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中華料理の名前21選|肉・魚・卵料理の中国語での読み方や名前の由来は?

更新:2023.02.02

中華料理の名前は漢字ばかりで読み方が分からないものも多いです。しかし、実際に注文したりするのなら知らないと、メニューの一覧を見てもどのような料理なのかわからず困ってしまうでしょう。この記事では肉料理や魚料理、卵料理をそれぞれご紹介します。

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中華料理(肉)の名前8選

【肉の本格中華料理の名前一覧①】夫妻肺片

肉を使った中華料理の名前一覧1つめは、「夫妻肺片」で「フサイハイヘン」と読みます。四川料理に分類される定番の中華料理です。郭朝華夫妻が売っていたことから、名前に夫婦という字が入っているようです。牛の胃袋やレバー、タンを使って作った冷菜でしたが、現在ではさまざまな内臓を使って調理されています。

「肺」という漢字が入っているのは「廃」の字は縁起が悪いと考えられていたため、代わりに「肺」の漢字を使ったようです。最初「夫妻廃片」と書かれていたのは、みんなが捨ててしまう部位を使って作った料理という意味があったのです。牛タンならコストコでも購入することができます。

【肉の本格中華料理の名前一覧2】蠔油牛肉

肉を使った中華料理の名前一覧2つめは、「蠔油牛肉」で「ハオ・ユー・ニウ・ロウ」と読みます。調理方法である「炒」の字を入れて「蠔油炒牛肉」と表記し、「ハオ・ユー・チャオ・ニウ・ロウ」と読むこともあるようです。

「蠔油」とはオイスターソースのことで、日本語では牡蠣油とも呼ばれます。「蠔油牛肉」は牛肉のオイスターソース炒めのことで、広東の中華料理なのです。

日本でもそろえることができる材料で作れる料理なので、料理が好きな方はチャレンジしてみてはいかがでしょうか?オイスターソースの原料にもなっている牡蠣はそのまま食べてもおいしい食材です。東京にある牡蠣食べ放題のお店もあるので、牡蠣が好きな方は関連記事もチェックしてみてください。

【肉の本格中華料理の名前一覧3】回鍋肉

肉を使った中華料理の名前一3つめは、「回鍋肉」で「ホイコーロー」と読みます。日本でもなじみ深い中華料理の1つなので、実際に食べたことがあるという方も多いのではないでしょうか?中国の「回鍋肉」は豆板醬が入っていてから身が強いのですが、日本のものは甘みの強い味付けにするために甜麵醬が多めに入っています。

また、日本の「回鍋肉」にはキャベツが入っているのが一般的ですが、中国ではニンニクの眼を使うそうです。作り方は豚肉と野菜をそれぞれを炒めて一度取り出し、ニンニクやしょうがを炒めたところに戻して味付けをします。「回鍋」という字には、鍋に一度調理した食材を戻すという意味があるのです。

【肉の本格中華料理の名前一覧4】紅焼獅子頭


肉を使った中華料理の名前一覧4つめは、「紅焼獅子頭」で「ホンシャオスーズートウ」と読みます。刻んだ豚肉を使って作る大きめの肉団子で、その形が獅子の頭に似ていることから料理名にも「獅子頭」の字が入っています。

また、肉団子の中に玉ねぎなどの野菜は入れないことが多いようです。日本では鶏ひき肉を肉団子にすることが多いですが、他にもアレンジレシピはたくさんあります。詳しくは下の関連記事をチェックしてください。

【肉の本格中華料理の名前一覧5】棒棒鶏

肉を使った中華料理の名前一覧5つめは、「棒棒鶏」で「バンバンジー」と読みます。蒸し撮りにゴマのソースをかけた四川料理で、日本でも広く知られている中華料理です。名前に「棒」という漢字が入っているのは、鶏肉を柔らかくするために棒でたたいたことが由来だと言われています。

日本ではきくらげやキュウリなどと和えたりすることもあり、辛みの少ない料理になっています。しかし、本場中国では四川料理らしく辛みの強い一品であることが多いようです。

鶏むね肉はパサパサとした印象があるかもしれませんが、水・塩・砂糖を混ぜ合わせたブライン液に漬け込むことでジューシーに仕上げります。詳しくは下の関連記事をチェックしてください。

【肉の本格中華料理の名前一覧6】油淋鶏

肉を使った中華料理の名前一覧6つめは、「油淋鶏」で「ユーリンチー」と読みます。鶏もも肉をあげて刻みネギの入ったソースをかけた中華料理です。「油林」には少なめの油で鶏肉に油をかけながら揚げる調理工程の事で、料理の作り方が料理名になっているのです。鶏肉ではなく鳩を使うと「油淋乳鴿」となります。

本来は丸ごとの鳥を素揚げにしていたのですが、現在は衣が付いていることが多くなりました。から揚げのような見た目で、味付けにも醤油ではなく甘酢を使っていることもあるようです。

【肉の本格中華料理の名前一覧7】醤爆田鶏

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肉を使った中華料理の名前7つめは「醤爆田鶏」で「ジャン・バオ・ティエン・ジー」と読みます。「田鶏」は食用のカエルの事です。日本で食用のカエルは珍しいかもしれませんが、中国やヨーロッパではポピュラーな食材のようです。日本では比較的大きな食用カエルを使用していますが、本場では小さめのサイズを使用します。

【肉の本格中華料理の名前一覧8】北京烤鴨


肉を使った中華料理の名前一覧8つめは「北京烤鴨」で「ペイチンカオヤー」と読みます。アヒルを丸ごと調理した北京料理です。パリパリになった皮を削いで、きゅうりや甜麵醬とともに薄餅に包んで食べます。中国のほかに香港や台湾などでも食べられている料理です。肉の部分は加工して別の料理として食べます。

