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ランニング用サンダルのワラーチとは?効果やメリット・デメリットをご紹介!

更新:2019.09.29

今回は「ランニングにおすすめのワラーチとは何か?」についてご紹介していきます。ワラーチの効果や、メリット・デメリットはもちろん、ワラーチを自作する作り方や結び方、「走る民族」と呼ばれるララムリの走り方についてもお話していきますよ!ワラーチ初心者さん必見の走り方&注意点もまとめたので、ぜひ参考にして下さいね。

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ランニングにおすすめのワラーチとは?

ワラーチは裸足感覚でランニングできるアイテム

ワラーチとは、見た目にもわかるように「サンダル」の類です。サンダル感覚で履く事ができるので、ランニングシューズよりも楽に走る事ができます。まるで裸足で走っているかのような感覚で走る事ができるアイテムとして、ランニングシューズではなくワラーチを履いて走る人が増えています。

ワラーチとはララムリが履いているサンダル

ワラーチとは、アメリカ北西部の先住民族である「ララムリ」という民族が履いているサンダルを参考に作られたものです。ララムリというのは、普段から走る事が多い民族としても知られているので、長距離を走るにも最適なサンダルとして今、大注目のアイテムとして広く知られるようになりました。

ある書物の中で、このララムリが履いているワラーチが掲載された事で注目され、ランニングが人気を集め始めた時期と重なった事もあり、その効果も相まって瞬く間に広まる事になったのです。見た目にもおしゃれですので、普段使いにももってこいです。

ここに、おしゃれなレディースウェアをまとめた記事がありますので、これからランニングを始めようと思っている方はこの記事も併せて読んでみて下さい。

ワラーチを履いて走ることで得られる効果やメリットは?

ワラーチを履く事のメリット①素足感覚で走る事ができる

ワラーチとは、ソールが低いのも特徴の一つです。その為、まるで裸足で走っているかのような感覚で走る事が出来るという効果があります。一般的なランニングシューズとは、厚いソールで着地した時の衝撃を吸収してくれるという事がメリットでもありますが、それとは逆にワラーチは、ダイレクトに衝撃が伝わります。

一見すると、着地した時の衝撃がダイレクトに伝わる事はデメリットのように感じますが、実は衝撃が直に足に伝わるという事は人間が持つ足の機能を最大限に活かしてくれる事に繋がっているとも言えます。ランニングシューズを履いていれば足は守ってくれますが、それ故その機能に頼りがちです。

しかし、ワラーチには頼る機能がそもそもないので、そういう意味でも足本来が持つ機能を最大限に活かして走る事が出来るという効果が期待できるのです。走り方においても、多くの走り方のメリットが期待できます。


ワラーチを履く事のメリット②故障しにくい走り方が身に付く効果

ワラーチの特徴として、先ほどもお話しましたが、ダイレクトに足への衝撃がダイレクトに伝わるという事でしたよね。その為、ワラーチで走り続ける事で、自然と足を守ろうとする自己防衛反応が身に付くという効果が期待できます。ランニングで一番、負担が掛かる場所と言えば、「膝」ですよね。

足が本来持っている衝撃への緩衝機能をフル稼働させて、膝やスネの故障を防いでいるのです。ワラーチを履いてランニングをするという事は、自然と「フォアフット走法」や「ミッドフット走法」という走り方を身に着ける事が出来るというのもメリットになります。

健康の為にも、趣味でランニングを始める人はワラーチを履いて練習する事で故障しにくい走り方を身に着ける事ができれば、日常的にも健康な体を手に入れるだけでなく、故障しにくい体を手に入れる事ができるという一石二鳥の効果が期待できます。

ワラーチを履く事のメリット③開放的

ワラーチとは、開放的な気分を感じる事のできる履物です。ランニングシューズは、足全体が覆われるので、窮屈な印象を受ける人も多いと思います。しかし、ワラーチはそれに比べるとサンダルの類ですので、開放的なだけでなく気持ちよくランニングをする事ができます。

重量も軽量デザインですので、履いている事さえ忘れてしまうほどです。そういう意味でも、足元の煩わしさを考慮した履物である事は間違いありません。サンダルという事もあり、普段使いとして使用する事ができるのもメリットです。ここに、サンダルと相性のいいコーデがありますので、参考にしてみて下さい。

ワラーチを履いて走ることのデメリットは?

