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雨水タンクのDIY・自作の方法は?雨水のおすすめ利用法・デメリットも

更新:2019.06.21

こちらの記事では雨水タンクのDIYや自作の方法、作り方について説明しています。ボウフラ対策をするためのポイントや、雨水のおすすめの使い方についても紹介しています。雨水タンクで水を賢く使ってみたい方はぜひご覧になって下さい。

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雨水タンクのDIY・自作に必要な材料は?

雨水タンクの自作に必要な材料①ボウフラ対策になる隙間のないポリタンク

雨水タンクの自作に必要な材料の1つ目は、ボウフラ対策になる隙間のないポリタンクです。蓋をしっかりと締めることができたりと、わずかな隙間も生じにくい構造であり、お好みの量の雨水を溜められるサイズのポリタンクを選びましょう。また、光を通しづらい材質のタンクを選ぶのも藻が生えにくくなるためおすすめです。

雨水タンクのDIY・自作に必要な材料②タンクに付ける金具

雨水タンクのDIY・自作に必要な材料の2つ目は、タンクに付ける金具です。タンク取付金具、という名称で販売されていることが多いため、ホースや蛇口、ホースニップルに合うサイズのものを選んで3つ購入しましょう。水が通る場所に付けるため錆びにくい材質や加工がなされているものを選ぶようにするのもおすすめです。

雨水タンクの自作に必要な材料③防水やボウフラ対策になるテープや網

雨水タンクの自作に必要な材料の3つ目は、防水やボウフラ対策になるテープや網です。テープは雨水タンクの自作や設置に使うだけでなく、タンクを活用している時の水漏れを防ぐためのアイテムとしても使うため、多めに用意しておきましょう。網はボウフラ対策になるように、なるべく目が細かいものを選びましょう。

また、隙間を塞ぐためのテープは、100均でも見つけることができます。こちらの記事では、アルミ製のテープだけでなく、防水効果が期待できるような機能がついたテープについても紹介しています。雨水タンクに使うアイテムを100均で探してみたい方は、ぜひこちらの記事をご覧になって参考にしてみて下さい。

雨水タンクのDIY・自作に必要な材料④ホースニップル

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#ホースニップル #配管部品

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雨水タンクのDIY・自作に必要な材料の4つ目はホースニップルです。こちらのアイテムも水が頻繁に触れる場所に使われるため、腐食が見られにくいステンレスのものを使ったり、劣化してもすぐに取り替えられるような購入しやすいタイプを選ぶようにすると良いでしょう。また管の直径が蛇口と同じになるようにしましょう。

雨水タンクのDIY・自作に必要な材料⑤蛇口

雨水タンクのDIY・自作に必要な材料の5つ目は、蛇口です。蛇口は2つ用意しますがそのうち1つは雨水を実際に使う時に頻繁に利用するパーツなので、簡単に開け閉めしやすいものにしておくと雨水利用しやすいタンクに仕上げることができます。おしゃれな雨水タンクにしたい場合は見た目にこだわるのも良いでしょう。

雨水タンクのDIY・自作に必要な材料⑥ボウフラ対策の銅板

雨水タンクのDIY・自作に必要な材料の6つ目は、ボウフラ対策の銅板です。銅板を雨水タンクに入れて使うことで、銅の成分が水に少し溶けて蚊が成虫になるのを防ぎやすくなり、ボウフラ対策になります。

水面に銅板を浮かべるとボウフラ対策にさらに効果的でおすすめです。雨水タンクを活用していく時には何枚か用意してたまに浮かべると良いでしょう。

雨水タンクをDIY・自作する方法は?

雨水タンクをDIY・自作する方法や作り方①タンクに銅板を入れる


雨水タンクをDIY・自作する方法や作り方の工程の1つ目では、タンクに銅板を入れます。作業を始めると1点に集中してしまって簡単な準備ほど忘れやすくなってしまいがちです。初めに忘れずに銅板をタンクに入れておくことで、しっかりとボウフラ対策をすることができます。

とても単純な作り方の工程ではありますが、実際に雨水タンクを使っていく時に虫が寄り付きにくくして、ボウフラ対策をするために大切な作業なので、ぜひ初めに執り行うようにしましょう。