中華料理(魚)の名前6選

【魚の中華料理の種類の読み方1】醋溜魚

魚を使った中華料理の名前1つめは、「醋溜魚」で「ツゥリュウユイ」と読みます。溶き卵を付けて揚げた白身魚と、酢上げにした野菜を甘酢あんかけで仕上げた逸品です。

【魚の中華料理の種類の読み方2】生汁炒蝦仁

魚を使った中華料理の名前2つめは、「生汁蝦仁」で「サンチャハーヤン」と読みます。「蝦仁」はエビの事で、からりと上げたエビにマヨネーズを絡めた中国料理のことなのです。北京では「奶酥明蝦(ナイスーミンシャ)」と呼ばれています。

【魚の中華料理の種類の読み方3】紅焼排翅

魚を使った中華料理の名前3つめは、「紅焼排翅」で中国語の読み方は「ホンシャオパイチー」です。「排翅」はヒレの形が残った本格的な種類を意味するので、ふかひれの姿煮の事なのです。ほぐされたふかひれは「散翅」と呼ばれます。

【魚の中華料理の種類の読み方4】葱焼海参

魚を使った中華料理の名前4つめは、「葱焼海参」で「ツォンシャオハァィシェン」と読みます。「海参」はナマコを意味するので、ナマコとネギの炒め物の事なのです。ナマコは滋養に効果があるため、海の人参とも呼ばれます。

【魚の中華料理の種類の読み方5】清蒸大闸蟹


魚を使った中華料理の名前5つめは、「清蒸大闸蟹」で「チン・ジョン・ダジャシェ」と読みます。上海蟹を蒸し煮にしたシンプルな料理で、自分で殻を割りながら食べます。中国では上海蟹は「大闸蟹」といわなければ通じないので注意が必要です。上海や北京に行くのなら料理だけではなく、お土産もチェックしておきましょう。

【魚の中華料理の種類の読み方6】干焼蝦仁

魚を使った中華料理の名前6つめは、「干焼蝦仁」で「カンシャオシャーレン」と読みます。エビのチリソース煮込みの事で、日本ではエビチリとして親しまれています。四川の料理なので、辛みが強いのが特徴です。

中華料理(野菜&卵)の名前7選

【野菜&卵を使ったメニューの中国語とレシピ1】蟹肉炒蛋

野菜&卵を使ったメニューの名前1つめは、「蟹肉炒蛋」で読み方は「シェールーチャオタン」です。卵に蟹や野菜を入れて半熟に加熱したメニューで、日本ではかに玉として親しまれています。

【野菜&卵を使ったメニューの中国語とレシピ2】韮皇炒旦

野菜&卵を使ったメニューの名前2つめは、「蒸蛋」で読み方は「ツォン・ダン」です。茶碗蒸しの事ですが、日本とは違い大きな容器にまとめて作るのが一般的です。食卓でここに取り分けるのです。

【野菜&卵を使ったメニューの中国語とレシピ3】蝦仁炒蛋

野菜&卵を使ったメニューの名前3つめは、「蝦仁炒蛋」で読み方は「シャーレンチャオダン」です。「炒蛋」はスクランブルエッグのようなもので、エビと卵の炒めた中華料理です。

【野菜&卵を使ったメニューの中国語とレシピ4】八宝菜

野菜&卵を使ったメニューの名前4つめは、「八宝菜」で読み方は「パーパオツァイ」です。漢数字の「八」はたくさんのという意味です。鍋でたくさんの具材を炒め合わせ、スープで煮込み、とろみをつけた料理です。

日本ではご飯の上に乗せて中華丼としても親しまれています。コンビニのカット野菜も便利なので、下の関連記事をチェックしてください。

【野菜&卵を使ったメニューの中国語とレシピ5】奶油白菜

野菜&卵を使ったメニューの名前5つめは、「奶油白菜」で「ナイヨウバイツァイ」と読みます。白菜のクリーム煮のことで、無糖練乳であるエバミルクと鶏油を使用します。北京では冬のメニューとしても親しまれているようです。

レシピは短冊切りにした白菜とみじん切りの生姜をさっと炒めて水、酒、塩コショウを加え煮込みます。そこにエバミルクを加えて味を調え最後に鶏油を加えてください。

【野菜&卵を使ったメニューの中国語とレシピ6】魚香茄子

野菜&卵を使った中華料理の名前6つめは、「魚香茄子」で「ユーシャン・チエヅ」と読みます。魚の風味が感じられるのは、唐辛子とフナを塩漬けにした辛味が効いているからです。料理名に「魚香」の字が入っているのもそのためなのです。

レシピは鍋で豚挽き肉を炒め、紹興酒や醤油、甜麵醬で味付けをして、ナスは素揚げにしておきます。鍋に豆瓣醤や大蒜、生姜を入れて香りが立ってきたらひき肉となすを加えます。紹興酒、醤油、砂糖、スープなどを入れてとろみをつけたら完成です。

【野菜&卵を使ったメニューの中国語とレシピ7】酸辣菜

野菜&卵を使った中華料理の名前7つめは、「酸辣菜」で「スワン・ラー・ツァイ」と読みます。きゅうりやにんじん、セロリなどを食べやすい大きさに切って塩を振り水けをきり、煮たてた唐辛子やごま油、花椒を熱いままかけて作るメニューです。

中国語を知って中華料理を身近に

中国語がわかると、中華料理を身近に感じられるのではないでしょうか?読めるという自信もつくので、より料理を楽しめると思います。

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