用語を使う

孫が読む弔辞の注意点3つ目は、葬儀の宗教に合わせた用語を使うことです。葬式の形式がキリスト教式、神式の場合は「冥福」や「成仏」や「往生」などの仏教用語は避けましょう。

仏教式の場合もまだ浄土に着いていない段階なので「冥福」は使わない方がよいとされます。また、仏教式の場合は「天国」は「極楽浄土」や「空の上」と言い換えます。

孫が読む弔辞の構成の注意点④文章の長さに気を付ける

孫が読む弔辞の構成の注意点④文章の長さに気を付け

ゆっくり読んで3~5分に収まる長さが妥当です。400字詰め原稿用紙2から3枚、文字数にして800から1200字程度を目安にしましょう。多少の長短は、心がこもっていれば問題ありません。

思い出が溢れ出て、目安の5倍10倍と書きたい方もいるかもしれませんね。悲しみで声がつまって時間がかかるかもしれませんし、あまりお葬式の進行の妨げにならないよう、エピソードを厳選して目安に近づけましょう。溢れる気持ちは、読み上げる弔辞と別に手紙として供えてもよいでしょう。

弔辞は、正式には奉書紙に薄墨の毛筆、薄墨の筆ペンで書くのがよいのですが、近年はパソコンやボールペン、サインペンも多く用いられます。ダウンロードしてプリントできる弔辞用式辞用紙もあります。思いを込めて筆ペンで書きたい方は、こちらの記事で上手な書き方のコツをチェックしてみてはいかがでしょう。

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孫が読む弔辞の例文は?

孫が読む弔辞の例文①孫代表が幼児や小学生の場合の手紙

孫が読む弔辞の例文①孫代表が幼児や小学生の場合の手紙

孫代表が幼児や小学生の場合の手紙の例文です。年齢により本人の意見を聞きながら、書きます。高学年で本人が書いた場合、親が内容を確認しましょう。例文よりは思い出部分を増やすとよいですが、幼い場合は短めでも問題ありません。「おじいちゃん、大好きなおじいちゃんともうあそべないなんて、さみしくてたまりません。

おじいちゃんは、あそびにいくと公園で暗くなるまであそんでくれました。昔じゅうどうが上手だったおじいちゃん。ぼくが小さい時、ころんでかおにケガしたら、手をつくこと!あとはうけみだよ、とおしえてくれました。おじいちゃんは、ぼくがこまっていること、しりたいこと何でもわかるまでおしえてくれました。

ぼくもいつかおじいちゃんみたいにかっこよくて物知りでやさしい大人になりたいです。おじいちゃん、今まで本当にありがとう。お空から、ぼくたちのことをみまもってください。」268字です。

孫が読む弔辞の例文②孫代表が中学生や高校生の場合

孫が読む弔辞の例文②孫代表が中学生や高校生

孫代表が中学生や高校生の場合の例文です。思い出の部分をこの例文よりは少し長めに仕上げましょう。「おばあちゃん、学校から帰宅すると、いつも笑顔で出迎えてくれたおばあちゃんの『おかえり』の声が、もう聞けないなんて、まだ信じられずにいます。

おばあちゃん、私は小さい頃からおばあちゃんっこで、父や母に怒られる度におばあちゃんのところに逃げて行きましたね。いつも優しく大丈夫、と言い聞かせてくれて、気持ちが落ち着いてから謝りに行ったものです。(思い出略)中学、高校と、部活や勉強が大変で反抗的な口をきいてしまうことも多かったと思います。

私が『口出さないで!』なんて言ってしまった後も『余計なお世話だったね、亜里沙なら大丈夫。』と言ってくれました。おばあちゃん、私はおばあちゃんの大丈夫に支えられて、自信をもてた気がします。これからは私も強くなって、大丈夫と声をかける側になるからね。大丈夫。安らかにお休みください。」348字です。

孫が読む弔辞の例文③孫代表が大学生や社会人の場合

孫が読む弔辞の例文③孫代表が大学生や社会人

孫代表が大学生や社会人の場合の例文です。「本日こうして祖父忠義の霊前にてお別れの言葉を述べていることに、まだ実感が湧かずにおります。おじいちゃん、92年もの長い人生、お疲れさま。私は祖父にとって初孫でした。5人の孫の中でも最も近くに住んでおり、顔を合わせる機会が多く、よく相手をしてもらったものです。

小さい頃からあなたは私に、『人生は楽しむものだぞ!』と言ってきました。共働きの両親に代わり、多くの遊びにつきあってくれました。おじいちゃんと孫たちで花見や海にも出掛けましたね。おじいちゃんは些細なことも笑いに変える達人で、何であんなに笑ったか覚えていないくらい、笑い転げていた記憶があります。

(思い出略)病気がわかってから里実の言うことなら耳を貸すはずと私が忠告係に任命されました。『OK牧場』とイタズラっぽく笑う笑顔につられて笑ったものです。私もあなたのように人生を楽しみ、人を笑顔に導く人間でありたいです。あなたの心は孫たちが受け継いでいます。どうか安らかにお休み下さい。」411字です。

孫として故人に届くような心をこめた弔辞を読もう

孫からの弔辞は葬式の場での祖父母への最後のお別れの言葉です。これまで可愛がってもらった孫の代表として、故人に届くように心をこめた弔辞を読みましょう。例文にとらわれずに、あなたと祖父母の大切な思い出を、手紙に書き記すような気持ちで考えてみて下さい。

また、例文は、目安量よりも短くなっています。実際はもう少し思い出エピソードの量を増やして調整しましょう。孫代表として、感謝をこめたお別れの挨拶でお見送りできるといいですね。

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