勝手なお願いをする際のビジネスメールの例文は?わがまま/身勝手
更新:2022.12.22
仕事をしていると、無理なお願いや身勝手なお願いをせざるを得ないこともあると思いますが、みなさんはどう伝えてますか?相談相手が目上の方だったりクライアントだったりした場合はなおさら、無理を承知でわがままや勝手な申し出は言いづらいものですよね。そんなときのためのビジネスメールの例文をご紹介いたします。
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INDEX
勝手なお願い(無理なお願い)のビジネスメールを送る際のポイントは?
ポイント①相手を気遣う言葉をメールに添える
勝手なお願い(無理なお願い)のビジネスメールを送る際のポイント1つ目は、相手を気遣う言葉を添えることです。相手にも都合がありますから、まずは相手を気遣う気持ちを持ち、その気持ちをきちんと言葉で伝えることが大事です。
依頼を受けてもらえるかどうかは別として、まず忙しい中メールを読んてもらう時間を取るということを認識し、「手間を取らせて申し訳ない」「貴重な時間に申し訳ない」といった、相手を気遣う言葉を必ず添えるようにしましょう。
ポイント②勝手なお願いをしている相手にとってのメリットを伝える
勝手なお願い(無理なお願い)のビジネスメールを送る際のポイント2つ目は、相手にとってのメリットを伝えることです。ビジネスとはいえ勝手なお願いや無理なお願いをするということは、相手にとっては通常の仕事とは別の業務をすることになったり、優先準備を調整することになるわけです。
そのため、引き受けることによるメリットをしっかり伝えることによって、引き受けてもらえる確率がぐんとあがります。ただし、何をメリットと受け止めるかは相手によって違うこともあるので、見極めるようにしましょう。
メリットの例としては、「報酬を上乗せする」「単発ではなく継続的な依頼」「コネクションができるなどその仕事に価値がある」などがいいでしょう。相手にとって、売上アップや今後の仕事ににつながるところが重要なポイントになります。
ポイント③無理を承知でその人に頼みたい旨を伝える
勝手なお願い(無理なお願い)のビジネスメールを送る際のポイント3つ目は、その人だからこそ頼みたいという旨を伝えることです。「誰でもいいから依頼したい」と言われるのと「あなただから依頼したい」と言われるのとでは、受けたいと思う気持ちもだいぶ違ってきますよね。
人間の心理として、信頼されている・頼られていると感じると、なんとかその人の期待に応えたいと思うものです。誰でもいいのではなく「忙しいと思うけど信頼しているあなただからこそ、無理を承知で依頼している」ということを伝えるようにしましょう。
ただし、押し付けるような言い方では不快感を与えてしまう可能性もあるので、相談している立場ということをしっかり念頭に入れてお願いするように気を付けましょう。
ポイント④身勝手な相談でも最低限の期日や条件はメールに記載しておく
勝手なお願い(無理なお願い)のビジネスメールを送る際のポイント4つ目は、身勝手な相談でも最低限の期日や条件はメールに記載しておくことです。その仕事を受けられるかどうかは、期日や条件が重要な判断ポイントになります。相手も忙しい中メールを読んでいるため、なるべく最初の1通で判断したいものです。
機密事項などがあり、最初の段階で詳細を記載するのは難しい場合もあるかと思いますが、相手が判断するのに必要な内容は最低限入れるようにしましょう。
その際に、相手にとって不利となるようなことがある場合も、隠さずにきちんと記載しましょう。やり取りが増える原因になったり、トラブルに発展しその後の信頼に関わります。「無理を承知で」というクッション言葉を使うと伝えやすいでしょう。
勝手なお願い(無理なお願い)をする際のビジネスメールの例文は?
