シャドーボックスの作り方は?シャドーアート&ボックスアートの写真も
更新:2022.06.06
シャドーボックスで、シャドーアートとボックスアートを楽しみませんか。シャドーボックスの簡単な作り方、写真の使い方などをご紹介します。難しそうに感じるかもしれませんが、コツを掴めば誰でも楽しむことができます。ぜひチャレンジしてみてください。
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INDEX
シャドーボックスとは?
シャドーアートとも呼ばれる立体感をつけたアート「シャドーボックス」
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シャドーボックスとは、シャドーアート、シャドーボックスアートとも呼ばれ、平面である絵や写真をパーツごとに数枚ずつ重ねて、立体感と奥行きを作る立体アートです。同じ絵を数枚用意し、各パーツを切り抜いて重ねて作っていきます。重ねることで前面に来る部分を作り、立体感を出していきます。
シャドーアートでは、同じパーツを重ねることで、別の角度から見ると重なっていることが少し見え、シャドーボックス独特の立体感が出ます。この独特の立体感と影の入り方が人気のポイントです。
シャドーボックスは、最近ではトレーディングカードなど、枚数を集めるけれど、同じカードが被ってしまうものもあるようなアイテムの使い道としても楽しまれています。トレーディングカードは、キャラクターが枠の中に描かれているので、立体感を出しやすく、シャドーボックスとして楽しみやすい素材です。
シャドーボックス・シャドーボックスアートの歴史
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シャドーボックスは、17世紀ごろのヨーロッパが起源とされています。ペーパークラフトの一種として、立体感を、同じ絵を重ねることで出すようになりました。ヨーロッパの貴婦人の間で大流行し、アメリカに渡ったのちに額縁に入れる現在の形となりました。
シャドーボックスは、陶器や木工品などに絵を付ける手工芸の「デコパージュ」の一種として人気になりました。紙に書かれた絵を重ねて立体感を出す技法は、他にはない陰影を作り、人気となりました。
シャドーボックスは、現在では、他のデコパージュに比べると、愛好家の人数的には若干少なめのアートですが、熱狂的なファンのいる隠れた人気アートでもあります。
簡単なシャドーボックスの作り方は?
簡単なシャドーボックスの作り方|準備するものとは
簡単なシャドーボックスの作り方で準備するのもは、シャドーボックスにしたいイラストや写真など3〜5枚(さらに多い枚数用意しておくことで、より立体的な作品に仕上げることができます)、カッターナイフやデザインナイフ、ボンド、作品を入れるための額縁や箱などです。
さらには、イラストや写真などをカットする時に使うカッティングマット、ピンセットなどがあると、作業がしやすくなります。カットした面を筆ペンで黒く塗っておくと、よりきれいに仕上がりますので、筆ペンも用意すると良いでしょう。最後にコーティング剤を塗る場合は、準備しておきましょう。
シャドーボックスは、厚みのある作品を作りますので、箱型のフレームに入れることが多いですが、一般的なフォトフレームを使って、わざと作品を飛び出させることで、シャドーボックスを作ることも可能です。フォトフレームは100均でもたくさんの種類がありますので、こちらの記事もチェックしてみてください。
簡単なシャドーボックスの作り方|簡単な作り方の手順
簡単なシャドーボックスの作り方のポイントは、最初にどのように立体にするかをしっかりと考えておくことです。奥になる部分と飛び出す部分を何段階かの層に分けるようにしっかりと構想しておきましょう。構成を変えることで、同じ写真でも違った作品にすることができますので同じ写真でいくつも作品を作っても楽しめます。
パーツを切り出していくとき、厚みのある紙の場合、切った面の断面が白くなったり、輪郭の線より大きく切ってしまった場合などは、事前に筆ペンなどで輪郭部分を黒く塗っておくと良いでしょう。細かい作業ですが、一手間かけておくことで、よりきれいに仕上げることができます。
簡単なシャドーボックスの作り方の手順
- お好きな絵を数枚用意します。
- どの部分を前面に出すかを計画します。簡単な設計図を書いておくと良いでしょう。
- パーツをカッターナイフやデザインナイフで切り出していきます。
- 重ねる枚数分、パーツを準備します。
- 枠となる額縁や箱などに一番下になる絵を貼ります。
- パーツは少しカーブさせておきます。
- ボンドをたっぷりと乗せ、厚みが出るようにパーツをおきます。
- *使う紙が薄い場合は、厚紙等を間に入れるとより立体感が出しやすくなります。
- ボンドまたは厚紙を間に入れながら、パーツを組み合わせていきます。
- *別の角度からも確認しながら貼っていきましょう。
- 最後に上からコーティング剤を塗ったらできあがりです。
3Dシャドーボックス作品写真5選
3Dシャドーボックス作品写真①WELCOMEのシャドーボックスアート
3Dシャドーボックス作品写真1つ目はWELCOMEのシャドーボックスアートです。WELCOMEの文字と可愛い犬のイラストを3D化させたシャドーボックスですので、家の入り口などに飾っておきやすい作品です。厚みのあるボックスに作られていますので、棚の上に置いたり、壁に飾ったり、飾り方もたくさんあります。
WELCOMEのシャドーボックスは、可愛い箱を外枠として作っています。外側に枠があるため、全体の立体感が出しやすく、文字の部分を切り抜いて使いますので、パーツごとにカーブなどの立体化させる作業をさせなくても立体感が出しやすいので、比較的作りやすいタイプです。
3Dシャドーボックス作品写真②ひまわりのシャドーボックスアート
3Dシャドーボックス作品写真2つ目はひまわりのシャドーボックスアートです。外枠を作らず、切り出した花を使って立体に見せる非常に高度なシャドーボックスです。多くのパーツを重ね、最後にコーティング剤を塗って光沢を出すことで、非常に高級感のある作品に仕上がっています。
