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猫に安全なアロマはある?オイル/精油/お香/ハッカ油/ラベンダー

更新:2019.06.21

猫にアロマオイルは危険な成分が含まれています。ラベンダーやひのきのお香なども含め、安全なアロマや精油はないと思った方が安心です。ミント(ハッカ油)のオイルにも毒性が報告されています。今回は猫にアロマが危険な理由や、特に危険なアロマをご紹介していきます。

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猫にアロマが危険な理由6選

猫にアロマが危険な理由①猫は完全肉食動物だから

猫にアロマが危険な理由その1は、猫は完全肉食動物だからです。完全肉食動物とは、肉じゃないと栄養にならない仕組みの動物のことです。野菜や炭水化物だけを食べていても、生きていくことはできません。

完全肉食動物なので、肝臓がアロマの植物由来の成分を分解できません。また成分が蓄積してしまうこともあり、その場合は突然中毒症状があらわれることもあるようです。

猫にアロマが危険な理由②アロマは植物の成分が濃縮されているから

猫にアロマが危険な理由その2は、アロマは植物の成分が濃縮されているからという理由です。アロマは植物の香りなどの成分を、濃縮したものです。肝臓で植物由来の成分を分解できない猫にとっては、毒物を濃縮させたようなものになります。

濃縮されたタイプのアロマを、同じ部屋でかぐことで中毒を起こしたり、アロマオイルをなめることで体調不良を起こしたりします。

猫にアロマが危険な理由③柑橘系は特に危険なアロマ

猫にアロマが危険な理由その3は、柑橘系は特に危険なアロマという理由です。柑橘系のアロマオイルは、特に猫にとって中毒性の高い成分が含まれています。また猫が苦手な香りでもあります。

みかんの皮を猫に近づけると嫌な顔をして、逃げて行ってしまうと思います。猫は柑橘系の香りがとても苦手なようなので、猫の使う道具を柑橘系の香りのする洗浄剤などで洗わないようにしてあげましょう。

猫にアロマが危険な理由④スパイスハーブ系も危険なアロマ

猫にアロマが危険な理由その4は、スパイスハーブ系も危険なアロマという理由です。スパイスハーブ系のハーブとは、オレガノやタイム、クローブといったハーブになります。西洋のお料理にはよく使われるハーブですが、猫にとっては毒になる成分が多く含まれています。

猫にアロマが危険な理由⑤なぜ有害なのか詳しくわかっていない

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猫にアロマが危険な理由その5は、なぜ有害なのか詳しくわかっていないという理由です。猫がアロマをかぐことで中毒を起こす原因は、いくつか解明されていますがどうしてそのような症状になるのかは詳しくわかっていません。

アロマがどのようにして猫に中毒を起こさせるのかが詳しくわからないので、ラベンダーを含めてアロマ全般を警戒しておいた方が良いでしょう。安全だと思われているものでも、猫によっては中毒症状を起こすことがあるので注意が必要です。

猫にアロマが危険な理由⑥皮膚が薄いので吸収されやすい

猫にアロマが危険な理由その6は、皮膚が薄いので吸収されやすいという理由です。アロマは呼吸器や直接飲む以外にも、皮膚から吸収されることがあります。特に猫は皮膚が薄く、人間の半分ほどの厚さしかありません。

飼い主の皮膚に塗られたアロマオイルが猫の毛について、それを猫がこすったりすることで皮膚から吸収されるかもしれません。皮膚が薄い猫は皮膚からも血液中にいろいろなものが吸収されてしまいます。

また、下記の記事は猫に好かれる人やなつかれる人の特徴について書かれた記事です。猫に好かれる人やなつかれる人の特徴に興味がある方は、下記の記事もあわせてごらんください。猫がなつく方法や嫌われるタイプの人についても紹介されています。

猫に危険なアロマ4選

猫に危険なアロマ①レモンやマンダリンなど柑橘系のオイル

猫に危険なアロマその1は、レモンやマンダリンなど柑橘系のオイルです。柑橘系のアロマには、猫に中毒を起こさせる危険が高い成分が多く含まれています。柑橘系の臭いは猫が嫌いなこともありますので、使わないようにしてください。

バスオイルなどでお風呂の水に垂らす方もいるかもしれませんが、猫はよくお風呂のお水を飲んだりします。アロマ入りの水を飲んで中毒を起こすことも考えられるので、アロマバスもやらないでください。

POINT

モノテルピン炭化水素類

柑橘系のオイルに含まれるモノテルピン炭化水素類は、猫にとって危険な成分です。

猫に危険なアロマ②オレガノやタイムなどスパイスハーブ系のオイル

猫に危険なアロマその2は、オレガノやタイムなどスパイスハーブ系のオイルです。オレガノやタイムは、西洋の料理でよく使われるハーブでさわやかな香りがあります。しかしこれらのハーブも猫にとっては毒になるので、避けましょう。


POINT

フェノール類

フェノール類の成分を多く含むオイルも、猫にとっては毒性が高いです。

猫に危険なアロマ③ティーツリー

猫に危険なアロマその3は、ティーツリーです。ティーツリーは女性の月経周期を正常にするのを助ける働きが期待できます。しかし、猫にとっては毒性の高いアロマオイルなので注意が必要です。

ティーツリーを使った猫に対する毒性を調べる実験では、猫に中毒症状が出ただけでなく死亡例も報告されています。猫がいるうちでは、ティーツリーを使うのはやめておきましょう。

猫に危険なアロマ④ペパーミント・ハッカ油

猫に危険なアロマその4は、ペパーミント(ハッカ油)です。ペパーミントも猫に有害なケトンという成分を含んでいます。ペパーミントはさわやかな香りがするので、好んで使っている方も多いでしょうが猫には害になるので使わないようにしましょう。

猫に安全なアロマはあるのか?

