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悪魔とは?序列上位の悪魔は?

悪魔の意味

悪魔は、宗教や文化において、悪とされる霊的また超常現象的な存在を指す言葉です。悪魔は人をたぶらかして悪の道に進ませるとされていたので、人間が罪を犯したり、悪いことに手を出すことは、悪魔の仕業と信じられています。

海外の悪魔のイメージに近い存在として、日本には「鬼」や「天狗」がいます。鬼や天狗は妖怪の一種とされていますが、魑魅魍魎のような下等な妖怪ではなく、神に近い存在とされています。海外では、高位の悪魔のことを「デビル」と呼び、魑魅魍魎のような下等な悪霊を「デーモン」と呼んでいます。

悪魔と言えば、画像のように人間に角が生えたような姿を想像するかもしれません。しかし、さまざまな悪魔を調べると、画像のように人間のような姿をしていることもあれば、動物の胴体や脚を持つ姿をしていることもあります。

ソロモン72柱の悪魔それぞれに力の差がある

さまざまな悪魔がいますが、悪魔の中でも力の強さに違いがあり、序列を持っていると言われています。ソロモン72柱は、72人の悪魔を力の強さ順に並べたものです。

しかし、ソロモン72柱の序列は力の強さではなく、ソロモンが封印した順番という説もあります。知名度が高いベリアルやアスモデウス、アスタロトが知名度の低い悪魔に挟まれて序列されていたり、爵位順に序列されていなかったりすることから、このような説もあります。

しかし、ソロモン72柱の序列1位のバアルは、古代オリエントで信仰されていた嵐の神が元になっています。地獄の東を統治する「東の王」として絶大な権力を持っています。

悪魔に付けられている紋章について

悪魔たちは固有の紋章を持っています。この紋章には、抽象的なデザインになっており、それぞれの悪魔に付けられているものです。「ゴエティア」には、悪魔に付けられた紋章の画像についても記載されています。このように、悪魔について詳しく記載されているので、悪魔名鑑として参照されることもあります。

序列7位の悪魔「アモン」は強欲を司る

ソロモン72柱の7位であるアモンは、過去と未来の知識を教えたり、人間の不和を招いたり、和解させたりする力を持っています。口から炎を吹き、へびの尻尾を持ち、狼の姿で現れます。

エジプトのアメンという説があり、ラーと一緒とも言われています。また、七つの大罪の「強欲」を司る悪魔のマモンが転訛した名前と言われています。

序列上位の悪魔には王や君主などの階級がある

ソロモン72柱に序列されている悪魔には、それぞれ階級があり、王・君主・公爵・侯爵・伯爵・騎士・総裁があります。ソロモン72柱の1位の悪魔はバアルです。階級は王で、ソロモン72柱の悪魔の中で最も力のある悪魔です。蛙、猫、人間の頭と、胴体は蜘蛛という姿をしています。人に知恵を授けるとされています。

2位はアガレスです。階級は公爵です。ワニに乗った老紳士の姿をしています。また、地震を発生させる力を持ちます。3位はウァサゴです。階級は君主です。過去・現在・未来の出来事に精通しています。4位はガミジンです。階級は侯爵です。青ざめた馬の姿をしています。死者との関連性が強く、霊を呼び出す能力があります。

5位はマルバスです。階級は総裁です。ライオンの頭を持つ人間の姿をしていて、人の姿を変身させたり、病気にさせたりすることができます。6位はウァレフォルです。階級は公爵です。ライオンの体にロバの頭、ガチョウの脚と兎の尻尾という姿で現れます。人の才能と大胆さを授けます。

悪魔の名前が聖書に記載されている

聖書には、ソロモン72柱についての詳細な記述はありません。聖書の中で名前が記載されているのは、バアル、アモン、アシュトレト、アスモデウスのみです。その中でも、悪魔として紹介されているのは、旧約聖書外典に登場するアスモデウスのみです。

ゴエティアに記載されている72人の悪魔のうち、68人はヨハン・ヴァイヤーの「悪魔の偽王国」から引用されたものです。残りのウァサゴ、セーレ、ダンタリオン、アンドロマリウスの4人の記載はなく、代わりに「プルフラス」という悪魔が記載されています。

天使が悪魔となり人間に欲を教えた

天使が悪魔になった

キリスト教などの一部の宗教では、悪魔とは「堕落した天使」のことだと説いています。神の使いとして創造された天使たちの中には、神の意思に背いて堕落してしまった者もいるのです。

