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余裕のよっちゃんの意味や由来や語源は?よっこいしょういちを使う年代?

更新:2019.06.21

最近でも意外とよく使われている「余裕のよっちゃん」使う年代は大人に限られており、若い世代からは「死語」と言われています。では余裕のよっちゃんの語源や由来、元ネタはどこから来たのでしょうか。昭和のお菓子「よっちゃんイカ」との関連や、「よっこいしょういち」など他の言葉遊び系ギャグも紹介します。

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余裕のよっちゃんとは?意味は?

余裕のよっちゃんは余裕という意味の昭和ネタ

余裕のよっちゃんとは「余裕」という言葉を面白おかしくした言葉です。中には「余裕のよっちゃんイカ」と発言する人もいますが、これは駄菓子「よっちゃんイカ」を利用した言葉遊びと考えられます。

意味としては「朝飯前」のような余裕を表す言葉が近く、1970年代では実際にギャグとして発言する人が多く存在していました。

こちらの記事では、余裕のよっちゃん以外の昭和ネタについてまとめられています。30代以降は懐かしさを感じる言葉遊びやギャグなど、昔を思い出したい人はこちらの記事を読んで、昭和の頃を振り返ってみましょう。

現在は死語

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昭和の頃はいろんな人が使っていた言葉ですが、平成になると死語として扱われるようになりました。そのため、20代前半の人に使っても通じなかったり、30代前半の人に使うと古臭いと言われることがあります。

昭和生まれにとってはメジャーな言葉ということもあり、現在でも「よっこいしょういち」や「あたり前田のクラッカー」のように、昭和生まれを中心に使われています。

こちらの記事では、余裕のよっちゃん以外の死語「ミーハー」についてまとめられています。この記事のように、ミーハーの由来や意味を紹介しているので、昭和で生まれて平成には使われなくなった言葉の一つ「ミーハー」について興味がある人は、こちらの記事を読んでみましょう。

余裕のよっちゃんの語源や由来や元ネタは?

語源や由来は語呂合わせ


よっちゃんに意味はあるのか、語源や由来があるのかという疑問が長年存在していますが、意味がないという説が多く、付けられている意味としては、余裕の「よ」と語呂合わせにちょうど良いからという説が有力とされています。

余裕のよっちゃんは言葉遊びから生まれたとされていますが、誰が最初に発言したかは定かではありません。しかし、1970年代には使われていたと言われています。

余裕のよっちゃんイカの元ネタ

余裕のよっちゃんの後に「イカ」を付けて発言する人もいますが、この元ネタは「余裕のよっちゃん」と「よっちゃんイカ」を組み合わせた言葉です。こちらも1970年代に使われていました。

「よっちゃんイカ」は1970年代に株式会社「よっちゃん食品工業」から発売された駄菓子です。イカと魚肉シートを重ねたものを一口サイズに切り分けたもので、現在でもスーパーなどで販売されています。長い間親しまれていることもあり、派生商品も誕生したり、期間限定の種類が販売されることもあります。

こちらの記事では、よっちゃんイカ以外の駄菓子がランキング形式でまとめられています。ココアシガレットや梅ジャムといった、昔懐かしの駄菓子が掲載されているので、子供時代を懐かしみたい人は、こちらの記事を読んで、食べたくなったらスーパーなどで買い出しに行きましょう。

余裕のよっちゃんが流行った年代や世代は?

余裕のよっちゃんが流行ったのは1970年代

主に使われていたのは1970年代と言われており、正確にいうと1975年以降とされています。そのため、当時使用したことがある人の年齢は30代後半以降が多いと言われています。

こちらの記事では、1970年代に流行ったファッションについてまとめられています、当時はヒッピースタイルやサイケデリックなカラーが流行っており、男女問わずそういったスタイルを着こなしていました。40代以降の人が若い頃に着ていたファッションに興味がある人は、こちらの記事を参考にしましょう。

ポスト団塊ジュニアや氷河期といった世代


1975年に生まれの人は「ポスト団塊ジュニア」世代に値し、ゆとり教育を開始した時期に学生になり、当時の学校では校則が緩和されたりしていました。

大学受験を受ける時期では、前の世代と比べると受験人数が減ったり、偏差値が変化していることもあり、入試試験に合格して進学した人が大勢います。

その一方で社会人になると就職氷河期に巻き込まれ、正社員として働けない人だけでなく、派遣切りに遭遇した人も多く存在していました。このため、30代後半から40代前半の人は現在も非正規雇用として働いている人がいます。

余裕のよっちゃんの使い方は?

