血糊の作り方7選|洗濯で落ちる手作り方法や血糊を使ったメイクも
更新:2019.06.21
これからのハロウィンシーズンに役立つ血糊の作り方を解説していきます。基本の絵の具で作る方法や服についても洗濯で落としやすい手作り血糊、お子様でも大丈夫な食べれる口に入れても安全な血糊など血糊のいろいろな手作り方法とゾンビメイクのやり方を一緒に紹介します。
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INDEX
血糊の作り方|材料や必要な道具は?
手作り血糊の材料①緑と赤の絵の具で血の色を表現
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手作り血糊に必要な材料、そして道具といえばまず血の色を表現するための絵の具が欠かせません。一般的に血糊でよく使われる絵の具はアクリル絵の具です。アクリル絵の具は耐水性に優れているので滲みにくく、また発色性がよいのでリアルな血を表現するのにとても適していることからよく手作りの血糊に使われています。
また血糊の色ですが、赤い血を表現するのに赤のアクリル絵の具だけではリアルに仕上がりません。本物の血は鮮血なら確かに真っ赤ですが、血糊がよく使われるゾンビメイクでは少し古くなった黒っぽい赤い色をしています。この黒っぽい赤を再現するなら赤いアクリル絵の具に緑のアクリル絵の具をまぜて使います。
手作り血糊の材料②片栗粉でドロドロを演出
手作りで血糊を作る時に必要な2つ目の材料は片栗粉です。血糊の作り方で片栗粉の役割はサラサラの水にとろみをつけてより血の質感をだすこと。サラサラとした血糊ではリアルに見えず、いくら血の色を工夫したところで色水にしか見えません。しかし片栗粉でとろみを出すことでより本物の血の見た目に近づけられるのです。
血糊の作り方では一般的に片栗粉と水の割合が1:10が理想的だと言われます。ただこれは個人の好みもあるのであくまでも参考程度で構いません。しかし水溶き片栗粉を作ってから火にかけると思った以上にどろどろとなり固まってしまうので、片栗粉の入れすぎには注意しましょう。
手作り血糊の材料③混ぜる用の鍋や器を用意
手作り血糊の材料は基本的に上記の絵の具と片栗粉で事が足りますが、混ぜるための道具は用意しておきましょう。火にかける作り方なら鍋を、ただ混ぜるだけでよいのなら小さなボールやお椀があるとよいでしょう。手につくと色が沈着する場合もあるのでビニール手袋があるととても便利です。
血糊の作り方|洗濯で落ちる血糊の手作り方法は?
洗濯で落ちる血糊の作り方①アクリル絵の具で色を出そう
簡単に洗濯で落ちる血糊を作りたいのなら、上記で紹介したアクリル絵の具ではなく水に溶けやすい水彩絵の具を使います。発色はアクリル絵の具にかないませんが、水彩絵の具の方が洗濯で落ちるので衣服に使う場合はおすすめです。
水彩絵の具を使う血糊の作り方
- 赤と緑の水彩絵の具を用意する
- 小鍋に水を入れ火にかける
- 鍋の水が温まったら赤と緑の絵の具をお湯に溶かす(緑はほんのちょっぴり)
- 片栗粉を水で溶いておく
- 理想的な血の色ができたら鍋の火を止め、ゆっくりとかきまぜながら水溶き片栗粉を入れる
- 違う容器に移して冷ませば完成!
水溶き片栗粉を一気に入れるとダマになるので、ゆっくりと鍋の色水の方をかきまぜながら入れるのがコツです。また火がついていると片栗粉があっという間にドロドロに...もしくは固まってしまうので片栗粉を入れるときには必ず火を止めましょう。
洗濯で落ちる血糊の作り方②洗濯のりを使えば服の汚れも大丈夫
洗濯で落ちる血糊の作り方その②は片栗粉の代わりに洗濯のりを使います。洗濯のりは服を洗濯するときに落ちやすいので、洗濯したい洋服に血糊をつけるときに便利です。洗濯のりを使うと落ちやすいとはいえ、血の色はやはり水彩絵の具を使います。
洗濯のりを使う血糊の作り方
- 洗濯のりを器に適量取り出す(使用したい分量だけ)
- 器に取り出した洗濯のりに直接赤の水彩絵の具をまぜる
- 良い感じに混ざったら最後に少量緑の水彩絵の具を足す
- できあがり
洗濯のりがない場合は同じ作り方で文房具の水のりでも代用できます。また、固めの血糊を作りたいのなら水のりではなくスティックのりがおすすめです。スティックのりの場合は器にとってヘラでグルグルと混ぜるといい具合に溶けて光沢がでてくるうえ、乾くと服に色移りしない点ポイントです。
血糊の作り方|食べれる血糊の手作り方法は?
