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ストームグラスの原理や結晶の見方5つ!天気管/気象管/テンポドロップ

更新:2019.06.21

幻想的でインテリアにも人気なストームグラスやテンポドロップですが、結晶ができたり真っ白になったりと見ていても綺麗ですね。天気で変わる、ということは何となく知っていると思いますが、変化する原理は存知ですか?今回はストームグラスの原理や見方と、自作のテンポドロップの作り方をご紹介します!

ストームグラスとは?

ストームグラスは天候を予測する装置(天気管/気象管)

ストームグラスとは、天候を予想する装置(天気管/気象管)です。19世紀にヨーロッパで使われていた天候を予測する装置で、航海士が安全な航海をする上で必要とされていました。日本でも江戸時代に長崎から入ってきていたようで、当時の天気管が北海道で3本見つかっています。

おおよそ、6時間~12時間後の天気を予測できるとされています。ストームグラスには天気管/気象管という日本語名称が付けられていますが、1860年にロバート・フィッツロイ氏が最初に作った天気管にはフィッツロイ・バロメーターという名前が付いています。

ストームグラスは天気管/気象管の中の結晶のでき方で天気を予測

ストームグラスとは、容器に中の液体に結晶ができて、天気が予測できます。複数の化学薬品を混ぜて作られており、予測される天気によって結晶の見え方が違います。ストームグラスとテンポドロップは同じ原理で、インテリア性をもたせてしずく型のガラスの容器に入れられたものがテンポドロップとして一般的になりました。

今はしずく型以外にも、お洒落な形のテンポドロップがたくさん販売されています。ストームグラスやテンポドロップをインテリアとしてリビングに飾られている人も多いですね。リビングをお洒落にコーディネートする記事がありますので、参考にしてください。

ストームグラスの原理は?

ストームグラスの原理①大気電気学説

ストームグラスの原理の1つ目の説は、大気電気学説です。天気管/気象管に入れられた化学薬品とアルコールが、地球の磁場や大気イオン、大気放電や雷などに影響を受けて結晶が作られると言われています。しかし、果たして化学薬品がそんなことで影響を受けるのか?と疑問視されています。

大気電気学説だと、ほとんどの場所で同じような結晶になってしまうことになるからです。しかし現実には、ストームグラス内の結晶のでき方は、予測される場所の天気によって違ってきます。

ストームグラスの原理②気圧と湿度と温度説

ストームグラスの原理の2つ目の説は、気圧と湿度と温度説です。天気管/気象管が置かれている場所の気圧や温度や湿度の影響で、化学薬品とアルコールが結晶に変化するのではないか、と言われています。こちらもガラスに密閉された状態でそこまで気圧や湿度に影響を受けるのか?と疑問が残されています。

ストームグラス内の複数の化学薬品の配合や作り方によって、結晶のでき方は様々です。しかし、天気を予測して変化することには変わりありません。場所によっては温度が高かったり、湿度が高かったり、気圧の高い低いなどがそれぞれ違います。それでも似たような変化を起こすというのはやはり他に「何か」があるのでしょう。

ストームグラスの原理は科学的に解明されていない

今現在、ストームグラスの天気によって結晶が変化する明確な原理は、科学的にも解明されていません。複数の化学薬品とアルコールを混ぜることで結晶ができることはわかっていても、「未来」の天気によって結晶の大きさや形が変化することの関連性は謎のままなのです。

ストームグラス/天気管/気象管がなぜ天気を予測できるのか、の原理が解明されるのは、まだまだ先のことになりそうです。未だに解明できていないのに、1860年という時代に最初のストームグラスを作ったフィッツロイは、いったい何者なのでしょうか?ますます不思議で、幻想的なストームグラスですね。

ストームグラスの結晶の見方5つ

ストームグラスの結晶の見方①晴れている時は結晶が少ない

ストームグラスの結晶の見方の1つ目は、晴れている時はストームグラス内の結晶が少ないです。白い結晶がストームグラスの底に沈殿して液体は透明な状態で、浮遊する結晶もありません。ストームグラスが天気を予測するのは、基本的には6~12時間後の天気です。晴れている日であれば、ほとんど変化がありません。

