ジャージの裾上げの方法は?手縫いやミシンのやり方と裾上げテープの使い方も
更新:2021.07.20
ジャージやズボンの脚の長さに合わせる裾上げが必要でも、成長途中の子供の物であれば丈を切りたくないですよね。切らずに裾上げする手縫いの縫い方や、ミシンでのやり方や簡単な裾上げテープを使った裁縫が苦手な方でもできる、切らない裾上げのやり方をご紹介していきます。
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INDEX
裾を切らずに手縫いでジャージ(ズボン)の裾上げをする方法は?
裾を切らずにジャージの裾上げの手縫いのやり方で必要な物
ジャージやおしゃれ着のズボンは裾上げする時に生地を切りたくありません。ですが、裾上げをせずにジャージやズボンを履いて動くと裾を踏んで危険なので裾上げはどうしても必要になります。
お店では店員さんが裾上げの時に躊躇なく切ってしまう裾ですが、残す事ができれば着なくなってから売りに出す時に買った時と同じ長さに戻す事ができる上に、人にあげる時にその人にあった裾の長さに裾上げする事ができます。まずは準備をしていきましょう。
裾上げに必要な材料
- 裾上げするジャージ(ズボン)
- 布の色に合わせた糸
裾上げに必要な道具
- 針
- まち針か安全ピン
- 糸切狭
- メジャー
ジャージやズボンの切らない裾上げの簡単な縫い方
ジャージやズボンの裾上げを行う時に切らずに手縫いで裾上げをする時には、折り曲げる裾の長さによって折り曲げる回数を変えて、折り曲げて安全ピンや待ち針でずれない様にとめてからまつり縫いで縫っていきます。
ジャージやズボンの裾上げをする時に切らない方法として、裾を折り曲げていきますが、折り曲げる回数は調整する裾の長さによって変ってきます。また、表に見える縫い目はズボンのデザインを損ねないように縫いっていく必要があります。
ジャージやズボンの裾上げのやり方
- 裾を必要な場所で折り曲げて、まち針(安全ピン)で止めます
- 折り曲げた裾の長さをメジャーではかります。
- ズボンを裏返します
- 裾をはかった長さに折り曲げます
- まち針で止めていきます
- 糸を通した針で縫っていきます。
薄い生地のズボンの切らない手縫いの裾上げのやり方
おしゃれ着ズボンには多い薄い生地で裾上げをするときには、まつり縫いでも布がひきつったり縫い目が目立ったりと縫い方に気を付けないと折角のズボンのデザインが崩れてしまいます。生地の薄いズボンを裾上げする時にはまつり縫いの時に表面に縫い目が見える方の布の糸を2~3本すくい上げる様にしてまつり縫いをします。
厚い生地のズボンの裾上げのやり方
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厚い生地は折り曲げた生地の重みで裾上げした糸が切れる場合があるので、糸は1重ではなく2重にした糸で塗っていきます。まつり縫いは細かい縫い目で縫っていくことで強度が出て糸が切れる事はありません。裾を折り曲げ厚くなっている部分は真上から針を刺さずに、折り曲げた部分の上一枚をすくい上げて縫います。
手縫いの裾上げの縫い方
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裾上げをする時の縫い方には、3種類の縫い方があります。裾上げで一番よく使われるまつり縫い、作業の時間を短縮する事のできる波縫い、履く時に縫い目が脚にひっかりにくく、ほつれが起こりにくい返し縫いの3種類です。
手縫いの裾上げの時には縫い方によって、ジャージやズボンのデザインや厚みに合わせて縫い方を変えて使う事で、違和感のない出来上がりになるのが大きな利点で、折り曲げる事で針が入らない位生地が厚みが出る場所もあり、手縫いでは縫い方を厚みのある部分のみ変える事で、綺麗な仕上がりの裾上げをする事ができます。
裾を切らずにミシンでジャージ(ズボン)の裾上げをする方法は?
