自分を客観的に見るトレーニング方法5選|客観視のメリットや参考本も
更新:2019.06.21
客観視する力は、冷静な判断を下すために不可欠です。身につけるのは難しいと思いがちですが、自分を客観的に見るトレーニング方法を使って、客観的になることが可能です。この記事では、客観的に見ることによるメリットや客観視するに当たって参考になる本などをご紹介しています。
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INDEX
自分を客観的に見るトレーニング方法5選
自分を客観的に見るトレーニング方法①湧いてくる思考と感情を冷静に見る
自分を客観的に見るトレーニング方法は、湧いてくる思考と感情を冷静に見ることです。私達人間は、無の状態というのはなく、常に何かを考えたり感じたりしていますね。
その時々の、自分の思考や感情を、まるで映画の主人公を見る時のように観察して下さい。自分のことなのに、他人のことのように見る感覚です。
コツは、その時々の自分の思考や感情を感じるのではなく、「〜と思っている。」「〜と感じている。」というように考えることです。
自分を客観的に見るトレーニング方法②俯瞰する
自分を客観的に見るトレーニング方法は、俯瞰することです。俯瞰とは、高い所から見下ろすことです。感情を挟まず、ただ観察することです。あれこれ思うのではなく、あれこれ思っている自分を冷静に眺めるような感覚です。
自分を客観的に見るトレーニング方法①と似ていますが、①は自分の思考や感情のことでしたね。ここで言う俯瞰は、全体的に見るという意味です。自分はこう思っているということに加えて、相手はこう考えているだろう・この状況は回避した方がいいだろうなどと、全体を冷静に見極めます。
自分の思考と感情を冷静に俯瞰するだけでなく、自分の置かれている環境も含めて俯瞰します。より視野を広くすることもできます。
自分を客観的に見るトレーニング方法③人の意見を聞く
自分を客観的に見るトレーニング方法は、人の意見を聞くことです。自分のことは自分が一番よく分かっていると感じると思います。確かに24時間一緒にいるのも、心の中のことも自分にしか分かりません。ですが、自分というのは案外、等身大の自分から、補正をかけたり過小評価したりしています。
そのため、周りの人に自分のことについて聞いてみると、文字通り、「客観的に見た自分」を知ることができます。そして、客観的に見た自分の姿を教えてもらうことで、今まで気付かなかった自分自身について意識するようになりますね。すると、自分を客観的に見るクセがつきます。
自分を客観的に見るトレーニング方法④日記をつける
自分を客観的に見るトレーニング方法は、日記をつけることです。今日一日の出来事や自分がした言動などを書き出します。ずっと意識し続けて生活するのは難しいため、無意識に言動していることも多いですよね。
出来事や自分の言動を目に見て分かる形にすることで、自分自身について冷静に見ることができます。すぐに始められて、自分を客観的に見る有効な方法です。自分を客観的に見るトレーニング以外にも、日記には色々な効果があります。以下の記事も合わせて参考にしてみて下さい。
自分を客観的に見るトレーニング方法⑤相手の視点に立つ
自分を客観的に見るトレーニング方法は、相手の視点に立つことです。例えば、誰かとトラブルになったとします。自分は傷つけられた!と感じている状態は、客観的の反対である主観的です。ですが、自分は傷つけられたと感じているが、相手はどうだろうか?自分が相手にしてしまった悪いことはないだろうか?と考えてみます。
このように、自分だけでなく相手の視点についても考えるクセをつけることで、自分を客観的に見るトレーニングとなります。相手に対して何かを思ったら、自分の感情のみで状況を判断する前に、必ず自分以外の視点に立ち、見てみましょう。
自分を客観的に見ることのメリット5選
自分を客観的に見るメリット①問題解決能力が上がる
自分を客観的に見るメリットは、問題解決能力が上がることです。客観的に見るということは、全体として見ると言い換えることもできます。一部のみを見ているのか・こだわっているのか、全体を見ているのかでは、拾える情報も違います。
自分を客観的に見ることで、主観的になっていた時には気付かなかったこと・思いつかなかったことが見えるようになります。問題を解決する能力は、いかに色んな視点から物事を見るかにかかっていると言っても過言ではありません。自分を客観的に見ることは、問題解決能力の向上にとても役立ちます。
自分を客観的に見るメリット②目標を達成しやすくなる
自分を客観的に見るメリットは、目標を達成しやすくなることです。目標というのは、今の自分から離れているいつか辿り着きたい場所ですよね。そうということは、物事を見る視点やアイデアも今のままでは、目標に辿り着けないか・辿り着くか分からない状況です。
自分を客観的に見ることには、視野が広がるというメリットがあります。視野が広がることで、先程の、問題解決能力の向上同様、拾える情報が増えます。また、思いつくアイデアも新しいものとなります。その中には、今まで見過ごしていた目標を達成するための情報が含まれているのです。
自分を客観的に見るメリット③社交的になり人に好かれる
自分を客観的に見るメリットは、社交的になり、人に好かれることです。自分を客観的に見ることで、相手の視点に立って物事を見ることも上手くなります。自分の気持ちや思考だけで、物事を進めることもなく、相手の気持ちも理解する能力が高まるため、人に好かれるようになります。
人に好かれて、人脈が増えていくので、社交性も上がっていきます。これはビジネスにはとても大きなメリットです。また、出会いが増えることから、恋愛面でも大きなメリットとなります。
