棒読みちゃんの遊び方は?コマンド/音程の選び方や面白いセリフ・教育も
更新:2019.06.21
文章読み上げツールといったら棒読みちゃんです。最近ではゆっくりやボーカロイドを使用する人が多いですが、ニコ生のコメント読み上げなどに使うと面白いのです。今回は、意外と知られていない棒読みちゃんの遊び方について紹介します。コマンドや音程・速度の変え方、教育方法について、チェックです。
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INDEX
棒読みちゃんとは?遊び方は?
棒読みちゃんは文章読み上げツール
棒読みちゃんとは、みちあき氏によって開発されたテキスト読み上げツールのことです。よくゆっくり音声と間違えられますが、それよりも多い機能を搭載した読み上げツールです。
ゆっくり音声と異なる機能の一つとして、「抑揚の出し方」があります。入力された文章の、文節パターンがゆっくり音声と違っているため、ゆっくり音声とは違った抑揚の読み上げになります。
豊富な機能が搭載されているにも関わらず、棒読みちゃんは無料のフリーツールです。使用の際にはみちあき氏に感謝しながら使いましょう。
棒読みちゃんの使い方
棒読みちゃんは紹介サイトからダウンロードすれば使用することができますが、最初に起動した時はプラグインの追加について聞かれます。よくわからないときは、使用したい機能だけ「はい」をクリックすれば大丈夫です。
起動したら棒読みちゃんの画面が出てきます。テキスト入力欄に読み上げたい文章を入力して、吹き出しと三角マークのアイコンをクリックすると読み上げが始まります。読み上げた音声は「.wav」形式の音声データとして保存できます。
棒読みちゃんの遊び方
棒読みちゃんは読み上げツールなので、当然入力された文章を読み上げるのが基本的な遊び方となります。例えば、ニコ生で流れるコメントの読み上げ、実況動画用の音声素材などの使い方があります。
そのほかにも、文章を読み上げるという機能を利用して歌わせることもできます。ボーカロイドと違って手間と苦労がかかりますが、その分完成された者に対する反応も変わります。
棒読みちゃんをニコ生で使用する
棒読みちゃんをニコ生で使用するには、ニコ生のコメントを閲覧できる「NiconamaCommentViewer」と連携する必要があります。無料でダウンロードできるので、お金がなくても安心です。
ダウンロードしたら、棒読みちゃんのプラグインタブにあるチェックを全て外します。次にNiconamaCommentViewerの設定タブからオプションを選び、コメント読み上げを使用するにチェックを入れ、棒読みちゃんにもチェックを入れます。
その後、ニコ生内でNiconamaCommentViewerを使用すると、棒読みちゃんがニコ生コメントを読み上げてくれます。
棒読みちゃんとゆっくりの違いは?遊び方の違いも
棒読みちゃんとゆっくりの違いはツールの違い
棒読みちゃんとゆっくりは、AquesTalkというテキスト音声合成ミドルウェアを使用していますが、棒読みちゃんは他のツールを使用しておらず、単体で動いています。
一方ゆっくりは「Softalk」というツールが使用されています。なので、世間的にゆっくりと呼ばれる音声は元々Softalk音声ということになります。
どちらもニコ生のコメントを読み上げることが可能
棒読みちゃんもゆっくりもニコ生のコメントを自動で読み上げてくれます。どちらも別のツールが必要ですが、どちらを使うかはその人の好み次第です。
音声合成ミドルウェアがどちらもAquesTalkを使っているので、音声自体はどっちも変わりません。なので、機能や使いやすさで選ぶのがおすすめです。
ゆっくりの遊び方
ゆっくりは棒読みちゃんと同じ読み上げソフトですが、メインの遊び方はゲーム実況動画や解説動画で、地声の代わりに読み上げさせることです。
ゆっくりを使用して歌わせることも可能で、実際に声を調教してボーカロイドのように歌わせる動画も存在します。手間がかかる遊び方ですが、その分達成感があります。
棒読みちゃんのコマンド一覧!
