Large thumb shutterstock 519799885

フランス語コマンタレブーの意味と挨拶への返事5選!サバとの違いとは?

更新:2019.06.21

「コマンタレブー」あるいは「こまんたれぶー」という言葉を聞いたこと、ありませんか?フランス語の挨拶で「ごきげんよう」を意味する言葉ですが、正確な発音とは、どのようなものなのでしょうか。返事や発音の仕方、よく似た意味の「サバ」との違いなどをチェックしてみましょう。

※商品PRを含む記事です。当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。



コマンタレブーとサバの意味の違いとは?

コマンタレブーとサバの意味の違いとは①尊敬の度合い

コマンタレブーとサバの意味の、1つ目の違いとは、尊敬の度合いが違うことです。日本語における敬語と、タメ口ぐらいの違いだと思っておけば大丈夫です。

コマンタレブーは、「ごきげんよう」という挨拶の表現ですね。改まった場面や、目上の人を相手にするときなどに使います。また、知り合って日が浅い場合も使った方が良い言葉です。初対面の人とは、基本的に「ですます」を使って話す感覚といえば、分かりやすいでしょうか。

サバは、「元気?」というフランクな感じで使います。尊敬のかけらどころか、友人同士の親しい空気しか感じられませんね。気軽に使える挨拶なので、使用される頻度も、断然多い表現となっています。

コマンタレブーとサバの意味の違いとは②使用できる範囲が違う

コマンタレブーとサバの意味の、2つ目の違いとは、使用できる範囲が違うことです。基本的に、コマンタレブーは改まった挨拶の場面でしか使えませんが、サバは広い範囲で使うことができます。

例えば、挨拶の「元気?」以外にも、誰かが困っている場面に遭遇したときに使えたりします。相手の状態を確認するための「大丈夫?」の意味で使えてしまうんですよ。また、店で試着をしたときなど、着心地を確認するために「どう?」というニュアンスで店員さんが聞いてきたりします。

コマンタレブーとサバの意味の違いとは③返し方が違う

コマンタレブーとサバの意味の、3つ目の違いとは、挨拶の返し方が違うことです。具体的に言うと、コマンタレブーは、同じ言葉で返すことができません。対して、サバはOKです。「元気?」と聞かれたら「うん、元気」と返すように、「ça va?」と聞かれたら「ça va」と返します。

二回「サバ、サバ」と繰り返してもOKです。日本語の「元気、元気」という使い方ですね。言葉の使用パターンは国境を越えて共通するところがあります。使用範囲も広く、返し方も同じなので、あらゆる場面で「サバ」「サバ」と乱舞するのが、面白いところです。

あまりにも短い返し方がそっけないと感じたら、もう少し長めにして「サバ・メルシー」(Ça va merci)と返しましょう。「元気だよ、ありがとう」、「大丈夫、ありがとう」といった感じの表現になります。


コマンタレブーへの返事5選

返事①Jesuisbien(ジュ・スィ・ビエン)

コマンタレブーへの返事の1つ目は、Je suis bien(ジュ・スィ・ビエン)です。そのまま訳すと、「私は元気ですよ」という意味になります。定型の返事なので、日本語的には「おかげさまで」というニュアンスになりますね。

短めの表現なので、改まった場面でパッと答えやすいというメリットがあります。もちろん、敬語の度合いとしてもフォーマルと判斷されるので、気兼ねなく使ってみてくださいね。

返事②Jevaistrèsbien(ジュ・ヴェ・トレ・ビエン)

コマンタレブーへの返事の2つ目は、Je vais très bien(ジュ・ヴェ・トレ・ビエン)です。日本語に直すと、「とても元気だよ」「絶好調だよ」というニュアンスの返事になります。

もう少し細かく説明すると、「très」は数字の3、「bien」は「いい・素晴らし」という意味です。「トレビアン!」という褒め言葉を聞いたことはありませんか?意味を掘り下げると、「素晴らしい!素晴らしい!素晴らしい!」と3回繰り返すぐらい良いということになります。

返事③Commecicommeça(コム・スィ・コム・サ)

コマンタレブーへの返事の3つ目は、Comme ci comme ça(コム・スィ・コム・サ)です。日本語で言うところの「まあまあ」に該当する言葉ですね。英語だと「so so」がぴったりです。

気軽に「まあまあ」と使うには、少し長い表現ですよね。パッと使えるようになるためには、繰り返し口に出して練習するのみです。また、挨拶がここで終わらず「まあまあ?何かあったの?」と会話が広がりを見せることがあります。良いか悪いかは、自分の語学力しだいです。

返事④Nibon,nimauvais(ニ・ボン、ニ・モーヴェ)


コマンタレブーへの返事の4つ目は、Ni bon, ni mauvais(ニ・ボン、ニ・モーヴェ)です。「ni」は否定を意味する言葉で、「bon」は「良い」、「mauvais」は「悪い」を意味します。

そのまま訳すと、「良くも悪くもない」という表現になります。日本語で考えると、なんだか機嫌が悪いのかな?と思ってしまいますが、フランス語では「悪くないね」というポジティブなニュアンスで使われます。安心して使ってくださいね。

返事⑤Pasmal(パ・マル)