ひまわりのシャドーボックスアートでは、一枚の絵を、多くの細かいパーツに分け、それを立体的に重ねながら仕上げていきます。パーツを細かくし、重ねる枚数を増やすことで重厚感と高級感のある作品に仕上がります。非常に高度な分、作りごたえも見応えもある作品です。
3Dシャドーボックス作品写真③ペーパークラフトとの組み合わせ
3Dシャドーボックス作品写真3つ目はペーパークラフトと組み合わせたシャドーボックスアートです。立体的に作るペーパークラフトをさらに重ねて、作るシャドーアートです。手前側に立体的に飛び出すピアノの鍵盤は手前にさらに飛び出し、周りを飾る花や楽譜はさらに上に飾られるように見えます。
立体的なペーパークラフトと立体的なシャドーボックスを組み合わせることで、より一層角度によって見え方が変わります。シャドーアートらしいシャドーボックスを作ることができます。
3Dシャドーボックス作品写真④映画のポスター
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3Dシャドーボックス作品写真3つ目は映画のポスターを使ったシャドーボックスアートです。お好きな映画のポスターをシャドーボックスアートに加工した作品です。
背景、キャラクターなどのパーツに分けて重ねることで、平面の写真やポスターが立体的で動きのある作品に変わります。絵のポスターを使うことで、少し古い映画のポスターのような雰囲気にすることができます。
3Dシャドーボックス作品写真⑤写真のシャドーボックスアート
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3Dシャドーボックス作品写真5つ目は写真を使ったシャドーボックスアートです。雑貨屋の写真をパーツごとに切り分け、3D化していきます。ある程度の深さのある箱に配置していくことで、枠の底と端の立体感もプラスされ、奥行きのある作品になります。
シャドーボックス作りの参考になる本・書籍5選
シャドーボックス作りの参考になる本・書籍①はじめてのシャドーボックス
シャドーボックス作りの参考になる本・書籍1冊目は、湯本千絵著の「はじめてのシャドーボックス」です。はじめてのシャドーボックスは、シャドーボックス・ラ・マーニ認定講師でもある著者湯本千絵さんが丁寧に解説してくれるシャドーボックスの入門書です。
著者である湯本千絵さんの作品とともに、シャドーボックスの活用方法の紹介もあり、特別付録として、すぐに作れるシャドーボックス用の型紙も付いてきます。ちょっと本格的に初めてみたい方におすすめの一冊です。
シャドーボックス作り本②スージー・ズーシャドーボックス・コレクション
シャドーボックス作りの参考になる本・書籍2冊目は、大角周子著の「スージー・ズー シャドーボックス・コレクション 大型本」です。シャドーボックス作家・大角周子さんの作品集です。
スージー・ズー シャドーボックス・コレクションには、スージー・スパッフォードさんの描く世界中で愛されている「Suzy's Zoo」の世界を、シャドーボックス作家・大角周子さんがシャドーボックスによって表現した作品約100点が収録されています。
シャドーボックス作りの本②楽しいシャドーボックス&ニューデコパージュ
シャドーボックス作りの参考になる本・書籍3冊目は、加藤光枝著の「楽しいシャドーボックス&ニューデコパージュ」です。シャドーボックスの作り方を、写真付きで細かく説明してくれるシャドーボックスの入門書です。
楽しいシャドーボックス&ニューデコパージュは、簡単なシャドーボックスの作り方から、板に組み合わせるニューデコパージュまでの作り方が収録され、すぐに作れるチューリップも特別付録として付いていますので、読みながらすぐに作ることができます。
シャドーボックス作りの参考になる本・書籍④シャドーボックス展6
シャドーボックス作りの参考になる本・書籍4冊目は、シャドーボックス展実行委員会編著の「Shadow Box Art Exhibition in Japan〈2018〉シャドーボックス展〈6〉」です。第六回シャドーボックス展に出展された作品による作品集です。
Shadow Box Art Exhibition in Japanは、年1回行われる日本最大規模のシャドーボックス展覧会です。Shadow Box Art Exhibition in Japan 2018は、2018年1月に国立新美術館で開催され、総勢226名の作家が出展しました。
Shadow Box Art Exhibition in Japanは、2018年までに6回が行われており、作品集も6冊発行されています。シャドーアート作家の作品を一同に会した豪華な作品集です。
シャドーボックス作りの参考になる本・書籍⑤シャドーボックス
シャドーボックス作りの参考になる本・書籍5冊目は、大橋禾苗著の「シャドーボックス」です。世界的に有名な日本のシャドーボックス作家大橋禾苗さんの作品を集めた作品集です。
シャドーボックス作家の大橋禾苗は、数々の賞を受賞する有名な作家です。作品集の「シャドーボックス」には、代表作である「神話のモティーフ」「最後の審判」「天地創造」も収録されています。
シャドーボックスで様々な角度から楽しめるインテリアを作りましょう
シャドーアートは、難しそうに見えますが、最初に準備する道具などは少なく、複数枚の絵も印刷などで準備することができるため、簡単に始めることができます。簡単に始められますが、作り方をマスターすれば本格的な作品を作ることができます。
シャドーボックスは、普段見ている写真やイラストなどを、一味違った深みのある作品に変えてくれます。難しそうに見えて、コツを掴めば、どんどん楽しむことができます。写真を立体的にして、おしゃれに飾ってみてはいかがでしょうか。
シャドーボックスと同じくペーパークラフトの一種の切り絵も、いつもの写真や絵を、特別に変えることのできるアートです。こちらの記事も合わせてチェックしてみてください。
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