例文①「ご多用中とは存じますが」
勝手なお願い(無理なお願い)をする際のビジネスメールの例文1つ目は、「ご多用中とは存じますが」を用いた例文です。相手が忙しいときに読んでくれていることや、忙しい中調整させてしまう可能性があることを気遣う言葉なので必ず入れましょう。
例文:「ご多用中とは存じますが、〇〇の提案書を◯月◯日までにご提出くださいますようお願い申し上げます」※ご多用と似た用語で「ご多忙」という用語もありますが、相手を気遣う気持ちは同じでビジネスシーンでは無理に使い分ける必要はありません。
「ご多忙」は仕事があれこれあってとても忙しいという解釈、「ご多用」は公私に関係なくそれぞれに用事があって忙しいという解釈ができます。
例文②「身勝手なお願いとは承知しておりますが」
勝手なお願い(無理なお願い)をする際のビジネスメールの例文2つ目は、「身勝手なお願いとは承知しておりますが」を用いた例文です。身勝手なお願いをしていることを認めつつ、それでも相談したいという気持ちを表す一言になります。
例文:「身勝手なお願いとは承知しておりますが、〇〇の納期を一週間早めていただきたいのですが」身勝手なお願いをしていることを認めていれば強くお願いしてもいいというわけではありません。こういうクッション言葉を使っているからと言って、強気な態度になってしまっては意味がないので気をつけましょう。
例文③「ご無理を承知で申し上げますが」
勝手なお願い(無理なお願い)をする際のビジネスメールの例文3つ目は、「ご無理を承知で申し上げますが」を用いた例文です。相手にとって容易な依頼ではないことを認識していて、それでも無理を承知で相談しているという気持ちを表す一言になります。
例文:「ご無理を承知で申し上げますが、〇〇の納期を前倒ししていただきたいのですが」こちらも例文②同様、無理を認識しているという旨を述べているからといって、強気な態度にならないように気をつけましょう。
例文④「どうかご検討いただきますようお願い致します」
勝手なお願い(無理なお願い)をする際のビジネスメールの例文4つ目は、「どうかご検討いただきますようお願い致します」を用いた例文です。お願いを聞き入れるかどうかを決めるのは相手です。一方的にお願いするのではなく、まずは検討してもらいたい旨を必ず記載しましょう。
例文:「上記件、どうかご検討いただきますようお願い致します」期日がある場合は、まずいつまでに回答をもらいたいかもきちんと記載しておきましょう。相手にも都合がありますから、一回考えてからの回答でいいのか、今すぐ判断をくだす必要があるのかによって動きが変わってきます。
勝手なお願い(無理なお願い)を聞き入れてもらえた際の返信の書き方は?
返信の書き方①引き受けてくれたことに対する感謝を述べる
勝手なお願い(無理なお願い)を聞き入れてもらえた際の返信の書き方1つ目は、引き受けてくれたことに対する感謝を述べることです。「お引き受けいただき、とても感謝しております」など、まずは、引き受けてくれることに対して心を込めて感謝を述べましょう。
返信の書き方②勝手なお願い・無理なお願いを聞いてくれた感謝を述べる
勝手なお願い(無理なお願い)を聞き入れてもらえた際の返信の書き方2つ目は、勝手(無理)なお願いを聞いてくれたことへの感謝を述べることです。最初の依頼文に「無理を承知で依頼している」旨を記載している場合は特に、必ず入れましょう。
「無理なお願いを聞いていただきありがとうございます」など、無理や勝手を言ったのにも関わらずお願いを聞いてくれたことに対して、きちんとお礼を述べましょう。1つ目と合わせて使うとなお良いでしょう。連続してお礼を言う時のビジネス用語の記事もあるので合わせてご覧ください。
返信の書き方③わがままを引き受けてもらったおかげで得たものを伝える
勝手なお願い(無理なお願い)を聞き入れてもらえた際の返信の書き方3つ目は、わがままを引き受けてもらったおかげで得たものを伝えることです。「おかげさまで無事に急場を乗り切ることができました」など、対応してくれたことにより、どういう状況になったのかを伝えることで、相手も対応してよかったと感じます。
お礼だけではなくこういう言葉があるのとないのとでは、今後また助けたいと思うか思わないかにも関わってくるので、ぜひお礼と合わせて伝えるようにしましょう。
返信の書き方④勝手なお願いに迅速に対応してくれたことへの感謝を述べる
勝手なお願い(無理なお願い)を聞き入れてもらえた際の返信の書き方4つ目は、迅速に対応してくれたことへの感謝を述べることです。勝手なお願いや無理なお願いというのはどのほとんどが、急を要するものかと思います。
迅速に判断し、迅速に対応進めてくれて、場合によっては通常業務や社内リソースを調整してくれた可能性もあるはずです。身勝手なお願いを引き受けてくれたことに対してだけではなく、早く対応してくれたことに対してもきちんとお礼を伝えましょう。
返信の書き方⑤今後もビジネスの付き合いを続けたい旨を述べる
勝手なお願い(無理なお願い)を聞き入れてもらえた際の返信の書き方5つ目は、今後もビジネスの付き合いを続けたい旨を述べることです。相手と関わるのは今回が最初で最後ではないはずです。そのため必ず「今後とも何卒よろしくお願い致します」など、今後もお付き合いお願いしますという意味の言葉で締めくくりましょう。
勝手なお願いを聞き入れてもらえなかった際の返信の書き方は?