雨水タンクをDIY・自作する方法や作り方②タンクに3箇所丸い穴を開ける

雨水タンクをDIY・自作する方法や作り方の工程の2つ目では、タンクに3箇所丸い穴を開けます。ポリタンクに穴を開けたい時には、ホールソーという工具を使う作り方をすると綺麗な丸い穴を開けやすくなり便利です。

設置したい場所にもよりますが、ポリタンクの上の面に1箇所、ポリタンクの側面の高い位置に1箇所、ポリタンクの下部に1箇所、合計3箇所穴を開けるようにしましょう。特にポリタンクの側面に作る穴は、水が溢れないようにするための設備となるため、なるべく高い位置になるようにしましょう。

また、ホールソーというアイテムは100均にも売られています。こちらの記事では、100均で購入できるホールソーの具体的な例を3つ紹介しています。ポリタンクの材質によっては、簡易的なホールソーでも事足りる場合もあるでしょう。ぜひローコストなホールソーや工具の使い方について情報を集めてみて下さい。

雨水タンクをDIY・自作する方法③一番上の穴にホースニップルを装着する

雨水タンクをDIY・自作する方法の工程の3つ目では、一番上の穴にホースニップルを装着します。ホースニップルを直接付けるのではなく、タンクに付ける金具を付けてから、そこにホースニップルを差し込む作り方にしましょう。パーツを組み合わせて使うことで、よりしっかりと締めて外れにくくすることができます。

雨水タンクの面に対して直角となるように意識してホースニップルを装着することで、雨水をよりしっかりと溜めやすくすることができるでしょう。

雨水タンクのDIY方法や作り方④真ん中の穴に排水用の蛇口と網を付ける

雨水タンクのDIY方法や作り方の工程の4つ目では、真ん中の穴に排水用の蛇口と網を付けます。ポリタンクの側面に開けた穴に、金具を付けてから蛇口を付けます。こちらに付ける蛇口は水が溢れないよう排水するための設備なので、蛇口は開けておきましょう。また、ボウフラ対策のために、網を蛇口の先端に被せます。

こちらの穴につけるパーツも蛇口タイプのものを選ぶことで、常に排水されるような状態にしたり、冬場に排水された水が路面で凍らないように排水を一時的に止めたりと、調節しやすい雨水タンクにすることができます。

雨水タンクのDIY方法や作り方⑤一番下の穴に雨水利用に使う蛇口を付ける

雨水タンクのDIY方法や作り方の工程の5つ目では、一番下の穴に雨水利用に使う蛇口を付ける作業をします。こちらの作り方で作業する穴には金具と蛇口を付けますが、ホースを繋いで雨水を利用するための設備なので、蛇口は閉まっている状態にしておきましょう。

この蛇口が開いていたり緩んでいると雨水を溜めて使うことができなくなってしまうので、しっかりと蛇口が閉められていることと隙間ができていないことを確認しましょう。

雨水タンクのDIY方法や作り方⑥防水用のシールテープを貼る

雨水タンクのDIY方法や作り方の工程の6つ目では、防水用のシールテープを貼ります。雨水タンクに取り付けたホースニップルや蛇口にテープを貼ってよりしっかりと固定したり、隙間があったらテープで塞ぐようにしましょう。この作り方の作業を丁寧に行うことで、使う際に水漏れしにくい雨水タンクにすることができます。

雨水タンクの設置の方法は?


雨水タンクの設置の方法①雨どいに取水パーツを付ける

雨水タンクの設置の方法の工程の1つ目では、雨どいに取水パーツを付ける作業をします。ここで扱う取水用のパーツは、雨どいの管に設置できるパーツであれば基本的に問題はありませんが、フィルターの機能が付いているものが特におすすめです。

もともと雨として降ってくる水は、汚れが顕著であるというようなことはありません。しかし、屋根や排気ガスなどの空気の汚れが気になることはあります。フィルターでしっかりと不純物や汚れを取り除くことができると、より色々な用途で溜めた水を使いやすくなるため、フィルターが付いた取水パーツを選ぶようにしましょう。

雨水タンクの設置の方法②取水パーツと塩ビ管をホースで繋ぐ

雨水タンクの設置の方法の工程の2つ目でき、取水パーツと塩ビ管をホースで繋ぎます。取水パーツに付いているホースを取り付ける口の大きさに合うホースや塩化ビニール管をチョイスし、繋ぐようにしましょう。ある程度ホースのサイズが大きめであっても、テープなどで補強すれば誤魔化しがきくこともあります。