そして、堕落した天使は堕天使となり、人間を堕落させるような存在になります。この堕天使が悪魔となり、全ての悪の根源であるとされるようになりました。つまり、もともと天使と悪魔は同じ存在だったのです。

天使が悪魔となり人間に欲を教えた

キリスト教などの宗教では、悪魔は全員、もともとは天使だったと言われています。天使が堕天して、悪魔になったと言われていますが、堕天した理由はいくつかの説があります。まずは、天使が地上の女性に恋をしたため、身分を捨てて堕天したという説です。他には、神に逆らったため堕天させられたという説です。

地上に降りてきた天使たちは、人間に魔法などを教えます。それにより、人間たちは悪徳を働くようになります。それを見た神が怒り、地上を滅ぼすために大洪水を起こしたと言われています。これが有名なノアの箱舟伝説に繋がります。悪魔は、未知の恐怖や理不尽さに対する怒りの矛先を向けられて生まれたのかもしれません。

ソロモン72柱の悪魔とは?序列上位悪魔の画像5選

ソロモン72柱の悪魔は72人の悪魔のこと

ソロモン72柱の悪魔とは、グリモワール「レメゲトン」のゴエティアに序列されている72人の悪魔のことです。また、72柱の「柱」とは、神道の神々に使われる日本語の助数詞です。

このソロモン72柱の悪魔は、古代イスラエル王国のソロモン王が使役していたとされています。ソロモン王は、悪魔たちを危険と思ったため、バビロンの穴と呼ばれる湖に沈めて封印しました。

ゴエティアは「レメゲトン」の大一書の表題

「ゴエティア」は、17世紀から伝わる作者不明のグリモワール「レメゲトン」の大一書の表題です。「ゴエティア」の内容は、旧約聖書の列王記に登場するソロモン王が使役したと言われている72人の悪魔を呼び出してさまざまな願望を叶える手順を記したものです。

願望を叶えるために必要な魔法円、印章のデザインと制作法、必要な呪文などを収録しています。また、ソロモン72柱の72人の悪魔の性格や姿、特技などが記述されています。

グリモワールは降霊術などが記載された魔術書

グリモワールとは、悪魔や精霊、天使などを呼び出して、願い事を叶えさせる手順や、そのために必要な魔法円やペンタクル、印章のデザインが記された書物のことを指します。特にヨーロッパで流布した魔術書のことをいいます。

グリモワールには、霊的存在の力を利用した「神霊魔術」や「降霊術」に関するものが多く、儀式や呪文、護符の作成法などに関する記述が多いです。有名なグリモワールには、「ソロモンの鍵」や「ソロモンの小さな鍵」、「黒い雌鶏」などがあります。

しかし、広い意味のグリモワールは、魔術をつかう側の方面から書かれた悪魔学書や、魔術や呪術等に関する知識、奥義を記した古文書や、書物全般のことを指すこともあります。

ソロモン王は古代イスラエルの第3代王

ソロモン王とは、旧約聖書の「列王記」に登場する古代イスラエルの第3代の王です。このソロモン王は、旧約聖書には書かれていませんが、悪霊を支配していたという話があります。

この伝説は、ヘレニズム期のユダヤ人の間で流布していました。ソロモン王が使役したとされる悪魔72人が記載されているのが、「レメゲトン」の「ゴエティア」です。

序列上位悪魔①マルバスの画像

召喚されると、画像のようにライオンの姿で現れて、召喚した人が願えば人間の姿にもなります。隠されたものや秘密に関して教えてくれます。また、疫病をもたらす力と、それを治す力を持っています。そして、工芸に優れた知識を持っています。

序列上位悪魔②ガミジンの画像

しわがれた声で話し、画像のようなロバか小さな馬の姿で現れます。いろいろな学問の知識を与えて、死人の魂を呼び寄せることができる能力を持っています。また、召喚されたときには、どんな質問にも答え、命令を全て終わらせるまでその場に留まると言われています。

序列上位悪魔③ウァサゴの画像

召喚者の前に現れる時に姿は不明と言われており、具体的な画像はあまりありません。過去・現在・未来の出来事に関して精通しています。そして、隠されたものを見つける力もあります。

序列上位悪魔④アガレスの画像

逃亡者を戻って来させる力や、地震を起こす力を持っています。画像のようにワニに乗った老紳士の姿をしており、肩に大鷹やカラスが止まっている姿で現れます。しわがれた声で話し、博識であらゆる言語を教えることができます。しかし、言動には嘘が多く、不道徳な知識を教えることを好むと言われています。