また、暑い日になるとストームグラス内に結晶がまったくできずに、透明な液体だけの状態です。それぞれのストームグラスの化学薬品の配合量によって変わってくるので、明確な温度は決まっていませんが、25度以上の気温になると結晶ができにくくなります。

暑い夏よりは、冬のほうがストームグラス内の結晶の変化がわかりやすいのです。夏の間はストームグラス内が透明な日が続くことも少なくありませんが、結晶の変化が見たいからといって冷蔵庫には入れないでくださいね。急激な温度変化は、ストームグラスによくありません。

ストームグラスの結晶の見方②雨の予測時は星型の結晶が見える

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前触れ #ストームグラス #天気菅

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ストームグラスの結晶の見方の2つ目は、雨の予測時はストームグラス内に星型のような結晶が見えます。ストームグラスの底に溜まっている白い結晶の沈殿物が少しづつ増えていき、透明な液体の中に星型のような結晶が浮遊します。とても小さい結晶なので、ストームグラスに顔を近づけなければ星型だと認識できません。

ストームグラス内を浮遊している星型のような結晶は、降り出した雨の量や強さによって変わります。雨が多ければ下に沈んで大きな葉っぱ状の結晶になり、雨の量にさほど変化がなければ、ストームグラスの底に溜まっている白い結晶だけが増えて、星型のような結晶はそのまま浮遊し続けます。

ストームグラス内の透明な部分に、星型のような結晶が見れるのは雨の予測の時だけです。雨と聞くと憂鬱な気分になりますが、ストームグラスは綺麗な結晶を見せてくれます。星型のような結晶で、雨の日の憂鬱な気分も吹き飛びますね。

ストームグラスの結晶の見方③寒い時や雪の時は真っ白な結晶が見える

ストームグラスの結晶の見方の3つ目は、寒い時や雪の時はストームグラス内に真っ白な結晶が多く見えます。寒さの具合によってはストームグラス内が真っ白になり、透明な液体部分がまったく見えなくなります。寒い時や雪の時は、小さな点状のような白い結晶がストームグラス内を浮遊します。

また、吹雪のような風の強い雪の時は、ストームグラス内の真っ白な結晶は上に溜まっていきます。ストームグラス内の下のほうに透明な液体と、白い結晶の沈殿物が少しだけ見られます。ちょっとした風だけでは結晶の変化はあまりみられませんが、雪や寒気と風の組み合わせになると、結晶が反応します。

寒い時期は、床暖房やエアコン、ストーブなどを使用していると思いますが、部屋が暖まっているとストームグラス内の液体は変化しにくいです。そういう場合は窓際の冷気を感じる場所などに置いておくほうが、より結晶の変化を見ることができます。

ストームグラスの結晶の見方④台風や嵐の時は葉っぱ状の結晶が見える

ストームグラスの結晶の見方の4つ目は、台風や嵐の時は葉っぱ状の大きな結晶が見えます。ストームグラス内にこの結晶が見え始めるのは、台風や嵐の来る24時間位前です。他にも、台風や嵐の前には透明な液体が濁って、分離したヨーグルトのような状態になることもあります。

台風の強さによっては、葉っぱ状の結晶がストームグラス内の液体の表面部分いっぱいにまで伸びて、まるで葉っぱが成長しているかのように見えます。ふわふわの羽根のようにも見えるので、わかりやすい結晶の変化です。

この葉っぱ状のような結晶も、台風や嵐の時にだけしか見れません。ストームグラス内の結晶が大きく育っていく過程は、見ていてワクワクします。どういう原理で結晶が変化するかはわかりませんが、ストームグラス内いっぱいに大きな葉っぱ状、羽根状の結晶ができているのはとても綺麗ですよ!

ストームグラスの結晶の見方⑤台風や嵐の接近方向を結晶が教えてくれる

ストームグラスの結晶の見方の5つ目は、ストームグラス内の片側だけに結晶ができた時は、台風や嵐の接近方向を結晶が教えてくれています。ストームグラス内の左側に結晶ができれば右方向から、右側に結晶ができれば左方向から台風や嵐が接近している、ということになります。

時間が経つにつれて、ストームグラス内の片側にできた結晶は増えていき、台風や嵐の時の葉っぱ状のような結晶に変化していきます。強い風が吹く時も、ストームグラス内の結晶は似たような変化を見せてくれます。

ストームグラスをリビングに飾っている人も多いと思いますが、リビングはエアコンで室温が調整されるので、結晶の変化にバラつきがでてしまいます。天気による結晶の変化を見る場合は玄関が一番良いとされているので、ストームグラスを玄関に置いて、お洒落に飾ってみてはいかがでしょうか。

テンポドロップを自作する方法は?

