インシュレーターとは?おすすめ10選!自作/効果/置き方/3点
更新:2019.06.21
今回はスピーカーなどに使用するインシュレーターについてご紹介します。インシュレーターとはオーディオ機器の下に使用する事で振動を遮断して音質アップ効果がある便利なアイテムです。種類の多い人気のものの中から、おすすめのものと、その置き方、さらに自作する方法もまとめてみました。
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INDEX
インシュレーターとは?
遮断を目的とする絶縁材
インシュレーターとは、碍子のセラミックスや放電管のガラス、整流子電導機や基盤のベークライト、また紙で出来た絶縁体や絶縁材の事を言います。そして工学系の分野で使用されていますが、主に私たちの生活上で使用するものには機械工学、オーディオ機器、建築材などに使用しています。
スピーカーやアンプの振動を吸収
音楽などを聴く時にスピーカーやアンプなどの機材の下にインシュレーターを設置することで、オーディオ機器の振動を吸収して逃がし、床面との摩擦音や余計な音をカットして、より美しい音を聴くことが可能になります。
他にもレコードプレーヤーにインシュレーターを使用すればハウリングも防止が出来るので音声トラブルを防いで安定感のある鮮明な音楽を楽しむことが出来ます。
現代ではインシュレーターの材質や値段、デザインなどの種類も豊富になり、自分の好みの音質により合うようなタイプのインシュレーターを選ぶことも出来ます。
自動車やバイクのパーツ
またインシュレーターは自動車の車内への振動音を遮断する為にも使われています。主に自動車のフロアやバルクヘッドに貼り付けて使用しています。重量はそこまでないものの、今日では自動車の軽量化のために取り外す傾向にもあるようです。
バイクに使用する際はシリンダーヘッドの吸気ポートとキャブレーターを繋ぐパーツとして使用します。しばしばバイクのインシュレーター部分に亀裂が入ることもある為、点検をして破損があれば交換が必要になります。バイクに関するおすすめの記事もチェックしてみて下さいね。
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インシュレーターの効果は?
柔らかい音になる
木製やゴムなど柔軟な素材でできているインシュレーターを使用する事で、音質も柔らかく独特の響きで聴くことが出来ます。柔らかい音は低音が特に美しくなるため、アコースティックミュージックや女性ボーカルものの優しい音調の音楽に最適です。
またオーディオ機器のインシュレーターには柔らかい素材で出来ているものの方が比較的雑音の吸収が良くなり音のトラブルや雑音カットにも効果的なようです。あくまでスピーカーには揺らぎも必要なため、好みで調節してみましょう。
透き通るような鮮明な音になる
オーケストラや楽器の音を鮮明に聴きたい音楽には金属製のインシュレーターが最適です。硬い金属の素材で美しく音楽を奏で、特に高音域の音の抜けや澄み渡るようなクリアな質感が楽しめます。ステンレスなどの素材も音質がくっきりと通るのでおすすめです。
また音楽を楽しむためのスピーカーについて関連記事にはおすすめの100均アイテムを特集した記事があります。気になる方はチェックしてみて下さいね。
オーディオ機器が高くなる
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インシュレーターにはカラーや質感などもいろいろな種類があるので選ぶのも楽しいです。値段もとても幅広くなっています。インシュレーターは小さいながらも意外にも、とっても存在感があるのでオーディオ機器やインテリアとして、さらにその機能など選ぶのに慎重になりますね。
またインシュレーターを設置する事でオーディオ機器の全体的な高さが絶妙に高くなるので視覚的な印象などもやや変化があります。インシュレーターのサイズにもよるので好みのものを選ぶ事で部屋の雰囲気も違ってきますよ。
インシュレーターの置き方は?