余裕がある場合に使用

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使い方としては、誰かに心配されているときに返答として使用されています。ギャグを交えることで、相手に余裕を見せつけられます。

余裕のよっちゃんを使用した会話例

  • A「トライアスロンは走る、泳ぐ、自転車の3種目あるけど、大丈夫?」
  • B「そんなのよゆうのよっちゃんだよ!」

上記にある例のように、一見辛そうでシリアスな状況でも、余裕のよっちゃんと返答することで、緊迫した空気を和らげるだけでなく、ささやかな笑いを生み出すことも可能です。

余裕のよっちゃんへの返答「冗談はよしこちゃん」・「冗談はよしおくん」

質問に対して「余裕のよっちゃん」と返されたときの、お決まりの言い返しとして「冗談はよしこちゃん」や「冗談はよしおくん」が存在します。これらも死語として扱われています。

冗談はよしこさん・冗談はよしおくんの元ネタは「冗談はよしてくれ」を言葉遊びとして扱ったのが元と言われています。また、1986年にはこの言葉遊びをタイトルに使った漫画「ジョーダンはよしこちゃん!」が登場しました。

余裕のよっちゃんのような言葉遊び系の言葉と意味は?


言葉遊び系の言葉と意味①よっこいしょういち

言葉遊び系の言葉と意味その1は、よっこいしょういちです。1970年代に流行った言葉で、現在でも座る・立つといった際の掛け声として使われています。

元ネタは、1941年に発生した太平洋戦争から28年ぶりに帰還した日本兵「横井庄一」とかけ声の一つ「よっこいしょ」をかけたことが由来です。1972年に帰還したことから、余裕のよっちゃんのように、言葉遊びの一種として親しまれていました。

言葉遊び系の言葉と意味②あたり前田のクラッカー

言葉遊び系の言葉と意味その2は、あたり前田のクラッカーです。1960年代に使われていた言葉なので、当時を知っている人の年齢は50代後半が多いと言われています。

元ネタは、1962年から1968年に放送されていた時代劇「てなもんや三度笠」の中で、出演者の藤田まことが番組のスポンサー「前田製菓」の商品である「前田のランチクラッカー」を出しながら「あたり前田のクラッカー」と発言したのが由来です。

言葉遊び系の言葉と意味③わけわかめ

言葉遊び系の言葉と意味その3は、わけわかめです。実際に使われていた時期は定かではありませんが、少なくとも昭和の頃には誕生した言葉とされています。

元ネタは「わからない」や「訳がわからない」といった言葉に「わかめ」を組み合わせたのが由来とされており、現在でも使われることがあります。実際に2011年には「女子中高生ケータイ流行語」にノミネートされたこともあるため、一部の若い人の間ではインターネット発祥の言葉として認識されていることもあります。

言葉遊び系の言葉と意味④ざまあ味噌漬け

言葉遊び系の言葉と意味その4は、ざまあ味噌漬けです。1980年代から使われていますが、現在では余裕のよっちゃんやわけわかめとくらべると、使用率が低い傾向にあります。この言葉は「ざまあみろ」と「味噌漬け」を組み合わせたもので、実際に「ざまあみろ」という意味を持ちます。

元ネタは、1986年に漫画雑誌「コロコロコミック」で連載されていた漫画「おぼっちゃまくん」が発端とされており、この漫画から生まれた言葉は「茶魔語」と呼ばれています。茶魔語は当時の子供達の間で流行っており、社会問題として扱われることもありました。

茶魔語の一覧

  • おはヨーグルト:おはよう
  • こんにチワワ:こんにちわ
  • こんばんワイン:こんばんは
  • さいならっきょ
  • すみま千円:すみません
  • ふざけんじゃネーコ:ふざけるんじゃねえよ
  • そんなバナナ
  • なんて骨体:なんてこったい

言葉遊び系の言葉と意味⑤いただきマンモス

言葉遊び系の言葉と意味その5は、いただきマンモスです。1970年代には使われていましたが、その後、1980年代に再び使われるようになりました。言葉の意味は「いただきます」です。

元ネタは、バーモンドカレーのCMに出演していた西城秀樹が「いただきマンモス」といったのがきっかけですが、この言葉の知名度を上げたのは、酒井法子がのりピー語として使用したからとされています。

いただきマンモスの対義語として「ごちそうサマンサ」が存在していますが、これは酒井法子本人が考えたという説や、徳永英明が酒井法子に教えたという説が存在しています。

言葉遊び系の言葉と意味⑥大丈V

言葉遊び系の言葉と意味その6は、大丈Vです。読み方は「だいじょうぶい」で、1990年代に使われていた言葉です。これは「大丈夫」と「V」を組み合わせて作られた言葉です。

元ネタは、1991年に放送された、製薬会社「武田コンシューマーヘルスケア」の商品「アリナミン」のCMの中で使われていた言葉です。俳優のアーノルド・シュワルツェネッガーと女優の宮沢りえが共演しており、二人が大丈Vと言いながらVサインを使うことで注目を浴びました。

この言葉は世間的に使われているだけでなく、2012年に放送されたドラマ「ビューティフルレイン」や1991年に発売されたゲーム「レンタヒーロー」の中にも登場しています。

余裕のよっちゃんは古臭い

現在でも30代前後が使用している余裕のよっちゃんですが、死語として扱われている通り、若い人に伝わらない言葉です。若作りをしても、死語を使ってしまうと若さが感じられないので、仕様は程々にしましょう。

こちらの記事では、昭和と平成の間で発生するジェネレーションギャップについてまとめられています。昭和と平成で流行った流行語についても紹介されているので、日常の間で世代の差を感じた時は、こちらの記事を参考に、昭和と平成の差について学んでみましょう。

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