ラベンダーやひのきのお香含めて猫に絶対安全なアロマはない

猫の肝臓には植物由来の成分を分解する能力がないから、アロマオイルが毒になるという説が一般的です。しかし、ラベンダーやひのきなどの精油を含め、精油が毒になるすべての仕組みが解明されているわけではありません。

どんな仕組みでオイルが猫の健康を害しているのかわからない以上、ラベンダーを含めて確実に安全なオイルはないと思った方が良いでしょう。猫の安全を思うのであれば、ラベンダーも含めてアロマは炊かない使わないというのが基本原則です。

猫に安全なアロマは猫缶の香り

猫に安全なアロマはやはり、大好物の猫缶などフードの香りでしょう。肉好きの猫には、おやつのチューブや猫缶、にぼしなどが一番の良い香りです。猫に良い香りをかがせたいなら、大好物のフードを与えてあげると喜ぶでしょう。

また、下記の記事は自作キャットタワーのDIYアイデアについて書かれた記事です。自作キャットタワーのDIYアイデアに興味がある方は、下記の記事もあわせてごらんください。猫が喜ぶ遊び場の作り方についても紹介されています。


猫がいる時にアロマを使う時の注意点7つ

猫がいる時にアロマを使う時の注意点①ラベンダーも含めて基本使わない

猫がいる時にアロマを使う時の注意点その1は、基本ラベンダーを含めてアロマ全般を使わないということです。精油をどうしても使いたいというのでなければ、我慢するのが一番です。ちょっと使ってみたいという軽い気持ちで、大事な飼い猫の健康を害してしまうのは悲しいことです。

猫がいる時にアロマを使う時の注意点②肌に塗らない

猫がいる時にアロマを使う時の注意点その2は、飼い主の肌に直接精油を塗らないということです。ラベンダーなどの精油にはクリームなどに希釈して肌に塗るような使い方がありますが、猫がこのクリームに触れると危険なのでやめておきましょう。

例えばラベンダーアロマ入りのクリームを塗った足に猫が身体をすりつけて、その身体を猫が舐めてしまうといったケースが考えられます。また猫の皮膚から直接アロマが吸収されてしまう可能性もあるので、注意が必要です。

猫がいる時にアロマを使う時の注意点③ハッカ油など精油を風呂に入れない

猫がいる時にアロマを使う時の注意点その3は、ハッカ油など精油をお風呂に入れないということです。ハッカ油などの精油を数滴湯舟に垂らすという楽しみ方があります。しかし猫はお風呂の水を飲むことがたびたびある動物なので、ハッカ油などの精油を直接飲んでしまう可能性があり危険です。

もしどうしてもお風呂でハッカ油などのアロマを使いたい場合は、浴槽のお湯は使った後すぐに抜いてお風呂も掃除しておくようにしてください。お湯を抜いた後に残ったハッカ油などのオイルが含まれた水滴を、猫が舐める可能性もあります。

猫がいる時にアロマを使う時の注意点④水で薄めるディフューザーを使う

猫がいる時にアロマを使う時の注意点その4は、水で薄めるタイプのディフューザーを使うということです。オイルをそのままお皿にとって温めるタイプのディフューザーだと、アロマの成分が濃くなって猫に中毒を起こさせる可能性が高くなります。

また、ディフューザーを使ったあとはハッカ油などのアロマが残らないように窓を開けるなど換気をこころがけてください。いつまでのアロマの成分が家の中にあると、毒性のある成分を体に蓄積してしまう可能性があります。

猫がいる時にアロマを使う時の注意点⑤精油を使うとき部屋をわける

猫がいる時にアロマを使う時の注意点その5は、アロマを使う部屋に猫を入れないということです。同じ部屋でアロマを使うと、猫が中毒を起こす可能性が高くなります。同じ家の中なので危険がないわけではありませんが、どうしてもアロマを炊きたいなら違う部屋でアロマを炊くようにしてください。

猫がいる時にアロマを使う時の注意点⑥猫に動物用アロマテラピーをしない

猫がいる時にアロマを使う時の注意点その6は、に動物用アロマを施術しないということです。動物にほどこすアロマテラピーがあります。猫やフェレットなど完全肉食動物以外には比較的安全ですが、猫に行うと中毒症状を起こしてしまうので注意が必要です。

どうしてもアロマを試したいという方は、アロマテラピーの知識が豊富な獣医に相談をするようにしてください。専門家からの確かな意見を聞いたうえで、猫に対してアロマテラピーを行うかどうかを判断した方が安心です。

猫がいる時にアロマを使う時の注意点⑦お香も安全性が確立されていない

猫がいる時にアロマを使う時の注意点その7は、お香も安全性が確立されていないので注意が必要ということです。お香はアロマに比べて濃縮されていないので、中毒を起こす確率は低いかもしれません。ただし猫によっては、肝臓に毒素が蓄積する可能性もあるので気を付けて使う必要があるでしょう。

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猫にアロマオイルは危険なので使わないようにしましょう

猫はアロマの成分を分解できない身体の仕組みをしています。アロマの成分が体内に入ることで、中毒を起こしひどい場合は死に至るケースもあるので注意が必要です。アロマは基本使わない方が良いのですが、どうしてもアロマを楽しみたい場合は厳重に注意をしながら行うようにしましょう。

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