自作のテンポドロップの作り方①必要な材料を揃える

自作のテンポドロップの作り方1つ目ですが、まずは必要な材料を揃えます。樟脳、硝酸カリウム、塩化アンモニウム、無水エタノール、精製水、混ぜるためのスプーンや割り箸など、キッチンスケール、軽量カップ、スポイト、湯せん用のボール、混ぜるための蓋付きガラス瓶2つ、飾るための蓋付きガラス瓶です。

なかなか購入するのが難しそうに思えるかもしれませんが、ドラッグストアや薬局やネット通販で購入することができます。硝酸カリウムは爆発物を作る材料にもなるため「危険物扱い」となるので、購入する時には使用目的や住所と氏名を記入する必要があります。薬局かネット通販でしか購入できません。

自作のテンポドロップの作り方②きちんと量るのがポイント

自作のテンポドロップの作り方2つ目はきちんと量ることがポイントとなります。雑に量ると結晶ができないので注意が必要です。まず、混ぜる用の瓶の片方には硝酸カリウム2.5gと塩化アンモニウム2.5gを精製水30mlに入れて溶かします。もう片方の瓶には、樟脳14gと無水エタノール40mlを入れて溶かします。

どちらの瓶の薬剤も溶けて透明になったら、片方の瓶の中身をもう片方の瓶に入れて混ぜます。どちらの瓶で混ぜ合わせても大丈夫ですが、2つの瓶の中身を混ぜると液体が白くなります。この分量で約100mlの液体を作ることができますが、もっとたくさんの量を作りたい場合は倍量してください。

自作のテンポドロップの作り方③低い温度のお湯で湯せんする

自作のテンポドロップの作り方3つ目は、混ぜ合わせて白く濁った瓶の蓋を軽く閉めて少し水を張ったボールに入れ、低めの温度のお湯で湯せんします。熱膨脹するのできつく閉めすぎないように注意してください。耐熱の瓶であれば高い温度でも大丈夫ですが、普通の瓶では割れてしまうこともあるので、低めの温度にしましょう。

湯せんで完全に溶けて透明になったら、飾るための瓶に入れ蓋をしっかり閉めます。薄っすら白く濁っているように見えることもありますが、問題ありません。冷めていく過程での瓶の中の結晶の動きは、この時だけしか見ることができませんが、雪が降っているように見えて綺麗ですよ!自作テンポドロップの特権です。

自作のテンポドロップの作り方④最終的な調整はスポイトで1滴ずつ

自作のテンポドロップの作り方4つ目は、最終的な調整の方法です。でき上がった自作テンポドロップの結晶の量が多い時は、無水エタノールをスポイトで1滴ずつ入れて調整します。逆に結晶の量が少ない時は、精製水を1滴ずつ入れて調整してください。バランスがとても崩れやすいので、「1滴」ずつがポイントです。

調整するのは大変ですがキッチンスケールでの計測には限界があるので、作り方によっては調整が必要になることがあります。1g以下の誤差ではそこまで影響されることはありません。

ストームグラスの見方を知って毎日を楽しもう!

ストームグラスグラスの見方を紹介しましたが、ストームグラスの結晶のでき方も天気によっていろいろ変化して面白いですね。現代科学をもってしても、未来の天気を予測する原理が解明できていないなんて神秘的です。見方を知るともっと楽しめますね。日々一刻と変化するストームグラスの結晶を、ぜひ観察してみてください。

また、自作でテンポドロップはお気に入りの瓶で作れるので、ますます愛着が湧きます。作り方もシンプルなので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょうか。ガラス製のティーポットに入れて飾るのもおすすめです。注ぎ口にコルクなどで栓をしたり、蓋が開かないように密閉すれば、お洒落なテンポドロップになりますよ!

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