メールの文末の締めの言葉|上司宛てとお礼やお詫びの結びの違いは?
更新:2019.06.21
ビジネスメールの本文にはほとんどの方が気を遣っていると思いますが、締めや結びの言葉となる文末も意識してますか?相手が上司宛だったり、お礼やお詫びなどメールの内容によって言葉を変える必要があります。この記事では相手や内容別のメールの文末の締めの言葉をご紹介します。
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INDEX
メールの文末の締めの言葉|目上の方宛ての結びは?
目上の方・上司宛の結び①「今後ともよろしくお願いいたします。」
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目上の方宛のメールの文末の締め・結びの言葉1つ目は、「今後ともよろしくお願いいたします。 」です。ビジネスメールの締めの結びの言葉としては基本中の基本なのでよく使っている方も多いと思います。また、ビジネスメールに慣れていない場合はこの結びの言葉で締めると間違いないでしょう。
目上の方宛ではなくても使う締め・結びの言葉のため、距離が近くない目上の方や、初めてやり取りする目上の方の場合は、もう少し丁寧な方がいい場合もあります。その場合は以下に紹介する言葉を参考にしてみてください。
目上の方・上司宛の結び②「今後ともご指導のほどお願い申し上げます。」
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目上の方宛のメールの文末の締め・結びの言葉2つ目は、「今後ともご指導のほどよろしくお願い致します。 」です。仕事をしていると、目上の方、特に上司には怒られることも含め、学ぶことがたくさんありますよね。人生の先輩として、また、会社や業界の先輩として、目上の方には日々教わっているものです。
その日頃の感謝の意味と今後もお願いしますという意味を込められています。また、特に年配の目上の方には、同様の意味がある「今後ともご指導賜りますようお願い申し上げます。 」「今後とも、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。」という結びの言葉だと、より丁寧な感じに伝わるでしょう。
目上の方・上司宛の結び③「ご自愛ください」
目上の方宛のメールの文末の締め・結びの言葉3つ目は、「ご自愛ください」です。健康を気遣う締め・結びの言葉として、ビジネスメールの文末によく使われています。使い方の例としては、「毎日お忙しい日々が続いていると思いますので、十分ご自愛くださいませ。 」のように締めるといいでしょう。
目上の方は、仕事もプライベートも忙しい人が多いです。特に仕事中は気を張っているはずなので、そんなときにこの「体調を崩さないように気をつけてください」という意味の結びの言葉で締めくくられると嬉しいことでしょう。
なお、「お体をご自愛ください」という表現を見かけることがありますが、「自愛」は「自分の体を大切にする」という意味があるので、「お体を」とつけてしまうのは二重表現になり正しくないので注意が必要です。
目上の方・上司宛の結び④「~ので、お体には十分お気を付けください。」
目上の方宛のメールの文末の締め・結びの言葉4つ目は、「~ので、お体には十分お気を付けください。 」です。「厳しい暑さ(寒さ)が続いておりますので」が一般的です。
季節や状況によって変わるため、テンプレートを使った文末ではないことが伝わり、あたたかみのある文末になります。日々の天候や社会的状況を把握していないと使えないので、しっかりニュースに目を通しているんだなということが分かり、一目置かれるでしょう。
お礼メールの文末の締めの言葉(結び)は?
お礼ビジネスメールの締めの言葉①「お礼申し上げます。」
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お礼メールの文末の締めの言葉(結び)1つ目は、「お礼申し上げます。」です。感謝を伝えているお礼メールであることを表現した文末なので、最後までしっかりお礼の気持ちを込めた結びの言葉にしましょう。
急いでお礼をする場合は、「取り急ぎ」という表現と合わせて使われることも多いですが、忙しい中で時間を割いてメールを送りました、という印象を相手に与えてしまうため、「取り急ぎ」に代えて「まずは」を使うととてもいい印象になります。
特に目上の方宛だったり、取引が浅い関係先などには、より丁寧な言い方で「厚く御礼申し上げます。」という結びの言葉で締めるのもいいでしょう。
お礼ビジネスメールの締めの言葉②「メールにて失礼いたします。」
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お礼メールの文末の締めの言葉(結び)2つ目は、「メールにて失礼いたします。」です。本来、お礼というのは直接会って言ったり電話で口頭で伝えるのが礼儀です。
ただし、いつもすぐに直接会えるわけではないですし、相手の方も忙しいため電話で伝えることも難しい場合が多く、先にメールで伝えることが大事です。そういう場合にこと言葉で締めると、本来直接伝えるべきことだけどそれが難しいため、いち早く伝えらるメールでお礼を言いたい、という気持ちを表現することができます。
「礼儀を省略しますが」の意味で「略儀ながら」という言葉を前に付けると、より一層丁寧です。お礼のビジネスメールの例文をまとめた記事もあるので、合わせてご覧ください。
お詫びメールの文末の締めの言葉(結び)は?