棒読みちゃんのコマンド①Voice
棒読みちゃんのコマンドその1は(Voice○)です。○の中に数字を入れることにより、女性の声やロボットの声に変わります。
例えば、男性の声を出したいときは「(Voice 3)【読み上げたい文章】」で男性の声で読み上げたい文章が読み上げられるので、会話させる遊び方が出来ます。
棒読みちゃんのコマンド一覧②sound
棒読みちゃんのコマンド一覧その2は(sound xx)です。xxの部分に流したい音声ファイル(wav/mp3/wma)を入れることにより、その音声を流すことができます。
例えば、入力された文章に対して効果音を流したいときは、「【対応させる単語】(sound 【流したい効果音】)」と設定すると、対応させる単語に対して効果音が流れます。この方法を使うと、読み上げ音声と効果音が重なって再生されます。
効果音と読み上げ音声を重ねたくない場合は、(soundW xx)を使います。例えば、「【対応させる単語】(soundW 【流したい効果音】)」と設定すると、対応させる単語に対して効果音が流れますが、読み上げ音声と効果音が重なりません。
棒読みちゃんのコマンド一覧③速度(000)
棒読みちゃんのコマンド一覧その3は速度(000)です。()の中の数字によって、読み上げるスピードが変わり、数字が大きいほど早くなります。
読み上げ速度の変更は「速度(000)」を使いますが、「(Speed 200)」でも変更可能です。読み上げ速度が気になった人は、このコマンドを使って調整しましょう。
棒読みちゃんの音程の選び方は?
音程の設定方法
「音程(〇〇)」の〇〇に数字を入れることで、音程を変更することができます。棒読みちゃんの読み上げに個性を出したい時に使用すると面白いです。
例えば、棒読みちゃんの声が高いと感じた時、(音程 50)などとすると、棒読みちゃんの声が低くなり、耳が痛くなりません。逆に(音程 200)とすると、かなり高い声になります。
音程の選び方
音程は数字を変更すれば高くも低くもなりますが、例えばニコ生のような不特定多数のコメントを読み上げるなら、聞き取りやすいように高い数字を入力するのは控えましょう。
ほかにも、誰かの声真似させたいなら音程を上下させて調整する必要がありますし、棒読みちゃん同士の対談をさせたいなら音程が被らないように調整する必要があります。
棒読みちゃんの教育とは?
棒読みちゃんに読み方を教える
棒読みちゃんの教育方法ですが、まず教育機能をオン(Ture)にし、覚えさせたい読み上げ方を入力します。例えば、「教育(空海=くうかい)」など、漢字や英語を入力した後、吹き出しと三角マークのアイコンをクリックすると、読み上げ始め、読み方を覚えます。
棒読みちゃんが読み上げる言葉は、初期状態では限界があります。「空海」を「くうかい」と言わせたいのに「そらうみ」と読み上げてしまったりします。なので、正しい読み方をさせたい場合は、その都度設定する必要があります。
このほかにも、辞書登録を使って、読み方を覚えさせたり、抑揚のつけ方を変えることも出来ます。登録用の文章は有志の方たちがインターネット上に掲載していたり配布しているので、感謝しながら使用しましょう。
ニコ生でも教育可能
ニコ生で教育させたい場合は、まず教育機能をオン(Ture)にし、ニコ生内で教育コメントを入力してもらいます。そうすると、棒読みちゃんは読み方を覚えてくれます。
しかし、ニコ生のコメントばかりに頼ると棒読みちゃんが修正不可能になってしまう可能性があるので、ある程度は自分で教育させた方が良いです。
ニコ生で教育する際にしておきたいのが、コミュニティ限定放送にして視聴者を厳選したり、教育文字の制限を2以上にすると、ある程度は無駄な教育を防ぐことができます。また、教育したことを忘れさせたい場合は、「忘却(空海=くうかい)」という風に使えば大丈夫です。
棒読みちゃんに喋らせたい面白いセリフ5つ
棒読みちゃんに喋らせたい面白いセリフ①ああああ
棒読みちゃんに喋らせたい面白いセリフその1は「ああああ」ですが、正確に言うと、文字は何を入れても面白いです。「いいうう」や、「おおおおお」でも面白くできます。
例えば「ああああ」と言わせる場合「あ/あ/あ/あ/」と文字の間に/(スラッシュ)を入れるだけです。棒読みちゃんは/の位置で文節を決めるため、普通に読み上げさせるよりもユニークな読み上げになります。