裾を切らずにジャージの裾上げ~ミシンのやり方で必要な物~
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ジャージやズボンの裾上げに必要な準備をはじめにしていきますが、手縫いと違ってミシンを触る様になるので危険が伴う事も考えて、作業に集中できるように下記の準備を忘れずにしましょう。
ミシンで裾上げをするのに必要な物
- 裾上げするジャージかズボン
- ミシン糸
ミシンで裾上げにする時に必要な道具
- ミシン
- まち針
- アイロン
ミシンでジャージやズボンを裾上げするやり方の前準備
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ミシンで裾上げをする時と、手縫いの時の前準備は裾部分を折り曲げ、アイロンで形を付けた後にまち針を打つ所までは変わりませんが、ミシン自体の前準備を忘れる作業が進みません。ミシンの前準備で大切な事は布を抑えるヘッドを変える事、糸の強さの調整です。この前準備を忘れると何度もやり直す事になります。
ジャージもズボンも生地によって厚みが違い、糸の強さの調整が必要になってきます。今は自動で糸の強さを調整捨てくれるミシンが大部分を占めますが、調整しきれない場合もあるので、必ずミシンの調整をしてから裾上げをしていきましょう。
ミシンの前準備で起こる不具合
ヘッドを変える | 布を抑えるヘッドを変え忘れると、針に負荷がかかり折れたり、綺麗な縫い目になりません。 |
糸に強さの調整 | 糸は布の厚みによって強さを変えていきます。適切な強さでないと、いた糸が絡まったり、切れたり、布が引きつったりします。 |
ミシンでジャージやズボンの裾上げをする縫い方
ミシンでジャージやズボンを裾上げする時に良く使われる縫い方が直線縫いです。ミシンで縫う事で綺麗な縫い目になるので、使う色をデザインにあった色にする事で違和感なく裾上げをする事ができます。ミシンで裾上げをするやり方は手縫いがミシンにかわるだけになり、折り目にミシンを合わせて縫うとできあがります。
ミシンでの裾上げのミシンでの縫い方
- 裾を折ってアイロンをかけて折り目をつけた所にまち針を打つ
- 内また部分から波縫い(縫い目長さ約3.5㎝)をしていく
- 一周縫い終わったら糸を切る
ミシンでまつり縫いをする裾上げのやり方
ミシンの種類によっては出来ない事もあり、ミシンでまつり縫いをする事を知っている人はあまりいません。実はミシンでのまつり縫いは何のテクニックを持っていなくても出来てしまうんです。ミシンの機能の一つとしてまつり縫いがあり、まったく難しくなく綺麗な仕上がりになります。
ミシンのまつり縫いは布の抑える部分を変える事で、後はミシンが縫ってくれます。縫い目の選択と、抑える部分の部品の交換だけでまつり縫いが短時間でできるので急ぎの作業の時に役に立つので試してください。
ミシンの縫い目をまつり縫いにする手順
- ミシンの抑え部分をまつり縫い用のヘッドに変える
- 実用縫いボタンでまつり縫いを選択
- 折り山にかかる様にガイドを調整する
- 曲がらないように縫う
ジャージ(ズボン)の裾上げをするコツや注意点は?
