卒業文集の例文は?中学校・高校の思い出やネタを上手な作文にするには?
更新:2021.07.15
中学校・高校最後の卒業文集。卒業文集は将来何度も見返す、見られるものです。残るものは将来後悔しない素敵なものにしたいですよね。作文が苦手なあなたやより良い作文を作りたいあなたにも、思い出やネタを素敵な文にするための書き方、例文とともにご紹介します。
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INDEX
中学校・高校の卒業文集の書き方のコツは?
中学校・高校の卒業文集の書き方のコツは構成を練ること
中学校・高校の卒業文集の書き方で大切なのは構成を練ることです。思い出やネタを真ん中に書きますが、大切なのはその前後。思い出の中でなぜそれが一番最初に頭に浮かんだのかを書き、その思い出から感じたこと、今後に活かしたいことなどを書いていきます。
中学校・高校の卒業文集の構成
- 第1段落の書き始め冒頭部分は、3年間を振り返ると最初に思い浮かんだことは〜(行事や遠足、友人との時間、先生、部活など)であった。 から始める。
- 第2段落では、思い出について簡潔に述べる。ここではどんなことがあったのか相手が想像できるよう具体的に書くと良い。
- 第3段落では、思い出の中で印象に残った会話や出来事などのネタを具体的に書く。その具体的な内容で自分の気持ちや感情がどう動かされたかを書く。
- 第4段落では、第2〜第3段落で書いた思い出や自分にとって重要であった物事を、今後の自分にどう活かしていきたいかを書く。
中学校の卒業文集の差がつく書き方①思い出の会話文を入れる
中学校の卒業文集の差がつく書き方1つ目は、思い出の会話文を入れることです。会話文を入れるとオリジナリティと現実味、具体的なイメージを読み手に与えることができます。会話文でない例文として、文化祭当日は皆の顔が前日までとは違って見えたと自分が感じた印象を書く方法もあります。
具体的な思い出やネタが思いつかない場合や、正直3年間なんとなく過ごしてきただけの人も多いはず。そんな時は、日々過ごす中で自分から見た周りの人や学校の変化を書くと良いでしょう。変わらない日常はありません。行事や勉強内容、部活での役割や友人関係などがどのように変わったか振り返ってみましょう。
中学校の卒業文集の差がつく書き方②思い出から得たものを書く
中学校の卒業文集の差がつく書き方2つ目は、思い出から得たものを書くことです。思い出から何を感じたのかを書きましょう。あなたが感じたことを素直に表現し、今後の学生生活に繋がるポジティブな内容に変換することが大切です。
高校の卒業文集の差がつく書き方①段落やネタの繋がりを意識する
高校の卒業文集の差がつく書き方1つ目は、段落やネタの繋がりを意識することです。高校生であれば起承転結を意識し、次の段落への繋がりを意識してみましょう。物語性が生まれ、言いたいことが伝わる作品になります。
卒業文集における起承転結の書き方
- 起(第1段落)は、状況の説明です。卒業文集であれば、あなた自身のこと、学生生活がどのようであったかを書く。
- 承(第2段落)は、高校生活の中で起こった実体験を書く。いつ、誰と、何を、どのようにしたかを書く。
- 転(第3段落)は、高校生活の中で起こった実体験の結末を書く。
- 結(第4段落)は、実体験の結果から得たものや感じたことが、今後どのように自分の糧にしたいか。また、自分の将来や未来の夢に繋がるようなことであれば将来の夢を記す。
高校の卒業文集の差がつく書き方②内容に他者の視点を取り入れる
高校の卒業文集の差がつく書き方2つ目は、内容に他者の視点を取り入れることです。例文として「自分は〜と感じていたが、友人に〜と言われハッとさせられた」があります。他者との関わりの中でどのような気づきや思いが生まれたかを書けると、ネタの内容にあなたらしさが加わります。
中学校・高校の卒業文集の例文は?
