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ワインの固いコルクの開け方9つ|失敗してボロボロに折れた時の対処法も

更新:2019.06.21

せっかくのワインなのにコルクが固くなってしまって抜けない!そんな時に試していただきたい方法をご紹介します。オープナーがない場合の代用品や、失敗してコルクをビンの中に落としてしまったり、ボロボロになってしまった場合の取り出し方もご紹介します。

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オープナーがない時の固いコルクの開け方9つ

コルクが固い時の開け方①靴を使う

かかとのしっかりした靴を用意します。ボトルを靴のかかとの内側に入れて、押し当てます。靴のかかとの外側部分(地面に当たる部分)を、固い壁や木に垂直にトントンと打ってください。「キャビテーション(空洞現象)」でコルクが少しずつ出てきます。

ボトルの破損を防ぐため、タオルなどを巻いて行ってください。コルクが外れる段階になりますとワインがボトルから溢れてしまい、服や室内を汚す失敗も考えられますので、周りに注意しましょう。こちらの方法は屋外でも出来ますので、覚えておくと便利です。

コルクが固い時の開け方②抜けない時は中に落としてから拾う|その1

途中で折れてしまった場合には、逆の発想でコルクをボトルの中に押し込んで中に落としてしまいましょう。砕けていないなら、コルクリフターが便利です。概ね¥1000前後で入手できます。ステンレス製の細い3本の針金でつまみ上げますが、コルクが底まで沈んでしまうと届かないので、注意が必要です。

コルクが固い時の開け方③抜けない時は中に落としてから拾う|その2

こちらのケースも砕けていない事が前提ですが、荷造り用のビニール紐を使います。まず紐を40~50センチ程に切り、輪にして端をしっかり結びます。次に結んだ方と反対側を細かく裂き、裂いた方を下にしてボトルの中に入れていきます。コルクにしっかりと絡ませたらゆっくりと引き揚げます。

ワイングラスはシチュエーションによって、持ち方が変わってきます。マナーを覚えてしまえば、どのような場面でも自信を持って楽しむ事ができますよね。こちらの記事ではワイングラスのパーツ名や持ち方などを詳しく解説しています。ぜひ参考になさって、大人の女性に近づきましょう。


オープナーがない時の抜き方①木ネジとペンチで引き抜く

よく洗った木ネジとペンチを用意します。コルクの中心にくるくると回しながら、木ネジを差し込んでください。ドライバーがあれば楽にできます。この時、あまり力を入れるとコルクが瓶口の奥へ入ってしまうので、力加減には注意してください。あとはペンチで引き抜きます。テコの原理でボトルの縁を使うと抜きやすいです。

オープナーがない時の抜き方②クギとクギ抜きで引き抜く

小さなクギとクギ抜きを使う方法もあります。クギ3本を互いにクロスさせて、斜めにコルクに打ち込みます。3本まとめて、クギ抜きで一気に上に引き抜きます。クギ抜きがない場合には、フォークでも代用ができます。フォークの隙間の部分にクギの頭をひっかけて抜きます。

オープナーがない時の抜き方③鍵やバターナイフなどで代用する

鍵のように先が細くなっていて、ある程度の長さがあるものなら使えます。ボトルの端の方から斜めにコルクへ差し込み、片方の手でボトルをしっかり押さえます。鍵の上部を持ち、コルクを回転させる要領で引き抜きます。鍵穴に入る部分は凹凸がありますので、その部分を利用してコルクが途中で抜けないようにしてください。

また、バターナイフでも代用ができます。ケガを防ぐため、あまり鋭くない物が良いでしょう。多少の力も必要ですので、指先を傷めないようご注意ください。


オープナーがない時の抜き方④針金ハンガーでひっかけて抜く

針金ハンガー(安いもので可)のフックの部分を、ペンチでまっすぐに伸ばします。伸ばした先端から1センチ程を曲げて、小さなフックを作ります。ちょうど釣り針のような形ですね。

次にフックの部分をコルクとボトルの間に入れていきます。フックの先端がコルクの一番下に届いたら、ハンガーを回してフックの先をコルクの中心に刺します。ハンガーをゆっくりと上に引っ張り、コルクを抜きます。

また、ワインオープナーと同じように使う方法もあります。伸ばした先端を上からコルクの中心に刺し込んだら、ハンガーを回転させながら引っ張り上げます。少しずつやさしく抜くと失敗を防げます。