縫い目の大きさに注意する事が裾上げのコツになる
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ズボンやジャージの裾上げの時の縫い目の大きさは、手縫いの時とミシンの時では変わってきます。手縫いは目が幅広く縫い目を取ってしまうと緩みやすいので3cm以下、ミシンは上糸と下糸でしめて縫っていく事で緩みにくく3~3.5cmで縫う事ができます。
縫い目は広すぎたら履く時に引っ掛かりやすく、足が引っ掛かる事で糸が切れたり、縫っている場所の生地を傷つける事があるので、縫い目の長さには気を付けましょう。縫い目に気を付けることが裾上げのコツにもなります。
使う針に注意しましょう。
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手縫いの針は色々な種類がありますが、普通針の手に持ちやすいサイズは4cm位です。この長さの針は布に通す時に抜けやすく、玉止めの時に布と玉止めがしっかり密接した状態で止められるので適しています。針は短すぎても長すぎても縫いにくいので注意しましょう。
ミシン針の場合は、折り曲げて重なった生地の厚みが厚く、針が折れてしまう場合があるので、布の厚みによってを変えていきます。ミシン針で最も良く使われる針が普通地~中厚地の針で、折り曲げた時に厚みのある生地では、場所によっては折れる事があり、その場合は一つ上の中厚地~厚地用のハリを使います。
手縫いとミシンでは糸を変えるのがコツ
裾上げをする時の糸ですが、実は手縫い用の糸でもミシン用の糸でも、どちらを使っても裾上げは出来ます。ミシンの糸は手縫いの糸よりも細く逆に撚っているので縫っている最中に絡みやすい欠点はありますが、縫い目を目立たせたくない時にはおすすめです。
手縫いで裾上げをするときにミシン糸を使う時には、短くして縫う事で途中で玉結びができたり、途中で絡まった糸をほぐす必要もなくなるので、綺麗な仕上がりになります。裾上げがどうしてもうまくいかない場合はプロにお願いするのも一つの方法です。綺麗に短時間で仕上げてくれるので裾上げに関しての記事をご紹介します。
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簡単なズボンの裾上げテープの使い方は?
裾上げテープで簡単に裾上げするやり方
裾上げテープでジャージやズボンの折った部分に貼り付けて使う事で、針や糸を使わず裁縫が苦手な方でも簡単に裾上げする事のできるテープです。裾上げのやり方に必要な物は、裾上げする物、裾上げテープ、アイロンの3点があれば簡単に裾上げをする事ができます。
裾上げテープでの裾上げのやり方は、ジャージやズボンの折った部分にテープを圧着して、丈を調整することのできる簡単なやり方です。裁縫が苦手な方や急ぎの時におすすめです。
裾上げテープの裾上げで必要なもの
- 裾上げするジャージやズボン
- 裾上げテープ
- アイロン
裾上げテープを使った裾上げのやり方
- 裾を折り曲げ、アイロンでかたをつける
- 折り目と折っていない部分の生地の上にかかる様にテープを置く
- アイロンをテープの上から押さえる様にあてていく
裾上げで貼り付けたテープの取り方
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裾上げした後でサイズを間違っていた時に、糸で縫った場合は糸を外せばやり直しができますが、裾上げテープの場合は少し手間がかかります。テープの接着剤をアイロンで溶かしながらゆっくりと剥がしていく事で、接着剤を溶かすやり方でテープをはがす事ができます。切らない裾上げで簡単にできる方法がテープの裾上げです。
裾上げの片面裾上げテープの使い方
片面に接着面のある裾上げテープは、折り目と本体の生地に上から折り目を隠すように貼り付けていく事もあり、しっかり付いていれば履いた時に引っ掛かる事も、洗濯で取れる事もありません。片面の裾上げテープはアイロンに直接触れる為、熱が伝わりやすく接着剤が溶けやすいので初めて使う方におすすめの裾上げテープです。
両面裾上げテープの使い方
両面テープの様になっている布を貼り付ける裾上げテープがあります。テープが内側に使われる事で外から見えないので綺麗な仕上がりになり、裾上げテープの使い方も折り曲げた裾の内側においてアイロンをかけるだけなので簡単に裾上げする事ができます。
裾上げテープを使う時の注意点
裾上げテープで裾上げをするやり方では、片面に接着面がついているテープだと布に近い色を選びましょう。まったく違う色を使うと薄い生地では透けて見える事もあり注意が必要です。
裾上げテープをはがす時には接着面が汚くなったり、中には接着剤が強力で剥がせないタイプの裾上げテープもあるので気をつけましょう。裾上げテープを使ったやり方では長さの調整がしずらい事や布に近いテープを選ばないといけないという注意点はありますが、裾上げのやり方としては一番簡単なやり方です。
ジャージやズボンを簡単に裾上げしよう
ジャージやズボンを切らずに裾上げする事で、子供の成長期に合わせて丈を調整できるだけでなく、自分以外の人が着る機会がある時に丈を調整できるという利点もあります。切らずに裾上げするやり方では切らない事で失敗を恐れる必要もなくなる上に簡単なので裾上げに挑戦しましょう。
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