コマンタレブーへの返事の5つ目は、Pas mal(パ・マル)です。紹介した返事の中では、最も短い返しなので、とっさの一言としてはピッタリです。

じつは、「Ce n'est pas mal」という長い表現が省略された形なので、フランス人にとっても長かったのかもしれません。意味は、「まあまあ」「悪くない」「いいね!」など、かなり広範囲をカバーしています。

コマンタレブーの質問と、返事の仕方が分かったら、フランスで思い切り使ってみるのも良いかもしれません。フランス旅行を考えている方は、こちらの記事で、準備すべき持ち物をチェックして旅に備えましょう。基本的なものから、観光の必需品までまとめてあるので、便利ですよ。

フランス語の挨拶5選

フランス語の挨拶①Vousallezbien?(ヴ・ザレ・ビエン)

フランス語の挨拶の1つ目は、Vous allez bien?(ヴ・ザレ・ビエン)です。コマンタレブーよりも、少しだけ尊敬の度合いが下がる挨拶ですね。ニュアンス的には、「お元気ですか」ていどです。サバよりも、もう少しだけ丁寧に挨拶したいときに使ってみてください。

フランス語の挨拶②Salut(サリュ)


フランス語の挨拶の2つ目は、Salut(サリュ)です。サバと同じぐらい短くて、使い勝手の良い言葉なので、覚えておくと便利です。「やあ!」という気軽な挨拶ができるうえに、別れ際の挨拶として「じゃあね!」という意味で使うことができます。ただし、初対面の相手への使用はNGです。

フランス語の挨拶③Bonnnesoirée(ボン・ソワレ)

フランス語の挨拶の3つ目は、Bonnne soirée (ボン・ソワレ)です。夜の挨拶に使いますが、意味は「こんばんは」ではありません。「よい夜を」という意味です。日本語で言われると照れて困ってしまうかもしれませんね。フランス語だからこそ、真顔で使える表現です。

フランス語の挨拶④çafaitlongtemps(サフェロンタン)

フランス語の挨拶の4つ目は、ça fait longtemps(サ・フェ・ロンタン)です。久しぶりに会った相手に使う挨拶で、「やあ、久しぶり!」と、気軽に使えるものです。親しい間柄の人に対して使うと良いですね。

フランス語の挨拶⑤Bonnechance(ボン・シャンス)

フランス語の挨拶の5つ目は、Bonne chance(ボン・シャンス)です。英語で言うところの「グッドラック」に該当する挨拶です。「頑張ってね」という気持ちを伝えたいときに使いましょう。何か大事な挑戦を控えている相手に、別れ際に使うと良いでしょう。

フランス語の挨拶だけでは物足りない!そう感じた人は、もう少し踏み込んで、おしゃれで素敵な単語を増やしてみませんか?こちらの記事では、かっこいい単語や言葉が、意味つきでまとめられています。言葉が広がると、世界も広がりますよ。

コマンタレブー(こまんたれぶー)とは?

コマンタレブー(こまんたれぶー)とは①フランス語の挨拶

最後にもう一度、コマンタレブー(こまんたれぶー)という挨拶とは何か、まとめてみましょう。カタカナやひらがなで書かれていることが多いので、日本語の方言かと錯覚しそうになってしまいますね。

「こまんたれぶー」だと、マンガで豚のキャラクターが発しそうな、ユーモラスな響きがある言葉ですが、オシャレの本場フランス語の言葉です。

コマンタレブー(こまんたれぶー)とは②意味はごきげんよう

コマンタレブー(こまんたれぶー)とは、日本語で「ごきげんよう」という意味になります。どこかのお嬢様学校の中で使われていそうな、上品な響きがあります。日本で普通に生活していて、「ごきげんよう」という挨拶を交わしたことがある人は少ないと思います。

コマンタレブー(こまんたれぶー)とは③Vの発音が重要

コマンタレブー(こまんたれぶー)とは、Vの発音が重要な言葉です。よく似た挨拶の表現の「サバ」も同様ですね。フランス語での綴りは「Comment allez-vous?」と「ça va?」となっています。

コマンタレブーとサバは、どちらも綴りで「V」を使う発音です。そのため、正確には「コマンタレヴー」「サ・ヴァ」のような発音が求められます。日本人の耳には、「ブー」と「サバ」に聞こえるので、コマンタレブー(こまんたれぶー)のように、カタカタやひらがなでの表記に影響しました。

発音で苦労するのは、英語も同じですね。フランス語よりも身近な言語なので、挨拶だけで終わらず、日常会話で使える表現までチェックしておくと良いかもしれません。ビジネスでも日常でも、とっさに使えるフレーズを知っておくと便利ですよ。フランス語と一緒に、こちらの記事も、ご覧ください。

コマンタレブーを使いこなして上品な挨拶を

日本語の「ごきげんよう」を意味するコマンタレブーは、とても上品な雰囲気を与える挨拶です。日本では照れくさくてできない挨拶ですが、フランスでは使用頻度が高いので、改まった場面でぜひ使ってみたいと思いませんか?

Vの発音が少々やっかいかもしれませんが、ちょっとしたコツがあります。上の歯を下唇の奥にあてて、「ブー」の音を出してみてください。これで「こまんたれぶー」ではなく「コマンタレヴー」と発音しやすくなります。特訓して、上品で素敵な挨拶を交わしてみましょう。

●商品やサービスを紹介いたします記事の内容は、必ずしもそれらの効能・効果を保証するものではございません。
商品やサービスのご購入・ご利用に関して、当メディア運営者は一切の責任を負いません。