ワラーチを履く事のデメリット①ケガのリスクが高まる

ワラーチを履いて走る際に、足を覆う部分が少ないので、それだけ露出している部分が多くなります。ランニングしている時というのは、走っているうちに小石や道に落ちている物がダイレクトに飛んでくるという事です。そうなれば、露出している部分に当たってけがをしてしまうという事も否めません。

また、ワラーチを履いて走った経験が浅い人というのは、ワラーチを履いてのランニングに慣れていないという事もあり、足を傷めてしまう可能性もあります。健康の為と思ってワラーチでのランニングを始めたとしても、逆に足を傷めてしまう事になれば元もこうもありませんよね。


ワラーチを履く事のデメリット②足裏を傷める

ワラーチの特徴として、ソール部分が薄いという事があります。しかし、ソールが薄い物というのはランニングシューズのようなクッション性はないが為に、足裏を傷めてしまう事にもなってしまいます。慣れないフォアフット着地やミッドフット着地となってしまう為に、ふくらはぎが痛くなってくる事もあるでしょう。

また、無理にワラーチを使い続ければ中足骨に負担が掛かってしまい、最悪の場合、疲労骨折となってしまうという事も少なくありません。その為、少しでも足の痛みを感じれば、その時にはすぐに使用を中止し、痛みが取れない場合には、専門医へ受診する事をおすすめします。

ワラーチを履く事のデメリット③少しずつ走る距離を伸ばさなければ故障

病院

ワラーチというのは、裸足に近い状況で走る事になりますので、それだけ徐々に走る距離を伸ばさなければ故障の原因にもなってしまいます。そういう意味でも、徐々に走る距離を伸ばしていき、できるだけ無理をしないという事がおすすめです。

ここに、ダイエットにおすすめのお腹周りのお肉を落とすダイエット法に触れてまとめた記事がありますので、この記事を参考にワラーチでのランニングと併せて取り組んでみるのもおすすめです。

ワラーチは自作できる!必要な材料と作り方

準備するもの

準備するもの

  • ビブラムシート
  • 手芸用紐5mm・4m
  • 穴あけポンチ
  • はさみ
  • トンカチ
  • 白いペン
  • セロテープ
  • A4用紙

多くのアイテムは、100均でも購入する事ができます。ビブラムシートは、好みによって厚さを変える事ができるので、自分の好みの厚さを選びましょう。また、手芸用の紐の太さによって、準備する穴あけポンチは違いますのでしっかりと確認したうえで準備してください。

はさみなどは、自宅にある物で事足りると思いますので、そういう意味でも案外購入するよりもお得に自作できるという事がお分かりいただけると思います。その事も、ワラーチの作り方さえマスターすれば、コストを抑えて自作する事が出来るという事です。


ワラーチの作り方

ワラーチの作り方

作り方

  1. ①左右それぞれの足の型を取る
  2. ②縁取った物のアウトラインをペンで型取りしておく
  3. ③縁取った物をはさみで切り取って左右わかるようにしておく
  4. ④裏側の縁に両面テープを貼って、ビブラムシートに貼っておく
  5. ⑤型に合わせてカットしていく
  6. ⑥足型の上に足を置き、紐を通す部分に白いペンで印を打つ
  7. ⑦印を付けた部分に、トンカチと穴あけポンチを使って穴を空ける
  8. ⑧紐を通して、結んだら完成

紐を通す際に、ポイントとなるのが紐を通す場所を決める時ですよね。つま先部分の穴は、母趾と示趾の付け根部分に印を付けるのがコツです。そして、外側の穴は第五中足骨下端の下部にある一番くびれた部分を目印にし、内側の穴は土踏まずの頂点あたりに印を付けるというのが穴を空けるポイントです。

紐を通す際に、あまりギリギリの穴の大きさだと使用しているうちに、徐々に紐が擦れて切れてしまう事があるので多少余裕を持って穴を空ける事が作り方のポイントです。0.5~1cmを目安としましょう。そして、紐を通す際には、紐の先にセロテープに巻き付けておくと、比較的穴に通しやすくなります。

紐の結び方のポイント

ここで、おすすめのワラーチの紐の結び方を紹介していきます。ワラーチは、紐が解けてしまうと走る際の障害になりますので、解けない紐の結び方を習得する事は作り方の中でも特に、重要です。まずは、親指と人差し指の間に紐を通し、外側の穴に入れましょう。この時、後ろ側から前に紐を通すのがポイントです。