お詫びビジネスメールの文末①「お詫び申し上げます。」
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お詫びメールの文末の締めの言葉(結び)1つ目は、「お詫び申し上げます。」です。「心よりお詫び申し上げます。」や「深くお詫び申し上げます。」などと使うことが多いです。
お詫びする必要があるということは良からぬ状態なわけで、本来は直接お詫びするのが礼儀です。まずは率直なお詫びを表す言葉で締めることが望ましいでしょう。お詫びメールの結びの文末として一般的な言葉です。謝罪文を送るポイントをまとめた記事もあるので合わせてご覧ください。
お詫びビジネスメールの文末②「申し訳ございませんでした。」
お詫びメールの文末の締めの言葉(結び)2つ目は、「申し訳ございませんでした。」です。お詫びの際はきちんと謝罪の言葉を述べて締めることが何よりも大事です。
「この度はご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございませんでした。」ご期待に沿えず、申し訳ありません。」などという使い方が一般的です。流れとしては、本文で経緯等の詳細を報告しているはずなので、ただの報告メールで終わらないよう、改めて謝罪の言葉で締めましょう。
お詫びビジネスメールの文末③「以後、気をつけます。」
お詫びメールの文末の締めの言葉(結び)3つ目は、「以後、気をつけます。」です。問題が発生した場合は、今回の問題をきちんと学習・反省して、次はもうないようにする必要があります。
特に、継続した付き合いがある相手の場合は、お詫び・謝罪だけではなく、そういった反省の気持ちと今後はないようにするという気持ちで締めることも重要です。ただの「以後、気を付けます。」で終わるより、「このようなことを繰り返さないように、以後、気をつけます。」のように締めるとより丁寧ですね。
英語のビジネスメースの文末の締めの言葉(結び)は?
英語の文末①日本語訳で「またお会いできることを楽しみにしております」
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英語のビジネスメースの文末の締めの言葉(結び)1つ目は、「I look forward to meeing you.」です。日本語に訳すと「またお会いできることを楽しみにしております。」という意味になります。
同じ意味で「I’m looking forward to meeting you.」という言葉もありますが、ニュアンスが微妙に異なります。
「I’m looking forward to」だと「今まさに会いたいと思っている」という気持ちが込められているため、ビジネスメールでは「look forward to」の方が適しています。
英語の文末②日本語訳で「ご自愛ください。」
英語のビジネスメースの文末の締めの言葉(結び)2つ目は、「Please take good care of yourself.」です。直訳すると「あなた自身のことをよくケアしてください」という意味になります。
日本語のビジネス用語でいう「ご自愛ください。」や「どうぞお身体に気をつけてください。」という言葉にあたります。日本語同様、目上の方や健康に問題のない方にも幅広く使える相手を気遣う言葉になるので、ぜひ覚えておきたい締めの言葉ですね。
英語の文末③日本語訳で「ご連絡のほどお待ちしております。」
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英語のビジネスメースの文末の締めの言葉(結び)3つ目は、「Waiting for your reply.」で「ご連絡のほどお待ちしております。」という意味になります。
「ご連絡お待ちしております」という意味の「I'm looking forward to hearing from you.」もありますが、ビジネスメールの文末により適しているのは「Waiting for your reply.」になります。
さらに細かく分けると、「お電話をお待ちしております」という意味の「I'll be waiting for your call.」や、「メールをお待ちしております」という意味の「I'll be waiting for your e-mail.」もあるので、用途によって使い分けるのもいいでしょう。
英語の文末④日本語訳で「ご協力に感謝します。」
英語のビジネスメースの文末の締めの言葉(結び)4つ目は、「I appreciate your cooperation.」で「ご協力に感謝します」という意味になります。本文がお礼の内容で「最後にもう一度ありがとう」という時に「Thanks again」という言葉で締めることもあります。
英語の文末④日本語訳で「深くお詫び申し上げます。」
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英語のビジネスメースの文末の締めの言葉(結び)5つ目は、「My sincerest apologies.」で「深くお詫び申し上げます。」という意味になります。
お詫びメールの締めの言葉としては、「I do apologize for any inconvenience caused.」というのもよく使います。「ご迷惑をおかけしてしまい、大変申し訳ございません。」という意味です。
ビジネスマナーでNGのメールの文末は?
NGのメールの文末①本文だけで終わる文末
ビジネスマナーでNGのメールの文末1つ目は、本文だけで終わる文末です。いくら本文で丁寧でマナーのある内容だったとしても、文末がきちんとしていなければビジネスメールとしてはマナー違反です。
近年、ビジネスのやり取りもチャット形式ですることが多くなっているので、新社会人の方やビジネスメールを使い慣れていない方は要注意です。通常のやり取りはチャットツールでも、申込みや受発注などの正式なやり取りはメール、というように使い分けている会社も多いです。
メールの文末には、最低限「よろしくお願い致します。」の一言は必ず入れましょう。メールが主なやり取りになる相手には「よろしくお願い致します。」ではなく、できるだけ相手との関係性や状況に応じた結びの締めの言葉で締めるようにしましょう。
NGのメールの文末②顔文字やマークを付けた文末
ビジネスマナーでNGのメールの文末1つ目は、顔文字やマークを付けた文末です。こちらも近年の風習で、チャットツールのやり取りでは簡単な顔文字や星マークなど付けた文末も多く見受けられますね。ビジネスチャット上は許されることですが、ビジネスメールとしてはマナー違反になります。
句点の「。」を使った文末で締めましょう。相手や結びの言葉によっては「!」でも大丈夫かもしれないですが、基本的には「。」で締めるようにしましょう。
ビジネスメールは文末が大事
ビジネスメールの文末は、見られていないようで意外と見られるところなのでとても重要です。本文の内容がいくらしっかりしていても、文末がなかったりマナー違反だと印象が悪くなります。特に目上の方はメール文化であることが多いので、しっかりとポイントを押さえ、きちんとした結びの言葉で締めるようにしましょう。
近年、SNSやビジネスチャットツールの普及により、ビジネスのやり取りをチャットで行うことが多くなってきています。実際とても便利ですし、チャットツールを指定している企業も多いですが、正式なやり取りであったり企業の案内だったり、まだまだメールを使うことも多いです。
ビジネスメールのマナーは時代に関係なく、一社会人として学ぶべきマナーの一つという意識を持ち、特にメールの文末はチャットにはないマナーになるので、相手や状況に応じた結びの言葉で締めて、常識のあるビジネスメールにしましょう。
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