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かっこいい日本語の単語24選 | 難しい熟語や難しい古い言葉の意味は?

更新:2019.06.21

かっこいい日本語の単語・熟語・フレーズをご存知でしょうか。また、古い言葉・昔の言葉にもかっこいいものがあります。中には難しい漢字や珍しい言葉もありますが、意味・漢字・響きなどがかっこいい言葉は日本語にも存在しています。それでは、かっこいい日本語をご紹介していきます。

かっこいい・難しい・珍しい日本語の単語や熟語と意味10選

かっこいい・難しい・珍しい日本語の単語や熟語と意味①朧

朧

かっこいい日本語その①「朧」の読み方は「おぼろ」で、使い方は名詞と形容動詞に分かれますが、意味は全部で4つあります。名詞で使用する時の意味は、「そぼろ」と「朧豆腐などの省略形」です。「そぼろ」は、「魚肉やエビなどをすり潰して味付けした後に炒り煮した食品」のことを言います。

形容動詞で使用する時の意味は、「ボンヤリと霞むさま・ハッキリしないさま」と「不確かなさま」の2つです。こちらの意味の方が一般的であり、「視界が朧になる(視界がボンヤリ霞む)」「朧な月(ハッキリしない月)」「朧な記憶(不確かな記憶)」などの使い方をします。

「朧」の単語は読み方・字体共にかっこいい印象を覚えやすいことから、二次元創作のキャラクター名や現実世界のハンドネームなどに用いられることもしばしばあります。手書きする際は少し難しい漢字なので、練習が必要かもしれません。

かっこいい・難しい・珍しい日本語の単語や熟語と意味②時雨

時雨

「時雨」の読み方は「しぐれ」ですが、現代では「じう」と読むこともあります。意味は全部で3つあり、1つ目は「秋の末〜初冬にかけて通り雨のようにパラパラと降る雨」の意味、2つ目は「時雨煮の省略形」で、3つ目は「涙ぐむ・涙を落とす・その涙」となっています。

一般的には、1つ目の意味で用いられることが多いのです。「時雨」は字体並びがかっこいい印象を覚える単語で、響き的に日本語の名前に使用されることもあります。2つとも難しい漢字では無いので、手書きの際も特別な問題は無いでしょう。

かっこいい・難しい・珍しい日本語の単語や熟語と意味③十六夜

十六夜

「十六夜」の読み方は「いざよい」が基本ですが、場合により「じゅうろくや」と言うこともあるようです。意味は3つあり、1つ目は「陰暦16日の月や夜」で、2つ目は「いざよいの月の省略形」とされ、3つ目は「ためらい」となっています。

1つ目の意味では、多く「8月16日の月」を表す時に用います。日本語としては季語の部類に属し、季節は秋とされています。難しい漢字ではありませんが古い言葉で、昔は「いざよひ」と読みました。現代でもそれほど珍しい単語では無く、割とよく見聞きします。

かっこいい・難しい・珍しい日本語の単語や熟語と意味④登竜門

登竜門

「登竜門」の読み方は「とうりゅうもん」で、「入学や出世などの関門」を意味します。これは、「鯉は龍門の急流を登れた時に龍となる」という中国の故事を由来としています。珍しい・難しい漢字は用いられていませんが、字体や響きがかっこいい上に日本語っぽい印象です。

かっこいい・難しい・珍しい日本語の単語や熟語と意味⑤独眼竜

独眼竜

「独眼竜」の読み方は、「どくがんりゅう」です。意味は「隻眼の英雄」で、日本では伊達政宗が有名ですが、初めて独眼竜の異名が用いられたのは大祖季克用と呼ばれた中国後唐の人物だと言われています。

「登竜門」と同様に「竜」の漢字が用いられていましたが、意味的にかっこいい日本語で挙がりやすい漢字です。「独眼竜」にも珍しい・難しい漢字は特に使われていないので、かっこいい日本語の中でも覚えやすく使いやすい方でしょう。

かっこいい・難しい・珍しい日本語の単語や熟語と意味⑥摩天楼

摩天楼

「摩天楼」の読み方は「まてんろう」で、「天に届きそうなほど高い建物」を意味します。現代では普通に「高いビル」などと表現しますが、それが天に届きそうなほど高いなら「摩天楼なビル」とすることで何となくかっこいい日本語表現となります。

「摩」と「楼」が少し難しい漢字なので、実際に書く際は忘れてしまう可能性もあります。最近は電子機器で変換すれば直ぐに出てくることから、直筆で字を書くことが少なくなっているそうです。たまには、書き取りでもしてみましょう。