中学校の卒業文集の例文
中学校の卒業文集で大切なのは、文を簡潔に分かりやすく書くことが基本です。例文を参考に最後は必ず今後に向けてポジティブな感想を述べて終えるようにしましょう。高校生活に向けて、弱点の改善など意気込みなどが述べられると良い締めくくりとなります。
中学生の第一段落の文の作り方と例文
第一段落は最も印象に残っていることを書きます。特別なイベントでなくても構いません。部活や日々の友人との時間など、思い出を振り返った時に一番最初に頭に浮かんだ光景を思い起こしてみましょう。
POINT
第一段落で使える例文
わたしの中学校3年間は部活に捧げた3年間でした。わたしの中学校3年間で得たものは多くありますが、〇〇(イベント)を通して感じた経験が何よりの思い出となりました。
中学生の第二段落の文の作り方と例文
第二段落は印象に残った出来事の状況説明を書きます。誰が(誰と)、どのような場所で、何を行い、何を感じたかを書きましょう。
POINT
第二段落で使える例文
〇〇部での活動は決して楽ではありませんでした。日々の練習や上下関係など辛いことも多くありました。〇〇(文化祭や体育祭などイベント)では係とそうでない人とうまく協働できず、最初から楽しむことは出来ませんでした。
中学生の第三段落の文の作り方と例文
第三段落は印象に残った理由や物事が動いたきっかけを書きます。一生懸命打ち込んでいたから、好きだったからで良いです。誰かの一言や行動がきっかけを加えられるとより一層説得力のある文章になります。
POINT
第三段落で使える例文
辛いことがあった部活動を続けた理由は、〇〇(野球や楽器など部活動内容)が好きだったことと、何より友人や周囲と過ごす時間が楽しかったからです。準備や練習で日が過ぎていく中、(誰かの言動で)皆に心の変化が生まれました。
中学生の第四段落の文の作り方と例文
第四段落は出来事で感じた思いと今後への抱負を書きます。具体的に何を学び、何が楽しかったか、何を得たのかを書きます。今後への抱負は、こうしていきたいとと思う意気込みで構いません。難しく考えすぎないようにしましょう。
POINT
第四段落で使える例文
”部活を通じて過ぎ去った中学校での3年間はわたしを大きく成長させてくれたように感じています。まだまだ辛いことや悩むことがある思うけれど、乗り越えたことや感じた辛さを忘れずに今後も頑張っていきたい。””〇〇(イベント)を通して、人との関わりや大きなことを成し遂げる難しさを学びました。楽しむことも必要だと分かりました。これからも積極的に楽しむ方法を考え、努力していきたい。”
高校の卒業文集の例文
高校生の第一段落の作り方と例文
第一段落は印象に残った出来事を自分の心情と併せて書きます。自分が感じた感情や会話文を加えると現実感や臨場感を出すことができます。
POINT
第一段落で使える例文
”あれはちょうど〜(イベントなど)の時期でした。わたしは受験に向けて余裕がなくイライラしたり、気落ちしたりすることがある中準備が始まりました。””大切な試合に向けて練習していた時、友人から「〜に気をつけろよ」と言われていたにも関わらず、思いがけない怪我をしてしまいました。”
高校生の第二段落の作り方と例文
第二段落では出来事に対してどのような気持ちで取り組んでいたかを書きましょう。自分がなぜそのような気持ちで取り組んでいたのか背景をかけるとよりあなたの本当の思いが伝わる文章になるでしょう。
POINT
第二段落で使える例文
”〇〇(イベントに対してやる気がなく、積極的に参加していませんでした。” ”大切な試合に向けてどうしても勝ちたい、結果を残したいと思う気持ちが強くあり、毎日練習に取り組んでいました。” ”今まで望む結果が得られなかったこともあり、どうにかして最後に結果を残したかった。” ”他に悩み事があり、学校生活を楽しむことができなかった。”
高校生の第三段落の作り方と例文
第三段落は、出来事の結果・結末を書きます。結果に至るまでの人との関わりや出来事がどのように自分の気持ちを変えたのか、どんな思いを抱くに至ったのかを必ず書きましょう。
POINT
第三段落で使える例文
”誰からともなく「最後だから楽しもう!」と言う声が上がり、だんだんと積極的に参加する人数が増えわたしもいつの間にか遅くまで皆と作業を行っていた。そして当日は大盛況だった。””練習でもうまくいかず気落ちしていた時友人が〜と声をかけてくれました。その言葉でわたしは肩の力が取れ、自分自身が出せる力を持ってやり遂げる過程が大切だと感じました。結果は〇〇でしたが、わたしの心は満足でした。”
高校生の第四段落の作り方と例文
第四段落は、第三段落の結末を受けて、今後どのようになりたいか、どのような気持ちを今抱いているかを書きます。前向きな気持ちで締めくくることを意識しましょう。例文のように将来の夢や目標を記すと、より未来へと目を向けていることが伝わる文章にすることができます。
POINT
第四段落で使える例文
”試合の結果を受けてわたしは誰かのためではなく自分自身の為にやりぬくことの大切さを学んだ。この気持ちを忘れずにこれからも頑張っていきたい。””皆で何かを取り組む中で思い通りにいかない難しさも痛感した。しかし取り組む努力で得た結果や過程は一人では得ることができない相乗効果をもたらしてくれることがわかった。〇〇という夢に向かって人との関わりや相手の立場に立った視点を忘れずに生きていきたい。”
上手な作文や文章の書き方が学べるおすすめの書籍は?
上手な作文や文章の書き方が学べるおすすめの書籍①漫画
上手な作文や文章の書き方が学べるおすすめの書籍1冊目は、さくらももこ原著、貝田桃子著者、集英社出版の「ちびまる子ちゃんの作文教室(満点ゲットシリーズちびまる子ちゃん)」です。伝わる作文の書き方、言葉の使い方の基礎を学ぶことができます。表現力や文法などシリーズを通して楽しんで読みたい人へも。
上手な作文や文章の書き方が学べるおすすめの書籍②小説
上手な作文や文章の書き方が学べるおすすめの書籍2冊目は、はやみねかおる著者、飛鳥新社の「めんどくさがりなきみのための文章教室」です。簡単に文章が上達する方法を、ぽっちゃり猫が小説形式で教えてくれる人気の本です。口コミでも評価が高い1冊なので、ぜひ気になる方はチェックしてみてください。
上手な作文や文章の書き方が学べるおすすめの書籍③作文のコツがわかる
上手な作文や文章の書き方が学べるおすすめの書籍3冊目は、岩下修著者、小学館出版の「スラスラ書ける作文マジック作文の神様が教える(eduコミユニケーションMook)」です。立命館小学校国語教諭が書いた、書く構成を分類し具体的な書き方を教えてくれます。作例を参考に実践的に作文に挑戦し、学べる一冊です。
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