返信の書き方①無理なお願いに対して返信くれたことに感謝を述べる
聞き入れてもらえなかった際の返信の書き方1つ目は、無理なお願いに対して返信くれたことに感謝を述べることです。聞き入れてくれなかったとしても、メールを一読して返信くれたことに時間がかかっているのですから、まずは返信をもらったことに対してきちんとお礼を述べましょう。
回答だけではなく、聞き入れられない理由や条件によっては聞き入れられるといった内容が記載されている場合には、ただお礼をいうのではなく、「ご丁寧にご連絡くださいまして、誠にありがとうございます」などと、丁寧な返信をもらったことに対しても一言添えるのがベストです。
返信の書き方②承諾した旨を敬語で述べる
聞き入れてもらえなかった際の返信の書き方2つ目は、承諾した旨を敬語で述べることです。「承知しました」や「今回はお受け頂けないとのこと、承知いたしました」など、受けた回答に対して承諾した旨をしっかりと敬語で述べましょう。
受けてもらえなかったからと言って、返信をしなかったり雑な返信をするのはマナー違反です。相手にも都合があって受けることができなかったという認識を持ち、最後まで丁寧な返信を心がけましょう。
返信の書き方③勝手な申し出だったことに対しお詫びの気持ちを述べる
聞き入れてもらえなかった際の返信の書き方3つ目は、勝手な申し出だったことに対しお詫びの気持ちを述べることです。断った側の相手も、都合上どうしても対応できなかったなど、申し訳なく思っていることが多いものです。
そんな相手を気遣う意味でも「ご無理を申し上げましたこと、お詫び申し上げます」など、こちら側が身勝手なことを言ったのだからあまり気にしないでくださいというような気持ちも込めて、お詫びの一文を入れましょう。
返信の書き方④今後もビジネスの付き合いを続けたい旨を述べる
聞き入れてもらえなかった際の返信の書き方4つ目は、今後もビジネスの付き合いを続けたい旨を述べることです。勝手なお願い(無理なお願い)を聞き入れてもらえた際の返信の書き方5つ目でも述べたとおり、ビジネスの付き合いは今回で終わりではありません。
いつまたお願いすることになるか分からないですし、他の通常業務でもつながっている場合は、その業務に支障をきたすわけにはいきません。そのため必ず「今後とも何卒よろしくお願い致します」など、今後も引き続きお付き合いお願いしますという意味の言葉で締めくくりましょう。
お願いをするときは相手を気遣う心が何よりも大事
勝手なお願いや無理なお願いはしないに越したことはないですが、ビジネス上、どうしても発生してしまうことはあるかと思います。そうなったときは、相手の貴重な時間を取ってしまうということを認識し、無理を承知で真摯な態度でお願いする姿勢が何よりも大事です。
また、引き受けてもらえるかどうかは、普段からの信頼関係も重要なポイントになります。毎回のように無理なお願いをするような人のことは信頼できないですよね。起きてしまったことに対しては今後は努力していく旨をしっかり伝えましょう。努力していく旨のビジネス用語の記事もあるので合わせてご覧ください。
メールを送った後に電話で改めてお願いする、直接会ったタイミングで改めて感謝を伝える、自分も依頼されたら快く引き受けるなど、普段からの関係性も意識するようにしましょう。その上でビジネスマナーをきちんと身につけ、相手を気遣う心を持ち、困った時に助け合えるような関係性を多く作っていきましょう!
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