そして、そのまま踵の方に紐を回して内側の穴に上から紐を通していきます。ここでも、紐が取れないようにする為に、一度前から再度紐を通して巻き付けておきます。そうしたら、足の甲を沿わせて、再度後ろから前に紐を巻き付けておきます。そして、再度踵に紐を回したら再度、前の方から巻き付けるのがポイントです。

そして、最後に足の甲に沿わせて再度巻き付けたら、取れないようにサイドで結んだら完成です。紐が取れないようにする為には、同じ場所に二重に巻き付けるというのが作り方のポイントになります。安定感がある紐の結び方になりますので、そういう意味でもワラーチの作り方のヒントにしてみて下さい。

手っ取り早くワラーチを試したいならルナサンダルがおすすめ

ワラーチを購入するとなれば、それなりのコストが掛かってしまいますが、自作するとなればそれなりの労力と時間が掛かります。手軽にワラーチを試したいという方におすすめなのが、「ルナサンダル」と呼ばれるアイテムです。普段使いにもおすすめのおしゃれなアイテムですので、ファッションアイテムとしても楽しめます。

また、ルナサンダルをワラーチの代用として使用する際には、少し小さめのサイズをチョイスするのがおすすめです。それにより、フィット感も違ってきます。サイズが合っていない物を使用すると故障の原因にもなってしまいますので、そういう意味でもしっかりとフィットするアイテムを意識して選びましょう。

ここに、夏のレディースサンダルコーデをまとめた記事がありますので、この記事を参考に、ワラーチを自作する際の参考にしてみて下さい。コーデによって、紐のデザインを変えるなどの工夫をすればファッションアイテムとしても使えるアイテムになりますよ。

初心者必見!ワラーチの走り方&注意点は?

ワラーチは使用しながら調整するもの

ワラーチの最大の魅力として挙げられるのが、自作した場合には自分の足にしっかりとフィットした物を作る事が出来るという事です。また、使用しているうちに自分の足に合った紐を選ぶ事もできます。紐の細さ一つとっても、作り方をマスターすると共に、自分の足に合った物を選ぶという事は大事な事です。

紐が細くて足に食い込んでしまって痛い場合には、紐の太さを変えるなどの工夫もできますよね。また、ソールの厚さも走っているうちに自分の足に合った薄さがわかるようになってきます。そういう意味でも、使用しながらあれこれ調整していくものだという事を覚えておきましょう。

ワラーチの走り方と注意点

ストレッチする女性

ワラーチで走るというのは、必然的に足裏の真ん中で着地するような走り方になります。または、つま先で着地するような「フォアフット」の走り方をする事になります。

今まで、ランニングシューズでしかランニングの経験がないという方は、かかと着地が基本となります。そうなると、走り方に違いが出る事になりますよね。かかと着地でしかランニング経験がない場合には、普段使わない筋肉を使っての走り方になるので足を痛める可能性があります。

ワラーチ初心者は無理せず短い距離で練習しよう

男性

ランニングシューズでの走り方と異なる上に、鼻緒やかかと部分の紐がこすれて靴擦れのようになってしまう恐れもあります。慣れないうちに無理をし過ぎると足を傷める原因になるので、ワラーチ初心者はまずは無理せず、短い距離をゆっくり走りましょう。

ダイエットの為に、運動を始めたいという人は、併せてこちらの記事も参考にしてみて下さい。ワラーチを使ってのランニングと併せて脂肪燃焼を促すサプリを併用する事で、ダイエットもスムーズに進むかもしれませんよ。

ワラーチでのランニングは走り方の基本を抑えれば健康の為にもおすすめ

今回は、「ワラーチを使ったランニングの効果やワラーチとは何か?」という事をお話してきましたが、いかがでしたか?ワラーチというのは、裸足で走っているかのような感覚で走る事が出来るという事で、人間が持つ本来の機能を呼び覚ます効果が期待できるという意味でも、もってこいのアイテムという事になります。

また、今回は、ワラーチを自作する作り方についても紹介してきました。紐の結び方など難しいと感じる人もいると思いますが、市販の物よりも自分の足にフィットする物が作れるという事もあり、紐の結び方さえマスターできればコストを抑えて、自分に合った物が作れますよ。ぜひこの機会に、ワラーチを自作してみて下さい。

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