年神様とは?神棚の飾り方や祀り方/小豆粥/鏡餅
更新:2021.08.13
お正月になると年神様がいらっしゃるので、祀り方に悩む方も多いのではないでしょうか?そもそも歳神様・大年神とはどのような神様なのか、神棚はどうすれば良いのか喪ご紹介します。鏡餅などのお正月飾りも歳神様に関係があるのでチェックしておきましょう。
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年神様とは?
年神様・大年神とは神道の神様のこと
View this post on Instagram15.御年神社 大年ノ神、若年ノ神、稗田ノ神の年神様をお祀り。家内安全、五穀豊穣。 #御朱印 #御年神社 #大年ノ神 #若年ノ神 #稗田ノ神 #年神様 #宮崎県北諸県郡三股町
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年神様・大年神とは神道の神様のことです。いくつかの説があるのですが、穀物の神様という説が有名です。年神様・大年神の「とし」とは稲が語源となっています。特に日本は農作が生活の支えにもなっていますから五穀豊穣を司る年神様は大切な存在だったのです。また、大年神は古事記で素戔嗚尊の子と記されています。
そして、具体的にいつ年神様・歳神様が来るのかというとお正月の初日の出と呼ばれる朝日が上るタイミングです。多くの人がご来光を出を拝むような映像をテレビで見たことがある方も多いでしょう。これは日の出とともに年神様・大年神が降りてきてくださると信じられているからです。
年神様はご先祖様という説もある
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また、年神様とはご先祖様という説もあります。農作物の実りをもたらしてくれているのは神様だと信じられており、その神様はご先祖様なのだという考え方です。お正月はご先祖様も含め、家族で新年を迎えるという大切な行事なのです。日本人の起源やルーツに興味があるのなら下の関連記事もおすすめです。
年神様の神棚の飾り方や祀り方は?
年神様の神棚の飾り方や祀り方①きれいにしてから年神棚を用意する
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年神様を祀るために、神棚を用意しなければなりません。その年の恵方に向けた年神棚を作るのが正しい飾り方や祀り方です。もちろん、家をしっかりきれいにして、歳神様をお迎えする準備をしなければなりません。年末の大掃除はただの掃除ではなく、年神様を迎えるための準備だったのです。
12月13日はすす払いとされており、家中のほこりを払う掃除を行う日とされていました。今では13日にこだわることは少なくなっているようです。歳神様をお迎えするための大切な掃除ですから、年末の掃除には力を入れてみましょう。
年神様の神棚の飾り方や祀り方②神棚がない場合は高い場所に飾る
年神様の神棚の飾り方や祀り方を知っても年神棚を作れないないという家庭も多いでしょう。年神棚は低い位置ではなく高い位置に作るので、スペースがないという方もいるかもしれません。そのような場合は床の間や神棚に祀るのがおすすめの飾り方・祀り方です。神棚には御札を祀ったり、お供え物をしてください。
歳神様と正月の関係とは?
お正月の飾りの門松にはお迎えの意味がある
歳神様はお正月になるとそれぞれの家に訪れ、幸せをもたらしてくれるそうです。お正月の飾りにはそんな歳神様をお迎えする意味があるのです。特に門松は門の前に置いて家の場所を知らせることで、歳神様への目印にしています。門松は2つで1対になっており、向かって左側が雄松、左側が雌松と呼ばれます。
雄松には赤南天や紅梅、雌松には白南天や白梅が飾られており、それぞれ違いがあります。覚えていればしっかり見分けることができるでしょう。また、竹の長さによって出飾りと迎え飾りという違いもあります。出飾りは3本ある竹のうち、2番目に高い竹は外側にある門松です。
独り立ちしてほしい娘や息子がいる家庭や病人が回復するようにという願いが込められています。対して、迎え飾りというのは長い竹と短い竹が外側にある門松です。商売繁盛を願おうお店や、子どもがほしい家庭に飾られます。門松1つとってもいろいろな違いがあることが分かります。
正月飾りは旧暦の小正月にお焚き上げをする
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年神様のお迎えのためのお正月飾りはいつまでも出しておくものではありません。鏡餅以外は松の内が明ける1月7日に片付けをします。松の内は本来15日の小正月までだったのですが、日付が変わりその影響で地域によってばらつきがあります。
関東などでは1月7日までとされていますが、大阪などでは15日まで飾りを出すそうです。片付けたお正月の飾りは1月15日頃に行われるどんど焼き・お焚き上げで燃やします。旧暦の小正月とは1月15日のことで、現在でもその日を小正月としてどんど焼きを行う地域もあるようです。
小豆粥や鏡餅の作り方は?