かっこいい・難しい・珍しい日本語の単語や熟語と意味⑦阿修羅

阿修羅

「阿修羅」の読み方は、「あしゅら」です。インドに伝わる「好戦的な鬼神」の名前で、鬼の部類的には悪鬼として扱われます。「阿」を除いた「修羅」の言葉もあり、これは「阿修羅の省略形」や「激しい戦闘」などを意味します。

そこまで難しい漢字はありませんが、意味的にはあまり使用しないことが望ましいため、使用頻度としては珍しい日本語の部類にあたるのかもしれません。しかし、二次元創作物のキャラクター名やアイテム名などで見かけることは割と多いです。

かっこいい・難しい・珍しい日本語の単語や熟語と意味⑧不知火

不知火

「不知火」の読み方は「しらぬい」で、「八代海や有明海で見られる夜間に無数の光が明滅する現象」のことを言います。漁船で使用する漁火(いさりび)の光が、異常屈折を起こす時に作る光像によって見られる現象だそうです。月の無い陰暦8月1日頃の夜に多く見られます。

珍しい読み方ですが、漢字としては難しい印象はありません。かっこいい日本語としては割と知られており、戦国時代や幕末などを舞台としたゲームをする方は知っている率が高い単語かもしれません。

かっこいい・難しい・珍しい日本語の単語や熟語と意味⑨紫電一閃

紫電一閃

「紫電一閃」の読み方は、「しでんいっせん」です。意味は「研ぎ澄ました刀を一振りした時に閃く鋭い光」ですが、それが転じて「火急な事」の意味も持ちます。この単語のかっこいいところは、漢字と意味です。前者の意味では、日本語の必殺技などで用いられそうなイメージが浮かびます。

四字熟語としては難しい漢字は用いられていませんが、一般的な使用頻度が少ない珍しい四字熟語でもあります。現代では前者の意味に適うシーンがあまり無いので、使用するなら後者の意味になることが多いでしょう。

かっこいい・難しい・珍しい日本語の単語や熟語と意味⑩麟鳳亀竜

りんぽうきりゅう

「麟鳳亀竜」の読み方は「りんぽうきりゅう」で、珍しい四字熟語になります。意味は、「麒麟・亀・竜・鳳凰の総称」です。麒麟・亀・竜は霊獣、鳳凰は霊鳥であり、太平の世になった時に現れると信じられてきた、めでたい霊獣や霊鳥を表す四字熟語になります。

また、以上の意味が転じて「非常に珍しいもの」や「聖人・賢者の形容」の意味も持っています。書く時には「麒」と「鳳」の漢字が難しいのですが、一般的には用いられることが少ない珍しい四字熟語なので、知識として覚えておくくらいが丁度良い四字熟語と言えます。

かっこいい・難しい・珍しい日本語の単語や熟語を見てきましたが、日本語のかっこいい言い回しもチェックしましょう。以下の記事も参考にしてください。

かっこいい日本語のフレーズ・例文9選

かっこいい日本語のフレーズ・例文①光陰矢の如し

月日

「光陰矢の如し(こういんやのごとし)」は、「月日の経過はあっという間で戻せないから無為に送るべきでは無い」という戒めの意味を持つことわざです。難しい漢字は「陰」くらいですが、一般的には珍しい日本語とされます。しかし、意味的に座右の銘向きです。

かっこいい日本語のフレーズ・例文②求めよさらば与えられん

聖書

「求めよさらば与えられん」は、聖書に書かれている一文を日本語に訳したものです。もともとの意味は「神に祈り続ければ神が正しい信仰を必ず与えてくれる」ですが、今は「何事も積極的に手に入れようと努力する姿勢が大事」の意味で用いられています。

かっこいい日本語のフレーズ・例文③明日は明日の風が吹く

風

意味は、「明日になればまた状況が変わる」です。「今日は辛くて大変かもしれないけど時間を経た先の結果は良いものとなる」ということを表しています。このフレーズはよくかっこいい言い方で用いられるので、知っている人も少なくないでしょう。

かっこいい日本語のフレーズ・例文④やはり野に置け蓮華草

野花

ことわざですが、野花である蓮華草は野原に咲くのが似つかわしいように「ものには相応しい場所がある」ことを意味するフレーズです。「やはり」の前に、「手に取るな」のフレーズが付くこともあります。

かっこいい日本語のフレーズ・例文⑤鳴かぬ蛍が身を焦がす

キャンドル

「好きとか惚れたとか赤らざまに言う人よりも口に出さない人の方が心で深く思っている」ということをたとえた、ことわざのフレーズです。恋愛に関したものですが、かっこいい思想が表されたフレーズだと言えます。