食べれる血糊の作り方①片栗粉と食紅で手作り
食べれる血糊の作り方では片栗粉にアクリル絵の具ではなく食紅を使う方法が一番よく使用されます。食紅は100均やスーパーの手作りお菓子コーナーなどで手に入ります。用意するのはやはり赤と緑の食紅です。
食紅と片栗粉を使う血糊の作り方
- 鍋にお湯をいれ赤の食紅を入れます
- ほんの少し、つまようじですくえる量の緑の食紅を追加します
- きれいに混ざったら水溶き片栗粉を作ります
- 水溶き片栗粉がダマにならないようにゆっくりと混ぜながら鍋に注ぎます
- 弱火をつけ理想の固さになるまでゆっくりと混ぜ、ちょうどよい固さになったら火からおろします
食紅はほんの少量ではっきりと色がつくのですが、使い慣れていない人は多くつかって失敗するケースが大変多いので、よく色を確かめながら少しずつ加えていくのがコツです。
食べれる血糊の作り方②ケチャップは手作り血糊の王道
食べれる血糊の作り方その③は血糊の王道「ケチャップ」を使う手作り方法です。ケチャップは子供がいたずらで使うくらいパっと使える便利アイテムですが、ケチャップに少し工夫するだけでとてもリアルな血を再現できるので試してみてください。
ケチャップを使った食べれる血糊の作り方
- ケチャップを容器に適量出す
- より赤くするためケチャップに赤の食紅を少量足す
- ある程度混ぜたらインスタントコーヒーで色を調節する
赤の食紅を省いてケチャップだけでも血糊は作れますが、よりリアルにきれいな血の色を出すなら食紅を足す作り方の方が良いです。ケチャップ自体に粘り気がるので、火を使わずにお手軽にでいる手作り方法ですがたくさん使うとケチャップ臭さが強くなってしまうのでケチャップ血糊は傷メイクに少量使う程度がおすすめです。
食べれる血糊の作り方③チョコレートでよりリアルな色を表現
食べれる血糊の作り方3番目に紹介するのはチョコレートを材料に使います。チョコレートをは茶色ですが、食紅で赤を足すことでどす黒い血の色を再現することができます。
チョコレートを使った食べれる血糊の作り方
- 板チョコを細かく切る
- 鍋に生クリームを入れ温める
- 切った板チョコを湯せんで溶かす
- 溶けたチョコレートを生クリームに入れてよく混ぜる
- チョコレートが完全に溶けたら赤の食紅をくわえる
生クリームを使わずにチョコと食紅だけの作り方が主流ですが、それだと冷えると固まってしまいポロポロと崩れていくので生クリームを使って生チョコ風血糊にするのがポイント、安定したとろみのある血糊を作れます。
植物性の生クリームを使うととろみはあるのに固まりにくいのでおすすめなのですが、逆に動物性生クリームで脂肪分が35%以上のものは柔らかいとはいえ固めに仕上がるので注意しましょう。
食べれる血糊の作り方④甘ーい手作り血糊はお子様にピッタリ
食べれる血糊の作り方最後に紹介するのはお子様向けに甘ーい血糊の作り方を紹介します。血を再現するには少し暗い赤色とちょっぴりとろみのある触感が必要です。そのため片栗粉やのりを使うのが王道なのですが、お子様用にハチミツでとろみをつける血糊の作り方もあります。口に含んでも甘くて無害なのでママも安心です。
ハチミツを使った血糊の作り方
- ハチミツを混ぜやすい容器に必要量入れる
- ハチミツに赤の食紅で色を付ける
- 最後に緑の食紅ごく少量を加えてリアルな血の色になるまで調整する
ちなみにここではハチミツで作っていますが同じようにメープルシロップや水あめでも代用できます。ただし水あめの場合は若干ハチミツと比べて固めなので、どちらかというとふっくらした傷を作るときに便利です。口の端から血がこぼれ落ちるような演出ならハチミツの方がよいでしょう。
血糊を使ったゾンビメイクの方法とは?