しかし、基本的には取水パーツの取り付け口と塩化ビニール管の直径を似たものにし、ホースは一回りだけ大きいサイズのものを選ぶように意識した方が、長く使っていく時に問題が発生しにくいでしょう。

雨水タンクの設置の方法③塩ビ管とホースニップルをホースで繋ぐ

雨水タンクの設置の方法の工程の3つ目では、塩ビ管とホースニップルをホースで繋いでいきます。雨水タンクに直接繋げて雨水をしっかりと溜めるための設備となるため、こちらの工程でも塩化ビニール管とホースニップルの直径に大きく差ができないように心がけましょう。

また隙間ができないようにホースをしっかりと繋げば、虫が入りにくいようにすることができ、ボウフラ対策にもなります。塩化ビニール管は地面に設置し、そこからホースで雨水タンクの上部のホースニップルまで繫ぎましょう。

また、ホースには色々な種類があります。こちらの記事では、100均で購入することができるホースや、ホースの接続に使える便利なアイテムについて紹介しています。タンクの設置に使う材料のコストをできるだけ抑えたい方や、100均のホースのさまざまな種類について知りたい方はぜひこちらの記事をご覧になって下さい。

雨水タンクの設置の方法④ホースが外れないようにバンドを付ける

雨水タンクの設置の方法の工程の4つ目ではホースが外れないようにバンドを付けます。ホースの接合部分をテープで巻くのも良いですが、バンドも付けるようにすることでよりしっかりとホースを固定し、タンクに雨水が溜まっていくようにすることができます。

ホースに付けるためのバンドにも色々な種類がありますが、つまみが付いているタイプやクリップ付きのタイプなど、ホースの太さによって固定する力の強さを調節できるものを選ぶと良いでしょう。適宜ホースを外して掃除することも簡単になります。

雨水タンクの設置の方法⑤水漏れがないか確認する

雨水タンクの設置の方法の工程の5つ目では、水漏れがないか確認します。実際に設置する作業が一段落したら、水漏れしそうな場所がないか、隙間ができていないか確認してみましょう。雨水タンクとして使い始めると、作業している時には気づけなかった思わぬ点などに気づくこともあります。

あらかじめ多めにテープなどを用意しておき、すぐに補修できるようにしておきましょう。自作の雨水タンクであれば、構造も理解しやすいため適宜状態を改善していきやすいです。

水漏れがあった場合に備えて、適した対処法をあらかじめ知っておくことも大切です。こちらの記事では、水漏れが起きた時に修理する方法や、蛇口が破裂した場合の対処法などを紹介しています。長い間雨水タンクを運用していると、気温などの影響でトラブルが起こることもあるでしょう。ぜひ参考にしてみてください。


雨水のおすすめの利用方法は?

雨水のおすすめの利用方法①ガーデニング用の水に使う

雨水のおすすめの利用方法の1つ目は、ガーデニング用の水に使うことです。庭で花々を育てるガーデニングは、規模にもよりますが、水道を引き込む費用や水道の使用代金がかかることもあります。そのため、雨水をガーデニングに使う水として利用することで、より賢く植物を育てることができます。

育てることが簡単な野菜を雨水で育てれば、新鮮な野菜の収穫を楽しんだりすることもでき、おすすめです。青々とした芝生などを育てることもできます。

雨水のおすすめの利用方法②車の汚れ落としに使う

雨水のおすすめの利用方法の2つ目は、車の汚れ落としに使うことです。車はこまめに掃除して綺麗な状態を保てばよりかっこよく見せることができ、ドライブも楽しくなります。しかし大きな車であればあるほど、掃除に使う水の量は増えていっていまいがちです。

そのため、雨水を車についた泥汚れなどを落とすために使えば、賢く水を使えるだけでなく、溜めた雨水も毎回たくさん使ってタンクの中の水を新しくすることができます。

雨水のおすすめの利用方法③洗濯機にすすぎ以外の場面で使う

雨水のおすすめの利用方法の3つ目は、洗濯機にすすぎ以外の場面で使うことです。洗濯機に使う水にお風呂の残り湯を使ったりすることもありますが、同じように雨水を使っうのもおすすめです。洗剤に十分な洗浄力があれば、洗う時の水に雨水を使っても綺麗に洗濯することができます。