かっこいい日本語のフレーズ・例文⑥生きとし生けるもの

生き物

意味は、「この世で生を受けているもの全て」です。言い方を換えれば「全ての生き物」です。全ての生き物は平等ということを表す時に、用いられることが多いフレーズとされます。

かっこいい日本語のフレーズ・例文⑦如くは無し

しくはなし

「しくはなし」と読みます。意味は「比較するものが無い」です。日本語における古い言葉のような印象を受けるため、堅い言い方にすることでかっこいい感じになるでしょう。

かっこいい日本語のフレーズ・例文⑧怒りは敵と思え

怒りは敵

「相手に怒りを持つと相手も自分に対して怒り・憎しみを持つ」ことを表し、使う時には「怒りを表すことは自分に不利益な結果を生む」意味で用いられます。徳川家康の遺訓の一とされており、天下泰平を成す志を持ったかっこいい精神が表されたフレーズです。

かっこいい日本語のフレーズ・例文⑨君がため春の野にいでて

春の野

「君がため 春の野にいでて 若菜摘む わが衣手(ころもで)に 雪は降りつつ」とあり、現代語に訳すと「あなたのために春の野に出て若菜を摘んだが春なのに雪が降ってきて着物の袖に雪が降りかかっています」になります。「雪が降りかかる中でも若菜を摘むのはあなたのため」という、優しさを表した和歌のフレーズです。

古今集にあるフレーズで、この和歌は光孝天皇が詠まれました。気さくな性格で、自ら野草を摘みで出かけていたそうです。幼い頃から学問好きかつ聡明であり、和歌・和琴などにも通じていたと言われています。55歳の時に第58代天皇に即位したものの在位4年で崩御されましたが、この和歌フレーズは今も伝えられています。

かっこいい古い言葉・昔の言葉は?

かっこいい古い言葉・昔の言葉①幽玄

着物

意味は「ゆうげん」と読みますが、古い言葉・昔の言葉としては「いうげん」と読んでいました。意味は「優雅で深い味わい」あるいは「奥深い極地」です。今は「幽」のイメージ(幽霊)から珍しい日本語となりましたが、良い意味を持った単語です。

かっこいい古い言葉・昔の言葉②影向

仮の姿

古い言葉・昔の言葉では「やうがう」と読みますが、現代では「ようごう」や「えいこう」と読みます。意味は、「神仏が仮の姿で現れること」です。漢字並びがかっこいい、日本語の古い単語になります。

かっこいい古い言葉・昔の言葉③八雲

八雲

「やくも」と読みます。意味は「幾重(たくさん重なる)の雲」ですが、「和歌の別名」を表す時にも用いられます。漢字もかっこいい系ですが、どちらかと言えば響きがかっこいい日本語と言えます。

かっこいい古い言葉・昔の言葉④柳髪

髪

古い言葉・昔の言葉としては、「りうはつ」と読みます。「女性の美しい髪」のたとえで、下に垂れてしなやかになびく柳のように美しい女性の髪を表す時に使える単語です。

かっこいい古い言葉・昔の言葉⑤むつかしい

難しい

「むつかしい」は、「嫌な感じ」「煩わしい」「不快だ」といった3つの意味を持ちます。古語では「むつかし」としている場合が多く、漢字表記では「難し」となります。そのことから、「難しい」の古語だと考えられています。

現代における「難し」の読みは「むずかしい」と「むつかしい」に分かれ、「むつかしい」は主に西日本で用いられています。「むつかしい」は方言のように思われることもありますが、方言というよりは、ただ読み方の違うだけと言えます。

かっこいい日本語が学べる本・書籍は?

美しい日本語の辞典

本

表紙も美しい、日本語の辞典です。中には、古い言葉から引用されているものもあります。美しい・かっこいい・珍しい・難しい日本語の単語や熟語を、見つけ出すことができるでしょう。

かっこいい・珍しい・難しい日本語の単語や熟語を正しく使ってみよう!

日本語に通じる者としては英語などアルファベットの方がかっこいいと思える人が多いようですが、調べてみると日本語にもかっこいい単語・熟語・フレーズがたくさんあるものです。古い言葉・昔の言葉にも、本来の日本を感じさせるかっこいい意味を持つ言葉がいろいろとあります。

漢字は難しいものもありますが、勉強がてら読んで・探して・書いて・覚えてみるのも良いでしょう。しかし、今となっては珍しい言葉もあるので、使うシーンは気を付けた方が良いかもしれません。日本語には日本語の良さがありますので、それを感じながら、学び、使用してみましょう。

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