置き方:3点支持と4点支持とはデザインごとにバランスよく置くと効果的
インシュレーターはスピーカーの下に置いて簡単に使用できますが、数や置き方などをどうするかは、インシュレーターのデザインによって工夫することも出来ます。例えばスパイク型のインシュレーターの場合、3つ使用して安定させる3点支持の置き方方法で置くと、最小限の接地面と数で設置が出来ます。
置き方はスピーカーの一辺の中心点にそれぞれ置くようにして、バランスをとるようにします。またキューブ型のインシュレーターの場合の置き方は、インシュレーターを4つ使用しそれぞれ角をとって設置する4点支持の置き方がおすすめです。
置き方:接地面は小さくすると効果的
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インシュレーターとスピーカーの接地面は小さく少ない方が、床からの振動が伝わりにくい為、音質に雑音が混ざらず遮断されます。クリアで美しい音を出すためには極力接地面を小さくする置き方がおすすめです。
また置き方には接地面を無くすためにスピーカーなどのオーディオ機器を吊るす方法も効果的です。接地面が無いという事は音質をアップするために効果的な置き方なんですね。
置き方:スパイク受けを使用する
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スパイク型のインシュレーターを使用する際には、置き方も床面を傷つけないようにするためにスパイク受けも使用するようにしましょう。そしてそのスパイク受けもインシュレーターと同様にスピーカーの音質に影響がある為、おもに素材で選んでみましょう。
スパイク受けはスパイクの先端でえぐれたり重さがかかって劣化しやすいパーツでもある為、音質も大切ですし耐久性も考慮するポイントになります。木や石製はやや欠けや割れが生じやすいと言えます。いっぽうの樹脂や銅合金、アルミで出来たものでも1点荷重の置き方で使用すれば意外と弱く感じる場合もあるようです。
おすすめのインシュレーター10選
AET:インシュレーター
おすすめのインシュレーター1つ目はAETの音質重視型インシュレーターです。このインシュレーターは高性能素材を採用しており長期間使用する際の機能性と耐久性に非常に優れています。劣化やへたりもしにくい高品質のインシュレーターは値段も4つで1296円とリーズナブルです。
サイズは0.5×4×4cmで非常に粘性のあるジェル素材を発泡させる事で「粘性」と「発砲」との2重の振動吸収性能を発揮します。音響機器の他にも家電製品に使用が可能です。
オヤイデ:小型ステンレススパイクINS-US
おすすめのインシュレーター2つ目はオヤイデの小型ステンレススパイク4個入りです。ステンレス製でクリアな音質が楽しめます。スパイクの高さは3.9mm円筒部分6.0mm、質量は1個あたり15.8gです。
高精度NC切削によってつくられる洗練された美しいデザインがシックな半光沢の輝きを放つ、小型スパイクの決定版インシュレーターです。
オヤイデ:インシュレーターINS-SP
おすすめのインシュレーター3つ目はオヤイデのステンレス製スパイク受け・インシュレーターです。スパイク受けは、スパイク型のインシュレーターを使用する際に床面を傷つけないようにするために必要になります。お値段は4個入りで1944円です。
床面からの振動も遮断し、スピーカーの雑音やトラブルを防ぎます。オーディオ機器を安定させてクリアな音質が楽しめるアイテムです。
山本音響工芸:アフリカ黒檀製キューブベース
おすすめのインシュレーター4つ目は山本音響工芸のアフリカ黒檀製キューブベースです。このインシュレーターは素材が木製で見た目はブラックの色合いが美しく、お部屋にも馴染みやすいデザインです。低音の音質を良くしたい場合には最適のインシュレーターです。
山本音響工芸:アサダ桜製キューブベース
おすすめのインシュレーター5つ目は山本音響工芸のアサダ桜製キューブベースです。北海道産のアサダ桜を使用した100mm角の大きめサイズのインシュレーターで、スピーカーの高さを約10cm近く上げる事になる為、音の通りが良くクリアで特に低音を良くしてくれます。大型スピーカーにも最適です。
audio-technica:ハイブリットインシュレーター
おすすめのインシュレーター6つ目はaudio-technicaの3層構造でいい音を実現するハイブリットインシュレーターです。このインシュレーターは上下に特殊防振ゴムのハネナイトを使用し、ベースには真鍮削り出しを採用しているため雑音や音のトラブルになる振動を効果的に遮断します。
軽い機器でも滑りにくくしっかり支える事が可能なので、小型スピーカーの使用にも最適です。抜けの良い低音が魅力のインシュレーターです。