棒読みちゃんに喋らせたい面白いセリフ②ゆっくりと読み上げさせる
棒読みちゃんに喋らせたい面白いセリフその2はゆっくりと読み上げさせることです。セリフというよりは、「特定のセリフをゆっくりと読み上げさせる」ということになりますが、ゆっくりさせても面白いです。
例えば「愛してる」を普通に読み上げさせると、なんの感情も湧きませんが、速度(000)で小さい数字を入力して読み上げさせると、スローモーションで再生されたアニメのようなユニークさがあります。
棒読みちゃんに喋らせたい面白いセリフ③やっほー
棒読みちゃんに喋らせたい面白いセリフその3は「やっほー」です。ただ読み上げさせるのではなく、コマンドの一つ「エコー」を使用します。
例えば「エコー)やっほー」と入力すると、コマンドの名前どおりにエコーが発生します。エコーのコマンドは、やっほー以外にも、「海のバカヤロー」とも相性がいいでしょう。
棒読みちゃんに喋らせたい面白いセリフ④音階
棒読みちゃんに喋らせたい面白いセリフその4は音階です。音階と読み上げさせるのではなく、「ドレミファソラシド」と音程を合わせて読み上げさせるのです。
音程(〇〇)の中に数字を入れて、読み上げさせるのですが、一般的な音階で表すと、「(64)ド」「(70)レ」「(80)ミ」「(85)ファ」「(95)ソ」「(105)ラ」「(120)シ」「(125)ド」となるので、手間はかかりますが、棒読みちゃんに歌わせることが可能です。
棒読みちゃんに喋らせたい面白いセリフ⑤ドラマやアニメのセリフ
棒読みちゃんに喋らせたい面白いセリフその5はドラマやアニメのセリフを読み上げさせることです。某有名アニメや、話題のドラマの決めセリフを、調整しながら読み上げさせると面白いです。
例えば「あきらめたらそこで試合終了ですよ」というセリフを、音程や速度を極端に設定して読み上げさせるという遊び方で楽しむことができます。
名作の中にあるセリフもいいですが、キュンとくるドSなセリフを面白おかしく読み上げさせると、ドS感が薄れて逆に面白くなります。こちらの記事では、キュンとくるドSなセリフがまとめられているので、記事の中から抜粋して奇抜に読み上げさせてみましょう。
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棒読みちゃん以外の読み上げソフト
棒読みちゃん以外の読み上げソフト①SofTalk
棒読みちゃん以外の読み上げソフトその1はSofTalkです。ニコ生では棒読みちゃんが使われていますが、ゲーム実況ではSofTalkがよく使われています。
SofTalkのことを、一般的に「ゆっくり」と言われる一因として、「ゆっくりしていってね!」のボイスにSofTalkが使われたことが挙げられます。SofTalkでゲーム実況を用いたものを「ゆっくり実況プレイ」と呼ばれていることからも、SofTalk=ゆっくりの印象が強いです。
ゆっくり実況が有名になってる理由としては、ゆっくりの立ち絵の表情・種類の多さや、無料で使用できるので使いやすいという点があります。それらは、有志の方々が作った無料ツールの功績が大きいでしょう。
棒読みちゃん以外の読み上げソフト②ボーカロイド
棒読みちゃん以外の読み上げソフトその2はボーカロイドです。ボーカロイドといえば、「初音ミク」などが有名で、歌わせるのが本来の遊び方ですが、最近では読み上げ機能が搭載されているボーカロイドが販売されています。
読み上げ機能を持ったボーカロイドで有名なのが大人の女性ボイスで有名な「結月ゆかり」や、関西弁での読み上げが有名な「琴葉茜・葵」です。実際に結月ゆかりや琴葉茜・葵で、文章を読み上げている動画も存在しており、ニコニコ動画やyoutubeに多数存在しています。
ボーカロイドを使ってゲーム実況をしている動画を「VOICEROID実況プレイ動画」と呼ばれています。結月ゆかりや琴葉茜・葵以外のボーカロイドを使用した実況動画にも、そう呼ばれています。
いろんな遊び方で棒読みちゃんを使ってみよう!
棒読みちゃんはSofTalkやボーカロイドの陰に隠れがちですが、使いこなせれば様々な遊び方ができる楽しいツールです。ニコ生をする際には、ぜひ棒読みちゃんを使いましょう。
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