血糊を使ったゾンビメイク①ゾンビメイクとは肌のベースが基本になる
血糊を使うゾンビメイクの場合、フェイスペインティングで白塗りする場合と自分の肌色でナチュラルに青白くする方法があります。青白くする場合はブルーベースのメイク下地をたっぷり使って血色の悪い肌をまず作ります。
ファンデーションはリキッドで艶感を出すとゾンビらしくないので、ワントーンライトカラーのマットなパウダーファンデを使いましょう。血糊を塗るところを決めたらそこにあらかじめ黒や青、赤のアイシャドーをスポンジでたたいてあざを作り、そこに血糊をのせていくとよりリアルに見えます。
血糊を使ったゾンビメイク②木工用ボンドで傷を再現
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ただ肌に血糊を塗るのも一つの手ですが、例えばゾンビメイクでも腕や頬などにリアルな傷を作りたいときは木工用ボンドを使います。傷を作りたいところに木工用ボンドを直接塗り、ドライヤーで素早く乾かします。若干乾いてきたらつまようじを使って塗ったボンドの中央部分に真っ直ぐ線を引くように切り込みを入れます。
この切込みがいわゆる切り傷(刃物の傷)になります。木工用ボンドに上からファンデで色をつけ(または最初からボンドとリキッドファンデをまぜておいてもOK)、なじませたら真ん中の切り傷部分にティッシュを仕込みます。
赤・青・黒のシャドーで傷まわりにあざを作ったらティッシュ部分に血糊を垂らしてジュクジュクした感じを再現すればゾンビメイクのフェイク傷の完成です。
血糊を使ったゾンビメイク③めくれそうなかさぶたはティッシュを使う
3番目に紹介するゾンビメイクはティッシュを作ってかさぶたを作るゾンビメイクです。木工用ボンドではジュクジュクする傷口を表現しますが、ティッシュ単体で使う場合はパリパリとはがれてくるかさぶたを表現できます。必要な物はティッシュとゼラチン、あとは色をつけるための血糊とあざを作るアイシャドーです。
まず傷をつけたいところにティッシュを置き、上から水でゼラチンを溶かしたものを塗っていきます。溶かしたゼラチンはノリとして使います。傷口メイクの場合はティッシュを詰めたり丸めたりして使いますが、かさぶたタイプは端がペリっとしているところがポイントなので、あえて丸めません。
ティッシュをゼラチンでくっつけたら、上から血糊をスポンジで押さえながら色をつけていきます。赤だけでは偽物の傷だとすぐわかってしまいますから、暗めの色のアイシャドーをティッシュの端から皮膚のあたりまで塗り込んでいけばかさふた血糊メイクの完成です。
手作り血糊なら色や濃度を変えられてよりリアルな出来に!
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ハロウィンの季節になると100均でも血糊が商品棚に並ぶようになりますが、自分で血糊を手作りすると濃さや色の調整が思い通りにできるので覚えておくととても便利です。またハロウィンを過ぎると商品棚に血糊が消え、レイヤーさんは手作りの血糊の作り方を知っておかないと何かと不便です。
手作りの血糊なら1年中血糊に困ることはありませんし、なにより自分で色や濃さを好きなように調整することができます。市販の血糊の場合、濃さが均一なので、洋服や顔に同じ濃さのものを塗るしかなく出来栄えがちょっと物足りない感じがするのも否めません。手作りの血糊ならではのリアル感をぜひ楽しんでみてください。
今回は血糊の作り方をメインにお話してきましたが、ハロウィンの季節はもう目前。ハロウィンで活用できるメイク術の記事も一緒に読むとよりホラーなハロウィンを楽しむことができるはず!ぜひ参考にしてみてください。
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