小豆粥の作り方・レシピ
お鍋で作る小豆粥の作り方・レシピです。小豆粥は1月15日の小正月に1年の健康を願って食されていました。弱火でじっくりコトコト煮るので、多少時間はかかります。しかし、小豆の優しい香りがだんだんとしてくるのも素敵です。
材料
- 小豆 40g
- 米 1/2カップ
- 水 500cc
- 塩 適量
作り方・レシピ
- 小豆を水洗いし、たっぷり水を入れて火にかける。
- あく抜きができたら水を切る。
- 水500ccと小豆を鍋に入れて茹で、柔らかくなったらゆで汁と小豆を分ける。
- といだ米を鍋に入れる。
- ゆで汁に1000ccになるまで水を足す。
- 鍋に水を入れて火にかける。
- 米が柔らかくなったら小豆を鍋に加え、さらに煮る。
- 塩で味を調える。
炊飯器で作る小豆粥の作り方・レシピ
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小豆粥を作ろうと思ってもずっと火加減を見ているのは面倒だと感じる方も多いでしょう。そんなときは炊飯器を使った小豆粥の作り方・レシピで作ってみてください。炊飯スイッチを押したらあとは待つだけなので、その間に家事や用事を済ますことができます。そして、炊飯器で作れるのはお粥だけではありません。
材料
- 小豆 100g
- 水 400cc
- 米 1合
- 塩 適量
作り方・レシピ
- 小豆を水洗いし、炊飯器に入れる。
- 水を加えて炊飯のスイッチを押す。
- 炊き上がったら水分と小豆を分ける。
- といだ米を炊飯器に入れ、小豆を混ぜる。
- 煮汁をおかゆモードの線を目安に入れる。
- 塩を入れて味を調える。
- 炊かたらしゃもじで混ぜ合わせる。
鏡餅の作り方・レシピ
鏡餅の作り方・レシピは餅米を蒸し上げ、ついて餅の状態にすることから始まります。つきたての餅をもちとりこを使いながら丸く成形して冷ますのです。丸めるのが難しい場合は深めの丸い皿にラップをしき、そこにもちを入れて形を作ります。その後は鏡餅の飾りをあしらえば完成です。鏡餅の飾りにもそれぞれ意味があります。
子孫繁栄や長寿、夫婦円満などへの願いが込められているのです。また、鏡餅は年神様へのお供えものでもあります。年神様がお帰りになってからその鏡餅をいただくことで、1年の健康を願っているのです。さらに、丸い形をしていることから家庭円満の意味も持っています。
意味を知っていると鏡餅を作るのも感慨深くなるでしょう。鏡餅は1月11日の鏡開きに食べるのですが、その際に包丁は使ってはいけません。「切る」ということが縁起が良くないとされており、食べるときにはトンカチでたたき割ります。小豆と煮てお汁粉にしたり、細かく割って乾燥させてから揚げもちにして食べてください。
鏡餅のあしらい
- 三宝 鏡餅を飾る素木の台
- 四方紅 紅白の紙
- 裏白 鏡餅の下にしく葉・長寿と夫婦円満
- ユズリハ 鏡餅の下にしく葉・後世に福を願う
- 昆布 喜ぶにかけている
- 橙 子孫繁栄・家計が代々続くように
年神様をお迎えして素敵なお正月を
お正月に正月飾りを出したりするのは多くの方が経験しているでしょう。しかし、それが年神様のためだと知らずに、なんとなくで用意していた方も多いと思います。次のお正月からは祀り方やお正月飾りの飾り方を理解し、素敵なお正月を過ごしてください。
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