自分を客観的に見るメリット④感情的にならない穏やかな性格になる
自分を客観的に見るメリットは、感情的にならない穏やかなな性格になることです。感情的というのは、主観的になっている時に顕著に現れます。自分の気持ちが最優先の状態です。
ですが、自分を客観的に見ることは、物事を一歩引いて見ているイメージなので、喜怒哀楽に振り回させることがありません。例え、少し感情的になったとしても、どうしてこの状況になったのか・どうすれば解決するのかということも考えられるため、長く引きずることもありません。
感情というのは、自分で抑えるのがとても難しいものですよね。感情的な自分に悩んでいる人は、以下の記事も参考にしてみて下さい。
自分を客観的に見るメリット⑤効率が上がる
自分を客観的に見るメリットは、効率が上がることです。自分を客観的に見ることで、自分の考えだけにこだわったり、物事を強引に押し進めたりすることが減ります。また、くよくよと考える時間が減るので、時間を有効化することができて、効率的になります。
自分を客観的に見ることが出来るようになる参考書3選
自分を客観的に見ることができるようになる本①1分で話せ
自分を客観的に見ることができるようになる本は、伊藤羊一さんの「1分で話せ」です。タイトルは、少し強気な印象を受けますが、世界のトップが絶賛したと言われる大変評価の高い本です。
論理的な話し方が身につく方法が丁寧にご紹介されています。 特に、女性は自分のその時々の気持ちで話をしてしまうことが多いですよね。友達同士のおしゃべりなら、それもとても大切なことです。ですが、ビジネスのシーンや勝負の場面では、人の心にきちんと届く要約された話し方が必要となります。
論理的に話すためには、必ず自分を客観的に見る力を要します。自分を客観的に見るトレーニングにもなり、物事の整理も上手くなりますよ。
自分を客観的に見ることができるようになる本②自分を知る技術
自分を客観的に見ることができるようになる本は、ロバート・スティーヴン・カプランさんの「ハーバードの自分を知る技術」です。
こちらは、タイトル通り、自分を知る方法について順序を踏んでご紹介されています。恋愛・人間関係・仕事・将来・現在の自分など、自分の価値観や概念を知ることができます。
また、本を読み進めていくと、目標に辿り着くために自分に必要なもの・足りないものを知ることもできます。まさしく、自分を客観的に見ることができる本だと言えるでしょう。
自分を客観的に見ることができるようになる本③フレームワーク思考法
自分を客観的に見ることができるようになる本は、月沢李歌子さん訳の「人生を決断できるフレームワーク思考法」です。自分を客観的に見ることで、自分をさらにカテゴリー分けして、分析することができる本です。ミカエルクロゲラスなどが執筆に関わったドイツで生まれたベストセラーです。
こちらも、悩みや物事を整理整頓して、論理的に考えていける内容となっています。人生には、いくつかの決断を伴う瞬間がありますね。そんな時に読むと、きっと自分なりの答えを導き出せますよ。人生の帰路に立った時には、以下の記事も参考にしてみて下さい。
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自分を客観視できることをアピールできる自己PR文とは?
客観的な思考をアピールできる自己PR文とは「客観的」を使わない
客観的な思考をアピールできる自己PR文とは、「客観的」という言葉をなるべく使わないようにすると良いでしょう。客観的というのは、大きなメリットのように思えるため、ぜひアピールした方が良いだろうと考えますね。
ですが、企業からすれば、客観的というのは、「冷たい」「内向的」「冷静すぎる」「情熱がない」という印象も受けるようです。客観的という言葉だけでは、どのように客観的なのか分からないため、マイナス面のイメージを持たせてしまう可能性があるのですね。
客観的な思考をアピールできる自己PR文とは「柔軟に対応」できると言う
先程の項目で、「客観的」という言葉はあまり使わない方が良いと言いましたね。では、どのように自分を客観的に見ることを伝えれば良いのかご紹介します。
客観的というのは、全体を見ているというのがメリットな訳です。色々な可能性を考えられるため、トラブルにも対応できて、新しい挑戦もしていけるのです。なので、「臨機応変に対応できる」「柔軟に対応できる」と伝えるのがおすすめです。
また、「なるべく相手の立場に立って理解しようと努めている」ということも、客観的に見ることができるアピールとなります。客観的に見るということは、その場にふさわしい自分の対応をすぐにとれるとも言えます。以下の適応力の記事も合わせて参考にしてみて下さい。自己PR文の例もいくつかご紹介しています。
自分を客観的に見るトレーニング方法を使って客観視できる人になろう!
いかがでしたか?自分を客観的に見るトレーニング方法は、今すぐ試せそうなものばかりですね。トレーニング方法と言うだけに、一度だけではあまり効果を感じられないかもしれません。少しずつでもいいので、継続していくことで、自分を客観的に見ることができるようになります。
自分を客観的に見ることができるメリットは、これからの人生にとても大きな変化を与えてくれます。主観的な思考に傾いていた人は、客観的に見ることができるようになると、人生がとても明るくなるでしょう。日々の生きやすさにも繋がります。
トレーニング方法とご紹介した本も参考にしつつ、自分を客観的に見ることを極めていって下さい。どこかのポイントで必ず変化を感じられますよ。
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