オープナーがない時の抜き方⑤フォークで挟んで引き抜く

フォークを2本用意し、コルクを挟むようにしてボトルとコルクの間に入れます。そのままフォークを少しずつ回して引き抜きます。ボトルを誰かに押さえていてもらって、コルクを持ち上げるようにすると抜けます。フォークをボトルに入れる時には、誤ってボトルを傷つけないよう、慎重に行ってください。

オープナーがない時の抜き方⑥ライターで温める

ワインボトルの中の、コルクとワインの間をライターやチャッカマンで温めます。熱が1ヶ所に集中しないよう、ボトルを回しながら温めると良いです。空気が膨らむ力でコルクが少しずつ上に上がってきます。


最後に勢いよくコルクが飛ぶので、コルクが飛び出す方向に気を付けてください。また火の扱いには十分注意をして、火傷などを負わないようにしてください。

開け方に失敗してボロボロに折れたコルクの対処方法は?

失敗してボロボロに折れたコルクの対処方法①はさみ型のオープナーを使う

なかなか抜けないので、やり直しているうちにコルクに穴を開けてしまった。ボロボロに折れて失敗しそう。このような場合には、はさみ型(プロングタイプ)のオープナーを使ってみましょう。プロングタイプはコルクに穴を開けないで、コルクを取る事ができます。まず長い方の刃先をボトルとコルクの間に差し込みます。

次に短い方の刃も差し込んだら、左右に振りながら根本まで入れていきます。後はゆっくりと回しながらオープナーを引き上げると、コルクを挟んで抜く事ができます。

またビンテージワインのコルクは、時間の経過と共に崩れやすくなっています。ソムリエでさえ上手く抜けない事もあると言います。外から見てスクリューを刺すのが難しいと思った場合にも、こちらのオープナーはお勧めです。

失敗してボロボロに折れたコルクの対処方法②漉す

ワインを別の容器に移し替えながら、ボロボロになったコルクを漉していきます。網の目が細かい茶漉しなどが良いでしょう。ワインは金属に触れさせたくないので、竹や化学繊維でできている物の方が無難です。匂い移りにも注意してください。紙のコーヒーフィルターを使ってもOKです。

デキャンタがあれば理想的ですが、なければペットボトルで代用できます。その日のうちに飲む、又は2~3日の内に使い切る事をお勧めします。

ワインには美味しいおつまみが付き物。こちらの記事では、コンビニで手軽に買えるワインのお供をご紹介します。赤・白とワインのタイプ別に、どのコンビニにあるかなどまで盛りだくさんです。幅広いおつまみの中から、好みの味がきっと見つかります。チェックしてみてくださいね。

コルクが固い時の開け方のコツ

コルクが固い時の開け方のコツ①コルクを軟らかくしておく

ワインは店頭に並んでいる時も購入後も、立てて保管されている事が多いのではないでしょうか。このような場合コルクはワインに接していませんから、自然と乾燥して固くなってしまい、結果として抜けにくくなってしまいます。

開栓する前にボトルを横にして、コルクをワインで湿らせておきましょう。これだけでも失敗が減ります。できれば1日~2日ぐらい、ゆっくりと水分を含ませられるといいですね。

コルクが固い時の開け方のコツ②ワインボトルの口部分を温める

蒸しタオルを用意して、ワインボトルの口の部分を温めます。固まってしまったワインの糖分を溶かし、ボトルとコルクの間に隙間を作ってください。この場合、温めるのはボトルの上の方だけにしてください。抜けないからといってビン全体を温める事はしないでくださいね。

慌てずあきらめないでワインを楽しみましょう

ワインの栓を抜く時は少しドキドキしませんか?いつもとは違う特別な時間が始まりそうな気がします。美味しい食事、気の合う仲間とワイワイ、一人で祝杯をあげる…。色々な状況が浮かんできます。ここまでコルクが固い時の開け方やオープナーの代用品、折れた場合の対処方法をご紹介してきました。

大切なのは、ワインを手に入れたらなるべく良い状態で保存しておく事です。ワインにとって良い状態はコルクにとっても良い状態ですから、コルクも抜けやすくなります。ワインセラーがなくても、少し気を遣ってあげればいいのです。光が嫌い、温度差が苦手、静かで匂い移りの心配がないなど配慮すべき点があります。

ですが、ワインの事を知れば慌てずに優雅な気分を味わえます。また抜き方に失敗をしたとしても、あきらめる事なくワインを楽しむ事ができるでしょう。代用品を用いたり、なかなか抜けない事が思い出になるかも知れません。但し美味しいからといって飲みすぎは禁物ですよ。ワインと一緒に人生も楽しみましょうね。

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