audio-technica:ハイブリットインシュレーター
おすすめのインシュレーター7つ目はaudio-technicaの4種構造ハイブリットインシュレーターです。このインシュレーターは特殊ゴム「ハネナイト」と「ソルボセイン」の2種類を使い、振動をしっかり抑制します。また下部分は振動を拡散するディンプル構造になっているので機器が滑りにくく安全です。
音質的に高音域の伸びが良く、低音域は厚みのある音を楽しむことが出来ます。AV対応のコンパクトなサイズで、小型スピーカーの使用にもおすすめです。
audio-technica:スパイクベースインシュレーター
おすすめのインシュレーター8つ目はaudio-technicaの安定した使いやすいスパイク受け・スパイクベースインシュレーターです。このインシュレーターは不要振動を抑制するのに最適なスパイク受けで特殊光沢仕上げの真鍮は美しくインテリアとしても素敵です。
振動を抑制するためのゴム「ハネナイト」と真鍮で、金属鳴きを遮断して厚みのある低音域を楽しむことが出来ます。落ち着いた中低域の良い音に最適です。
KRYNA:T-PROP
おすすめのインシュレーター9つ目はKRYNAの一体構造型インシュレーター・T-PROPです。このインシュレーターはスパイクとカップが1組になっていて、スパイクはネジのようなデザインで、カップ内では先端のみの接触と、下からの振動を完全ブロックが可能な特殊構造になっています。
さらに下のカップ内には別売りのインシュレーション溶液を入れることも出来ます。インシュレーション効果もアップするという事で機会があれば試してみるのもいいかもしれません。
KRYNA:ダブルスパイクD-PROP
おすすめのインシュレーター10個目はKRYNAの一体構造型インシュレーター・D-PROPです。このD-PROPのインシュレーターは、オーディオ機器の振動を一方通行に伝えるスパイクの特徴を生かした構造になっています。
真鍮製のボディには2段重ねでスパイクが入っており、さらに特殊溶液を入れて不要振動を除去します。微振動や高調波歪みの除去にも効果は絶大で、音の濁りをクリアにしてくれます。
インシュレーターの選び方は?
おすすめのメーカー・ブランドで選ぶ
インシュレーターのメーカーはいろいろあります。おすすめのメーカーブランド1つ目は、日本のメーカーで音響機器や映像機器を販売している安心のブランドである「オーディオ・テクニカ」です。常に最新の商品が揃い、評価の高い有名ブランドです。
2つ目は、東京の秋葉原にある専門店「オヤイデ」です。このメーカーは特にオーディオ機器に自信のあるブランドとして半世紀渡り営業販売をしています。オヤイデのブラックダイヤモンドを使ったインシュレーターは、見た目も光沢があって美しくインテリアとしてもオシャレなので人気があります。
3つ目のおすすめメーカーはソフトウェア・ハードウェアなどを開発し、輸出入と販売を行う会社のブランド「AET」です。AETのインシュレーターは耐久性と非常に高い振動吸収性があるので、オーディオ機器以外にも家電製品に使用が可能です。
スピーカーに合うおすすめ効果の素材で選ぶ
インシュレーターの素材についてはこれまでにも少し触れていますが、素材によって音の伝達率は変化をし、音質の違いとなってあらわれます。
金属製のインシュレーターは鮮明でクリアな音が特徴的で、木製のものだと深く柔らかな音が特徴的です。またインシュレーターは素材やメーカーで値段も幅広く種類があるので、色々なものを比較してみるのもおすすめです。
スピーカーに合わせたおすすめデザインで選ぶ
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インシュレーターのデザインでも振動の伝わり方が変わる為、音質に変化が表れてきます。スピーカーに接する面が少ないスパイクタイプのインシュレーターは、床からの振動などが伝わりにくい為、鮮明ですっきり感のあるクリアな音が楽しめます。
また木製やゴムなどの柔らかい素材で出来ているキューブ型は、重厚感のあるものや、深みがあり穏やかな音楽などに最適です。スピーカーに接する面積は大きめになる為、振動の吸収性が高い柔らか素材でつくられているんですね。
インシュレーターの自作方法9選
ビー玉インシュレーターの自作方法
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ビー玉インシュレーターの材料
- オーディオ機器に合わせあ大きさのMDFボード
- ビー玉(3~4個)
- ビー玉受け用・シリコンリング(3~4個)
- ボード固定用・ウレタンシート