序列上位悪魔⑤バアルの画像

率いる軍団数は66。序列の中で1番強い悪魔です。画像のようにヒキガエルや黒猫、蜘蛛の姿で現れるとされています。しわがれた声で話し、人を透明にしたり、知恵を与えたりする力を持っています。戦闘にも長けていて、法律関係の知識にも精通しています。

最強の悪魔はたくさんいる

人間の七つの大罪と言われる、それぞれの罪を司る悪魔たちがいます。七つの大罪とは、「傲慢」、「強欲」、「好色」、「暴食」、「嫉妬」、「怠惰」、「憤怒」です。傲慢はルシファー、強欲はマモン、好色はアスモデウス、暴食はベルゼブブ、嫉妬はリヴァイアサン、怠惰はベルフェゴール、憤怒はサタンです。

これらの大罪を司る悪魔は、強力な力を持っています。他にも、ソロモン72柱の1位のバアルや、アスタロト、バフォメットなどの悪魔も名の知れた悪魔であり、最強の力を持っています。他にも、ロノウェは、老いた魂を奪う悪魔です。また、アクィエルは、日曜日の安息日を邪魔する悪魔です。

悪魔それぞれがいろいろな能力を持っているので、一番強い悪魔を断定することは難しいです。悪いことをするけど、良いこともする悪魔もいますし、良いことばかりする悪魔もいます。

悪魔について詳しく学べるおすすめの書籍は?

①図解・悪魔学

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悪魔に関する基礎知識を学ぶことができます。有名な悪魔の紹介や召喚方法、悪魔学の基礎まで学ぶことができます。図解入りで詳しく説明しているので、とても理解しやすいです。

②悪魔の事典

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悪魔から天使、神について紹介している本です。キリスト教から見た観点での解説になっているので、ヒンドゥー教やイスラム教などの神々が悪魔や天使として紹介されていることもあります。ゲームやアニメに登場する人気の悪魔たちも、実はもともとの意味は随分違うこともあり、そういった知識も得ることができます。

③悪魔の美術と物語

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名画に描かれた悪魔について紹介されています。西洋の歴史も一緒に学ぶことができる一冊です。338点の悪魔に関する図版から、悪魔とは何者かを知ることができます。

悪魔と宗教の関係とは?

悪魔崇拝はサタンを崇めることではない

悪魔崇拝は、サタニズムとも呼ばれています。名前の通り、サタンを崇拝するというイメージを持っている方が多いかもしれませんが、悪魔教会ではこれを否定しています。悪魔教会とは、世界最大のサタニズム組織です。サタニズムにおけるサタンとは、単に物質的に存在するものの総称として捉えています。

サタニズムでは、人間界での物質的な人間の生き方を肯定するという思想を持っています。自分のことを知り、多数派意見に巻き込まれずに、自分なりの生き方をしようと説いています。自分の心のうちを信じて生きよ、というメッセージが込められています。

悪魔崇拝をしている人たち

悪魔崇拝をしている有名な方は多くいます。まず、アントン・ラヴェイは、悪魔教会の開祖と呼ばれる人物です。アントン・ラヴェイは、悪魔を崇拝していた訳ではなく、サタニズムと人間の哲学を結びつけて、悪魔崇拝というシステムを作りあげました。

また、「世界が恋をしたピアニスト」と呼ばれるアメリカの有名なピアニストのリベラーチェも、悪魔崇拝をしていた時期がありました。イギリスのミュージシャン、マーク・アーモンドはミュージシャン仲間に勧誘されて以来、悪魔崇拝をしています。マリリン・マンソンも悪魔崇拝をしており、悪魔教会の牧師も努めています。

アメリカの歌手、サミー・ディヴィスJr.も悪魔崇拝をしています。また、ブロードウェイやハリウッドで活躍したアメリカの女優、ジェーン・マンスフィールドも悪魔崇拝をしていました。彼女はアントン・ラヴェウィと出会い、サタニズムに魅了され、悪魔崇拝をするようになったそうです。

悪魔にもそれぞれ個性がある

悪魔と聞くと悪いものというイメージが強いですが、それぞれの悪魔のエピソードを知ると、人間と深い関係があることがわかります。悪魔それぞれに個性があり、中には悪魔らしくない愛想のいいものもいます。悪魔について詳しく知ることで、悪魔の魅力的な部分を発見できるかもしれませんよね。

悪魔を召喚したときの姿もそれぞれ個性があり、能力もそれぞれ違いがあります。たくさんいる悪魔の中から、自分のお気に入りの悪魔を見つけてみてはいかがでしょうか。また、悪魔崇拝や、堕天使について解説した記事もありますので、よろしければご覧ください。

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