しかし、すすぎの水に雨水を使ってしまうと雨水に含まれている恐れのある菌や汚れが衣服に付いてしまいます。すすぎのモードで洗濯機を使う時には雨水は使わず、水道水を利用しましょう。

雨水のおすすめの利用方法④水道が止まった時に使う

雨水のおすすめの利用方法の4つ目は、水道が止まった時に使うことです。突然水道が使えなくなってしまうトラブルが起こる場合もあります。そういった時には雨水を生活に使える水として積極的に使うと便利です。飲むための水を確保しながら、洗浄に使う水やトイレを流すための水は雨水を有効利用することができます。

雨水タンクのメリット&デメリット6つ

雨水タンクのメリット①おしゃれなデザインにすれば家の見た目が良くなる

雨水タンクのメリットの1つ目は、おしゃれなデザインにすれば家の見た目が良くなることです。雨水タンクをおしゃれなアイテムを使って自作したり、おしゃれなものを選んで購入したりすれば、庭先に置いて家の外観の印象を良くすることができます。

雨水タンクのメリット②水道にかかるコストをカットできる

雨水タンクのメリットの2つ目は、水道にかかるコストをカットできることです。水には色々な使い道があります。しかし、水道だけを使って水を利用していると、どうしても水道代がかさんでいってしまいます。雨水タンクを使えば水道を引かずに水を使うことができるようにもなるでしょう。

雨水タンクのメリット③もしもの場合に備えることができる

雨水タンクのメリットの3つ目は、もしもの場合に備えることができることです。生活に使う水を水道だけに頼っていると、水道が使えない事態になった際困ってしまうことがあります。雨水タンクを利用することで日頃から一定の量の水を蓄えておくことができます。

雨水タンクのデメリット①季節によって貯留できる量が変わる

雨水タンクのデメリットの1つ目は、季節によって貯留できる量が変わることです。季節によって、雨が降る量には差があります。そのため、雨水をたくさん利用して生活しようとすると季節によっては水道に頼らざるを得ない場面も出てくるでしょう。

雨水タンクのデメリット②状態をこまめに確認する必要がある

雨水タンクのデメリットの2つ目は、状態をこまめに確認する必要があることです。雨水タンクは、どんな状態であるか定期的に確認し、適した対応を取らないと利用できる水の質の悪化に繋がってしまうことがあります。

雨水タンクのデメリット③導入にある程度のお金や場所が必要になる

雨水タンクのデメリットの3つ目は、導入にある程度のお金や場所が必要になることです。雨水タンクは、サイズやクオリティによっても変わってきますが、ある程度お金がかかります。また、置くための場所も大きめに用意しなければいけません。

雨水タンクのメンテナンスの方法は?

雨水タンクのメンテナンスの方法①ホースなどのごみの詰まりを掃除する

雨水タンクのメンテナンスの方法の1つ目は、ホースなどのごみの詰まりを掃除することです。雨水が通っていくホースには、時間の経過によってごみが溜まってしまうこともあります。ホースの汚れを確認したら取り除きましょう。

雨水タンクのメンテナンスの方法②取水パーツのフィルターを確認し交換する

雨水タンクのメンテナンスの方法の2つ目は取水パーツのフィルターを確認し交換することです。フィルターは雨水タンクに溜める水の質を高めるために大切な機能です。詰まりが出ていないか確認したり、適宜交換する必要があります。

雨水タンクのメンテナンスの方法③蛇口の汚れを取り除く

雨水タンクのメンテナンスの方法の3つ目は、蛇口の汚れを取り除くことです。蛇口は雨水の活用に使われるパーツなので、汚れていると使う水も汚れてしまいます。掃除と共に消毒も行うことでより雨水を清潔に使うことができます。

雨水タンクについて知って生活に取り入れてみよう

雨水タンクについて知って生活に取り入れてみましょう。雨水は、空から降ってくる水の資源です。そのため、雨水を溜めることができる雨水タンクがあれば、生活で使える水の供給源を何にするか選択肢を増やすことができます。もちろん、雨水タンクに貯めた水の用途は限られてくることもあるでしょう。

しかし、水道だけを使って生活するのではなく、雨水タンクを用いた新しい水の使い方を取り入れることで、より水を大切に使っていくことができるようになります。特に家族の生活に雨水タンクを活用すれば、子供に資源の賢い使い方を教えるきっかけにもなるでしょう。雨水タンクを活用して上手に水を使ってみましょう。

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