- 接着剤や両面テープ
ビー玉を使った自作インシュレーターは見た目も綺麗でインテリア性も高くておすすめです。まずMDFボードを用意して固定用のウレタンシートを接着しましょう。MDFボードを裏返して、その上にインシュレーターを設置する部分をシリコンリングを置いて決定します。
位置を決めたら、その上にビー玉を置くだけでインシュレーターの完成になります。全体的にコスパも良くてお手軽な自作方法なのでおすすめです。
ゴムインシュレーターの自作方法
ゴムインシュレーターの材料
- 耐震性のある厚めのゴム2枚
- 硬めのスポンジ
- 接着剤
ゴム製のインシュレーターを自作する場合には、厚みがあって硬めのものを使用すると重たいオーディオ機器でもしっかり振動を抑えることが出来ます。柔らかいスポンジはつぶれてしまって効果を発揮しにくいため、耐える素材のものがおすすめです。作り方はスポンジをゴム2枚で挟むようにして接着をします。
耐震シートインシュレーターの自作方法
耐震シートインシュレーター
- 耐震シート
- ソルボセイン
- ベニヤ板(厚さ3mmくらい)
- のこぎり
100円ショップなどに売っている4枚入って100円の耐震シートは、振動を抑えるのに効果的で耐久性も優れています。自作の仕方は耐震シート、ベニヤ板、ソルボセインを全て同じ大きさに揃えてカットします。
そして一番下にベニヤ板、次にソルボセイン、一番上に耐震シートを重ねればインシュレーターの完成です。ソルボセインと耐震シートは粘着性もあるのでそのままで使用できます。不安定な場合は布テープなどで巻いて下さい。材料も手に入れやすく簡単な自作方法なのでおすすめです。
10円玉インシュレーターの自作方法
10円玉インシュレーターの材料
- 大きめのゴムシート
- 10円玉数枚
こちらは1番手軽でコスパも良く、経済的なインシュレーター自作方法になります。ゴムシートを広げて10円玉をインシュレーターの部分に設置しましょう。上からオーディオ機器を置くと、意外と音が良くなると効果も評判です。試してみるのもいいですね。
パチンコ玉インシュレーターの自作方法
パチンコ玉インシュレーターの材料(4個分)
- パチンコ玉4つ
- コルクボード
- カッターやのこぎり
パチンコ玉を使ったインシュレーターも簡単で便利なのでおうちにあれば試してみるのもおすすめです。自作方法はコルクボードをカッターやのこぎりで、お好きなサイズの大きさにカットします。パチンコ玉よりやや大きめにしましょう。
コルクにパチンコ玉が半分埋まる程の穴を開けて、スパイク受け部分を作ります。その中にパチンコ玉を入れればインシュレーターが作れます。コルクインシュレーターは割れやすい為、真鍮素材のカバーなどで覆えばさらに効果は高まりますが、そのまま使う場合は、コルクが割れない程度の小型スピーカーに使用しましょう。
レンガインシュレーターの自作方法
レンガインシュレーターは主に床面にレンガやコンクリートのブロックを置いてその上にオーディオ機器を設置する方法です。重たいものは床からの振動やオーディオ機器の振動を遮断するのに便利です。安定感や耐久性もあって効果的です。
積み木インシュレーターの自作方法
木製のインシュレーターを作る場合は、ホームセンターなどで売られている木材や100均の積み木が便利です。自作方法はそのままでも使えるのと、滑り止めマットや耐震シートを貼り付ける事でさらに振動をカットして音質をアップさせることが出来ます。
100均粘着フックインシュレーターの自作方法
100均に売っている粘着フックを床に貼り付けると粘着フックインシュレーターになります。スチール製のアンティークな粘着フックやステンレス製の粘着フックがおすすめです。小型スピーカーに最適な、手軽でコスパの良いインシュレーターです。
人工大理石インシュレーターの自作方法
ホームセンターなどで売っている人工大理石の小さなプレートもインシュレーターになります。自作方法は人工大理石を2枚用意し、その間にゲルシートを挟みます。ゲルシートは耐震用のものを使用する事で振動を90%以上も遮断し、オーディオ機器の揺れも防ぎます。
インシュレーターでいい音を楽しもう
インシュレーターは種類が多くておしゃれなものがたくさんありますよね!見た目は小さくても存在感が強くて、音の質も上がるのは便利です。自作方法もたくさんあるので、インシュレーターの音の変化を楽しむのも手軽に取り掛かれます。
インシュレーターを取り換えるだけで、お部屋の雰囲気や音楽の質がアップするのは嬉しいです。日頃使っているスピーカーもさらに快適になるかもしれませんね。
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